isahiroshiの日記...isahiroshi

 

 

カットの醍醐味 - 2011年10月31日(月)

美容師にとってカットという技術には、たくさんの魅力があります。

その一つが「作る」ということ。

髪を切って行くプロセスは様々で、お店によって違うくらいですが、
スタイルを作ることにおいて共通するのは、「長さ」「形」「量」「質感」
をカットで作っていきます。(おおまかに。)

イメージしたデザインを上の順番に切っていくわけですが、
それはもう真剣。楽しくお話しながらも、目と指先はすごい集中力です。笑

髪質を見ながら、一つずつ丁寧に組み立てていく。
もちろん、一つも外せない。
だんだんと形ができてきて、その人の新しい魅力が輝いていくのを感じるとき、
こちらの気持ちも高まります。

鏡の中で、お客様と一緒にその変化を感じ、共感を得るときこそが
「カットの醍醐味」です。

大きくスタイルチェンジするときはなおさらで、ドキドキも大きいぶん、
醍醐味も大きくなります。

是非、ヘアカットにいらした際は一緒にカットの醍醐味を感じてみて下さい。


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継続は力なり - 2011年10月30日(日)

今日で、この日記、いゃ、コラム…のようなブログ(笑)を始めて、はや一ヶ月が経ちました。


これはもう、ご来店下さる全てのお客様の笑顔と、どんどん増えていくHIT数に支えられてのこととしか言えません。奇跡です。笑

この場をお借りして、改めて皆様に御礼申し上げます。
いつもお読みくださり、本当にありがとうございます。


僕は、仕事はマメ(のつもり)ですが(笑)、日記的な書き物系はめっぽう苦手でして、‘三日坊主間違いなし!’と自分で決めつけて‘だったらやらない’と潔く引いて(いゃ、逃げて)いました。

でも、世の中の情報の流通を見ていて「これはツベコベ言わずにやらなくちゃ!」と考えを改め
’やるなら毎日’と思い、内心’いつまで続くかな・・・’と不安になりながら、
日々思うことを綴ってきました。

こういった形で様々なことを表現したり、発信したり、時には独り言のように書いてみたりしながら、自己を見つめる機会にもなりますし、何よりお客様にとって有意義な内容であるならそれこそが本望であり、自分にとっても意義ある行動と思うことができます。

たまに休日限定で美容師から遠い人になったりしますが(笑)、それも一人の人としての
’伊佐 寛’と捉えて頂けたら幸いです。


これからも続けます(宣言!)ので、どうぞ見守ってやってください。

ご来店された際には、ぜひ感想やご意見を頂戴できればと思います!



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勝手にヒットの予感・・・ - 2011年10月29日(土)

秋のヘアカラーについて、以前もこちらで書きましたが、
今日は早くも新色のご提案です。

その名も‘ローズウッド’。

そう、インテリアなどで使用される、ウッドの中でも高価な素材です。
イームズなどのチェアやデスクでも‘ローズウッド’は色味や木目がとても美しく、
外観から気品が漂っています。


そこから着想を得た、というと格好良いのですが、実は純粋に「秋色でツヤがあって、綺麗な‘新しい色’」が出ないかと何色か混ぜ合わせながらたどり着いた新色なのです。

'ウォームブラウン'の暖かみを感じる深いブラウンに、女性らしさを与える'ピンク'をほんの少し加えます。
ピンクと言っても気持ち程度です。肝心なのは‘ウォームブラウン’。

ヘアカラー剤のブラウンには基本的に、クールブラウン(赤味が無いブラウン)とウォームブラウン(赤味が有るブラウン)の二種類があります。

通常9割はクールブラウン(またの名をナチュラルブラウン)を使用します。
それは他の色を邪魔せずに安定したブラウンベースを作ってくれるからです。
それに対して、ウォームブラウンは、それ単色でも色のニュアンスがある。
よって、他の色と相性の良し悪しが出てしまい扱いにくい・・・
少々クセのある色です。

しかし、今オススメしたい色を想像したときに、ある種’逆転の発想’で
ウォームブラウンが浮かんだのですね。

明るさも少し深みがある程度のものが特に良いです。


とにかく、とても綺麗な色です。
暖色に抵抗がある方にも、是非この秋オススメしたいカラーです。

It's new!


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ヘアデザインとは - 2011年10月28日(金)

僕は、ヘアカットは「髪をデザインする」行為だと真剣に思っている。

それは、ただ‘形’を整えて作る、のではない。

正確には‘形を作るだけ’ではない。
どう機能するかを(も)考える。

髪のおさまり、ふくらみ、ハネ、再現性など。
髮は常に動く素材だから、どんなにきっちり切ったところでそのままの状態であることはほとんど、ない。

だから僕は髪によく触れ動かす。
日常の中で「このヘアデザインがこの人をどう輝かせるか」と。


ヘアに息吹を吹き込むように、僕は、切る。


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秋の髪は・・・ - 2011年10月27日(木)

みなさん、秋の髪の変化にお気付きですか?

9月中旬頃から空気は乾燥し、お肌もですが髮も同様に乾燥しやすくなります。

以前お話しした(書いた)ように(たしか‘ウール’のお話)人の髮は常に内部の水分量を勝手に保っています。
‘勝手に’というのは、髮は死んだ細胞だからです。


次に進みます。笑

保ってはいるのですが、空気の乾燥で水分を取られてしまうぶん、平均量より少なくなり、結果的に静電気が起きやすくなったり、パサついたり、ゴワついたりするのですね。

なので、お風呂でのトリートメントも大事ですし、オイルなどで乾燥を防ぐことはとても有効です。

乾燥は美髮に必要不可欠な‘ツヤ’を無くしてしまいます。ちょっと気にしてみてくださいね。


そして、もうひとつ手触りの変化を起こす原因があります。
‘夏に受けた紫外線’です。
真夏に紫外線を受けているときも確かに痛むのですが、その影響は秋にやってきます。
紫外線を受けると毛髪内部が酸化し破壊されます。これが痛みの原因となります。
同様に頭皮も酸化して抜けやすくなります。通常一日平均7〜80本抜けますが、秋は上記のような理由で100本ほどに抜け毛が増えます。(メーカーさんのデータを参照)

