VITA HOMOSEXUALIS
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2017年02月17日(金) 中国からの留学生

 私の目の前で元気よく串焼きや唐揚げを口に運んでいる青年は、中国の福建省から来て中央大学で経済学を学んでいる留学生だった。短い髪は少し刈り上げられたようで、清潔な白いワイシャツを着て、顔立ちもなかなあ整った好青年だった。

 彼とは経済の話をした。その頃は中国の経済がたいへんな勢いで上を向いているときだった。彼は毎日勉強に忙しくて遊ぶ暇はないと言っていた。ただ、自分は国際的な企業で働きたいと思っている。中国にはそういうネットワークがある。そういう彼の言葉を聞いて、私は「華僑のことかな」と思った。

 日本は良いところで、日本人はとても親切にしてくれるとも言った。日本の大学生活を楽しんでいるようであった。

 しかし、ひとたび話が南シナ海の国境問題や南京の虐殺に及ぶと、彼の言葉は一転して中国政府の公式発表と変わらなくなるのだった。

 私たちは連れ立って居酒屋を出て、多摩センター駅前の通りを歩いた。晩秋が近く、木々の枯れ葉が道路に舞い散っていた。

 彼はもちろんゲイなのだった。その世界の世話人になっている中国の「おじさん」がいて、その人の世話になっていた。

 私たちは尖閣諸島をめぐって議論したばかりだったので、私は「彼とはこのまま別れるのかな」と思っていた。それでも私たちの足は公園の方に向かい、照明のない暗がりの方へ進んだ。枯れ葉を踏む音が大きく響いて、私は少し不安になった。

 私たちは並んで立った。彼は私の股に手を入れてきた。私のそれはもう大きくなっていた。私も彼の股に手を入れた。彼のそこはすでに大きくなり、だらだらと粘液で濡れていた。彼は私に顔を近づけてきた。頬が赤くなっているのがわかった。少し目を閉じて口を開け、うっとりしたような表情だった。彼は私にキスしてきた、舌を絡めたっているとパトロールの懐中電灯が近づいてきた。私たちは慌てて体を離し、ペニスをズボンの中にしまった。

 パトロールが行くと再びペニスを出してこすり合わせた。彼は私に体重を預けてきた。

 私は彼のペニスをこすった。それは粘液でぬるぬるになり、彼は「ウ」というような声を出して射精した。枯れ葉の上に精液が落ちる「ボト」という音がした、

 彼は私のペニスを握った手を動かした。私も射精した。

 私たちは公園のある丘を降りた。「これからも会えるかな?」と私は聞いた。

 「無理、無理」と彼は答えた。


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