VITA HOMOSEXUALIS
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私は全国規模の掲示板で岩手県に住む配管工と知り合った。
あちこちの仕事に車ひとつで走り回り、時には仙台や福島まで出張するのだった。狭いアパートに済んでいて、そこには酒の空き瓶が転がっている。私たちは写真を交換したからこういうことがわかるのだ。彼は赤茶けた髪の毛で顔の細い、げっそりした凄みのある顔立ちだった。背は相当に高く見えた。
彼のメールは次第に短いものになった。無駄なことを言いたくないというより、もとから長い文章を書く力を持っていないようであった。
私たちには共通の趣味があった。着衣のままオシッコをすることであった。まず私が風呂場で撮った写真を何枚か送った。風呂場で取らないと椅子やカーペットが被害にあう。風呂場で十分だ。しゃがんで放尿すると股の切れ目の直上からパンツが濡れて行くのがわかり、やがて尻の割れ目に沿って黄金色の液体がじょ〜っと流れ出る。
私は携帯を持った手を濡らさないように注意した。濡らしたら見えなくなる。なかなかうまく撮れない。そのうちに尿意は下火になってくる。
それでも、下着が濡れていることがわかる写真を何枚か送った。
彼からも返信が来た。相変わらず文章は下手くそだが、写真がついていた。
最初は室内でトランクスを履いてうずくまっている図。
トランクスがテントになり、その上を覆っているジャケットの前も膨らむ。
膨らんだ頂点のところに小さなシミが浮かぶ。
次の写真ではその染みは少しずつ大きくなる。
やがてトランクスはびっしょりと濡れる。次の写真で彼はズボンを脱ぐ。
下着から下に向けて幾条かオシッコが流れた線が走っている。
ガマンしきれなくなった彼はペニスを引きずり出す。 濡れて光るそれが姿をあらわす。 「あは〜」という声と共に彼はあっと叫び、白い放物線を描いて果てる。
最初は「偽物の写真かな?」とも考えた。
しかし、こんな手の込んだことを偽装するより、自分で出して後始末した方が簡単だ。だから贋作ではないだろうと思った。九州と東北、こんなに離れて住んでいるのに、オシッコを漏らしたり、下着を汚したりすることの好きな人はいたのだった。
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