地川 蜜の日記
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2012年01月25日(水) |
what can i do for us? |
蕎麦をゆでていた横で
そっと君が指を出す
はにかんだ爪が蒸気を受けて
湿っていく
座った膝の丸さとか
お箸の持ち方とか
多分注意を受けることは
いっぱいあったのだろうけど
向かい合い
メモを取りあい
破りあい
丸めあって
舐めあった
午後の光りの中で
隣の部屋から掃除機の音がしていた
そのような帰結を望みながら
なお多くの混乱した鍋の中で
蕎麦とうどんが
ひとつになっていた
2012年01月23日(月) |
面と向かってロールイット |
蝋燭をたくさん燃やして火をつけよう
溶けていく蝋を塗りつけて
楽しいことだけ
傷つけて
丸めたパンツの上で眠ろうよ
くるくると指の中で小さくなっていく 紙をまた伸ばして 遊んでいる
私たちは
囚われた金属の箱の中で
ハートのかたちをしていた
それを
許してね
青いゼリーを食べていて そっくりのスプーンで掬っていて ね
焦げた匂いがしてて
なんだろうって思ったけど
遅刻しかけた映画の最中
隣のRにきくことはなかった
またいつもの映画館の下のパブへ行って
ご飯を食べた
私の話をしようと何度も思ったけど
やっぱりこの人と寝るのは無理だと思って
何も言えないで終わった
その間ずっと映画の話
Rはその映画の最後に主人公が死んだ
と思わせる場面があったけど
基本的に死ぬおちは駄目だから
絶対生きてるってわかってたよ
なんていうんだけど
私は死ぬのがなんで駄目なのかわからなかった
死ねばいいのにね
死んじゃえば 全部オッケーじゃない?
ちゃんと死んでみせてよ
それは私か?
誰でも覚悟を決めればなんでもできると思うし
能力が見えあえばね
だから私だって
死ぬことはできるんだよ
煙草やめる とか思うことあるの?
と黒い羊の肉をつつきながらRが聞いた
緩慢な自殺なんだよこれは
と私はエビを口に入れる前に言った
エビのダイブ 口の中
歯で噛んで汁を出す
混乱した頭のまま 君へメールをしてしまった
あれほど しないと思ったのに だからもう携帯から登録を消した
彼と会ったことや 彼に何も言えなかったことや
伝えたいこと たくさんあったけど
何も言えずに Rと寝ることをしようと思ったことだけ
メールした
君は多分もう面倒くさいと思ってると思った
だけどそのそっけないメールや
冷たい態度が 苦しいほどに
嬉しいんだよ 背筋や首元に鳥肌がたって
ぞくぞくするんだよ
けど君が私を理解することはないだろうな と思った
彼が私をある意味では理解できなかったのと同じ
繋がらないこころのまま 歩いていく
私はもう君と寝たいとは今思わない
君と話したいとも思わない
ただ文字や言葉で繋がっていたい
君がひたすら言葉で私を打ちのめして
何度も殴りつけてくれたら
私はそれだけで 幸せなんだよ
私はそのとき指先まで緑
2012年01月16日(月) |
ラムズベリーとカリカチュア |
また一緒に遊んだね なんて
夜までともに 6人くらい集まった部屋で
ピザやらサラダやらワインやらビールやらコーラやら
散らかして 笑ったね
私はその中で 溺れた猿みたいに
もがいてた 足くくりつけられたい
蜜蜂がどこかにいるんじゃないかな
水の音もする
私は彼の何だったんだろう?
彼は私の何だったんだろう?
わからない
ことが多すぎて 諳んじていたことまで
千切れていった
メを閉じて 手を開く 奥底まで入ってきた君に
殺してやりたいくらいのエールを送ろう
2012年01月15日(日) |
買ったもの壊してはにかむ |
彼に会った 一年ぶりくらい?
彼に会って 会って
視界がね 滲んだよ
たった2時間くらいしか 一緒にいれなくて
私の近況や 彼の近況や
話して でも本当は好きだったんだよ とか 伝えたいことたくさんあったのに
結局また 何も言えず
彼の子供のおもちゃとか 彼の奥さんへのすいーつとか
一緒に選んで 泣きたいね
私はもう何も言えないって 誰か殴って
教えて
頭がおかしくなりそうな気がした
空が曇っていて 私は別れた駅で
地上に上がる階段をのぼりながら
かすれた声で 歌 うたったよ
君も今
泣いていてよ
いや、はや、
男の子っていいなって思った
知り合いの子とHHとで飲みに行く 知り合いの子は昔一緒に住んでた男の子 Rくん
もう飲んできていたRとHHとで飲みに行く
お互い近況を話していて そういやこないだ映画
一緒に観に行って 楽しかったね なんて話をして
私の意味のわからない寝言話をしたら
「それはずるいよ」と言われた 君のことだよね 多分
でもそれも全部わかってる
君が女の子とするのが好きなこととか
女の子に優しくする行為が好きなこととか
全部わかってるよ って言っても Rは
「でも ないな!」なんて怒ってた
Rがそんな反応をすると思ってなかったから
ちょっと驚いたけど
RはRでするの大好きだし
女の子大好きだし 映画好きの小説家目指してるなんて
君にそっくりだな、なんて思ってしまった
優しい人だしね
でも君は優しい人ではないよね
優しいかもしれなけど 優しい人ではないよね
私はそこが好きなのかもしれない
君が私に怒ったとき
ぞくぞくするほど嬉しかった
そういうのが好き
そっけない態度とか 馬鹿な女だね なんて
言われたり そういうことされると
それだけで嬉しくなっちゃう
なんて そんなことはいいんだけど
とにかくそれ以降 Rが怖いくらいに 私の近くにすり寄ってくるから
それとわかるくらいに身体を離して 対応した 多分酔ってたんだろうね 互いに
HHがいなかったら 寝てたかもね
でもたくさんの男の子がいて
なんで君なのかな?
よく、 わかんないね
そのあと夜の道で次の店に向かいながら
Rが買ったピノを食べさせてもらって
肩寄せ合って 酔っていて
楽しかったね
楽しくなかったね
いつも水の音がする
君の音がする 内側
結局 今日も友達の誕生日だったので
祝いにいく…
自分のときも モノ貰ったし
無視はできないよね そりゃ
ってなわけでちょこっと顔を出して
モノ渡して 帰った
そのあとも…
ハイテンションの友人から電話で
とても断れるような雰囲気ではなかった
遅くまで話をする
それで思った
だから今月はそういう今年会う分を全部まとめておいたら
いいのではないか?と
そしたら多分2週間〜3カ月はちょっかい出されないはず!!
グドアイディア!
2012年01月08日(日) |
love from china |
旅行から帰ってきて 暫く一人になりたいな 等と 考えていたことはちょっと甘かった 去年に約束していたこともまあまあ残ってたし その一環で 映画に行く 無言歌 私は好きだった ゲロ食べるとか しようと思ってもなかなか出来ないなー と そんな話が書きたい
そのあとご飯食べにいって カレーライス と カレーライス大盛り… 飲み屋なのに…
前に一緒に観に行った 園さんの「恋の罪」について の 話をした
案外いろいろ勉強してるんだなーと思った 確かにまじめはすごいまじめな人なんだけど
本なんかも私なんかよりめちゃくちゃ読んでるし
プロジェクターまだあけてない 家はひどい状態になってて 早くどうにかしなくちゃ と思いつつ
横になってしまう、日々
地川 蜜
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