てくてくミーハー道場
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2014年02月21日(金) |
映画『RUSH/プライドと友情』(吹き替え版) |
フィギュアの試合もひと段落して、あとはひたすら楽しんで観られるエキシビションを残すのみとなりました。
結果に関しては(語弊があるかもしれないが)どうでもいいです。
競技を観ててこんなにドキドキうっとりハラハラした大会も近来珍しかったんではないかと。観る方にすれば、こんなにも楽しませてくれた選手たちに感謝です。
ジャンプの葛西選手が41歳で「レジェンド」なんて言われてるくらい、オリンピック選手って新旧交代が激しいじゃない?
今回の大会を沸かせた選手たちの中で、4年後にも現役でいる人たちって、おそらく半分もいない。
なんだか、はかないなあ・・・と思うと同時に、またもや思わぬところからミュータントみたいな選手が出てきて楽しませてくれるのかなと、今からわくわくしてたりします。
そして、選手寿命が短いからこそ、アスリートたちの輝きは、運動神経なよなよであるぼくなんかから見ると、眩しすぎて痛いくらいなんだよね。
というわけで(どういうわけだ)『RUSH/プライドと友情』吹き替え版、観てまいりました。
すいません、やっぱり照れてしまいました(^^;)
第一声(冒頭のモノローグ)が、やっぱね。
多分、普通の人たちより、彼らの声を長年&年間通してかなり多量に聴いてるので、すぐ反応してしまうんだと思う。
でも、さすがに全編通して照れまくっていたわけではなく、冒頭の「ワタシハ、ニキ・ラウダ」(←なんでカタコトやねん?)までは照れ臭かったんですが、それ以降はするっと“本人”が消え、みごとに劇中の人になってました。
この部分、コンサートでも聴かせてもらった部分なので、余計にその時の印象が強かったせいかも。
ちなみに「コラ、マテ♪」(だからなんでカタコトやねんっ?!)でも「うっ(照)」となってしまいましたが、ここはしょうがないよね。
そして、ハントさんの第一声ですが、これは「わ(照)、光一さん」というよりも、想定してたよりもかなり高いキーで声をあててたので、びっくりしたという感じ。
『獣王星』のときは、逆に「低すぎねえ?」と思ってたので、その逆を突かれたというか。
そして光一さんの場合は、何気ない会話のときには全く気にならなかったんですが、何かの拍子に“説明っぽいセリフ”になると、そのつど「光一さんだなあ」と思ってしまいました。
この理由は、ぼく的に分析するに、『EndlessSHOCK』の後遺症(コラ)だろうなと。ふつうの生活の中での会話はすごく自然にしゃべってるんだけど、「ここ、ストーリー上大事なとこね」って無意識に力が入ると、舞台発声というか抑揚になってしまってる。
でもまあ、全編それってわけでもなかったし、クリヘムの地声とはかなりかけ離れていたわりには(つよっさんの声もブリュールさんの声とは全然違うけど)、いちいち「うっ、違和感」とはならなかったな。
問題の“エアーあんあん”も、なぜかぼく自身のストッパーが働いたんでしょうか? 光一さんの声も顔も浮かんできませんでした。短かったし。
そんなことより(なにいっ?!/怒)、二回観て、ますますこの映画に感動したぼくがおりました。
いやー、本当にいい映画だ。
生涯の一本を塗り替えましたか?(読者様の声)
いや・・・、そこまででは(←おいっ)
一回目に観たときには、(なにしろF1知識ミニマムだったから)富士の結末すら知らずに観てたからね。
「ええっ!そういう結果だったのーーー!」とびっくりしたりして、創り手から見るとなかなかアホおいしいお客でした。(^^ゞ
で、今回はもう結果は分かって観てたんだけど、それにもかかわらず、何と最後ぼろぼろ泣いてしまいました。
結末がわかってるのに感動してしまう。これって“名勝負”の醍醐味じゃありませんか? ねえ真央ちゃん(何の話だ?)
スポーツ観戦に夢中になる人の気持ちが、ちょっとだけわかりました(“ちょっと”?)
そして、この映画のメインテーマである、「より自分を成長させてくれるのは、“好敵手”の存在である」というすばらしいメッセージ。
本当だよねえ真央ちゃ(今日は全部そっちに話いっちゃうのね?)
いやいや、そういう例は古今東西ありますからね。
そういう相手に出会えた人たちが、本当にうらやましいなあって思います。
すごいライバルがいるってことは、自分もそれに匹敵するほどすごいってことだからね。
ラウダさんのお誕生日(明日22日らしいです!猫の日じゃん!←関係ないだろ)に、もう一回観てこようかなと思ってるくらいです。よし、猫カフェとはしごだ。←
さて、吹き替え版だけの特典で、ラストに「Glorious Days 〜ただ道を探してる」が流れたんですが、実に心から申し訳ないと思うんだけれども、これはやっぱ蛇足だった。映画は監督が「よし、ここまで!」と決めた部分までで完成してるとぼくは思っているので(そのわりには、後になって「ディレクターズ・カット」とか出してきやがることが最近は多いですけど←毒)
なんか、楽曲にしてもKinKiの歌唱カラーにしても、この映画が終盤に見せるスピード感(それはまさにフォーミュラ・カーのスピード感!)と完全に水と油な感じ。
ただ、人生の道のりを思わせるという意味では楽曲単独としては悪くないので、この部分だけを別物として観る分にはいいと思った。
・・・これ、DVDに入るのかしらん? ていうか、DVDはJEとの絡みでメンドいことになりそうだなあ。どうなるのかなあ?
ああっ、『青い棘』を早く観ないと!←あわただしいなあお前はいつも(呆)
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