タダの日記<お父さんの日常生活>
タダ



 ボケ

明日は金曜日ですね。ここの最終日は今のところ月曜日ですね。忙しかった・・・って嘘です。閑でしたって言うのも嘘です。じゃ何?サボっていました。若い人に仕事を回して、適当に相槌打って、ぼけっとモニタを見ていました。いつもの時間のいつもの電車でいつもの席で居眠り通勤。怠惰な毎日です。
こんな時って何も思いつかないし何も書けないですね。
少し鬱ですかね・・・・・

オギさんは向かいの席でせっせとキーボードしてます。
「忙しそうですね」
「いやぁ、温泉でも行こうかと思って安いところがないかと探しているんですよ・・」カチャカチャ
「そうですか・・・腹すきましたね・・・今日は何を食べますか?」
「まだ二時間もありますよ。ゆっくり考えましょう」
「昨日は何を食べましたっけ?」
「そういわれれば・・何でしたっけ?」
「寿司を食いたいですねぇ」
「あ、そうそう、、昨日は寿司でした!」
「・・・・・」

正月ボケかな?お互いに。オイラだけかな?

2005年01月20日(木)



 撮影の打ち合わせ

会社のHPリニューアル企画で、映画関係の会社なんだからスチールでなくてムーヴィーを多用しようよってことになり、最近、変化が激しくミニバブルといわれている地元銀座街並みを定期的に撮影してアーカイブしたらおもしろいんじゃない?とプロデューサのお父さん。ヨッシャヨッシャそれで行きましょうと社長さん。
脚本も何もなし。ただ名の付く街並みを車のサンルーフからドリーで撮ればよいのよ。更新は三ヶ月に一度、季節感が出れば良し。簡単でしょ。どうせ編集エンコードはお父さんがやらなければならないから簡単な方が良いのよ。「でもネェお父さん、この絵面(エヅラ)どっかで見たこと無い?あ、そうそう12チャンネルのアドマチック何とかってヤツ!」「だまらっしゃい!あの絵はちょこちょこ動き回って見るからに五月蠅いでしょ!おいらの絵はムーヴィーの動とスチールの静が我が社の社風とマッチした超画期的定点的描写重視の作品なのよ!」と、言ってる本人も全く訳解らん言い訳。
「さてスタッフを決めまぁす。キャメラは社長にお願いしまぁす。運転はAさん、そしてディレクターはIさん、天候が良ければ明後日の日没直前、西日を浴びた街並みをノーカットでドリーしてください。」
「お父さんは行かないのですか?」
「私は車に酔いますから時間を見計らって四丁目の交差点にいます」
「お父さんずるいッス」
「社長、夕方は冷えますから、帽子、マスク、出来れば目出し帽が良いのでは?」
「嫌ですヨォ・・・」
「銀座のお姉様方の出勤時ですから、良いも悪いも人相隠したが方が・・・・」
「悪いも?どういう意味ですか?」
「たとえばお姉様方に飲み代払っていないとか・・・・」

お父さん目出し帽を期待してるんです。内緒ですがアタイが一緒に乗らない理由は、四丁目付近で得体の知れない撮影隊をこっそり逆撮りしたいんですねぇ、、、ヲッフォッフォ、、、華やかな夕方の銀座、白いセルシオのサンルーフからちょこんと顔を出してキャメラを構えている目出し帽のオジサン!絵になるでぇ!ヲッフォッフォ・・・



2005年01月17日(月)



 日曜日

昨日から雨が降り続いていますね。寒いですねぇ。
何もする気がなくて一日こたつに潜り込んでテレビ三昧です。
以前録画したヨーロッパの第二次大戦物。この種の映画好きですねぇ。

