てくてくミーハー道場
もくじ|前回てくてく|次回てくてく
2015年01月13日(火) |
『スタンド・バイ・ユー〜家庭内再婚〜』(シアタークリエ) |
脚本:岡田惠和、演出:堤幸彦とくれば、テレビドラマじゃないかと思ってしまうのだが、これがなんとお芝居でございまして。
主人公夫婦二組のキャストは、ミムラ以外は舞台ではおなじみの方々(でも、他の三人もテレビでしか見たことがない方も多いかもな。いやぼくじゃなくて、世間の方たちが)
コヤはシアタークリエで、「こういうお芝居ならパルコでやったらええのに」と最初のうち思っていたんですが、終わりの方で「なるほど、シアタークリエっぽい」と納得しました(上演が始まったばかりなので、ネタばれ禁します)
荻野清子さんの生ピアノ(と山根公男さんのクラリネット)が贅沢。
よほどのことがないとドラマを視ないぼくですが(よほどのこと=あの人この人が出演していること)、岡田さんのドラマは何本か視たことがあります。
最近のヒット作としては『最後から二番目の恋』が挙げられますが、かつてのヒット作として代表的なのは、やっぱり『若者のすべて』や『ドク』、『最高の恋人』、『輝く季節の中で』・・・(ておどるさん、恣意的ですよ?)
え、えーと、『ちゅらさん』とかもヒットしましたよね。
(こらこらいい加減に・・・)
あいすみません。個人的(?)に『夢のカリフォルニア』『ホームドラマ!』『ラスト・プレゼント』と視させていただいています。
最近では『泣くな、はらちゃん』を視ました。
・・・ドラマ視ないとか、うそつき。と思われたでしょうが、こんなもんです、おらの嗜好は。
で、今回のお芝居とこれらのドラマ群、特徴的にどのような共通点があるのか。
それはわかりませんでした(←おい)
そうね・・・『最後から二番目の恋』っぽくはあったかも
ただ、とりあえず、「作劇が上手いな」と思いました。
観客が「きっとこうなるんだろう」と簡単に予想できてしまいげな導入でありながら、それと違う方向に落ち着いて、しかも、もやもやせずに納得できる。
好ましい意味で「プロの仕業だ」と思いました。
ツツミンの演出に関しては、例の(って何の例?)ドラマ群でおなじみの「むにょ〜ん」「どろ〜ん」としたミステリーチックな雰囲気は皆無で、ひたすら笑わせることに特化しておりました。
主にオーバーアクションで笑わせる演出だったんだけど、女優陣(広岡由里子さん以外)にはちと荷が重。
でも、回を重ねるごとに慣れてくれば、面白くできるようになるんじゃないかな。(アドリブてんこ盛り入れてるそうです)
男性陣はお手のもの。安心して大笑いしました。
うん。こんな肩のこらない芝居も、良いものだ。ひねくれ者のぼくにしては、素直に楽しんだのでありました。
|