てくてくミーハー道場

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2018年05月06日(日) 『1789−バスティーユの恋人たち−』(帝国劇場)

GW後半は195年遡りまして()2年前に見逃した「ビジュアル完璧TERUさんチーム」をついにリベンジいたしました。

おら、大満足(^-^)

ビジュアルに関しては。(例によって一言多めですよ?)



前回上演から今回若干演出が変わっていたようなのですが、正直ろくすっぽ覚えていない(いや、内容は覚えてるよ?さすがのぼくでも)、「どこが?」てな、制作側にとって実にやりがいのない客でありますが、とにかくTERUさんチームを観れて嬉しいです。

ただ、スケジュールの都合で今回も1回しか観に行けず、まさお(龍真咲)のアントワネットを観ることが叶いません。

ロナンからアントワネットへ性転か・・・いや、華麗なる転身を果たしたまさおを見たかったのですが、まあ、これも再演を期す(再演はあるかも知れないが、まさおが出るかは分らんぞ?)



さて、ストーリーに関しては今更書く必要もないと思うので、キャストに関して寸評。

凰稀かなめ as アントワネット

役の大きさからするとロナンを最初に書くべきなんでしょうが、今回ともかく彼女が一番のお目当てだったんで。



うん。歌ヘタいね(おいっ!/大慌て)

それも、予想してたよりヘ(それ以上書くな!)

・・・びっくりしたわ、ほんと〇タで(お前・・・テルさんクラスタが怖くないのか・・・?)

すみません。お世辞が言えませんもので。

ただし、それを覆して余りある完璧な美貌でした。

なんつーか、もう、少女漫画から抜け出てきたどころか、漫画が敵わんレベルの美貌。

敵うとしたら名香智子先生ぐらいゴージャスな画風ではないかと(名香先生の絵がどんな感じかはググってください)

そして、歌はともかく(もういいからそれは)お芝居部分になると、しっとりと34歳の當垢韻織▲鵐肇錺優奪箸砲覆辰討い董⊃Г辰櫃た雄覆辰廚蝓だから第二幕がとても良かった。


加藤和樹 as ロナン

こちらも漫画から3Dで出現したフランス青年・・・というよりちょっと真面目っぽいのでゲルマン民族味のある青年。画風は名香先生ではなく青池保子先生風(『Z−ツェット−』という作品をググってみてください)

和樹君は普通に歌える人ですが、この作品のロナンという役はさすが主役だけあって歌う量が違うせいか、後半は若干バテてるように思えた。最後の方、声の伸びに不安を感じました。

ただ、ぼくの思い込みのせいかなあ、前回、てっぺいちゃん(小池徹平)と(神田)沙也加のカップルで観たときには「ぎこちない」と思っていたロナンとオランプが恋におちる流れが、実にスムーズになっていました。

ここは演出が変わったのかしら?それとも、こっちのコンビの芝居が上手だったのかしら。


つーわけで夢咲ねね as オランプ

何だかんだ言って、ヅカOG(それも娘役トップ)の底力をこういうところに感じます。

オランプって役は、こういう風にやるんだよ。

としか言いようのない役作りでした。

これが百点満点のオランプてやつですよね?小池先生(なぜか挑み口調)

つまり、「自然に恋におちる二人」芝居を大成功させたのは、ひとえにねね姫のお手柄ですよね?とぼくは言いたいわけです。

沙也加も決して芝居が下手な子ではないので、これはもう「恋愛芝居のメソッド」が宝塚では確立されているおかげだとしか考えられません。

もちろん、恋愛シーンばっかじゃなく、当時のキャリアウーマンと言って差し支えないオランプの凛とした立ち居振る舞いも完璧でした。

そしてねね姫のオランプは、対ロナンだけでなく、終始アントワネットに忠誠を誓い、物語の最後の方では、『ベルサイユのばら』のロザリーのようにしみじみとした美しいシーンをTERUさんと共に演じ上げたのです。お見事でした。