コタツに潜っていると、外で鳥のさえずりが聞こえます。カーテン越しにのぞいてみるとナンテンの実を結構でかい鳥が食べています。おいこら!家のナンテン食べるなよ!あれはお隣のナンテンです、とお母さん。そうでしたね・・・お隣のナンテン食べて家の庭にウンチするな。怒るよぉぉ。
デモねぇ、こんな小さい庭を良く見つけますねぇ。外敵が居なくて安心なんでしょう。人影におびえて逃げてゆきませんね。小さな庭の小さな平和ですね。

2005年01月16日(日)



 喧嘩

オジサンカメラマンとオジサン技術者が喧嘩した。「俺もうやっちゃいられねぇ」とオジサンカメラマンは職場放棄して帰宅したまま何も連絡なし。この季節って業界は結構お忙しいのね。責任者はスタッフの確保でてんてこ舞い。社長も眉間に皺を寄せたまま。

「社長、子供の喧嘩と同じだから放っておきなさいよ。大事なことは全社的に問題を大きくしないことです。個人的喧嘩として社長は遠くから静観していたらどうですか?若いモンが仕事を覚える良いチャンスですよ」
「そうですね、お父さんの言うとおりですね。ところでお父さん・・・」
「へ?何でしょう、社長」
「昔取った杵柄で、プレミア試写会の撮影できませんか?」
「へ?アタシがですか?駄目ですよ。足腰ふらふら、目はしょぼしょぼ。第一、今の機能イッパイの重たいカメラなど使えません。被写体が不可能姉妹なら話は別ですケンド・・ヲッフォッフォ・・ベストアングルでドバ〜と撮って見せますよ!」
「それなら私が行きます!」と社長。
「それなら二人で行きましょう。ワタシは妹を撮りますから社長は姉さんをお願いします」
「イヤです、私が妹です」「イヤです。おいらが妹です」いやはやこれでは若いモンは永遠に育ちませんねぇ。
それでもこれを機に眉間の皺が消えて良かったです。

2005年01月15日(土)



 オーシャンズ12

こんな事を公開前に言うと怒られそうだが、つまらない。
役者に金をかけすぎて予算が足りなくなった?音響が悪いのは会場のため?盗みのトリックが全く解んな〜い。水の中に潜って何したの?ビルを持ち上げて何をしたの?おいらが見逃したのかな?作者の独り善がりか演出の下手さで盛り上がりに欠けたですね。
CGはほとんど使っていなかったけれど、今の映画はそれを使わないとおもしろい映画が出来ないのかな?ただ役者を見せればよいにかな?
昨年サントラを手に入れてた。全体にリズムを強調した旋律のない音楽。其れがかえってこの映画の興味をそそった。でも、がっかり。やたら音が大きく画面に集中できない。かといって音楽でストーリーを想像できない。ヘッドフォーン時代のサントラなのかな?


2005年01月12日(水)



 ツールド多摩湖

「今日、走るよ」
「どこへ行く?」
「多摩湖・・」
「冬シーズン始まったばかりであの坂はきついね・・」
「おにぎり用のご飯も炊いてるし、早く自転車の支度をして頂戴」

みそ汁用の携帯ストーブも見つかった。早く行こうよ。何よそのダルマさんみたいな格好は!そんなに着込まなくても走れば暖かくなるよ。

風は冷たいけれど良い天気。多摩自転車道は歩行者がいっぱい。ボールを持った子供が飛び出した。ヒョ!危ねぇ。急ブレーキ。「危ないじゃないの気をつけなさい」とその子の母親。こんなところで遊ばせるアンタが悪い!
暫く走ると自転車で犬の散歩をしているおばさま、犬に引っ張られヨロヨロと道の真ん中へ。そのすぐ後ろにいたお母さん、急ブレーキ!そのすぐ後ろにいたお父さんあわや追突。ぶつけたら車輪が曲がる。曲がったら多摩湖へ行けない。多摩湖へ行けなかったらおにぎり食えない。それでとっさに後ろにひっくり返った。道ばたの植え込みに背中からつっこんだ。植木は折れたけど背中も無事、自転車も無事。おにぎり食える。当の犬がおいらの顔見て吠えついた。何でぇ?

