てくてくミーハー道場
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2013年03月21日(木) |
『ベルサイユのばら―オスカルとアンドレ編―』(東京宝塚劇場) 〈みりオスカルver.〉 |
再確認した!
ワシはみりおびいきだ!←何を今さら
・・・いえ、一応控えめに言わせていただきました。
本心では「まさおがダ○コンであることがはっきりした!」と書きたかったです。
そんだけ二通りの“オスカル”には差がありすぎました。
ぼくは、これまで何通りだか忘れたけど、けっこう網羅してるよ?『ベルばら』。
テレビ放送で視てるのが半分以上だけど。
1974年の初演から、ノーカットではないところが悔しいけど、一応ほとんどのパターン観てるよ?
そんな中で、バスティーユでオスカルが死ぬところで今回初めて泣きました。
なんて美しく凛々しい“みりオスカル”の軍人ぶり。
その清々しいまでの覚悟と愛国心に泣いた。
オスカルは、こうでなくちゃいけなかったんだね。初めて実感したよ。
過去、凛とした、男役らしさ完璧のオスカルは何人もいた。
そうでないオスカルも、若干いた。
だが、「軍人らしい」オスカルは、みりオスカルが初めてだった。
(ここで言い訳のようなことを書きますと、わたくし、悔しくてたまらないことに、紫苑ゆうさんと安寿ミラさんのオスカルを観ておりません。この二人が平成ベルばらの中では空前絶後だったと聞いております。ちくしょおぉおおお!←)
お父ちゃんにひっぱたかれるシーンとかは、みりおもよろよろしていて、「あ、やっぱりこういう演出なんか」と諦め感があっただけに、あの絶命に至るまでの「私はフランスのために戦う!」というきりきりと張りつめた弓の弦のような緊張感あるオスカルに、あっしはもう滂沱の涙を抑えきれませんでした(;;)
その分、「今宵一夜」はあまりにも色気なく、まぁこれはアンドレの責任も大(よしなさいよ、もう/涙)
まあ、とにかく言いたいことはこれだけ。
他の人は覚えてません(←待ちなさいって!/汗)
あ、そうだ。
今宵一夜と言えば、その前のシーンで、オスカルが、
「あ、星が流れた!」
というセリフ、今までのどのオスカルよりも“ちゃんと星を見て”言ってました。
台本に書いてあったから言ってるんじゃなく。(←何その意地の悪い書き方?)
たぁたんのアンドレが、「星がきれいだ〜!」というこっぱずかしいセリフを、アンドレ史上初めて“ちゃんと星空を見て”言ってたのと同じ。
あのセリフを聴いたとき、本当に星空が見えたからね。
よくコントっぽくマネされる「タカラヅカ芝居」を、未だ本当にやってる生徒がほとんどの中で、たまに“本当の芝居”をしてると思える生徒がいます。
ぼくにとって、みりおはその一人なんです。他にも何人かいますが、それはまた別の公演の感想で書きます。
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