夜明け前まで雨が降っていた。ぽとんぽとんとまるで命の音。
昨夜のつかれがあったのか少し気だるい朝だった。
さあ月曜日と気負う事もなく山里の職場へ向かう。
雨あがりに道ばたの民家の紫陽花がとても鮮やか。
お遍路さんも何人か見かける。気持ち良さそうに歩いていた。
仕事はそれなりに。同僚は出張修理で出掛けていたので
独りきり。来客もなく閑古鳥さんの鳴き声が聴こえてきそう。
幼馴染の友のお父様が亡くなりお葬式もあった。
義父にお香典を頼み参列はしなかったけれど
子供の頃からとても可愛がってもらっていたので
しんみりとしながら思い出をたどるばかり。
秋には友の三回忌だった。親よりも先に逝ってと
嘆いていたお父様の悲痛な顔が忘れられない。
お母様は施設に入居されているとのこと
娘を亡くし夫を亡くしどんなにか辛いことだろうか。
永遠の命などない。私だってどんなに願っていても
遅かれ早かれお迎えがやってくる。
明日のことがわからないからこそ今日を精一杯に生きる。
2019年06月02日(日) |
それはそれはにぎやかに |
今日は「先祖まつり」のお当番でちょっと忙しかった。
宴会の後片付けがやっと終わってほっとしているところ。
いつもならもうとっくに寝ている時間だけれど
ささやかなことでもやはり書き残しておきたくて。
親族がみな集まりご先祖様の供養をしながら
それはそれはにぎやかに宴会を。
ご先祖様のおかげでみんなが繋がっているのだと思う。
本家さんも分家さんもみんなとても仲良し。
笑顔いっぱいの楽しい夜でした。
ありがとうございました。
2019年06月01日(土) |
気がつけばずっと微笑んでいた |
薄雲が広がっておりさほど暑さを感じず。
明日は雨の予報。そろそろ梅雨入りかと思う水無月。
孫たちのプール開きも近くなり今日はいつもの美容院へ。
ふたりとも髪を括れなくなるのは嫌だと言って聞かず
3センチほどカットしてもらった。おしゃまな笑顔。
髪型にもこだわるようになった。もうそんなお年頃のよう。
今日は娘もお休みだったけれど「おばあちゃんと行きたい」と。
いつまでもそう言ってもらえたらどんなにか嬉しいことだろう。
午後はお散歩。あやちゃんがお大師堂には行きたがらず
仕方なく別行動になってしまった。独りでぼちぼちと歩く。
やはりすぐに足が痛み始める。少し歩いては休み休み。
娘と孫たちは川辺で水遊びをしていたようで
すっかりびしょ濡れになって帰って来ていた。
とても楽しかった様子に笑みがこぼれる。
気がつけばずっと微笑んでいた一日だった。
ほんとうに恵まれた日々が続いている。
今日も「いい日」をありがとうございました。
2019年05月31日(金) |
ちいさくてやわらくてやさしい手 |
曇り日。にわか雨が降ったけれど束の間のことだった。
気温は25℃ほどでずいぶんと涼しく感じる。
とうとう5月も最後の日。
令和になってからあっという間だった。
月末の仕事は早めに済ませておいたので
今日は特にあたふたとすることもなく過ぎる。
資金繰りに追われることがないだけでずいぶんと気が楽。
このまま順調にと思うけれど先のことは何もわからない。
精一杯の努力でこれからも乗り越えていきたいものだ。
いつもより早めに仕事を終わらせてもらって帰宅。
洗濯物が乾いてないかもとじいちゃん。
にわか雨が降ったので一度家の中に入れて
また外に出して干してくれたのだそうだ。
ちゃんと乾いているよありがとうねじいちゃん。
そんなちょっとしたことが嬉しいのだった。
夕食後、娘と孫たちがお散歩に誘ってくれる。
めいちゃんがそっと手を握ってくれた。
ちいさくてやわらかでやさしい手がとても愛しい。
2019年05月30日(木) |
笑顔を見せてあげたい |
少しひんやりの朝。なんだか懐かしいような肌寒さだった。
日中は30℃近くまで気温が上がったけれどさほど暑さを感じず
梅雨に入る前の爽やかさはとてもありがたいものだ。
仕事を早めに終わらせてもらって母の病院へ。
けれども母に会うためではなかった。
役場から介護認定3の通知があり施設入居の手続きに。
先日から相談員さんが積極的に動いてくれていて
来週には入居が可能になり早々と本決まりになる。
同じ病院内の施設なので母は何も知らないのだけれど
あえて説明しないほうが良いだろうと結論に達する。
心を鬼にして母の覚悟を待つ必要がもうなくなったのだ。
そう思うとこれまでの苦悩が嘘のように救われたよう。
優しくしてあげたい笑顔を見せてあげたい。そればかりを思う。
母もきっと待っているだろう。
やっと親孝行が出来る時が来た。
最高気温28℃ほど。風もあり過ごしやすい一日だった。
昨日の雨のおかげで草木が生き生きとしているのがわかる。
紫陽花も少しずつ色づき始めた。これからが楽しみでならない。
お昼休みにラジオの「人生相談」を聴くのが日課になっている。
毎日聴いているとほんとうに悩みを抱えている人の多いこと。
その悩みがバサッと切られるのがとても心地よい。
人って同情されて一緒に泣いてくれることより
断ち切るような強い言葉で励まされることで救われるのかもしれない。
たとえば「泣いている場合じゃないでしょ!やってみなさいよ」
仕事が順調にはかどり早めの帰宅だった。
あやちゃんに「おかえりなさい」が言えて良かった。
平穏無事をかみしめるように一日が暮れていく。
2019年05月28日(火) |
なんとしても守りたい |
夜が明けてからぽつぽつと雨が降り始める。
それはやがてどしゃ降りの雨になった。
小雨のうちにあやちゃんが登校して行きほっとする。
職場に着いてから川崎の殺傷事件を知る。
怖ろしいの一言では済まされない事件だった。
心が張り裂けそうなほど痛んでならない。
帰宅して孫たちの帰りを待つ。
「ただいまあ」と元気な声が心に沁みるように嬉しい。
我が家はこんなにも平和だった。
この平和をなんとしても守りたいとつよく思う。
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