2015年11月24日(火) |
日記:健康診断の準備 |
人間ドックに行くのに必須の検便が私は嫌いだ。これをやらなければいけないと思うと、便秘になってしまいそうだ。腸は心臓より心に近い…らしい。小心者の私の腸はとってもデリケートだ。全然自慢にならない。何か大きな声で言えるような自慢のネタが欲しいものだ。
そんな私はけっこう律儀だ。自分の事を「変じゃない」という人はちょっと変だったりするから、自分で「律儀だ」という私もたいしたことはないだろうな。検便の取り方説明書を端から端まできっちり読む程度だもの。そうして私はいつもあるところで悩むのだ。
「二日続けて採る」世の中の人は毎日しっかりうんこをするのだろうか?出ない日というのはないのだろうか?テレビでは「頑固な便秘を治す!」的な番組もよく見かけるのに、この説明書っていったいどういうことなんだ?便秘気味な人はいったいどうしているんだろうか。
…と、緊張しすぎてちょっとお腹が痛くなった。
いっちょまえに私にも孫ができた。娘の子どもだから外孫っていうんだろうなぁ。でも、自分が産んだ子が産んだ子…なわけで、外っていうのはなんだか悲しいな。で、「孫はかわいい」と世間の皆様が口をそろえて言うので、どんなものかと思っていたのだけど、確かにかわいいね。でも、新生児からずっとうんちだなんだと面倒見ていれば、血のつながりがなくても可愛く思えるのではないか?…とも思った。
赤ちゃんは可愛いという以前におもしろい。人間ってすごいなって思った。日々というより時間単位で変わっていく。成長していく。驚き戸惑い考えそして人格さえできていくような、そんな感じがした。ずっと見ていたい…と思っても無理だと分かっていても、ずっと見ていたかった。
そうして娘と孫は自分たちのおうちに帰って行った。孫が帰ってさみしい…それより私は娘が帰ってしまったことの方がつらかった。悲しかった。楽しかった時間を感謝したい。
年を取るって寂しいのに悟ってしまうってことなんだね。
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