てくてくミーハー道場

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2012年02月11日(土) 2日連ちゃんでマリオ

ついに!

NINTENDO DSを、

買った!















・・・わけない。

半世紀以上生きてて、今まで一切手を染めなかったゲームに、今さらハマるわけないっしょ?

(いや・・・分からんぞ、この人は。だって、いい年して今頃ゴール○ンボン○ーとか嵌ってるし)←読者の皆様の鋭い直感

いえいえ、ゲームは始めてません。本当に。



連ちゃんでてくてくしてきたのは、

マリオはマリオでも、

田代万里生。


昨日はESCOLTAのコンサート『infinity』(東京国際フォーラム ホールC)で、今日は、Bunkamuraオーチャードホールでやってた『わが心の映画音楽コンサート2012』(東京フィルハーモニー交響楽団。指揮は竹本泰蔵)で、マリオ君のコロコロ鈴の音ボイスに浸ってきました。

そういや1月には『ボニー&クライド』(青山劇場)にも行ったし、なぜか今年はマリオ君づいてる。

実は去年は、『マルグリット』の再演も、『ピアフ』も、『スリル・ミー』も、彼のほとんどの舞台を見逃してるので(『スウィーニー・トッド』神奈川公演だけ、かろうじて行けた)、今年は本気出して追っかけようと思ってます(相変わらず気が多いですね)

この人は元々オペラ出身だけど、いやー最近のミュージカル界は、若手男優が豊作ですね(「最近」つっても、(井上)芳雄君がデビューしてからのここ12年ぐらいを言うんだけど)

歌のうまい子がほんと多くて。

ぼくは、声自体は(山崎)育三郎が一番好きなんですけど、マリオ君の声も、とにかくキラキラ感があって好きです。声の華やかさではダントツな気がします。

今日の映画音楽コンサートでは、オペラ歌手としてのゲスト出演(のわりに、歌った曲は「ムーン・リバー」とか、『慕情』の主題歌「Love Is a Many-Splendored Thing」とかだったが)だったので、ハンドマイクでなく、ステージ上に置かれたオケの音拾う用のスタンドマイクで歌ってました。

なので、オケが大音量になると、ちょっと声が聴きとりづらかった。

なんでハンドマイクで歌わせないんだ? と疑問でした。

ただ、歌い始めの声の強さ&美しさはさすが。

ぼくのいた二階席まで、声がスコーン! と飛んできました。



と、マリオ君の話はここまでで、事件(?)はアンコールで起きた。

今回本編で演奏された曲は、『大いなる西部』『ウエスト・サイド物語』『ロミオとジュリエット』『007のテーマ』『ドクトル・ジバゴ』『アラビアのロレンス』『マイ・フェア・レディ』『ティファニーで朝食を』『慕情』『ファンタジア』『スター・ウォーズ』と、結局全て洋画ばかり。

邦画にも名曲はたくさんあるのに・・・(でも、オーケストラが演奏するような主題歌となると・・・?)と思ってたら、アンコールで演奏されたのは、『男はつらいよ』の主題歌。

イントロが流れたとき、会場から思わず笑いが起きました(^^ゞ

ところが、曲が進んでいくうちに、ぼくの頬にはなぜか涙がひとすじ、ふたすじ(;_;)

曲が終わってからナビゲーターの上柳昌彦さんが『男はつらいよ』最後の作品となった第48作「寅次郎紅の花」に関するエピソード(この作品の最後の舞台は、阪神・淡路大震災直後の神戸)を話してくれたのだが、その話を聞く前から、この曲に“琴線に触れる何か”を感じ、涙があふれていたのであります。

渥美清さんが亡くなって、もう「寅さん」の新作は永遠に作られることはないのだけど、もしかしたら、「車寅次郎」は今でも、東北の被災地のどこかにいて、

「おばあちゃん、大変だったねえ」「よっ、がんばれよ! 兄ちゃん」

などと、被災者を慰めたり、励ましたりしているのではないか。思わずそんな光景を想像してしまうような名演奏でした。

そしてアンコール2曲目は『オズの魔法使い』より「虹のかなたに」という希望の曲で〆られました。

が、ぼくとしては、「男はつらいよ」(作曲:山本直純)、“来た”なあ・・・(T△T)

やっぱ日本人なのかね。


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