enpitu


後悔しない自分のために
もも



 徹夜あけ

本当に徹夜してしまった。何年ぶりだろう。
朝5時くらいまでは、けっこうマジで仕事したけど、流石に眠くなって、机につっぷして寝てしまっていた。
はっと気付いたら、Kさんも寝ていた。

今日は別に用事があったので、結局そのまま行くことに。
昼前まで仕事をして、Kさんと別れて先に会社を出た。

昨日の朝から24時間以上もKさんといっしょにいたのだなあと思うとなんか不思議な感じ。
エレベーターに乗る時に、タバコを吸ってたKさんが、”今度はオトナの関係になりましょうね”
と言ったので、あはは・・と笑いとばしたかったけど、真剣に取ってしまい、かなり困った顔をしてしまったと思う。


その後、電車に乗ってたら、Kさんからメールが来ていた。
はげましの言葉と、いつものようにクドキトークも入っていたのだけど・・・
今までだったら、7つも年下で、結婚する予定の彼女のいるKさんを男性としてみるなんて、ありえない・・
って思って、ハイハイと読み飛ばしていたのだけど、、今日は・・・何かが違っていたような気がした。
もしかして、Kさんの事が好きなのかな? と突然思って動揺した。
徹夜あけで頭が混乱していたから?


2004年06月27日(日)



 オットとケンカ

Kさんの事を意識してしまってか、なんかKさんの顔を見るとちょっとドキドキする。
どうしてしまったのだろう・・・
仕事の話をするために、顔をまっすぐ前から見ても、自分から目をそらしてしまう。
と・・・Kさんが言った。
”実は、突然なんですけど、一ヶ月以内くらいで籍入れることになりそうです。
ももさんのこと好きとか言ってる場合じゃなくなっちゃいました”と・・・
この言葉で、す〜っと、現実に戻ったワタシ。
よかった。本当によかった。と思った。


ところで、今日は排卵日のはずだった。
オットとHできない日が続いているが、お互いコドモはほしいし、なんとかせねば・・・という話はしてきた。
ということで、今日はHにチャレンジしようということになっていたのだ。

だけど、オットは疲れた、明日だ・・とそっぽを向いて寝てしまった。
ワタシが疲れてソファに倒れこんで寝る。オットが酔って寝る。
タイミングがあわない。
これの繰り返しなのだ。

哀しくて、哀しくて、涙と嗚咽がでた。
あまりにも、悔しくて、

こんなの、ワタシは妻のはずなのに・・・いっしょに楽しく暮らしているだけの同居人だ・・
来週から、別れることを考えるために実家へ帰る

と言ってはいけない言葉を発してしまった。

オットは最初哀しそうにして、謝ったのだけど、ワタシが態度をカタクナにしていたら、今度は逆にキレた。
別れようと。明日離婚届をもらってくると。
長期出張にでるから、そのまま出て行くと。
そう言い捨てて寝てしまった。


ワタシは混乱し、Kさんにどうしようとメールを打ってしまった。


2004年06月28日(月)



 一夜あけて

一夜あけて、すっかりワタシは、謝る気になっていた。
オットの顔を見て、謝ったのだけど、オットは、全く受け入れようとしなかった。

Kさんは心配して、メールに返事をくれていた。
きっと、Kさんは、ワタシとオットを仲のよい理想的な夫婦だと思っているのだろう。
ワタシ自身、そういう風に見えるようにしか、オットについての話をしていなかったのだから・・・
外からそう見えても、きっとどんな夫婦にも何かしら問題はあるのだろう。
私たちだって問題だらけの夫婦なのだ。


仕事は忙しいけど、旦那が出張に行く前に話をしないと・・・といそいで帰宅する。
でも、旦那は明日早朝から出張だからと早々に寝てしまい、話はできなかった。
いったいどうなるのだろう・・・心配で不安で涙がこぼれる。

2004年06月29日(火)



 驚きの・・・

明日からワタシも出張だ。
オットと話ができるチャンスは今日しかないと待つ。

オットの気持ちも考えず、自分の気持ちを優先し、思いやりにかけていたことを反省していると伝えた。

と・・・
オットの言葉。

その1 オットの実家の商売が破産しそうだと。
その保証人になっているので、借金を背負わないといけないと・・・
金がいると連絡があったので、とりあえず夏のボーナスはみな渡したと・・・

その2 ずっと仕事をやめたかったけど、ワタシがいるからやめれなかった。
ワタシと離婚するならと、昨日退職届けを出して受理されたと・・・


くらくらした。

オットの家族については、私もいろいろ言いたいことがある。
人はいいけど、ワタシ的には、熱心に働いているようには見えないのだ。
ワタシだってボーナスを一応期待していたけど、そんなことよりも破産した場合の借金の額はいったい・・・いくらなのだろう。

そんな状態なのに、会社をやめたと・・・
オットの会社は一応、業界では日本一の企業で、学生にも人気のある会社だ。
入ろうと思っても中途で簡単に入れるような会社じゃない。
お給料こそさほどいいとは言えないけど、親がそんな状態なときに何故!?


