2014年06月29日(日) |
11、あのひとが去って |
あのひとが去って
1 あなたを失って/わたしはかなしい やさしかったあのひと ほおにキスをくれた あなたは/わたしのもとを去って/ もういない あなたがいないのは/ 世界に誰ひとり/ いないことだと/ 気づいた
2 あなたを失って/わたしはかなしい 誰よりも/あなたが必要なのに/ あなたに/必要ないと言われた わたしにとって/ あなたより大事なひとはいない いいえ/あなたのやさしさだけが/ わたしを救う あなたのやさしさに/ 甘えてしまったからだ あなたのやさしさが恋しい あなたの微笑みが恋しい あなたが恋しい
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こころの風景
一 あなたの心の中に/見えませんか 冬の夕景に/ゆらゆらさせて/ しずかに/沈んでゆく夕日 まるで/月のように/ 弱弱しく/日は沈んでゆく
二 あなたの心の中に/見えますか 冬の早朝に/1つづつ/ 消えてゆく星星 「死期は近づいている」 星星は/すべて/消えようとしている
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子供たちへ
わたしのあとに/ 誰も見えないけれど/ おかあさんがいる おかあさんのあとに/ こどもたちがいる
絆は見えないけれど/ 人を強くする/ 明るくする/ 元気にする
こどもたちよ/ じぶんを活かして/生きるよろこびを/ 見つけるように! 生きるくるしみのなかに/ 静寂を見いだすように!
祈っている
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つめたい風が/流れています 東から西へ/朝から夜へ/生から死へ
確実に/一日一日/ 流れています
かなしい風です しかし/誰も/気にしません 誰も/気付きません
最期の一日になるまで/ 誰も/気にしません
さびしい風です
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時は残れり
一、(心は終わり/時は残れり)
朝日のなかを/トンボは/ あてもなく/飛んでいた 朝日の光を浴びて/ 羽根がキラキラしていた
二、(冷徹に/戦い抜いた人生 心は終わり/時は残れり)
残された人生の日々/ 忘れかけた青春の日々
人生の静かな哀感/ 君は知っているか
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静寂の地
一 あるとき/岡に登って/ つきを映した/静かな美しい/海を見た たとえようのないほど/ 静かで/美しい
二 いのちと精神の融合する/ 果てしなく遠く/ 果てしなく静寂 この静寂の地に/ 誰もたどり着くことはない
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祈り
あかい花の上に/ くろい蝶が停まっていました
だまって/じっと/見ていましたが、 もう/蝶に飛び立つ気配は/ ありません ときおり/弱くて・軽くて・小さい/ 羽バタキをしていました
『かれは/しずかに/ 死期を迎えているのです』
やがて/パッタリと動かなくなって/ 私は思いました
『かれの魂が/いつまでも/ すこやかで/ありますように!』
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哀しみ
ただ、かなしいだけ 死のうとか、死なないとか、 そんなんじゃなくて、 ただ、心がさびしくて、 泣いているだけ
ただ、孤独なだけ 絶望とか、迷いとか、 そんなんじゃなくて、 ただ、心がさびしくて、 泣いているだけ
テレサ・テンの歌が、聞こえると、 女性のやさしさ・かわいらしさ、 そして哀しみが、心に浸みます わたしの心も、やさしくやわらかく、 なります 哀しみが心を鎮めます
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2014年06月16日(月) |
3、あなたの瞳に映る、白い雲 |
いつしか、きみと、 輝く空の下で、 とりとめのないを話をしよう
宿題の作文を、 ほめてもらえたとか! テストの点数が良かったとか! ヒロインの役が、上手にこなせたとか!
なんでも、 つまらない事でも、 春の日の明るい話をしよう
きれいな若葉の色、 若草の香り、 君の清潔な匂い、 なつかしいセッケンの匂い あとは、黙って、 流れてゆく小さい雲を、 見よう この青い空の下で、 あなたの瞳に映る、 白い雲を見よう
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白い雲
一 白い白い、 やわらかな雲が、 あおい空に、ぽっかりと浮かんで、 やさしい春の風に、ながされて行く
二 白い雲よ きみはどこからきて、 どこへ行くのか その清浄な姿は、 あのひとに似ている
三 やわらかな真心、 若き日のときめき。 純粋で、無垢で、 善意に満ちた、 やさしい気分
四 小さき雲よ きみはどこへ、ながれて行く その姿が、消えるまで、 ずっと、眺めていよう
五 ああ!あのひとが去った日を、 想い出してはいけない
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寂寥
少し さみしいんです
センチメンタルなんです
中・高・大 友達はいました
けれど 一人も音信がないのです
孤独を 感じます
もっと 大切にしておけば良かった#と
思います いえ大切にしていたのです#
ただ 利用価値が失われたのです
すこし かなしいです
すこし 悲哀を感じます
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2014年06月13日(金) |
さびしきうた/文集「生きていることの哀感」 |
「生きていることの哀感」 hideki
この文集には、 「生きるかなしみ」/「愛する苦しさ」が/ 書かれています。
詩の所感/みたいなものです
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