てくてくミーハー道場
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| 2012年10月12日(金) |
『死ガ二人ヲワカツマデ・・・ 第一章 色ノナイ青』 |
最終日っすよ。
締め切りぎりぎりは仕事だけじゃないのかておどる君。
はい、そうです。
(一人芝居終了)
一応、いろいろ覚悟して行ったんですが、あっち(とは?)の方が一枚も二枚も斜め上だった!
(さもありなん)
まさに完全意味不明映像作品。(←なんか、“映画”って呼んじゃ、いけないと思う)
(≧∇≦)あーっはっはっは!(←そして、笑うしかない)
いやあ、ぼくとしては、自分が喜矢武豊のすっぴんを何分間平常心で見ていられるかという部分に最も心を砕いて出掛けたのですが(お前それどーゆー意味だよっ?!)、そんなこと、どーでも良かった!
それどころではなかった!!←
いつの、どこの国の話なの? というストーリー設定なのに、はっきり伊東ロケとわかる撮り方。キッチュですね。(おいこら)
「コロシヤさん」という職業が普通に存在して、あまつさえその手法が、至近距離から拳銃で、バン。
ここ、法律のない国ですか?
(巧妙な手口での“殺人請負業”なら、現代の法治国家ニッポンでも、実はないとは言えない。のだが)
そりゃ主演男優も、プロモーションでああいう恰好(ゴ○ゴ)してふざけでもしなきゃ、やってらんないっすよね(こ、こらこらこら?)
始まって1分で、
「あ、この映画、まじめに観ちゃいけないんだね」
と思わせる最速記録を更新しました(これまでの記録保持者は「始まって5分」の『大奥』でしたニノニノ←今その話はいいだろ!/怒)
そして、謎めいた組織の謎めいた登場人物たちが、謎めいた陰謀が明らかにされないまま、どんどん死んでいく。
(一応、理解できた部分だけネタばれしないように書いときますが、『BANANA FISH』世代としては、設定が甘すぎる! と言っときます)
松村監督、人類最強の(ま、待って/慌)“察してちゃん”ですな。
これが84分続くので、観客は何か他のことで楽しみを見出さなくてはならない(今日も絶好調だね)
例えば、仮面ライダーV3風見志郎先生(正しい役名より、こっちの方が断然わかりやすいと思う。ハリケー・・・!/略)の店に、何の脈絡もなく登場する花柄パーカー男と金髪サングラス男のコンビに笑いをかみ殺すのも一興なのだが、ぼくの年齢ですと、やはり、ずばりその風見志郎先生の弟? らしい中国人の整体の先生がアカレンジャー海城剛(誠直也さん)だったところが大ツボでしょうかね。
風見志郎・宮内洋さんはアオレンジャー新命明でもあったので、アカアオ揃い踏み。
(もっと言うと、宮内さんの役名が「剛心」、誠さんの役名が「李明」なので、「剛」と「明」をとっかえっこした役名になっている。・・・こんなことで遊んでるヒマがあったら、もうちょっと脚本を練り/以下略)
まぁ、こんなヲタク扱いされて喜んでいてたまるかってんで、話を本筋に戻すつもりですが(えっ? さんざん喜んどいてそりゃないだろ)
滑舌が最大の心配だった(コラ)主演男優のために、主人公・命華(喜矢武豊)は、心にふかーい傷を負っているためかなり無口な中国系日本人という都合のいい(コラコラ)設定。
セリフがほとんど「単語」で、そこはカントクやさしいなあとお礼を言っときます(←お前は相当性格悪いな)
しかし・・・、その「単語」でさえも、彼が言葉を発するたびに、なぜか、ヒヤヒヤ(黙れ!)
いや・・・でも、芝居はともかく・・・すっぴんは、すっぴんの方は、全然オッケ・・・(どうしました? ておどるさん)
いや、イケメンだったよ! だいじょぶだよ!!
普段は、アイシャドウだかアイラインだか不明なすんごいアイメイクしてるから判らんけど、喜矢武さんのまつげの長さは半端ない。
まったく羨ましい限りだ。
話はずれるけども、この映画に出てきた女優さんたちもそうだけど、最近、テレビとか視てても思うんだけど、近頃の女優さんとか女性タレントたちの目周りの化粧は、すさまじいですね。
世の中全体が、そうなってるらしいんだが。
ギャルっぽい女タレントどもは言うに及ばず、いい年したおばさんタレント(口悪いぞ)たちまで、いかにも「人工物です」とバレるボサボサつけまにこってりアイライン。
あれ見てたらさ、「こいつ、すっぴんはひどいんだろうなあ」って逆錯覚しちゃいますよ。逆効果ですよほんと。
それに比べたら、喜矢武さんのすっぴんなんて、全然普通(「普通」ってのも、どうかと思うが)。いつものヴィジュアルメイクから差し引いた予想を下回るものでもなかった。眉毛が原型をとどめてなかったけどね(←いいじゃないかぁそれぐらい)
ただ(おっとやっぱり「ただ」が出たな?)
