タダの日記<お父さんの日常生活>
タダ



 四丁目交差点で

外人さんが私を見て近づいてきた。やんべぇ、道を聞かれるのかな?
流暢な日本語で「すみません、歌舞伎座はどこですか」
お父さんややほっとして「あっちの方向にマッツグ行ってシダリ側にあります」
外人さん「マッスグ行ってヒダリ側ですね?」
お父さん「そうです。日本語上手いですね・・」


2004年12月20日(月)



 一人で晩酌も良いモンだ

夕方一人で花小オバサンちで晩酌。
うへぇ混んでるなぁ。そして見慣れないおばあちゃんと若いお姉さんがカウンターの奥に。穴子どんぶりのお姉様に、ぬる燗一本におでんを適当に盛り合わせてくださいな。
「お待ちどおさま。おでんです」大きなお皿におでんがイッパイ
「うへぇ多いね!、今晩は一人なんだけど・・・」
お姉様「ウッソ!お一人!ウッソ!てっきりあとから見えるのかと思いました。ウッソ!お一人ですかぁ!」
「はい、ごらんの通り一人です。でも大丈夫です。折角だからいただきますよ」

食った喰った、飲んだ呑んだ。腹ごなしと酔い覚ましに近所の百円ショップで園芸用品とその他いらぬ物を買い込む。ついでに下の西友で5百円の時計を三個買った。黒の文字盤でシンプルなデザイン。5百円とは思えない。家に帰ってベルトを代えれば1万円にはそこそこ見えるな。

ご帰還。うへぇサブ。こたつに潜り込んで時計のベルト交換。小腹が空いた。剛の夕食にスパゲッチーがテーブルに乗っている。あいつ、確か夕食用にと小遣い貰っていたよなぁ。だからこれを食べても良いよな。少し貰ってあとはそのままラップして置いておけば判らないだろう。少しいただきまぁす・・・・ウヘッ!こりゃ何だ?焼きそば?スパゲッティ?それとも乾燥うどん?剛介・・遅くなっても何か食って帰って来いよ。


2004年12月18日(土)



 今夜はクリスマスパーティー?

朝の山手線。真向かいに座っていたメタルフレームのメガネをかけた50代の男性。ヘアスタイルはアイビーカット。太いブルーストライプのワイシャツ。カラーとカフスは真っ白。水玉ネクタイに共布のポケットチーフ。
濃紺フラノスーツは金色ボタンのダブル。。
膝の上に新品同様のなめし革アタッシュケース。上に乗せた分厚い本にはバーバリーチェックのブックカバーが。どんな本を読んでいるのか興味津々。
お父さんの観察目線は更に下へ。
足下はアタッシュケースと同じなめし革の先のとんがった手入れの行き届いたウェスターンブーツ。人の足を踏むには便利だケンド、踏まれたときには泣いちゃいそう。
更に更に短い足の横には細く畳まれた同じくバーバリーチェックの傘が!確か本日の降水確率ゼロパーセント。
電車は池袋にまもなく到着。
男性、アタッシュケースを開いて本を納める。ついでに同じチェック柄のハンカチを取り出す。それをアタッシュケースの持ち手に巻いてラッシュアワーの人混みに消えていった。
40年前のみゆき族そのまんま。平凡パンチに載っていたヴァンの広告写真、そのまんま。読んでる本とアタッシュケースの中身を見られなかったのが何とも残念。


2004年12月17日(金)



 晩酌

三日間連チャンで飲みに行くことになるから、金曜日は家にいて今晩花子で飲まない?
と言うことでおばちゃんのところで飲む。
お父さんは手酌でぬる燗をチビチビ
かちゃんは焼酎の水割りをグビグビ
かあちゃん「ゆり根を食べようか?」
お父さん「ゆり根は花の根でしょ?嫌いだ。食べ物じゃない」
お父さん、カウンターに置かれた植木鉢を指さして「この花の根っこを食べる気になる?」
かあちゃん「それとこれとは違うでしょ」
お父さん「穴天、下さ〜い」
オバサン「は〜い、穴天一〜つ」

