13度。 曇り。 「存在の美しい悲しみ」小池真理子著 読了。 ずっと睡眠不足が続いている。 真夜中でなければ心が静まらない。 荒れているわけではないけれど 心の表面は凪いでいるわけでもない。 何かはわからないけれどどんどんと動機がするような 落ち着かない気持ちだ。 春?
おめでとうとも書かずに三が日がおわろうとしている。 おめでとう。 わたしはお正月と実母が苦手で それはもう変わらないのだろうかな… お雑煮はごぼうとにんじんと鶏肉と三つ葉のすまし。 そういえば わたしの田舎では言うことを聞かないこどものことを「ごんぼほり」と呼んだ。 「ごんぼ」とはゴボウのこと。 ごぼうを傷つけずに地中深くから掘り出すのはとても難儀なことだからだろうか。 聞き分けなくぐずるこどもに「おまえはごんぼほりだな」と言うのだ。 ああ わたしはごんぼほりな年寄りにはならんぞ。
雨。 脚立に上って冷蔵庫の上を拭く。 二段しかない脚立 もっと高く上りたい衝動がふっと頭をかすめる。 昔、ロッククライミングをする同僚がいた。 後藤久美子似の若い女の子だった。 いつも背中にリュックを背負っていて そのリュックの中には何キロだったか忘れたけれど 金属の重りが入っていた。 すぐに彼女は結婚して あっという間に3人のこどものお母さんになった。 重りの入ったリュックではなくて 赤ちゃんを背負って今もエクササイズに励んでいるのだろうか? ああ いけない。集中して掃除せねば。 掃除パワーを全開にするための本ーー
「部屋とこころのシンプルな掃除」 著者 ドミニック・ローホー 幻冬社 一番の幸せ者は たとえそれが王でも乞食でも 自分の家の居心地に満足しているものである。−−ゲーテ
フランス人である著者の精神的、哲学的な掃除への考察とテクニック。 日本での暮らしと禅寺での修行経験から掃除を考える。 若い女性に贈りたいと思う本 今週読んだ本 池波正太郎の銀座日記(新潮文庫) 著者 池波 正太郎著 古典の細道(新潮選書) 著者 白洲 正子著 悪女の美食術 講談社 著者 福田 和也著 「悪女の美食術」の著者は群れて昼食をとる女子をみっともないと喝破し、 鰻重に醤油をかける田中角栄の味覚を疑問視している。 けれど料理店でのタブーもその人のオーラ・格によっては許される。 一流寿司やには幼児を連れて行かないという暗黙のルールも白洲政子ほどになればひ孫を連れての食事も許される…と述べている。 奇しくも白洲政子著作を読書中だったので興味深く読む。 偶然ついでに池波正太郎がエッセイの中でとある店のごはんがあまりにおいしくて料理人に「ちょっと醤油をたらしてくれないか」と頼んでいたりして、これは池波正太郎だから許されるのだろうか?どうだろうか? 夕餉は じゃがいも・インカのめざめといんげんと厚揚げの煮物 あぶらあげのお味噌汁 みつばのごまあえ長いもと納豆 インカのめざめというおいもは栗のような食感でおいしいと初めは思ったものだったけれど、なんか甘すぎない?
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