てくてくミーハー道場
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2018年10月21日(日) |
『THE GREATEST MUSICAL CONCERT』(東急シアターオーブ) |
なんかタイトルが仰々しいですが(オイ)、確かにグレートなコンサートでした。
(ちょっとだけケチつけると「コンセプトがいまいち不明。ごちゃませ感強し」)
出演者はぼくの感覚としては「この人がいるなら絶対絶対絶対行く!」てほどの(以下、出演者に超失礼なので略)
でも、ほぼ彼ら彼女らが本役として演じたナンバーをやってくれたので、観ていた作品も、噂に聞いてただけの作品も、違和感なく入ってきました。
で、メインというか、上置きとして出演した“ウエストエンドからのお客様”ルーシー・ヘンシャル女史はウエストエンドを代表する大女優さんで、代表作は『レ・ミゼラブル』のファンテーヌ。
ところがぼくはその知識ゼロで(それでよくミューオタ騙れるな!)
ぼくはルーシーさんのことを、一路(真輝)さんが昔出したエッセイで知りました。イチロさんが尊敬する女優さんとして挙げていた人で、その時はファンテーヌじゃなくて『CHICAGO』のロキシーが当たり役と書いてあった。
そんなルーシーさんが今回のコンサート、トップバッターとして歌ったのは、「All That Jazz」
ヴェルマの曲やんけ!(ツッコミ)
いつものおちゃらけはともかく、とにかく、何でしょうね、外国の俳優さんはその体幹のせいでしょうか、声量というか声の太さというか、なにせ、半端ない。
ルーシーさんの現在の年齢のことはこの際考えずに(こらっ)言いますと、お声がかなり低くなってるんじゃないかと思ったのだが(全体的に語尾がフラット気味)、とにかくその声の豊かさには毛布に包まれているような安心感しかなかったっす。
日本の俳優さんたちも、上手さはもちろん声量という点でも負けてなかったんですが、声の体幹というか、なんか基本的な部分での「豊かさ」がなんか弱い。
女優さんなんかは特に、太るとディスられるからなあ日本では(そうなのか?)
ジレンマですね。
セットリストは一応撮影してきたんだけど(今回パンフレットが売られてなくて、セットリストは終演後にホワイエに張り出されてた)、一曲ずつに対して書いてると週明けの仕事に差し支えるので、強烈に印象に残った2曲を挙げます。
1曲目「Gethsemane」(by 海宝直人)
ロックしてた(≧∇≦)
『ジーザス・クライスト=スーパースター』は、いつかぜひ観たいと思っているんだけど、こういうのを聴いちゃうと、ぜひFour Season Theater(わざと英文表記)以外で!(こ、こら・・・)と思っちゃうんだよねえ。
あの劇団が教科書唱法なのは昔の話なのかしら?ならいいんだけど(はまメグ姐さんの歌を聴く限りでは、近年は大丈夫なのかもと思ってるのだが)
2曲目「石になろう」(by 柿澤勇人)
今回のコンサートの隠し設定は“直人 vs 勇人”なんじゃないか(エッ)と思うくらいカッキーもぶっとばしてました(≧∇≦)
毛細血管ブチブチ切れてたんじゃなかろうか。
あら、今調べたらこの曲は『ノートルダムの鐘』のナンバーなんだね。『ノートルダム・ド・パリ』じゃなくて。
するとこれもFour Season Theaterか。しかも、一昨年の上演ではカジモド演ってたのは海宝君じゃねえか!
なんて不穏な←
ある意味大変刺激的なコンサートでした(ひどい終わり方)
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