星組、ばんざい。(オスカルの「フランス、ばんざい」の言い方で←)

うーん、ヅカオタにしか通じない感想でしょうか?ちょっと自信ないけど、ぼくはとても感動しました。



そんで、ヅカオタ的感想を続けますと、事前に知らずに観に行って「おっ」と思ったのがポリニャック。

『ベルばら』では余計なことばっかりする悪役ですが、この作品では常時アントワネットにくっついておせっかい()を焼く婦人という役回り。登場時にアントワネットからフェルゼンへの託を言いつかって「お任せを♪」とワンフレーズ歌うんですが、その声の美しさに「誰?」と思っていたら、渚あきちゃんでした。

信頼と実績の小池組←

良いですなあ。目立ち過ぎもせず、かといって沈みもせず。

もう一人歌声のきれいな女優がいて、デムーランのカノジョであるリュシル。これは則松亜海であった。

リュシルは若干チョイ役風情なのだが、こういうちょっとした役を悪目立ちせず演れるのがOGの良いところかもしれん。





さて、これ以外のキャストさんたちは前回と変わらず・・・と思ってたら、ロベスピエールが新キャストになってましたね。三浦涼介君。

すごい個性的なお顔の人で、前回は区別がつかなかったロベスピエールとデムーランですが(それは君の歴史的知識のせいだろ)、今回はばっちり。

でも三浦君のルックスはロベスピエールよりもむしろサン=ジュストの方が適役だったんじゃないだろうかこの作品には出てこないけど←

そんな感じの三浦君。肝心の歌の方は若干弱し。

美声デムーラン(渡辺大輔)、剛腕(?)ダントン(上原理生)と組むとちょっと聴き劣りが。

しかしダントン、濃いなあ相変わらず(^^;)


前回とても感心したソニン as ソレーヌ

今回はなんか、ぼくの耳が贅沢になったんでしょうか、もうちょっと緩急が欲しかった。ピアノかフォルティッシモしかない感じなのよねソニンの歌って。なので情感が今一つ感じられない。

でも彼女の実力はすごく買ってるので、今後もがんばってほしいと思っております。


んで、吉野圭吾 as アルトワ、坂元健児 as ラマール、 岡幸二郎 as ペイロールの憎まれ役トリオは前回に引き続きやりたい放題()で、もうご自由にって感じで。


で、最後までとっといたこの方。

実は今回最もぼくのはぁとにヒットしたのが、広瀬友祐 as フェルゼンなのであります。

(あのね、これからぼく、ちょっと、タガが外れて不適切な単語を連発しますので、事前にお断りしておきます)





くそくそくそくそくそくそくそくそくそカッコいいんですけど!




ハァハァ・・・(*´Д`)

ちょっと、魔法じみてました。

パレロワイヤルのシーンで物陰からスッと姿を現した瞬間のオーラ!(照明ではなくて?)黙れ!(←)しょ、照明も当たってた、確かに。だが、あの輝きは彼本人の体から発していたものだ!そうに違いない!(やけにコーフンするあたし)

なんつーか、たたずまいがもう“That's 二枚目”

まさに池田理代子先生の絵が3D化しておりました。

こういうのって、顔やスタイルだけではない、芝居力だけでもない、とにかく全身から滲み出るナニカとしか言いようがないと感じます。

過去、ぼくは広瀬君を研5だの研8だのと変な例えをしてきましたが、いよいよトップ就任が目の前に迫ってきた感じです。とても楽しみです。頑張ってください(ファンレターかよ)









といった感じの『1789』観劇でした。なんか、人によってはだいぶ失礼な感想も書いてしまいましたが、今回ぼくがこの公演を観て一番強く感じたのは、出演者が全員この作品に出ていて心から嬉しそう、役を演じていて楽しそうということ。それがびしばし伝わってきて、観ていてすごく幸せでした。

こういう「製作者、演者、観客、みんなが幸せ」という作品がまた増えたのかと思うと、シアターゴアー冥利に尽きます。何度も再演されることを祈っています。


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