「頭皮のケアはどうしたら良い?」
ですよね。

いろんな方法があると思いますが、毎度おなじみの‘個人的な意見’でありますが(笑)、「いつも以上に優しく扱う」のがポイントです。
シャンプーのときも指の腹を使って優しく頭皮を揉むように、髮は泡立てて‘泡で優しく揉んで’洗います。間違っても擦りあわせないように。(キューティクルが剥がれます…)
そして、よーくすすぎます。‘よーく’です。笑

トリートメントやコンディショナーも優しく馴染ませてしっかりすすいで下さい。

要は髪や頭皮に残さないのが大切です。
その後、ローション系のものをつけるのも効果的ですが、いつも以上に髪や頭皮の状態に目を向け感じながらケアしてみてください。


髮も頭皮もヘアケアの基本でもありますが、毎日のケアを見直すきっかけにされるのも良いと思います。


‘美髮の秋’…なんて。笑


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ヘアスタイル撮影 - 2011年10月26日(水)

お読み頂いている皆さま、こんばんは。
今日は昨日行った撮影のことを書きますね。

撮影と一言で言ってもそれが行われるにはいろんな労力が必要です。

まずは、企画を進行する役(中村さんThanks!)、モデルさんを探してきてくれるアシスタント(有村くんgood job!)、当日メイクや洋服の提供など、いろいろと手伝ってくれるアシスタントの人たち(ありがとう!)、それから写真を撮って頂いたカメラマン横田さん(またお願いします!)、
スタッフ一丸となって取り組むので撮影がうまく行くのです。

僕はヘアとメイクアップ(メイクもやります。)に全力投球。
モデルさんの雰囲気を見ながら似合う女性像を考えます。

今回の撮影はリアルスタイルなので、凝って作り込むというよりはサロンスタイルを
ブラッシュアップして魅せるデザインがテーマ。
可愛いだけじゃなく少しクールな気分を入れたいな、と・・・

毛先にしっかりしたカールをつけて動きとボリュームを出し、秋パーマを演出。
前髪を重めに流してライトサイドだけお耳にかけて全体にリズムを出しました。
ほどよく狙った印象になったと思います。


ここまで書いといて・・・ブログ慣れしてない自分は、なんと・・・
髪型を見せるメインの写真を撮り忘れ、撮影風景の写真しかありません・・・ごめんなさい。

でも!良い仕上がりだと思います。おそらくお店のHPから見れるようになると思うので、
また報告致します。





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バックパック - 2011年10月25日(火)

本日は連休につき、趣味の時間も連日失礼致します。(今日の撮影のことは明日・・・)

このブログの中でも度々ご紹介していますが、僕は山に登ったりキャンプをするのが
好きです。
もともとスキー部でしたので(またいつか詳しく。)、海も好きですが、どちらかというと
山派です。専門的には’山屋’と呼びます。笑
北アルプスが景観的にも美しく好きなので、白馬岳(しろうまだけ)や穂高岳など
登りやすくアクセスしやすい山に出かけます。

山では山小屋にはお世話にならず、テント泊。
ですので、荷物はどうしても多くなります。そこで、バックパック(リュック)も
大型になります。約80L入り重さも約20kg。これが背負うと・・・幸せな重さに感じてしまうのですから困ってしまいます。笑

現在愛用しているものは「MYSTERY RANCH(ミステリー ランチ)」というmade in USAのブランド。’それ知っている!’という方、かなりお好きな方ですね。笑
ものすごく簡単に紹介すると、現在の世の中のバックパックのシステム(いろんなストラップを引くと体にフィットするなど)を開発した’伝説の職人’デイナ・グレイソンが作ったブランドで、コアなファンしか知らないとこです。(ちなみに、ビームスでタウン用や小型のバックパックは扱っています。)
現在のアウトドア業界の傾向は’ウルトラライト’。つまり’超軽い’ものが良しとされる時代です。
なのに、けして軽くはないですし、素材も特別新しいわけではない。
ただ、作りの無骨さと抜群の背負い心地がやみつきにさせるのですね。
使う喜びを与えてくれる、まさにGOOD DESIGNなバックパックです。

そして、本日新たに入手したのが、上記のものとは真逆に突き進むブランド。
その名も「Hyperlite Mountain Gear(ハイパーライト マウンテン ギア)」です。
’ウルトラ’ではなく、’ハイパー’なのです。笑
このブランドの製品は、ヨットのセール用に開発された’キューベンファイバー’という新素材で作られていて、軽い、強い、防水の三拍子そろった優秀なもの。
実際めちゃくちゃ軽いです。でもこんな華奢なバックパックでも40L程度入るので、
とても使えます。
僕的な使い方は、サブザックとしてテントを張ったあとのトレッキングなどの行動用となります。
ウルトラライト派の方には是非オススメです。


本日も本当にピンポイントな内容にお付き合い下さってありがとうございました。
あっ、ちなみに写真の赤いのが「MYSTERY RANCH」、白いのが「Hyperlite Mountain Gear」です。(何アピールなんだか・・・苦笑)



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ワイン - 2011年10月24日(月)

「お酒は飲んでも飲まれるな」・・・これを初めに言った人は
本当にすごい。笑

なかなか深い一言です。笑

休日限定の趣味の時間。今日はお酒のお話です。
(あまり飲まない(飲めない)方も良かったら読むだけでも・・・笑)

僕は少々お酒を嗜みます。少々・・・いゃ、多少・・・普通に頂きます。
これからの季節は特にワインがおいしく感じます。
特別詳しいわけではありませんが、好きなのでいろいろ飲み比べるうちに
自分の好みが分かってきました。(ほんとにスイマセン・・・完全に個人的な話になります・・・)

まだ何も分かっていないとき。たまたま飲んだ白ワインを気に入りました。
それがたまたまイタリア産のもので、まぁ勝手に’やっぱりイタリアのワインはおいしいね’なんて
知ったかぶりをしていました。
それから少しして、先輩からパリのお土産にフランスの赤ワインを頂き、
それはもう・・・’やっぱりワインはフランスだなぁ’なんて、さらに知ったかぶりましたよね。笑

ちょうどその頃は、おしゃれフランス映画(’勝手にしやがれ’とか’ディーバ’とか・・・←このディーバという映画はオススメです。個人的に好きなだけですが・・・)を見て浸っていたので、
毎晩のようにフランスワインを飲み、’やっぱり赤ワインはフランスのじゃないとね’なんて、さらに知ったかになっておりました。(あぁ恥ずかしい・・・苦笑)

