切り拓けのこと。 - 2015年03月14日(土) 気が付くともう3月。毎日が慌ただしく過ぎていきます。 ただ、前の職場も慌ただしかったものの、今のところは ちゃんと前を向いて進めている気がします。 その先がどれほど長い道なのか、その道中に何があるか 今の時点では皆目見当がつかないけれど、その道のりを 楽しめたら嬉しいです。 *** 先日、前職で一緒に仕事をした人と飲む機会があった。 彼は生粋のプロフェッショナルというか、フリーとして 自身で様々な現場を経験していて。 私が前の会社で働いていたときにも、様々な面で彼から 刺激を受けていた。 仕事の腕前のみならず、芯の通った考え方をしていて、 人柄もとても良く話が面白い。ただ風貌は迫力がある。 私は、彼と一緒に働いていた職場を転勤してしまって それから退職した後もずっと会うこともなかった。 久々に会って話したけど、相変わらず話は面白い。 でもそれ以上に、自分のかつての話や、これからの話を 話すことができてとても嬉しかった。楽しかった。 私が前職を辞めた理由を話すと、彼がこう返してきた。 「そんなつまらない仕事をやっていたなんて。 本当に勿体なかったですね。もう少し早くそれを 知っていれば、ukさんをうちに引き抜きたかった。 会社を辞めた話を聞いた時も、精神的に参っている のではないかと心配していた。 だけど、今の道を選んで進んで楽しそうにしている なら、それは良かった」 とても嬉しかった。と同時に、私もせっかく新たな道を 歩んでいるのだから、よりもっと堂々としたいと思った。 堂々として、自分の仕事をする。 こんなことをやっているんだ。それはこんなに面白い。 そういうことを嬉々として語れるよう、仕事をする。 彼と会えたのは、私があの会社で働く中で得られた 数少ない幸運のうちの一つだ。 *** クリエイティブな思考というか姿勢というか。 毎日たくさんの仕事があって時に夜遅くまで働くけど それはそれで得られるものは多いのだけれども、やはり 「もっと時間が欲しい」と思ってしまう。 色んな意味でもそう。仕事をするための時間も、自分の 知識を高めるための時間も、家族と接する時間も。 もちろん、時間は有限だし、現状「足りない」と思って いるときには、それは「時間を有効活用できていない」 ということだというのも分かる。 でも、自分の中で湧き出るやる気というか、創造的な 気持ちというのは、やはり、自分一人の時間で生まれる ものであって、それを培養していくにも、時間が必要。 そこから行動していくのはまた別の話だと思うけれど、 思いを熟成させて「ああ、もっとこうしたいな」という 気持ちは、すごく楽しくてワクワクする。 そのポジティブな感情を貫き続けて、それに基づいて 行動していくというのは、やっぱり自分で何かをやる ときなんだろうと思う。 それは、自分の責任で自分の仕事を切り拓いていくこと。 現状、新しい会社で、今まで経験したことのないような 色々な仕事をさせてもらっていて、それは本当に刺激的。 そして楽しくもあり自分の成長にも繋げることができて 非常にありがたい境遇であり機会だと思う。 でも、自分で切り拓くということをまだしていない。 今後できるかもしれない。できないかもしれない。 だけど、一番確実にそれを実現する方法は、独立や開業 なんだと私は思う。 「自分のためだけに使う時間」を得られる方法だ。 組織じゃないから、誰からの干渉も受けない。 自分で決めて自分で動くことを余儀なくされる。 そうしなければ、自分のその日のご飯も食べられない。 結局、私は経営をしたいんだと思う。それほど大勢の 人を束ねるとかそういうことじゃない。 人の下で指図されながらする仕事には、モチベーションは なかなか上がらない。自分一人でやりたいことをしたい。 個人的には、まだ時期的にそれは早いと思う。 だからこそ、ここで得られるものはすべて得て、組織でしか 経験できないことや、組織だからこそ・ここに居るからこそ 扱うことのできる種類の仕事をさせてもらう。 そうしてどんどん自分の見識を広げ経験値を積む。 そのためには、「素直さ」が大切なんだ。 けれど他方で、今のこのクリエイティブな意欲であったり、 ポジティブな感情も忘れず、これからの展望を見据えて いきたいなと思う。いずれ自分が切り拓くときのため。 *** 2015/03/14 15:27 ...
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