てくてくミーハー道場

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2016年12月12日(月) 4年ごとに

いえ決して皮肉りたいわけではないのですが、「なんだかなー」と思ったので。

日本漢字能力検定協会が毎年今頃に発表する「今年の漢字」

今年“も”4年前と同じ「金」だったそうです。

4年前に「金」が選ばれた時には、ぼく自身も“金”爆に嵌りたてでしたし嬉しく思ったのですが、この漢字に投票した方のほとんどが、今年もやっぱり「金メダル」すなわちオリンピックが今年最大のトピックだったと思っていたようで(他の「金」関連は正味こじつけっぽい)、冬季オリンピックの方が断然盛り上がるぼくとしては、「なんだかなー」としか思いません。

いやもちろん、リオデジャネイロオリンピックおよびパラリンピックで全力を尽くして頑張った皆さんへの敬意はあるんですが。



そんな中、ぼくが唯一熱心に(テレビで)観戦しているスポーツ・フィギュアスケートは、ただいまシーズン真っ盛り。

シーズン前半のクライマックスであるISUグランプリシリーズのファイナル・マルセイユ大会が昨夜終わりまして、男子シングルは羽生結弦選手が四連覇、女子シングルは“怪子ちゃん”(あまりの強さに“女版怪物くん”の異名をとっているので)エフゲニア・メドベデワ選手が二連覇(ジュニア時代から数えると三連覇!)しました。

ペアとダンスは見てません。ごめん。

優勝した二人だけ見てると大した波乱はなかったように見えますが、2位以下がけっこう波乱でした(特に男子)

安定力を誇るベテランのパトリック・チャン、ハビエル・フェルナンデス両選手を抑えて表彰台に乗ったのが、何と10代のネイサン・チェン選手と宇野昌磨選手!

それも、ショートプログラムでは「ああ、予定(おい)通り行くなぁ」と思わせといて、フリーでめっちゃ大波乱。

男子は20代に入らないと技術が成熟してこない、と昔は言われてたみたいなんですが(プルシェンコ台頭期を鮮烈に覚えてるぼくとしては、そうかなぁ?と思うのですが)、四回転新時代はそうとばかり言えなさそうです。

羽生君はちょうどこのベテラン組と10代組の間の年齢なんだよね。

10代の“伸び代”と20代の“円熟味”、どっちも持ち合わせてるってことなのかな。

そんな羽生君にとっての今年を表す漢字は「長」だそうです。

脚長いもんね( ´ ▽ ` )ノ←違うがな!

あ、そういう意味ではないのか。

なになに? 去年選んだ「成」と合わせて「成長」・・・なるほど。

すばらしい。(なんだその心こもってない感想は)

いえ、まさしくそのとおりだと納得。

今年の新プログラムも、曲が発表された時点で「サイコーじゃん!」とぼくの嗜好ど真ん中にHIT(え?あなたプリンス好きでしたっけ?)

好きですとも。マイコーほどじゃないけど。映画『パープルレイン』は封切り時に観てんだから(BBA自慢)

それより、曲名が「Let's Go Crazy」って聞いた瞬間に、今回のショートプログラムは絶対神プロになる予感がしました。

公開練習を報じるテレビ番組を見て、あの「ズサーーー!」(正式名称は「ニースライド」というらしい)が入ってるのを見て、完璧にそれを確信。

ドキドキワクワクでお目見えのオータムクラシックを迎えたのですが、いきなり真っ白衣装にノックアウトされ(どっちの意味でかはご想像にお任せ(^^ゞ)、世界初の四回転ループは見事成功したものの(やっぱ羽生君、もってる!)それ以外大失敗して()思いのほか完成度が低く、「よし、スケカナに期待だ!」と思ってたら、スケカナでは今度はループ失敗して、「羽生君でも新しいプログラムには苦労するんだ・・・」と、焦る心を抑えて応援しておりました。

その分NHK杯では、新衣装のお披露目時点でスーパースターぶりを見せ付け(ジャパンジャージ脱いだ瞬間の会場の歓声にテレビの前で大笑い)、1年ぶりにポンと(本人的にはそんな簡単ではなかっただろうが)100点超え。

おお、これでこそ羽生結弦。←

滑走前の「できる!」に、

「去年は安倍晴明が乗り移ってたけど、今年は松岡修造が乗り移った!」

と、再び大笑い(←失礼だぞ!)


一方フリーは、日本が世界に誇る久石譲氏の美麗ピアノ曲で「これぞ羽生君」とも言うべき妖精プロ。はたち過ぎてても似合うヒラヒラキラキラの衣装でミヤマアゲハのように氷上を舞っておりますが、そのパッと見からは想像もつかないほど高難度でハードなプログラムゆえ、こちらもNHK杯でようやくまとまる兆しが見えてきたという難物。

ただ、ぼくは、点は出なかったけどファイナルの演技の方が好きであります。

このプロは、「水の流れや森の木、風などの自然」を表現したいそうで、

「こ、今度は紅天女を目指してるの?! ゆ、ゆづる、おそろ(以下略)」

とテレビの前で慄くあたくしでありました。(やや大げさ)


成長速度が速すぎるんですが。

試合っぷりもだけど、インタビューとかでも、えらい貫禄を感じるようになってきた今年の羽生君。

大人になったぜ・・・(まあ、去年から徐々にそんな感じではあったけど)

でも、ショ○コンのおいらだけど、そんな羽生君も好きだぜ(それは良かった←)

NHK杯では、ジュニア時代からファンだった方には感涙ものの「同学年トリオ」が揃いまして、スケオタの皆さん良かったですね。←

選手の皆様、今後もステイヘルシーでたのんます。





で、つい羽生君の話に終始してしまったが、ぼくにとっての今年の漢字を発表します。(訊かれてないが)

「別」

であります。

・・・さびしい字でごめんねです。

実は今年、何の巡り会わせか、家族親戚そして大好きだった知人と、4人もの方との今生の別れが続いたのです。

今年の後半は立て続けにお葬式があって、(気持ちの)疲れが半端ない。

そして、ミーハーではありますが、今年の冒頭、降ってわいたようなやりきれない別離劇を展開した、あの国民的兄さんたちが、まさかの大晦日を迎えるという、未だに信じたくない事実。

最後の最後に湿っぽくなってしまいごめんなさい。

ぼく自身は、縁が残った身の回りの方々との人間関係を、これからも大事にしていきたいと思います。


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