ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年10月01日(月) ひとは強い

台風一過の爽やかな秋晴れ。

ふりそそぐ陽射しのなんと優しいことだろう。


あやちゃんと保育園へ。砂場の上の日除けシートが破けてぼろぼろに。

保育士さんが台風の置き土産と格闘していた。


山里へ向かえば倒木もあって作業員の人達が片づけてくれていた。

おかげで通行止めにならず無事に職場へ着けてありがたいこと。


秋遍路さんが多い朝。昨日は足止めを余儀なくされた事だろう。

爽やかな朝風を浴びながら気持ちよさそうに歩いていた。


職場のまわりの秋桜も鶏頭も憐れな姿だったけれど

起き上がりこぶしのようにやがてすくっと立つことだろう。

嘆くよりもエールを送りたいそんな朝の風景だった。


今年ほど自然災害の多い年はないだろうと思う。

心痛むことがたくさんあったけれどとにかく前を向かなければ。

ひとは強い。失うことがたくさんあっても歩くことが出来る。



穏かな夕暮れだった。

一番星を見つけて思わず手を合わせていた。





2018年09月30日(日) ながいながい一日

お昼前には台風の暴風域に入り大荒れの天気となる。

直撃はないからと少し安気に構えていたところ

思いがけずに荒れて戸惑い少し怖い思いをしてしまった。


じいちゃんは高潮の警戒で招集があり消防団の任務へ。

そろそろ辞めさせてほしいと言いながらも

しっかりと任務を果たす姿にはいつも頭が下がる思い。


娘と孫たちとお留守番をしながらそれなりに過ごす。

さいわい停電にはならなくて助かった。

外にも出られずなんともながい一日に感じる。



3時頃には暴風域を抜けたのかずいぶんと静かになった。

まだ吹き返しの風が強かったけれどほっと安堵する。

じいちゃんも無事に帰ってきてくれて

いつもと変わらない穏やかな夜を迎えることができた。


日本縦断コースの台風。今後の進路がとても心配だけれど

どうかどうか何事もなく通り過ぎてくれますように。


明日は晴れますよと空は茜色に染まっていた。9月が終わる。





2018年09月29日(土) おでん日和

台風が近づいているとは思えないほどの静けさ。

今回は直撃かと覚悟していたけれど

少しコースが反れて足摺沖を通過するようだ。

高知県東部に上陸するかもしれず他人事ではないけれど。


用心に越したことはないと家の周りを片づけたり

早々と雨戸も閉めて明日に備えている。



娘が仕事だったので午後は孫たちと過ごす。

録画してあった「ドラえもん」をずっと一緒に見ていた。

おとなが見てもこころ温まるシーンがあったり

ちょっと厳しくてもとても優しいドラえもんが子供たちは大好き。



明日は買物に行かないことに決めて「おでん」をたくさん煮込む。

土鍋から溢れそうになるのを見守りながらコトコトと。


今日も明日もほっこりとおでん日和になりそうだ。


台風よ。どうか大暴れせずに通り過ぎてください。






2018年09月28日(金) じぶんにごほうび

台風が近づいているとは思えないほどの秋晴れ。


今朝はあやちゃんと保育園へ。

「おばあちゃんおべんとうは?」と聞かれて

金曜日はコンビニでお弁当を買う日だと。

「じぶんへのごほうびよ」って応えると

「じぶんにごほうびってなあに?」と首をかしげる。

いっぱいがんばったらじぶんのすきなもの食べても良いのよと。

「じゃあ、あやもあしたチョコたべてもいいね」


朝からとても微笑ましい会話が嬉しかった。

お昼のお弁当の美味しかったこと。

カロリーも気にせず鶏からマヨネーズ弁当を頬ばる。



月末の仕事もなんとか終えられ定時で帰路についた。

時間はたっぷりとあったけれど母の病院へは寄らず。

来月3日に転院が決まったこともまだ知らせてはいない。

今の母の様子では素直に行ってくれそうにもなくて

かと言って思い悩むのも嫌で、なんとかなるだろうと思うことに。


ケセラセラなるようになるさ。歌うようなこころでいよう。



2018年09月27日(木) 秋刀魚記念日

雨のち晴れてかすかに夏の名残がする。

彼岸花はすっかり枯れてあちらこちらに秋桜が咲く。


