てくてくミーハー道場
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2018年11月14日(水) |
ロマンティックコメディー『さよなら、チャーリー』(三越劇場) |
テルさん(凰稀かなめ)、また会いに来ました〜!て感じ(笑)
どうしたのておどる、すっかりテルさんの追っかけになっとるやないかい。
てか、テルさん、仕事途切れんなあ(言い方!)
さてこの作品、ぼくは『グッバイ、チャーリー』というタイトルで上演されたときに、ピーター(池畑慎之介さん)主演版とミュージカル版(主演はリカ=紫吹淳)を観たことがある。
どっちもずいぶん前だから、正直ラストはどんなんだったか覚えてなかった(ほんとに金の無駄だな・・・)
とりあえず、倒錯もの好きなんで、こういうのは見逃さないわけだ。
というわけで今回も観に行って、「そうだ、こういうオチ()だった」と納得して帰ってきました。
何しろこの作品、本邦初演は越路吹雪さん主演だったそうで、チャーリー役は宝塚OGならばお茶の子さいさいってことなんだろうな。いやもちろん、実力があってのことなんだけど。
そもそもピーターはOGじゃないが()
両性具有役者という点では同じ土俵である。
だけど、「そこらの女より女度が高い医学的には男」の人と、「どこの男よりも美麗な男を演じられる医学的には女」の人では、チャーリーのどの地点に軸を置くかという点で真逆になるんじゃないかと思う。
今さら両者を比べてどうこういうつもりはないし、そもそもピーター版をあんまり覚えてないのだが(金の無駄・・・2)
今回のテルさんのチャーリーは、前世(?)では子供みたいにやんちゃだったんじゃないか、てな感じのチャーリーだった。
女をとっかえひっかえして罪の意識が全くないというところは原作通りなのだが、そこよりもむしろ、人生に一切の欲がないというか、だからこそ平気で何股もかけられるし、自分の命にすらあんまり執着してない。
実は、体は女で心は男、という状態のチャーリーが、その繊細なはずの肉体を一切いたわる様子も見せずガサツに動き回る姿を観てて、
「なんか、喜矢武さんみたい」
と思ってしまったのである。
女装した喜矢武さんて、あんな感じなんだよね(金爆婆感覚あるある)
スカートなのに大股開いて座るわ、裸足でペタペタ歩き回るわ、(さすがにテルさんはそんなことなかったが)乳首がはみ出してるのに気づかないわ、そんな喜矢武さんの女装そのもの。
芝居と全然関係ないところで気が散ってなりませんでした(ダメじゃん)
それはともかく、テルさん、例によって圧倒的な美貌。
誰よりも女好きのチャーリーが、自分がすごい美女に転生したことに満足しないわけはない。そこら辺の傲慢さの説得力は半端なかったです。
でも、そんな人でなしチャーリーが、ラスティと話しているうちに自分の罪に気付いていくところ、良かったです。
欲を言えば、ラスティ役の松山メアリちゃんが、もうちょっとお芝居こなれてればなあ(おやおや・・・)
今回共演者に関しては、ぼくはジョージ役の辰巳琢郎しか知らなかったんだけど、ここの年の差も若干気になった。
チャーリーとジョージは同じぐらいの年のはずでしょ?まあ、チャーリーはなぜか10歳ぐらい若返ってるんだけど。それ以上の差があるように見えたぞ・・・。
なんか、まとまりのない感想になってしまいました。コメディエンヌとしてのテルさんの力は十二分に発揮されていたし、ヒューマンドラマの部分のメリハリも良かったし、良い作品だったと思います。若干やっつけな感想ですみません。←
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