午前中は、友の会の家事家計講習会。 恵理子さん、清水さんの家計実例。
家計簿が苦手で、数字も大きな彼女達が実例をうけたことはさぞや皆の力を結集させてのことだったろうと思う。
口先だけでなく夢だけでなく生活を数字で表してゆく説得力にはやはりうたれるものがある。
札幌に来てからの生活をほぼ毎日一緒にすごした仲間たち。
懐かしくあたたかいものを感じながらも、やはりもう自分の居場所ではないと感じる。 よき生活者になりたい、家庭から清い風を社会に吹かせて行きたいと理想に燃えたあの頃の情熱と切実さは、もうもてない。何より、亀井さんがもういない。
「栄花さん、何をしれっとしているの。 やっぱりあなたのセンス、あなたのちからがどうしても必要なのよ。 なまけていないででてきなさい。」
母のように慕った上口さんがすっとかけよってきてくださり言葉をかけてくれる。
ずっと思いをかけていてくれたことがわかる誠実な言葉。 しかしあの頃を取り戻す常套句であることもわかる。
わたしは、いま、一生懸命なまけている。
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