何がきっかけだったか忘れましたが(肝心なとこなのに)、どこかで違う国の赤ワインを飲みます。たしかチリとかだったような・・・’これは美味しい!’と目覚めます。
それからいろんな国のワイン(主に赤)を飲むようになり、いろんな葡萄の種類を飲み、
飲まれ・・・笑、ワインで世界を旅した気分になりました。(おおげさ)
知れば知るほど、自分の好みは’重く、辛く、コクのある・・・’なんていうふうにハマり、
今では値段に関係なくいろんなワインを楽しんでいます。

個人的に(あくまでも個人的に)好きな赤ワインは、南アフリカあたりのフルボディなもの。
基本的に暑い国のワインは好きな気がします。
’いゃいゃいゃ’というご意見、お願いします。笑

まだまだ知らないことがいっぱいのワイン道。
これからもワインの旅は続きます・・・。

明日は朝から撮影です。楽しく、素敵なデザイン作りたいと思います。


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ウール - 2011年10月23日(日)

今日も暖かい気候で過ごしやすかったですね。

あと10日もするとクリスマスツリーが立ち始めるというのに、まったく変な天気です。

せっかく買った秋物のお洋服が着れずに出番待ち、という方もいらっしゃるかも知れません。


さて、これからの寒いシーズンに活躍してくれる素材に‘ウール’があります。

羊から頂いた‘毛’なわけですが、とてもよくできていますよね。
寒くても暑くても、温度を調整して羊の体を守る。人も暖かくしてくれる。

人の髪の毛も同じ。(ちょっと強引…笑)
髮は大切な頭を守る役割もあります。温める効果ももちろんあります。
そして、濡れても自然に乾いてくれる。(通常、乾いた状態の髮の中には常に11〜14%の水分が保たれています。水分が少なければ干からびてしまうし、水分が多すぎると腐敗してしまいます。髮はちょうど良い水分量を勝手にコントロールするという、素晴らしい機能を持っているのです。)

ちなみに、羊の毛にそんな機能があるかどうかは…分かりかねます…笑


髮は本当に不思議な、だけどとても優れた素材なんですね。

ウールのセーターを見てそんなことを思うのでした。


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1000HIT! - 2011年10月22日(土)

みなさま、いつもご覧頂き本当にありがとうございます。

閲覧数が「1000HIT」を越えました!

始めて3週間ですが、最近では楽しく書かせて頂いております。
少しずつ’読みましたよー’というお客様やスタッフからの声を
頂くようになり、照れくさいながら内心では’めちゃくちゃ嬉しい!’と
思っております。笑

この場をお借りして感謝申し上げます。

「心からありがとうございます!」


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今宵は - 2011年10月21日(金)

何を想う・・・


様々な情報収集のために見させてもらっている'Twitter'。

先日、ある方のツィートに、「何になりたいか」よりも
「どう生きるか」だ、という一文があり、’たしかに・・・’と思った。
ずっと考えている。

とても深い自分への問い・・・。
どう生きてきて、どう生きていきたいのか。

簡単には答えなんて出ないけど、毎日、一瞬一瞬、今の自分を見つめながら
全力で生きることを大切にしよう。



雨音が秋を深めていく夜に・・・




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続・ヘアケア - 2011年10月20日(木)

昨日のシャンプー解説はちょっと足りない気がするので、勝手に追記していきます。

たしか「オーガニック‘系’」についてもう少し書くべきことがあったような…

あえてオーガニック‘系’という表現にしているのには訳がありまして(約個人的に)、
本当にオーガニックと呼べるものが少なく、オーガニック’のような’ものがあまりに
多いからです。

ほぼケミカルで作っていて、少しだけオーガニック原料が入っているだけで、
さも「オーガニックです」と言っている製品が多い。(もしくは、オーガニックとは言わないが、同じようなイメージを持たせるコピーなど。)
たしかに、現在日本においては明確な基準のようなものは無い(未確認にて失礼)ので、
言えてしまうのも問題なのですが、ちょっと行き過ぎのような・・・
(今日は珍しくツッコミます。笑)

オーガニックと聞くと、自然なもので作っていて、人や地球に優しくて、
なんだか髪にも良さそう・・・というイメージを持つ方、多いのではないでしょうか?
僕はそう思ってしまいます。笑

実際、詳しくなっていくとそうばかりとは言えませんが、イメージの半分くらいは
合っているのではないかなと。

そのイメージを逆手に取って作られている製品が多いなと。

使ってみると分かります。

全然違います。

’系’に属するモノはそれを使う意味を感じれません。(あくまで主観です)
だったらシリコンバリバリのシャンプーで洗った方が髪には断然良さそうだと。

(まじめに)メーカーさんを批判するつもりは全くありません。
言いたいのは、消費者がオーガニックというものの特徴をきちんと理解して
使うことで、本当の良さや効果を実感できる、ということ。
(昨日も最後の方で同じようなこと言ってたっけ・・・苦笑)

なんでもそうですけどね。

そんなこんなで今日は「オーガニックについて」になってしまいましたが(笑)、
このへんで締めたいと思います。

ありがとうございました。笑


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ヘアケア - 2011年10月19日(水)

今夜はヘアケアについて。

一言に「ヘアケア」と言っても、現在ではいろんなアイテムや方法があって‘正直、どれが正しいのか分からない’という方も多いのではないでしょうか。

どんなシャンプーが良いのか、トリートメントは?洗い流さないタイプはオイルが良い?などなど。

モノも溢れているので選ぶのが大変ですよね。

今日はなるべく(なるべく…笑)公平に判断しつつ、触れてみたいと思います。

まずは、何はともあれ「シャンプー」!最近では‘ノンシリコン’とか‘オーガニック’など新ジャンルもすっかり市場に定着してきましたね。

従来のシャンプー(ケミカル系)とノンシリコンやオーガニックは何が違うの?という、よく伺う質問について。

一言で言うなら‘シリコンが入っているか、いないか’です。
まぁ、ノンシリコンて言うくらいですからね…笑
オーガニック系(あえて‘系’とします。理由は後で…文字数足りたら。)もシリコンが入っていないことと、オーガニック原料(3年以上農薬を使っていない畑で栽培した原料)を使っていることが決定的な違いです。


そもそもシリコンが入っていると何が良い点で、何が悪い点なのかを知る必要があります。
シリコンにもグレードがありまして・・・簡単に言うと高価な製品のシリコンは良いグレード、
安価な製品のは悪いグレードとお考え下さい。

