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2019年08月24日(土) 『ブラッケン・ムーア〜荒地の亡霊〜』(シアタークリエ)

典型的なイギリス演劇だなあと思った。

なのに、作者のアレクシ・ケイ・キャンベルは100パーイギリス人ではなくギリシャ人の血も混じっている人だそうで、その辺もまた面白い。

ちょっとミステリー仕立てで、テレンス(岡田将生)がもうちょっと若い設定(十代後半とか)だったら、萩尾望都先生の漫画みたいな感じになりそうだと思った。

イギリスの、重くくらーい、乾いた風がビュービュー吹いてる田舎町で起きる、陰鬱な事件と繊細な人々の悲しみ、そして再生のほのかな光、みたいな。

スタジオライフがやりそうだぜ←





難しい感想は今回は抜き。

岡田君は今回もべりべり麗しかった。

木村多江(エリザベス)が、役にドはまり。益岡徹(ハロルド)も。

エイブリー夫妻(相島一之と峯村リエ)は、キャスティングからして本当はもうちょっと剽軽でもよかったのではと思うんだがなあ。普通に“良い人たち”だったのが、観てた時は何とも感じなかったんだけど、今思い返すと物足りない。

この芝居、本来はもっと笑いどころがあったんじゃないかと思う。その辺をうまく出してたのが立川三貴さんが演じたギボンズ先生なのだが、彼がけっこうおもしろいこと言ってるのに、クリエの客がクスリとも笑わないので、なんか申し訳なかった。あの辺は笑っていいと思うんだが。

その代わりに、立川さんのもう一つの役・ベイリーは一から十まで深刻な状況に置かれた怒りの人なのだから。

前田亜季ちゃん(アイリーン)は、ただのおとなしいメイドではないところがちゃんと出てて良かった。

ダブルキャストのエドガー本日は大西統眞君。

(大ネタバレ)「おとうさあーーーーん!」というたった一つしかセリフがない難しい役。このセリフに全集中。

劇中の感じと、カーテンコールで出てきたときの感じがなんか違ってた。幼くとも(エドガーは12歳の設定だが、大西君は実際は14歳のようだ)“俳優”なのだね。頼もしいです。






うん、イギリスっぽかったな。(なんだその感想)


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