そろそろお開きにしましょうか。でも大きな穴子が二つほど残っていますね。
お父さん、少し声を大きくして、この穴子をどんぶりにしたら旨いでしょうね・・穴丼食いたいですねぇ〜
お店のお姉様1「お作りしましょうか?」
お父さん「ヲッフォッフォ・・出来ますかぁ?お願いします」

旨かったです、穴丼。ごちそうさまでした。今日は我が侭言い放題でゴメンチャイでした。
本当にお開きにしましょう。そう言えば半分ほど残っていた焼酎はほとんど空ですねぇ。
何?本日はかあちゃんの奢り?ヲッフォッフォ。土曜日の夜はお父ちゃんシトリで晩ご飯食べるからその代わりよ。なるほどねぇ。かあちゃん、勘定払うなりすたこらさっさ。

お父さん「ちょいと待ってよ、コートを着るからさぁ・・ヒック」
お店のお姉様2がコートを肩にかけてくれた。ヲッフォッフォ。
お店のお姉様2「お気をつけて行ってらっしゃいませ」・・とは言わなかったね。


2004年12月16日(木)



 朝ぁぁ

いつもの一段飛びのお父さん、この二三日見かけないね。無理して転んだ?

ワファァァァ、電車を三駅も寝過ごした。モシモシ・・俺・・・田町のカッパ。

新橋の交差点に何故か片方の革靴が・・・?写真を撮ろうかと思ったらメモリーがイッパイ。

寝ぼけ眼でスタバへ。クーポン又くれた。こんなにあってどうすんの。クリスマスブレンドの粉とクリスマス紙コップをセットで売っていた。ほしいな・・明日買おうっと。


2004年12月14日(火)



 コーヒーブレイク

お父さん「オギさん、スタバへコーヒー飲みに行こうよ」
オギさん「今ちょいと忙しいな」
お父さん「今朝、一人分タダになるクーポン貰ったよ」
オギさん「ツウことは、おいらの分タダでよいわけ?」
お父さん「ま、そう言うわけだな」
オギさん「ソンジャ行きまひょか」

お父さん「コーヒー二つください。いつものヤツね。一つはこのクーポン使わせてください!」
お姉さんだかお兄さんだか良くわからない店員「すみません、これは26日からなんです。ここに書いてありますぅぅよ」
お父さん「ウッソ!こんな小さい字読めないよ」
オギさん、ちょいと困った顔。
いいですよ、オギさん。私が誘ったから私が払います。
店員「あと二枚差し上げますから、また来てくださいねぇぇ」

昨日まで疑問だったのよ【お姉さんだかお兄さんだか良くわからない店員】
がらがら声で、ショートヘアで、そして体つきが。
お父さん「ね、ね、ね、あの店員は男かな。女かな?」
オギさん「そう言えばどっちでしょうね?」

今日彼女と言うことが分かりました。また来てくださいねぇぇぇの【ねぇぇぇ】で。たぶん彼女でしょう。


2004年12月13日(月)



 

トイレの個室で聞いた話
後輩らしき人物「○○さん、仕事をする時は時計も指輪を外すんですね」
○○さん「そうよ時計も指輪も邪魔だろ。特に物を書くときはな」
お父さん(物を書く時指輪が邪魔?そんな大きな指輪してるの?)
後輩らしき人物「へぇそうなんだ・・・気合いですね!」
お父さん(意味解らん?)
○○さん「そうよ。気合いだぁ!」
お父さん(訳解らん。二人の顔を見てみたい。でも今は駄目だ。残念!)

パート2
お父さん「かあちゃん、今日の湯たんぽぬるいよ」
お母さん「アタイもそう思った」
お父さん「湯たんぽの温度と愛情は正比例するの?それとも反比例?」

パート3
お母さん「アタイもモモちゃん買ったよ」
お父さん「へ?何?」
お母さん「お父さんと同じヤツ!」
お父さん「へ?モモちゃんってだれ?誰っつうか、何?」
お母さん「も、も、ひ、き・・・・」

2004年12月12日(日)
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