良いシリコンは一日分のツヤを保ち、ホコリが付きにくくするなどの効果があり、一度のシャンプーで簡単に落ちてくれます。
それに対し、悪いシリコンは頭皮や髪に残ってしまい、髪が健やかに育つ環境を害してしまいます。

シリコンについてはこんなイメージ。

ですので、一概にシリコンを悪いものとしてしまうのは少し違います。
ダメージしていたり、乾燥しやすい髪にはやっぱりシリコンの働きが必要ですし、
分かりやすく手触りを良くしてくれるのもシリコンのおかげなんです。

ただし、これは良いシリコンに限ってのお話。
だから、どうしても良いシャンプー=高価になってくるのですね。

それに比べ、ノンシリコン系やオーガニック系にはシリコンの働きが当然ありません。
じゃあ、手触りやツヤはどうなるのか?ということになりますよね。
正直に申して、ドラッグストアなどの市場に出回っているノンシリコン系は・・・あまり
自信がありません。(よく把握できていないが、おそらくあまり良くないのではないかと
推測できます。特に1000円しないランクのは、あの価格で良いのを作るのは難しいかと。)

オーガニック系の場合はまだ分かりやすくて、オーガニック原料(シアバターやビーズワックス(ハチミツ)など)で潤いや手触りの良さを確保しています。
シャンプーの段階でキシんでもコンディショナーをつけると自然な手触りに。
本来はこれくらいで良いのではないかと思います。
オーガニック系の場合、よく言うのは「素髪にする」ことが目的なので。


・・・

そろそろお腹いっぱいになってきましたね。笑

まとめると、ケミカル系とオーガニック系・ノンシリコン系の違いをよく理解し、
ご自分の髪に適したものを選ぶことが大事。
そして、分からないことは是非ぜひ聞いてください。
シャンプーひとつとってもいろいろ面白いですから!

しばらく’これ系’のお話しが続きそうです。。。

@画像がアップできました!今日は無いけど。笑


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野田凪展 - 2011年10月18日(火)

僕は彼女の作品に強く惹かれていました。

好きかと言えばどちらかというと好みではない。

ただ、強さとか、かわいさ、怖さ、リアリティというインパクトが圧倒的な勢いで伝わってくる、他にはないクリエイション。
そこに引き込まれていたのだと思います。


野田 凪(ノダ ナギ)さん。
アートディレクター、デザイナーなど、多くの肩書きを持つ真の‘クリエーター’です。
(それ以上は僕が語るより、数々の情報を参照。)

3年前に他界された野田凪さんの展覧会を見させて頂きました。

ナイキ、ラフォーレ、YUKIなどの代表的な作品をはじめ、広告や映像、プロダクト等、内容の濃い展示に、数の多さもさることながら、1点1点の計り知れない労力には気が遠くなりそうでした。
少なからず広告の世界、デザインの世界では想像を超える労力が必要と思うのですが、通常の‘それ’を‘はるかに’超えていただろうと。

大変さが凄いと言いたいのではありません。

初期の企画の段階から、イメージ〜制作〜仕上がりまでの強い推進力(生命力というか…まるでみんなで大きな動物(ネバーエンディングストーリーのファルコンがぴったり!)に乗っかって‘ゴォー’って空を飛んでく感じ…(?))を感じたし、夢の中の出来事みたいな想像(ぶっ飛んだ妄想)を限りなくリアルに近いところまで作り上げる努力とやり遂げる姿が僕の頭に浮かびました。

その妄想力と細部に宿るリアリティは「唯一無二」という言葉以外に当てはまる形容詞が見つかりません…。



きっと野田さんご本人は、そんなこと1ミリも考えず、ただただイメージに向かって作って行くことを心から楽しんでいたのだろうと…
そんな、のびやかで生き生きとした作品たちでした。


本物のクリエイティブィティに触れ、頭のどこかが溶けた感じです。

これからの仕事に大きく良く影響しそうです。



野田 凪さん、ありがとうございました。




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ハサミ - 2011年10月17日(月)

専門的には‘シザー’と呼びます。

今日は自分が使う大切な道具について。

お店のオリジナルのものもありますが、長年使ってきたシザーの感触を好み、自分用のものを使わせて頂いています。


シザーを選ぶ際、目的や仕事の仕方(切り方)で随分と変わります。

長さ、厚み、刀(は)の形状、指をかけるリングの位置、などなど。
星の数ほど(言い過ぎ!笑)種類があります。

刃が反り返っていたりするのもありますが、どれも理由があっての形状です。

例えば、長いシザーは厚みのある髮をバツンと切る時に力が伝わりやすく安定して切れる、とか、小さなシザーはやっぱり細かな技術に向いている、とか、ちなみに反り返っているシザーは乾いた髪を切る際に引っ掛かりが少ない(らしい…)など。


ホントかウソか疑わしい機能のものも沢山あるので、選ぶにはセンスが必要です。


そこまで言っといて自分はどんなの使ってるかというと…

やはりまずは‘素材’。(出た!ウンチクヤロウ!笑)
今使用しているシザーは「コバルト合金」と呼ばれる金属製です。
ものすごく特別な素材ではありません。
この素材を自分が気に入っているポイントは「切っているときの感触」と「切り口の軟らかさ」。

刃先から指に伝わる細かな振動が少なく滑らかです。
そして切った毛先の状態が硬くないのです。

この2点はかなり感覚の部分なのでちょっと伝わりにくいのですが、この素材から受ける印象です。自分的には‘全然’違います。

次に長さ(短かさ)。なぜ短かさかと言うと、僕のシザーを見たことがある方は何となく見覚えがあるかと思いますが、僕のシザーはとても短いです。
5.5incと5inc。
美容シザーとしては一番小さなサイズです。
なぜ短いかと言うと、自分のカットの仕方に合っている、と思っているから。

どちらかというと、細かく点と点をつないで作っていくタイプなので小回りが効くほうが好きです。

‘髪の毛一本にもこだわる’…というと格好良いのですが(笑)、でも確かにそれもある。


と、ここまで書いてなんですが(笑)、最終的に良いヘアデザインを作るのはあくまでもシザーではなく、「イメージする頭」と「技術を駆使する腕」だということはいつも胸に秘めてデザインしています。

本当はセニングシザー(髪をすく用)にもささやかなこだわりが…あるのですが、またいつか!