ワタシの収入があるとはいえ、オットが失業してしまったら、いったいどうしたらいいのだろう。
オットの親をひきとらないといけないのだろうか・・・


2004年06月30日(水)



 仕事にもえる

ワタシ、三日間の出張。
オットも、四日間の出張。

昨日、衝撃の事実を知ってしまったものの、一応仲直りはしたので、精神的にはおちついていた。
仕事が忙しいのも、余計なことを考えずにすんでよかったのだと思う。




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2004年07月01日(木)



 またしても・・・

明日からオットは一週間の出張に出てしまう。
今日は、買い物にいって、家でゆっくり夕食をとる予定だった。
少し遠出して、大型スーパーでお買い物と・・・ワタシが、聞きたかった言葉を発してしまった。
”ところで、本当に仕事やめるの? これからどうするつもりなの?”

その途端、オットの表情が崩れた。
”帰る”と言い捨てて、ずんずん歩いていってしまった。
ワタシも、むっとして、オットをほったまま、一人でセールの服を見たり、食材を買った。
一時間ほどして、駐車場へ行ったけどオットはいなかった。
携帯を鳴らしたけど通じなかった。そのまま、蒸し暑い駐車場で一時間待ったがオットはあらわれなかった。
ふと、自宅に電話してみると、オットが出た。

何してるの? どうして家にいるの?
と聞くと

もう、本当におまえに嫌気がさした。
本当に別れる。今日このまま家を出て行くから。

と言った。


そう、オットは車のキーを持ったまま帰ってしまい、私はスーパーに置き去りにされたのだ。

車のキーがないよ・・・と泣きながら言うと、オットは、黙っていたけど
それならキーだけ届けるからと言った。
30分後オットはやってきた。
話をしよう・・とすがりついたけど、ふりはらって、キーだけ渡すとオットは行ってしまった。

ワタシはどうしていいのか、わからなくて、スーパーの階段で泣いていた。

Kさんにメールした。
でも全てを打ち明けて話すことはできないので、結局、電話したのはワタシの実家だった。
母の声を聞いたら、涙があふれてしまいワタシは一切合切をぶちまけてしまった。
母は驚いて、すぐに家に来なさいといった。
ワタシも、今夜は実家に泊まりたいと思ったので、一度自宅に帰って、着替えをとってから行くと告げた。


家に戻り、実家へ出かけようとしているところに、オットから電話がかかってきた。
やはり、一週間の出張の前に、話をしたほうがよいと思ったようだった。
あわてて、実家に電話し、オットと話をすることになったと告げた。

結局、オットは一度家に戻り、ワタシが全面的に折れて、オットをうけいれる形になった。


セックスレス、結婚して三回の大型借金、相談なしの失業。
カレからワタシにふりかかったこれらの出来事はワタシにとって不幸なのだろうか?
これくらいのことは、どんな夫婦にもあることなのだろうか?
それでもワタシはオットといっしょにいることを選んで正解なのだろうか?

何がなんだかわからなくなってきた。





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まだわかりませんが・・・

2004年07月04日(日)



 Kさんと・・・

昨日、一旦和解し、オットは一週間の出張へ。

週末の出来事を心配してくれたKさんがワタシを飲みにさそってくれた。
居酒屋で今まであったことをうちあけて、ワタシって不幸なのかな?と聞くと
Kさんは、不幸を喜んで受け入れているなら、それは不幸じゃないと言った。
でも、一方的にオットから離婚をたたきつけられた状態を一旦、スタート状態に戻したのだから
ここから、本当にオットとやっていくのか、別れるのか、冷静に考えたほうがいいとも言ってくれた。

店を出たのが、23時頃だったか・・・
Kさんが、”今日こそ帰しませんから”と言ったので、困ってしまったのだけど、そのまま行く宛もなく、外をぶらぶら歩いた。

”この先にラブホがあるの知ってます?”と言われたけど、結局カラオケに入った。
カラオケも久々。新しい曲なんてわからないし、何を歌ったらいいのかもわからない。
適当に知ってる曲を選んだのだけど、歌詞って、普段何気に歌ってるけど、心が不安定な時には、どんな曲を聴いても、
自分にあてはめてぐらぐらしてしまう。
今井美樹の”Piece of wishes"(だっけ?)の歌詞で、自分で歌って自分でうるうるしてしまった。
無意識なのに、ワタシが暗い歌詞の歌ばかり選ぶので、Kさんは心配しててか明るい歌をたくさん歌ってくれた。
1時間ほど歌っていたら、疲れて、二人とも選曲が止まってしまった。
ちょっと話をしてたのだけど、突然Kさんが
”キスしてもいいですか?”と言ったので、ワタシは”ダメです”と答えた。
また会話をしていたけど、突然、涙があふれてとまらなくなってしまい、Kさんは
”抱きしめてもいいですか?”と言った。
ワタシは、言葉のままにKさんに抱きしめられてしまった、
3年もいっしょに仕事をしてたけど、Kさんに自分から触れたのは初めてだと思う。
こんなことがあっていいのだろうか?と思いつつ、Kさんはすごく優しくて、温かかった。
抱きしめられたまま泣いていたら、Kさんはワタシに軽くキスした。
すごく優しかったので、そのままキスされていて、その後顔をみつめあって恥ずかしくて笑ってしまった。
Kさんは、ニコニコして”こんな日もあるんですよ”と言った。
そのあと、Kさんをぎゅっと抱きしめて長いキスをした。

”出ましょうか?”とKさんが言うので、うんとうなずいて店を出た。
近くのシティホテルに1時にチェックインし、そのままKさんに3回抱かれた。

結婚して10年たつのだけれど、オット以外の人に抱かれたことは初めてだった。





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2004年07月05日(月)
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