てくてくミーハー道場

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2018年11月04日(日) 映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』(イオンシネマ板橋)

やっと観に行けた。

元ネタの「真選組動乱編」は、実は前作を観た後に読んでたんだけど、細部を忘れてたのでもう一度読み直してから行きました。

ほぼ、原作のまま。VFXの進化はすごいですな(そっちかよ)

いやVFXもだけど、近年の、実在の俳優たちの劇画キャラクターの再現率って、なんでこんなにすごいの?

今回の特出キャストとなる伊東鴨太郎(三浦春馬)と河上万斉(窪田正孝)は、見た目はもちろん、実力も折り紙付きの俳優さんだったので、ノンストレスで作品世界に没頭できました。



とはいえ、やっぱ今回の一番の殊勲は柳楽優弥君(土方十四郎役)じゃないでしょうか。

史上最年少のカンヌ国際映画祭男優賞はダテじゃないっす(カンヌ獲ってる人の役として“これ”を褒めるのはいかがなものかとは思うが)

ただ、そのように今回は真選組が主役だっただけに、万事屋三人の存在感が、若干薄いかな(「将軍接待編」は、言ってみれば前菜みたいなもんだったし)と感じた。

後半部分では、銀ちゃんと万斉の一騎打ちが尺長めにあったけど、正直に言わしてもらうと、なんか、映画の中盤あたりから「ドンパチ」と「チャンバラ」が延々と続いたせいで、少し疲れてしまった。

このあたりは「おばちゃんに『ジャンプ』タームはキツいよ」と愚痴らせていただきます。

週刊誌のリズムだと、一週間ごとに、飽きさせないように小さなクライマックスを作りながら結末まで引っ張らなきゃいけないんだろうけど、それを実写でまとめて見るのは、やっぱ疲れるんだよなあ。

作った方はもっと疲れたんだろうけども。



愚痴ってしまったけども、全体的には満足しました。上に書いたキャスト以外でも、(中村)勘九郎の近藤勲なんて、「勘九郎の近藤勇で大河ドラマやろうよ!」って思っちゃう(おい、慎吾ちゃんの立場は?)ぐらいの芝居力。

こんな(おい)ギャグ映画に、なぜ大河ドラマレベルの本気を出す?勘九郎。(いや、それが役者だから)

あ、来年(本物の)大河ドラマ、がんばって。大河としてはヒットしないというジンクスのある近代史だけど、ぼくは視たいと思います。



ほぼ“ごちそう”出演レベルの高杉晋助(つよっさん)でしたが、原作でも高杉の出番てあんな感じなんだよね。まあ、今回も出てくれて嬉しかったです。

ごちそう出演と言えば、桂小太郎役の岡田将生君もそんな感じだったけど、とにかく女装がきれいすぎて爆笑モンでした(≧∇≦)卑怯だっつのあれは

そして、エリザベスの中の人(などいない!←)は、今回も“あの人”だったのか?“あの人”である必要性を全く感じなかったというか、今回のエリザベスの中(だから、“中”に人なんかいないんだって!←意固地)は過酷すぎてないか?ちょっと心配になりました。

真実は知らんけど。




シリーズ化のにおいがプンプンするけど、ぼく的にはそんなに熱を入れずに(おい)緩く応援していきたいと思っております。


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