(予告)明日は例の「趣味の時間」です!笑


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骨格 - 2011年10月16日(日)

昨日に引き続き「ヘアデザイン」のお話しを。

‘髪’を見るのと同じくらい大事なことがあります。
‘骨格’を見る、です。

単に輪郭とかお顔を見るのではなく、主に「頭の形」を見させて頂きます。


正面から見た形も大事ですが、ここではもっと3Dです。

横から見て「おでこから頭のてっぺんに向かう傾斜」「てっぺんから後頭部の丸み」「ぼんのくぼ辺りから首筋のライン」をチェック。
次に「耳の高さ、前後の位置、立ち具合」を拝見します。

頭の形一つとっても、同形の人はいらっしゃいません。
それは、髪の生え方や流れが同じ人がいないのと一緒です。

ここが既に‘個性’であり‘素材’の違いです。

頭は丸い、というのは厳密に言うと違います。
でも、カットでは頭の形を丸く綺麗に見えるように作ります。
仮に、初めから頭が丸かったらカットは飛躍的にシンプルになるでしょう。

しかし!それでは楽しくないのです。笑

一人ひとりの頭の形が違う、髮質が違う、毛流れも違うからこそ細かな技術でデザインさせて頂くことが自分にとっての醍醐味でもあるのですね。


お客様をカットさせて頂きながら、つまらない笑い話もしますが、実は見るところはしっかり見ながら‘デザイン’しています。





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前髪 - 2011年10月15日(土)

歌のタイトルではありません。…失礼…笑。

ヘアデザインの中でも最も重要な部分と言っても良いくらい、その人の印象を作ってくれる「前髪」。

@前髪が無いんですけどー、という方は印象のお話しと思って読んで頂けたら幸いです。


これはもう、ホントに本当に大切ですよね。切る側としてもその思いをひしひしと感じながら、息を止めて(これ本当)切らせて頂きます。

前髪にも時代の流れ的なのはありまして‘オンザ〜’と呼ばれるように、眉上で短くパツンとしてたり、丸く弧を描くような‘ラウンド’だったり、逆に目元ギリギリで重くクールに見せたりと、その時代のファッションや気分によって変化してきました。

ここ近年の前髪の傾向は‘ソフト’な印象が主流。
パツンとしたラインのある前髪でも、シャープな印象を和らげるよう、幅を広くせずコーナーはまぶたに沿って自然にお顔に馴染むように作ります。
毛流れが合えば緩やかに横に流してあげると大人かわいい感じになります。


肝心なポイントは「長さ」「幅」「形」です。

もちろん、軽さとか作る量なども同じくらい大事ですが、上の3つは印象の大部分を占めます。


「前髪ってすぐに伸びちゃうから〜」というご意見、よく分かります。
そうなんですよね。常に見えてるし、目にかかってきて邪魔になるし、前髪って早く伸びるように感じます。

だからなるべく短く切りたい、でも、雰囲気も大事だし…

そのギリギリで、と思って切らせて頂いております。

それと、もう一つ大事なのがやっぱり髪質と毛流れ。
よく見ながらやらないと再現性がなくなりますからね。


ということで…

ってちょっと語り足りない??気もしますが、今日はここまで!笑


日々、読者数が増え嬉しい限りです。本当にありがとうございます。
「ブログというより‘コラム’みたいですね〜」とスタッフに言われ「確かに!」笑

いつもお読み頂き感謝申し上げます。


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ヘアカラー続き - 2011年10月14日(金)

雨降っちゃいましたね〜。

湿度高めな10月中旬。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

早速昨日の続きです。
ヘアカラーデザインとニーズの流れを振り返り、現在進行形の「質感」を作るカラーまで行きました。

以前もちょっと触れた気がしますが、今どきの質感(ツヤ、透明感、やわらかいなど)を作る具体的なカラー剤は‘ベージュ’と‘グレー’です。(あくまで個人的感覚による)

昔は秋冬と言ったら、例えば‘ボルドー’みたいに一つの色が流行色としてありました。
でも今はどのシーズンでもオススメの暖色と寒色があると思っています。

で、この秋冬、暖色派の方には例えば「ピンク×ベージュ」で大人らしい深みとツヤを与えどちらかというと‘格好良い’イメージに。

寒色派の方には「アッシュ×グレー」で明るさは抑え落ち着いているけど透明感抜群のやわらかい‘シックな’(クールではない!)女性像も新鮮!


洋服もデザインだけでなく、より良いものを探して行くとやっぱりその素材の持つ‘質感’に辿り着きます。

ヘアカラーも「明るさ」「色味」「質感」という三つを組み合わせて、カスタマイズしますので、ぜひご自分の個性に合うヘアカラーデザインを楽しんで下さい。
そして、個人的意見として…‘似合う色’を決定する際によく肌の色や瞳の色に合わせます。これは確かにセオリー。
でも、日本人の持っている色素には余程行きすぎなければ、暖色も寒色も似合う色があるはずだと考えています。
なので‘ピンク系はちょっと…’と敬遠せずに、気分転換にいつもやらない色にトライしてみるのも新鮮で良いですね!


明日は土曜日。
グッドデザインを沢山作りたいと思います。


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ヘアカラー - 2011年10月13日(木)

現代人の多くの方はヘアカラーをされています。

明るさや色味で印象が変わるのは今では皆さん当たり前のようにご存知です。

日本におけるヘアカラーデザインは今日ではとても高いニーズとクォリティが求められています。

そのぶんやる側の美容師にとってもどんなカラーにするか考えるのも楽しみの一つ。


ここで、現在のカラーデザインまでの流れを簡単に振り返ってみます。

僕が美容師を始めた約20年前は「茶色くなれば良かった」。
それが徐々に「茶色の明るさ」にこだわるようになります。
今現在、ヘアカラーの明るさ(レベル)には1〜20まであります。(標準的な認識として)
イメージで言うと1レベルはモンゴルの方、20レベルは北欧の方くらい。日本人の地毛は3〜6レベルと言われます。

その後、今度は「色味」にこだわるようになります。
暖色(レッド、ピンク、オレンジなど)か寒色(アッシュ、オリーブなど)という色味(厳密には‘茶色の色味’)で個性を出してファッションともリンクさせて行くように進化しました。

ヘアカラーの場合、主にこの「明るさ」と「色味」が表現の軸となります。

しばらくの間、この二つの要素で変化をつけヘアカラーデザインを楽しんでこれました。


しかし!やっぱり人は飽きてしまいます。‘明るいのも暗いのもやった’‘赤いのも赤くないのもやった’… で、今は何が流行りなの?
というのが世の常。

美容師もメーカーさんも考えるんですね〜。笑

その結果(自然な流れとも思いますが)、「髪の‘質感’」をコントロールして魅せる(見せる)ことが可能になってきました。

今のキーワードは何と言っても「艶(ツヤ)」!これは外せません。

ツヤっぽい、やわらかい、透明感、など髪質をどう見せるか、そのうえでどんな女性像を描くか…。
それはもう、こちらも必死です!笑

美容師各々に好みがあるので色(カラー剤)の調合は異なりますが、自分にも‘黄金比’があります。

これは、そう簡単には見つかりません。知識と経験です。(僕もまだまだだけど!)