暫くサボっていたので、ヤッパ急坂はきついなぁ。心臓パコパコ、息ゼェゼェ。後ろを振り向くとかあちゃんが来ない。きっと歩いてるんだな?ウッシシお先にね。
ヤッパ心配だ・・・・ちょいと休憩・・・来た来た・・・・顔を真っ赤にしたダルマさん・・・なんだ坂こんな坂ほいさっさ・・・「大丈夫か?」先に行けと言う無言の合図。かあちゃん、最近本当に丸くなったね・・・・

おや?オバサンが傘をさして坂道を歩いてくる。去年もこのあたりで変なオバサンを見かけたな。自転車乗りながらおかしなダンスして我々を抜いていったね。母さんよヤッパここは妖怪通りだな!そういう我々も妖怪よ。

いつもの公園に無事到着。かあちゃん、最後の急坂でお父さんを抜いて行く。ウッソ!にんじんをぶら下げた馬みてぇだ。昼飯だ、ひるめしだ、ストーブでお湯を沸かしてみそ汁作っておにぎりをパク付く。旨いね!来て良かったね!サケって書いてあるおにぎりは鮭ですからねぇ、酒ではありませんよ。分かってますよそんなこと。
一匹の犬が側に来て、かあちゃんの食べる姿を首をかしげて見つめてる。絶対にやらねぇぞ・・そんな目つきのかあちゃん。ゆでたてのソーセージが気になるお父さん。
「けちん坊」そんな目つきで腰をフリフリ犬は遠ざかる。未練がましくちらりと振り向いた。「やらねぇよ」「けちん坊!」

「このあたりかな?おいらがひっくり返ったのは?」
「そうね、植木は無事なようね」と赤いダルマさん。



2005年01月09日(日)



 新しい時計

お父さんは時計が大好き。
一番高価なレアものはかあちゃんに指輪代わりにあげた。
そのほか中級機が数個、超安価な物が数個。共通するのは黒の文字盤に大きなアラビア文字。老眼にはこれが一番だ!その中でもお気に入りは西友で買った5百円の中国製。デザイン違いを3個。当初は毎日種類を変えて「これ5百円!」「へ!ウッソ5百円には見えない!」と見せびらかしていた。
ある日オリンピックのチラシに「カシオソーラー電波時計9800円・・限定発売!」なんて言う広告を見てしまった。この店、時々おもしろい物を限定発売するんだよね。去年もイタリー製自動巻をここで買った。
かあちゃん、これ買ってきて。お金は立て替えて。
ヲッフォッフォ・・かっこいい!使い方わかんないケンド超現代的!黒の文字盤にアラビア数字!下の方に液晶のウインドウ。ちょっとミスマッチだケンド、おいらの趣味にぴったり!早速はめて会社へ。
会社のAさんも時計好き。先日も、ホームページ見ながらこのカシオ良いね、欲しいですねぇ、なんて言っていた。その彼と昼飯を一緒に食いに行った。上着の袖からちらちら見え隠れする黒いカシオ。Aさんの目がお父さんの時計をチラチラ。面と向かって話しているのに目だけカシオにチラッチラッ。長崎チャンポン下さ〜い、目はチラッチラッ。お水飲みながらグラス越しにチラッチラッ。
お父さん(早くおいらに質問して!お!新しいカシオですね。良いですねぇって)
チラッチラッ
お父さん(チラッチラッしねぇではやく聞けって!)実はねAさん、買ったんよ、カ・シ・オ・・・喉元まで出かかって、ぐっと堪えるお父さん。
暫く静寂な雰囲気・・・・
つつついに出たぁぁ!!!「お父さん、カシオのソーラ電波ですか?買ったんすか?格好いいですね?幾らしました?」と矢継ぎ早。
お父さん(待ってましたよ!待ちくたびれましたよ!)

2005年01月07日(金)
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