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向日葵のように
ひまわり
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2006年03月28日(火)
さよなら大好きな人

先日、
うちの大学でも卒業式が行われた。

あたしは卒業できないけど、
同期の最後を見るために顔を出した。

一番会いたくて、
一番会いたくなかった彼を
一目見ようと。

その日知った新事実は、
あたしを殺してしまうには十分だった。


大好きなあの人は、
今は一児のパパとなって
幸せに新しい生活を送っていた。


そのことが
あたしには許せない。

だって、最後にひとつだけ
約束したでしょう?
この先、デキ婚だけは許さないって。

3年半前、
あなたとあたしの間に出来た小さな命を
殺したんだよ。


なんであの人は産めて、
あたしはダメだったの?

堕ろせって言ったの、
あなたじゃない。


これでもあなたは、
またあたしを見て
被害妄想って言うの?


あたしが子供を失ったから、
2度目は可哀想だとおもって産ませてあげた?
それならまだ救われる。

だって、
あたしのことも、重く考えてくれたからでしょ?

愛してくれてたんでしょ?


少しだけ、話をしたね。
卒業はしなよって言ったね。

ふいうちでキスされた。
男なんて、こんなもん。
夜の仕事をしてるあたしは、
きっとこの歳の割には、
男ってモノを割り切ってみてる。

そのままホテルに行って、
抱かれた。

最後だし。

これでお別れですね。
胸に残ってたキスマーク。
消えるのが怖い。
でも、色あせていくものだから。


バイバイ。

この4年間の恋の結末は、
こんなものだと思わなかった。
忘れられない恋になった。

幸せになろう。
笑いたい。
そんな普通の恋愛をしよう。


神様。
あたし、そんな悪いことしました?
この1年間、彼と離れることだけを考えて、
依存症から一人で脱してきました。
その結果、確かに学校行かなくなりました。
でもメンタル面の回復が先だと思ったの。
それが余計自分を追い詰めたのかな。

今はまだ、おめでとうって言えない。
何年後になるだろう?
いつかあたしの結婚式、呼べるように。
幸せを掴みたい。



2006年03月30日(木)
明日が見えない

今日一日を乗り切って
営業スマイルに疲れて帰ってきた。

全く初対面の人の
些細な一言にカッとなって。
声を荒げてしまうこともあった。


落ち着かなきゃ。
楽に深呼吸してごらん。


もうここ1年、自殺未遂はしてない。
あんな事実を知ったあとでも、
手首切ることすらなかったでしょ?

昔のあたしとは違う。
前を向けなくても、
せめて傷付かなくていい方法を知ってる。


自分から死のうとは思わない。
だって、
悔しいじゃない?
理不尽じゃない?

あたしは悪くない。


でも、
今この星が滅んでも、
あたし
悲しくなんかないよ。



2006年03月31日(金)
あたしは腫れ物じゃない

明日、
最後のイベントに行く。

きっとみんな、
またすぐ集まるんだろうけど、
今年度単位としては最後だろうね。

もう卒業したみんなは
きっと来るだろう。

ねぇ、
あなたも来るの?

会っていいの?

笑ってやる。

楽しそうに、
幸せそうに。

もし来なかったら、
ホッとしつつも
悲しくなるだろう。

わがままだね、あたし。

楽しい1日が過ごせますように。


お願い。
みんな、あたしに普通に笑いかけて。

自分ではなんの卑下もしてない。
あたしはかわいそうじゃない。
傷物じゃないから、
普通に接して。

デリカシーは欲しいけど、
あんまり気遣わないで。

怖くないよ、あたしは。
だから普通に過ごして。

4年前に、
授業サボって笑いあってたあの頃のように。



2006年04月01日(土)
期待はしちゃいけない

結局、
あんまり人数集まらなくて。
会うことすらなく終わった。

少し、寂しかった。

矛盾してる。
あたしの気持ち。

先週会うまでは、
顔を見ることすら怖かったのに。
もう怖くないって思ったら、
余計会いたくなって。

もうこれ以上、
人生において悪いことなんて、
きっと片手で足りるくらいしかない。

そう開き直ったら、
強くなれたのかな。

でも、学生最後のこの時間を、
彼は家族と過ごすことを選んだのかもしれない。
それは正しくて、
むしろ当然のこと。

なのにあたしは傷付いてる。

傷付く必要はないのに。


これだから悲劇のヒロインぶってるって
言われちゃうんだよね。


期待しない。
彼が幸せな家庭を築けることを祈って。
あたしも幸せになろう。

彼が幸せなら、
あたしも幸せ。
…そんな考えは、正直わからない。

一緒に幸せになりたいの。

けど、これはもう、
どんなに願っても
どんなに恋しがっても
永遠に叶うことのない想い。


少し上から見た目線で、
「あの人が幸せなら」
って、大人の余裕で乗り切りたい。



彼が幸せなら。



2006年04月08日(土)
涙は枯れて。

あれから早いもので2週間。
4月になって、
新生活が始まった同期たち。

あたしは立ち止まったまま。


笑えるもんだね。
もう笑うしかないから。

これ以上泣きたくなることもないだろう。

太陽の光が怖い。

あたしが存在してることが
バレてしまいそうで。

被害妄想ならそのまま。
彼だけを思って
静かに眠りたい。

お願いだから、
夢に出てこないで。

あなたの全てを
忘れさせて。

きっと今月生理くるのが怖い。
こなくても怖いけど。

あなたに会いたいんです。
それが無理なら
消えたいんです。


心のそこから笑えるように…。
お願いだから。



2006年04月09日(日)
人並みの幸せ

普通でいい。

何も、望まないから。


今がつらいのは、どうしてだろう。
 それは、本気で誰かを愛したから。
 間違ってはいなかった。
 少し遠回りをしただけ。
 立ち止まるより、寄り道したほうがいい。
 迷っても、傷付いてもいいんだ。
 期待なんか出来ないなら、
 少しでも今の自分を認めてあげて。
 自分の感受性に自信を持とう。



本気で愛した結果がこれでした。
あたしにとっては、
あまりに酷く。
あまりに惨く。

けどあの人にとっては、
その結果ゆえの幸せで。


でもあたしも
間違ってなかったよね?

あの人は、
周りと比べても
要領が良くて、
世渡り上手で。

あたしは
誰から見ても
要領悪くて、
空回ってばかりで。

そりゃあ幸せへの道のりも、
ちょっと人より時間かかるはずだよ。

好きで遠回りしてるんじゃないけど、
回り道しないで得たものに、
きっとあたしは満足しないんだろうな。

簡単に手に入ったら、
余計不安になっちゃうんだろうな。

ないものねだり。

きっと、
ただ、
それだけの話。


人より遠回りしよっかな。
人より傷付いてみようかな。
人より泣き喚いてみようかな。

そうしたら、
あの人よりは
素敵な大人になれるかもしれない。



2006年04月11日(火)
残念ながら。

日曜の仕事が終わって
遊び歩いていたら
やっぱり予定通り
今月も。

何を期待してたの?

命を絶てるチャンスを?

仮に生理が来なくても
産める訳ない。
前以上に、
無理な状況。

酔っ払った彼のしたこと、
責めたくないから。

これでよかったんだよ。

いつもよりひどい
下腹部の痛み。

コレに耐えれば、
彼との関係は
完全に終わるのだろうか?


でも解放されたんだよね。
彼の呪縛から。