変な色の組み合わせだと濁ってしまう。ビビッて色を少なくすると薄くてただの茶色にしかならない…など。
少しずつ自分がイメージする色、印象を作って行きます。
これがなかなか楽しいプロセスであって、だんだんとイメージに近づいていくと嬉しくなってきます。

って!文字数オーバーだそうです…苦笑 明日に続く!


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旅の終わりに - 2011年10月12日(水)

新宿に向かう高速バスの中で書いています。(周りのみなさんスヤスヤ眠っています…)

今回の上高地では、美しい山々に囲まれ、無事に目的を果たせ充実した時間でした。

計画通りというよりアドリブだらけでしたが。笑


一つ目は‘星空撮影’です。
昨夜は20時にはシュラフにもぐり、頭の中を空にして目を閉じ瞑想… のはずが、そのまま眠ってしまいました…チーン(笑)

目が覚めたのがちょうど24時。暖かい支度をして外に出ます…??明るい。
ほぼまん丸な月が出ていてめちゃくちゃ明るいのです。というより明るすぎて星が見えない…。
ありゃ〜、と思ったら穂高連峰が月明かりに照らされ稜線が夜空にくっきりと浮かんでいます。
すごく美しい眺め。「これは撮らねば男がすたる!」とレンズを向け約3分のスローシャッターを切りました。
何しろ僕のカメラはフィルムなので出来上がるまでわかりませんが、綺麗に写っていてほしいな。


一仕事終えてテントに戻り、ウィスキーをチョロリとやって就寝。

翌朝の目的は‘大正池の朝モヤ撮影’。
予定では朝4時には起きるのが、夢から覚めたのが朝5時。
急いで3分で支度をして大正池に向かいます。
なぜ急ぐかというと暗いうちからカメラを構えて、モヤがうっすらと出たところで‘パシャリ’と行きたいのです。

なのにキャンプ場から大正池まで約3キロ。小走り、というよりトレイルランニング状態(笑)でカメラを持って走ります。
ようやく目的地に着いて…???寒くない。イコール、モヤが出ない…。はい、チーン。笑

本当なら夜冷え込み朝陽で温まった池の水が水蒸気としてモヤるのです。

残念とも安堵とも言えない気持ち。でも、念願の大正池です。しっかりカメラに収めました。


梓川沿いの3キロの道のりをゆっくり味わいながら歩き、テントに帰ってコーヒータイム。
なんとも贅沢な時間です。

安心してゆっくり二度寝。笑

11時頃シュラフから這い出て、さぁ、撤収です。
これがまた、楽しい。笑
大好きな道具たちを丁寧に収める。あぁ自己マンです。
次に使う時を想像しながら、感謝の気持ちでやるのが楽しむコツ。
周りのキャンパーさんにご挨拶し、背負うと頭を越す大きなバックパックを背に帰路につきました。


長々とお付き合い頂き、ありがとうございました!笑
とてもリフレッシュしたのでまた明日からの仕事が楽しみです。
皆さま、お待ちしております。




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上高地から - 2011年10月11日(火)

こんにちは。
やってまいりました、休日限定の「趣味の時間」です!笑

今日は長野県上高地に来ています。
ここに来るのは二度目ですが、何度来ても本当に気持ち良い場所です!

連休明けなのであまり混雑していないかと思いきや!むっちゃ混んでてビックリ!笑
ちょうど紅葉シーズンが始まったんですね〜
木々が綺麗に色付いています。

すれ違う方々と爽やかに‘こんにちは〜’と挨拶を交わすだけで心が澄んで行くのを感じます。

少し肌寒いですが、お天気はちょうどよく晴れていて空気が美味しい!

僕のテントの目の前は梓川。お店のスタッフの磯田君に教えてもらったポイントです!(イソピーThanks!!)
梓川のせせらぎと穂高連峰の眺めは時間を忘れさせてくれます。

ちょうど夕日が峰に当たって輝いていて、白いモヤがうっすらと覆ってとても綺麗です。
(画像のアップ方法が未だ分からずお見せできず大変恐縮です…)


間もなく陽が落ちると一段と冷えてきます。朝方も0度近くになるのかな。


でも!寒さに備えて今回はシュラフやウェアを新しくしたので使うのが楽しみ!笑
完全に、よくいる‘格好から入る人’です。はい。笑

男心的には道具ってホントに魅力的なのです。
ちなみに、シュラフはマイナス15度まで行けます。(きっとそんなとこには行くことないけど…)
アウターも完全防水で‘どんな過酷な状況でも身を守る’って書いてあるようなジャケット。(絶対そんな時は家でおとなしくしているし。)

でも、いいんです!快適なのに越したことはないし、安全第一ですからねー!


興味を持たれた男性陣!是非談義しましょう!良いモノいっぱいありますよ〜笑


ではそろそろ寒くなってきた(指がかじかんできました!)ので、続きはまた明日!

今から夕食作ります。
明朝は朝もやの大正池が撮れるかな…?