大型の台風が不気味に近づいている。

今回は直撃を免れそうになくて不安がつのるけれど

自然災害はどうしても避けられないこと。



いつものように孫たちを保育園に送り届け山里へ向かう。

国道ではお遍路さんを見かけたけれど山道では会えず。

それでも確実に秋遍路さんが多くなったこの頃。



仕事が少し忙しく定時では終われなかったけれど

今日も母に会いに行く。ほんの束の間だったけれど

どうしても母の写真が必要なことがあって写真を撮りに。

髪の毛がぼさぼさだったので子供にするように頭を撫でた。

ベッドから身体を起こしてちょこんと座る母が愛しく思う。

せめて口紅を持ってきてあげたら良かったとそれも後のまつり。

病衣のままでやつれてしわくちゃになっていて憐れだった。


そうしてまた逃げるように帰る。ごめんねお母さんと心で詫びる。




帰宅したらもう夕飯の支度。娘が手際よく手伝ってくれて助かる。

あやちゃんが秋刀魚を丸ごと自分で食べてみたいと言って

初挑戦。ちゃんと骨を取ってきれいに食べられたのでびっくり。

それを見ていためいちゃんが黙っているはずはなくて

「めいのおさかなは?」と。おばあちゃん5匹しか買ってなかった。

娘が身をほぐしてお皿に入れてあったのを「これじゃない!」と怒る。

結局娘が食べかけていたのをめいちゃんにあげてやっと納得。

するとめいちゃんもちゃんと骨を取ってきれいに食べられた。

ふたりとも成長したね。今度からちゃんと6匹買ってくるね。


最後は笑顔で今日も穏やかに暮れていく。


「いい日」でした。ありがとうございます。



2018年09月26日(水) 孫たちの帰りを待っていた

夜明け前にとても綺麗な月を見あげる。

十六夜の月か、昨夜が満月だったそう。


孫たちを保育園に送り届けてから久しぶりの山里へ。

国道から山道に差し掛かる所で戸惑っている風のお遍路さん。

迷わず声を掛ける。道を間違っていないか不安だったとの事。

「大丈夫ですよ」と言うとほっとしたように微笑んでくれた。


秋遍路さんが少しづつ多くなって来たこの頃。

ささやかな挨拶でも良い。なるべく声をかけようと思う。



お天気が急変し青空だったのに一気に曇って雨になる。

朝のお遍路さんの事が気になりながら仕事をしていた。



母の病院から電話があり入院費の催促。とてもきつい口調。

転院してから清算しようと思っていたのでいささかショックなり。

仕方なく支払いに行って少しだけ母に会って来た。

転院はしないと言い張る。もう大丈夫だから家に帰ると言う。

コーヒーが飲みたいので喫茶店に連れて行って欲しいと言うのを

なんとか言い聞かせて逃げるように帰って来た。

「苛々したらいかんよ」と母。まさにその通りの娘だった。

優しく出来ない。それがおおきなストレスになっている事に気づく。




帰宅して孫たちの帰りを待っていた。

「おばあちゃんたけうま90センチできたよ」

「すごいね〜あやちゃん」

運動会がとても楽しみでならない。



2018年09月25日(火) じいちゃんやったね

明け方にかけてまとまった雨が降る。

雨音に寄り添うように虫の声がかすかに響く。


孫たちが保育園に行く頃には雨もやんでいて

「はやくいこうよ」とあやちゃん。

珍しくめいちゃんも「いっしょにいく」と言ってくれて

三人でわいわいと。跳びはねるようにしながら門をくぐる。



予定通り山里の職場はお休みを頂いて

ラストの川仕事へ。一時間ほどですべての杭を打ち終える。

「やったね」とじいちゃんと笑顔を交わして心地良い達成感だった。

来月には海苔の種付けが始まる。どうかどうか順調にと願うばかり。


午後は少しひと休みしてから粗大ごみをトラックで運ぶ。

本棚はそうでもなかったけれど洋服箪笥のそれは重いこと。

さらば嫁入り道具の気持ち。40年の歳月をありがたく思う。

断捨離なのか終活なのか、まだ捨てなければいけないものがある。



夕飯はお寿司を買って来てプチッと川仕事の打ち上げ。

家族みんなの笑顔が何よりのごちそうに思える。


今日もいい日でした。ありがとうございます。


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