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■ 生きてないこともない
そうか、クリストファー・リーがとうとう・・・。 なんかあの爺さんは死なないって思いこんでたなあ。
6月は例年全国あちこちに飛ばされる月。 今年は東京・仙台・広島・岡山・茨城・東京・新潟。
今週は仙台取材のついでに南三陸に行ってきました。 ずっと再訪したいと思いながら、原稿に追われてなかなか行けずにいた。 前に行ったのが2012年6月だから、まる3年ぶりになるのか。
2012年は沿岸に瓦礫の山が累々と積み重なっていて、平地は見渡す限り住居の礎石が続いていた。人は全然見かけなかった。爆心地みたいで、シャッターを押すのがつらいような光景だった。津波のあとよりも、生活のあとが見えるのが堪えがたかった。 でも2015年は国道や橋の工事のために大型車が道路をひっきりなしに走っているし、工事現場には若い人たちがたくさん。沿岸は工事で立ち入り禁止になっていて、対岸から見るとあの瓦礫の山はもうなかった。かつて住宅地だった駅近くの平地は雑草におおわれてほとんど見えなくなった。町役場の鉄骨だけあのときと同じ。あれはモニュメント的に残すのだろうか。プレハブだけどコンビニがあって、JRのバス(BRT)が走り、商店街は近隣県から車やバイクで来たお客さんで賑わっていた。ところどころに貼ってある標語はかたくなに未来を向いてた。
一見すると2012年と同じ場所には見えない。 でも取材で聞いた「ここはもともと僻地なんです」という言葉を思い出す。若者が少なくて、高齢者が多いところ。4〜5時間歩き回ったけど、高齢者は高台の病院でしか見なかった。工事現場の兄ちゃんたちは他県から来たと言っていたし、商店街の駐車場に停まっている車のナンバーは他県。人の居住地域は高台のほうに移転しているので、「復興の顔」だけ見ていてもだめだな、と思いながらぐるぐる歩き回ってきました。工事車両が爆音立てて走る道路の脇歩くのめっちゃ怖いな。
で、商店街でうにいくら丼を食べてグッズを山ほど買いこんで帰ってきました。お店のおばちゃん達に「そのかっこ(※スーツにハイヒール)で高台から歩いてきたの!?」と驚かれつつ。南三陸はモアイとタコを推してるらしいよ。 前に行ったマリンピア松島水族館は老朽化のため1ヵ月前に閉館したそうで、残念きわまりない。
2015年06月12日(金)
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