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感覚 - 2011年10月10日(月)

昨日は3連休の中日で、たくさんのお客様がご来店下さいました。
お待たせしてしまった方々、本当に申し訳ありません・・・。
今後の課題として真摯に取り組みます。

どんなに忙しい状況でも、頭の中はクールでなくてはいけない。
アシスタントに指示を出すときはついつい’バシッ’と言葉を飛ばしてしまう
(反省・・・)のですが、お客様の髪に向かっているときはシンプルに
イメージするヘアスタイルに全力を出しています。

そして、そんな慌ただしい状況のときこそ「感覚」を澄ませます。
そして会話ができないようなとき、お客様が発している’言葉ではない気分(気持ち)’
みたいなものを大切にするようにしています。

言葉に出せない、例えばストレスに感じることや、もっと切ってほしい、なども
きちんと接したい。

そんな気分も大切にデザインしたいと思います。


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ありがとうございます! - 2011年10月09日(日)

気が付いたらあっという間に1日の閲覧数が‘200HIT’していました!
始めて10日程度ですが、こんなに見て頂いて感激です!
本当にありがとうございます。

これは自分にとっては大きな一歩です。

今日は日曜日。
忙しくなりそうです。

沢山がんばります!


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昨日のつづき - 2011年10月08日(土)

忘れないうちに書いきます!笑

ちなみに、昨日の日記を読み返したらかなり大まかにパーマの流行を追っていましたね。笑
でも、過去に印象に残っているパーマのデザインは挙げた通りです。(あくまでも個人的見解ですが…)

さて、「デジタルパーマ」でしたね。

思い返せば‘赤文字系’と呼ばれるコンサバ誌(偏見ではなく、一般的な捉え方として)でエ○ちゃんやモ○ちゃんといったモデルたちの‘巻髪’に人気が集中しましたね〜。

久しぶりに‘キター(≧∇≦)’(失礼致しました…笑)という感じで、またパーマを巻きまくる日々が!

しかし、それまでとはちょっと勝手が違いました。
完全に新しいパーマが登場したのです。これこそデジタルパーマ。

それはもう衝撃…というより困惑(笑)でした。
‘こんなのでパーマかかるの?’というかなり疑いの眼差しで(笑)初めは半信半疑でした。

しかし!
慣れたらホントに優秀なパーマで、まず何と言っても質感が柔らかいのです。弾力があるのにふんわりしています。

そして、持ちが良いです。髪はたんぱく質が主な成分ですが、そのたんぱく質という物質をカールの形に‘矯正’してパーマをかけます。
だから一度その形になるとなかなか戻りません。‘デジタルパーマがとれてしまって…’という方の場合は、厳密に言うと‘パーマはかかっているけど、緩すぎて(弱くて)カールが出ない’のですね。
その場合はもう一度しっかりかけてあげたら大丈夫です。ダメージも、おそらく想像されるよりも痛みは少なくできます。
再現性も高いし…など長所が沢山あります。逆に短所は…トップ(頭の上の部分)から強くかけれない、縦や横に巻いたり斜めに巻いたりしても仕上がりのカールにほとんど違いがない(これは短所というより、イメージしやすいという長所ですが)、いずれにせよネガティブな要素はあまりありません。
ダメージも無いわけではないですが、手触りや見た目のツヤは従来のパーマに比べ良いと感じます。

…なんだか‘デジタルパーマ宣伝部長’みたいになってしまいましたが(笑)言いたいことは、今っぽいパーマスタイルにはデジタルパーマの質感は非常に適しているということ。コテで毎日巻くなら断然楽ちんです。

パーマも「ソバージュ」から時代を経て「質感重視」なデザインへと洗練されてきたことを実感しています。

もっと書きたいのですが、文字数オーバーの為、また明日〜!


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パーマの可能性 - 2011年10月07日(金)

以前も書いたような気がしますが、今日は‘パーマデザイン’について書いてみたいと思います。

薬剤については専門的になるので、いつかガッチリ書きたいと思います!
(かなり良くなっていることは確かで、ダメージやストレスが少なくできるようになっていますよ!)

今回はパーマの‘デザイン’に絞って進めて行きますね。

どこから行きましょう…苦笑

皆さんがイメージしやすい髪型でいうと「ソバージュパーマ」でしょうか。
もはや‘伝説の!’という感じもしますが、確かに流行りましたね。

日本人がストレートな髮質を変えたくて、パーマという手段を使って一つの完成したスタイルを目指した結果がソバージュだったのではないかと思います。

どちらかというと「パーマがかかっていればそれでOK!」的なザックリとしたイメージ。
当時のファッションともマッチして人気も加速しました。


その後少しずつ、でも確実にパーマスタイルは洗練されてきました。

10年ちょっと前には「スパイラルパーマ」が流行りました!当時は朝からずっとパーマを巻きまくっていましたね〜。笑(おかげで上達しました!)
電話線のコードみたいにクルクルにして、それを崩してフワフワにする。‘Puffyみたいにしてください!’というリクエストでした。
それが進化(発展)して、編み込みパーマや針金パーマ(!)などのハードパーマも増え…
どこまで行くんだ!?と思ったところで、ハード系はフェードアウトしていきました。


一転、次に人気が出たのが現在につながる「デジタルパーマ」です。


って…あの、このまま書いて行くと朝になりそうです…笑

引っ張って申し訳ありませんが、続きはまた明日!




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ヘアとファッション - 2011年10月06日(木)

この秋、皆さんはどんな装いをされますか?
ニットやウールなど暖かくて気持ち良い洋服もやっぱりゲットしておきたいし、ブラウン系の色も魅力的ですよね!

季節が変わると洋服のコーディネートも変わる。コーディネートが変われば…もちろん、ヘアスタイルだって変えたくなります!(ちょっと強引か…笑)

逆に髪を切ったらファッションも変えたくなったり。
きっとそういう気分はあると思います。

いずれも新鮮さが良いのでしょうね。


自分が髪を切らせて頂くことで、いつも新鮮な気持ちでいてもらえたら、と思って切っています。

そのためにも、何度いらっしゃっている方でもできるだけ毎回ちょっとでも変化をつけるように考えています。(変えないで!という方には‘いつもの’最高仕上げです!笑)


髪型に飽きたり、ファッションを新しくされたときは是非ご相談ください!
そして、そっとイメージを聞かせてください。
きっと新しいご自分に会えるはずです。


ちなみに、自分もこの秋は髪を短めにスッキリさせて、あまり着たことのないアイテムでコーディネートに挑戦しています!(あまり変わってないよ、っていう時は…やっぱり、そっと教えて下さい!笑)

皆様にお会いするのを楽しみにしています。



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Let's・コミュニケーション! - 2011年10月05日(水)