ガウチ君(中河内雅貴)の登場により、「イケメンNo.1」の座、あっさり奪取。(^^ゞ
ダメだよ、本物(こら)のイケメン連れてきちゃ。
高野八誠くんぐらいまでは「勝ってる」(おい)と思って見てたのに。
正真正銘のイケメン(し、しつこいよっ)が、謎の登場をして、謎の対決をして、謎の決着がつくわけ(?)ですが、結局誰なんだあいつは。そして、なぜ命華を襲うんだ?! つうか、謎の組織全部と敵対してるてことは、結局何者なんだ?! そして、ラストシーンで命華が生きてるってことは、あんだけ強そうだったのに、あっさり死んだのか? そんなんアリ? いろいろ教えてよ“察してちゃん”監督(←悪口雑言パワーアップ!)
実際、命華との一騎打ちの前に、黒騎(これがガウチ君)は、川原正嗣さん演じる征鳳(日本名・宏一)と闘うんだけど、ここの殺陣が全編中一番見応えがありました(なんで現代? の日本で、普通に日本刀が二本あるのかというニワニワニワニワトリがみたいな突っ込みをしつつ)
川原さんは、全登場人物の中でも一番(高田聖子ねえさんと並ぶ)良い芝居をしてたしね。
しかしま、これらのアクションシーンにしても、前後の説明が全くないから、なんで今ここで死闘が始まるのかさっぱり訳わかんない。
でも、始まって1分で拳銃バンッの衝撃があるから、もう何にも感じない。
ラブストーリーだかなんだかよくわからない“海ちゃん”との絡みも、なんであんな(ってどんなかは、人格ラヂオの悠希さんのような守るもの失いたくないものはぼくにはありませんが、気が小さいので書けません←余計なことを書くな!)子にあんなアプローチをされて、いつのまにか二人は恋仲・・・みたいなことになっちゃうのか、不思議でしょうがなかった。
いや、決して野水伊織ちゃんの容姿が問題だったのではなくて、たとえ海ちゃんがどんだけ美少女だったとしても、雇われ殺し屋が雇い主と仕事の話してるとこに、ぬーっと出てきてニタニタと(こ、こら、形容詞のチョイスに気をつけろ)眺めてたかと思うと、ちょこちょこついてきて、
「ねぇ、あたし殺し屋になりたいの」
とか言って、住処まで着いてくるとか。
いまどきコントにしかならんぞ。
最初に、海が命華をじーっと見てるシーンで、いつ命華が、
「なに見てんだ、ブ○!」(悠希さんのようになってしまうので、伏せます←オイ)
と言うかと、ぼくは期待ハラハラしてしまった(←命華ですから! いつもの喜矢武さんじゃないですから!/慌)
んで、ありえないほど料理が下手な海が大失敗料理を命華に食わせたり、押し掛け女をうざがってるように見えて、命華も追い出しもせずにいたり(それはどうやら、海が命華の母親にそっくりだかららしい。陳腐の十乗)と、貧乏くさい恋愛エピソードをちょこちょこ重ねて、いつの間にか二人は謎の組織から逃避行までする仲に。
ラブストーリーなめてんのか。(←相当お怒りですね)
というわけで、喜矢武さんのお望みどおり(ち、違う)罵倒にターボがかかってきたので、悠希さんのようになる前に(お前もたいがいだな)口をつぐみます。もう遅い気がするけど。
最後にちょっとだけ挽回の意味で書きますと、やっぱりこの映画、二編両方観た方がいろいろ楽しめる。
二本で1000円の上映にしてほしかったです。
そんならまぁ、さほど腹も立たんかった(おお、とどめの罵倒)
その点パンフレットは、両方で一冊になってたので、素直に買わしていただきました。喜矢武さんのコメントも面白かったし。
さて、口直しに(なんだとゴラァ)『パンツ大作戦』のビデオでも観るか。
ゴールデンボンバーがLiveのときにやる“演劇”もたいがい基本的にふざけた内容だけど、キリショーが書くラブストーリーは、ぼくが腐だってことを差し引いても時々「これすごい傑作じゃね?」てのがあります。このツアーでやってた『Can You Celebrate』も、設定はともかく、主題や出てくるせりふがびっくりするぐらい秀逸で、ぼくは今んとこ、彼らの演劇の中で一番好きです。
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