てくてくミーハー道場
もくじ|前回てくてく|次回てくてく
2018年11月03日(土) |
浪漫活劇『るろうに剣心』(新橋演舞場) |
文化の日なので文化的なものを観に来ました!(本心)
脚本は雪組が上演したのと同じです。『オーシャンズ11』パターンです。
嬉しいのは、剣心役がちぎちゃん(早霧せいな)の続投だったこと。
周囲のキャストが“本物の男”になっても、ちぎちゃんの剣心には違和感なし、と信じていました。そして、おおむね(ん?)その通りでした。
新キャスト(特に男性陣)の皆さんは、本物の男ならではの、より原作に近さ、という点で、斎藤一と相左、武田観柳が上々吉。
特に斎藤一の廣瀬友祐君は、今やイケコ組の若手ナンバーワンの地位にいるといっても過言ではありません。
今回も、廣瀬君がカッコよすぎて、ぼくは内心笑いが止まりませんでした。←
原作オタではないぼくが言うのはおこがましいのですが、過去“斎藤一”を演じた俳優の中で、彼が一番イメージぴったりだったんじゃないでしょうか。てか、これまで演じたのって三人しかいないか(おいこら)
アニメの声優さんに関しては「見た目」が排除されるのでカウントしてません。
逆に、タカラヅカの方が原作に近かったんじゃないかなあ、と思ったのは四乃森蒼紫と、神谷薫、高荷恵のヒロイン二人。
蒼紫に関しては、ぼくが激しいれいこ(月城かなと)びいきだから話半分で聞いていただいても良いのですが、顔自体もれいこの方が蒼紫に近くね?と思いました。
ただ、演舞場ならではの演出で、蒼紫がいきなり空中から登場したのにはド肝を抜かれました。
やりやがったな、イケコ(口が悪いですよ)
あんなん卑怯だぞ。カッコいいに決まってるもん(なに悔しがってんだよ?)
薫を演じた上白石萌歌ちゃんのことは、ぼくはキリン午後の紅茶のCMでしか見たことなかったのですが、やはり「漫画の中の人」を演じるスキルがちょっと足りない感じ。
漫画原作の舞台って、普通の芝居とちょっと違うんだよな。お芝居にもう少しアニメ風味を足さないとそれらしさが出ない。
あと、歌はお姉ちゃん(上白石萌音)がめちゃくちゃ上手なわりに、この子はあんまり(断)
恵はみなこ(愛原実花)なのでさほど心配してなかったのだが、なにせ(大湖)せしるが良すぎた。
みなこの恵は、何か神秘性が薄くて、やけにぞんざいな性格に見えた。
そいで、最後にとっといた加納惣三郎についてなのですが、まー正直に言います。
違和感あった。
ぼくは決して松岡充に「どうせバンドの人だし」とかいう偏見は持ってません。
それどころか、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』なんて、すごく良かったと思ってるし、他の彼の主演作もいくつか観ていて、評価してる。
でも、今回の加納惣三郎は合わなかった。
まず、惣三郎が剣心と同じぐらいの背だったのが良くない(おろ?)←こら!
ちぎちゃんという逸材がもしいなかったら、まっつん(いきなりあだ名命名)が剣心を演ってた方がまだ違和感なかったかな、と思う。
いや、彼に剣心のキャラを求めるのは難しいかな。
バンドの人という偏見はない、と今書いたが、まっつんの歌声だけ“浮いてた”のは事実です。他の出演者たちの歌ととにかく水と油。
おかしいなあ、『キャッチ・ミー〜』は良かったのになあ(まだ言ってる)
あと、惣三郎の“心の闇”を全然表現できてない。これはぼくが激しいだいもん(望海風斗)びいきなのとは全く関係ないと断言する。
それと、タカラジェンヌと“そこ”を比べるのはいかにもかわいそうすぎるけども、立ち居振る舞いに“金持ちっぽさ”“勝ち組っぽさ”が全く漂ってない。体型的にも(いいかげん勘弁して!!!)
申し訳ありませんでした。
まっつんとは別の作品で会いたいです。
ちぎちゃんに関して全然書いてないが、おおむね現役時代の剣心を踏襲してたので、付け足すこともあまりない。むしろ、上に書いたように、周囲が“本物の男”になっても違和感なく剣心だったことから思うに、演技力はグレードアップしてたと思う。
殺陣も素晴らしかったし。
殺陣と言えば、雪組上演時に「剣心の影」のひとこ(永久輝せあ)の方が良かった、なんて当時書いてしまいましたが、今回の松岡広大君も身体能力半端なかったです。
(彼のことは『髑髏城の七人 season月』の下弦チームで初めて観たと思う。特段の印象はなく(ごめん)「元気があって良い」ぐらいの記憶しかない)
“影”にこういう役割を与えたかったのかなイケコは。そんな感想。
さて、演舞場でのお楽しみと言えば、お弁当。
今回も、「赤べこ牛鍋弁当」を無事ゲット。
おいしゅうございました(*^^*)
そんで、
ド近眼のせいでミートボールかと思ったら、この丸いのは「高荷恵謹製“おはぎ”」でした(≧∇≦)こういうこだわり、好きだ!
|