最近は「流行の髪型はこれです!」というのが決めにくい時代だと感じます。

以前はみんな同じ髪型になって満足していた。
今は一人ひとりの「なりたい女性像」に合わせて髪型も変わっていきます。

とても良いことだなぁと思います。

日本女性の皆さんが自分について意識を高く持ち「キレイになりたい」という気持ちの現れが市場を成熟させているのですね、きっと。

美容師にとってもそこをきちんと理解したうえでお客様にご提案しなくては!と思っています。

単純に「なりたい女性像」に合わせるだけでなく、もっとパーソナルなところも感じてその人のことをできるだけ理解しながらデザインしたい。
なかなか難しい部分ですが、僕的には‘だからこそ’コミュニケーションを大切にしています。
何気ない会話でもご挨拶でも、一言交わすことでお互いの様子が伝わりますよね。
元気が有るとか無いとか、何かいつもと違うなと感じたり、言葉や声のトーンからも感じれます。
そんな些細なところにこそ本当に気付くべきことがあるのではないでしょうか。

なので、おしゃべりになりすぎないように(なってたらコッソリ教えて下さい!笑)楽しくお話しさせて頂けたら嬉しいです!



(ある著名な建築家のオフィスでは「建築はコミュニケーション」という視点からメールを禁止して(!)直接対話することを大切にしているそうです。髪も然り。メールも必要ですけどね…!笑)


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休日限定の - 2011年10月04日(火)

今日はお休みで、日中出掛けて参りました。

日の光や空気の匂いに秋を感じ、
気持ちよい季節がきたなぁと深呼吸。
心の中では「山が呼んでるな〜」と上高地あたりに思いを馳せ・・・

長らく通って頂いている方は既にご存知ですが、
僕は趣味で北アルプスなどの山を登ります。
正確に言うと山(富士山など!)で走ったり(トレイルランニング)もします。笑

先月もテントを持って1泊2日で西穂高岳に行ってきました。
そう、山小屋などには泊まりません!笑
テントとシュラフの中が何とも言えず好きなのです。
食事を作り、夜は静かに星空を眺め・・・
完全にその状況に浸ります。笑
と同時に、本当の意味で趣味なのが’道具を使う’こと。

山でテント泊となると様々な道具が必要になります。
具体的には・・・書ききれない(話し出すと止まらない!)ので割愛しますが、
バックパックからバーナー、ソックスに至まで(笑)徹底的に吟味して選んで、
その道具たちが如何に優れているか実感しながら使うのです。

・・・完全に自己マンです。はい、終了!笑

本日は、休日限定の「趣味の時間」でした。
実は、過去にいろいろなものにハマりまして、趣味の守備範囲は広いです。
建築にも・・・危ない危ない!
続きは毎週火曜日に少しずつお伝えしていきます。

長々と(ヘアの話より長いじゃないか!)おつきあいくださりありがとうございました。
明日もたくさん素敵なデザインをつくります!



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似合わせ - 2011年10月03日(月)

昨日はロングヘアをバッサリ切って‘ボブ’にスタイルチェンジされた方が3名いらっしゃいました。
さすがに切る側の自分にとっても少なからずプレッシャー感じます。笑


皆さんチェンジする理由は様々なのですが、共通して一番気にされるポイントは「似合いますか?」ということ。
ですよね〜 笑

特に何年も長くしていると短くなったご自分のイメージって想像しにくいですよね。

「似合いますか?」の問いに僕がお話しすることは二つあります。

一つは「必ず似合うバランスがある」ということ。
例えば1〜2センチのレングス(長さ)の違いでもグンと変わりますし、前下がりならシャープに、前上がりならソフトな印象になります。
バング(前髪)の長さ・幅・厚みなどでも全然違う印象になれます。

こんな感じで、骨格や雰囲気に合わせて似合うバランスをデザインしていきます。

もう一つは「気持ちにフィットしているかどうか」ということ。
‘んっ??’て感じですが(笑)、これは、いくら形やバランスが客観的に見て合っているとしても、ご本人が「そう!こんな感じになりたかった!」って思えるかどうかということです。
特にイメチェンのときは、これも「似合っている」大切な要素だと考えています。

そんな気分も大切に思いを込めてヘアデザインしています。

今日も良いお天気になりそうです!
一般的には週始めの月曜日だから気持ち良くスタートできますね〜

Have a nice day!!


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クセのこと - 2011年10月02日(日)

おはようございます。
今日はぐずついた空模様で気温も低め。何を着るか迷ってしまいます。(そんなにたくさん無いけど…笑)

この季節は湿気が少ないから良いですよね。
特に髪のクセにお悩みの方は、朝などちょっと楽にスタイリングできるのかな?
ヘアという‘素材’を扱う側としてはクセもひとつの個性なのでどんなクセ毛も大歓迎です。


クセのタイプも様々ですが、基本的には素材を活かすカットが好きなのでうねりやボリュームを見ながら丁寧に切っていきます。

切り方は?との問いには…ちゃんとあります!笑
レイヤー(いわゆる‘段’)を調整したり、毛量を調整したり、方法はいろいろあります。

でも一番大切なのは「髪の言うことを聞く!」です。
正直、ここは経験がものをいうところでもあって、髪の様子をよく見ながら、感じながら切ると上手くいきます。
ちょっとのクセから縮毛の方まで是非ぜひご相談ください。一緒に創りますので!


今日も朝からたくさんのご予約を頂いています。ありがとうございます。

良い仕事できるようにがんばってきます!


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襟元について - 2011年10月01日(土)

始めたばかりなので、張り切って書きます!

お客様とお話ししていて「これからの季節、タートルネックを着たり巻物したりするので…」といった会話がよく出るのですが、皆さんはどちら派でしょうか?

というのは、「長くして敢えてボリュームを出してファッションに合わせる派」か「短く切って襟元をスッキリ見せる派」のどちらかということ。

僕のオススメは…
もちろんどちらもです!笑

ミディアム〜ロングヘアの方はあまり軽くしてしまうとお洋服のボリュームにヘアが負けてしまい寂しい感じに。(大きすぎてもNGですが…!)なので、パーマなどでフワフワっとさせると女性らしさやエレガントな雰囲気での素敵だと思います。

肩〜ショートの方は、これはもうスッキリ見せる(魅せる!)のがセオリー♪ほどよくスタイリッシュでちょっぴりキュートに映ること間違いなし!


まぁ、長くても短くても秋のファッションに合わせてデザインを考えてあげると楽しいと思います。




...




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