不用品 買取 家庭教師 celeste blue

celeste blue



オールライト

2011年08月17日(水)

長い長い旅から夫が帰ってきました。
帰ってきたといっても玄関で出迎えたわけではありません。
夫が帰ってくる日は、私は母とわが子と小さな旅に出かけていたため、夫は誰もいない家に帰ってきたことになります。
そう古くない独身時代は当たり前のことだったと思うので、遠慮なく不在にさせてもらいました。

今日、久々に夫に会いました。
旅から帰ってきて2日ほど経っているのに、まだ疲労が抜けない様子。
久々のロングツーリング。
当然でしょう。

「これ、見た? これこれ」

台所のカウンターの脇においてあった小さな赤い紙袋。
ちょっと気になっていたけど知らんぷりをしていた私にしびれを切らしたのか夫がうれしそうに見せにきました。

「わ、おみやげ?」

開封すると、木の箱の中に毛糸玉でできた小さなオブジェが入っていました。

「わ、かわいい。ありがとう」

と、そこまではよかったのですが、ついつい一言多くなる(言いたくなる)のが私のいいところ。

「フェリーの中で買ったの?」

そんな私に夫が言いました。

「そんな魂のこもってないおみやげ、誰が買ってくるねん!」

「………(苦笑)」

出発直前のやりとりを、夫は覚えていないのでしょうか。

とりあえず、結果オーライ。

おやすみ。


感謝

2011年08月07日(日)

「感謝しろ」のような内容の日記をきのう、書きました。
1日経って思いました。

「『感謝』の押し売りはよくない」と。

私は夫がふだん仕事で大変だから、貴重な休みくらいはリフレッシュしてほしいと思ったから北海道ツーリングに送り出したのであって、感謝してほしかったわけではけっしてありません。
もちろん、これからもソロツーリングにはどんどん出てもらいたいし、夫のせっかくの休みは自由に使ってほしいと思っています。

心底、そんなふうに思っていたのですが……。
やはり、きのうの「おみやげ買えない発言」が私をおだやかではなくさせたみたいです。

1日経った今日。
いや、何度思い出しても腹は立ちますが、ま、もともとそういう人だったので、いまさらという話。
無事故で楽しく帰ってきてくれることだけを期待するとしましょう。

おやすみ。


無理な願い

2011年08月06日(土)

夫が北の大地に旅立ちました。
バイクでソロツーリングです。
日帰りツーリングなら、これまでも何度かありましたが、1週間以上の旅は結婚してからは初めて。
ひとり旅、ちょっとうらやましい。

とはいえ、出発するまで大変でした。
案の定、うだうだ、あたふた。
フェリーの予約もなかなかできず、出発の準備も旅人らしからぬ要領の悪さ。
挙句の果ては「行くのをやめようかな」などという始末。

やっと出発してくれる気になり「おみやげ、買ってきてね」というと、

「え! おみやげ、買う時間あるかなぁ。帰りのフェリーの中のやつでいい?」

「………」

以前、私の夫を知らない友人が夫について言いました。

「釣った魚にエサはやらないタイプやね」

そうか、私は釣られた魚か。
実質的なおみやげなんてホントはいらないけど「感謝の気持ち」くらいはほしいなぁ、と思った今日でした。

『旅に出させてくれて、ありがとう』

……。
………。
無理だろうな。

おやすみ。




赤ちゃん椅子

2011年08月02日(火)

幼いころから私は、ミッキーマウスとかスヌーピーとかの動物キャラクターものが嫌いでした。
動物がしゃべったり人と同じように動き回ったりするのがどうも非現実的で、夢をみようにも夢がないように感じていました。
何が好きだったかというと、サンリオの「キキとララ」。
星の妖精のようなふたりです。
人の形をしていると、とても身近に感じることができ、はたまた実際にいるんだとも思えて、それはそれは楽しい空想にひたることができました。

最近、赤ちゃんグッズばかりを見るようになっても、やはり動物キャラクターやアンパンマンなどの人ではないキャラクターものには興味がわきません。
先日購入した赤ちゃん椅子も「NEW YORK」と座面に大きく書かれたイラストがまったくないもの。
私としてはシンプルでいいと思ったのですが、ふと考えました。

キャラクターがいやなのは私の趣味でわが子の趣味ではないかもしれない……。

わが子が生まれる前から決めていたことがひとつあります。
親の趣味を押し付けないこと。

私は山登りが好きだけど、わが子には山には自分の力で出会ってほしいと思ったからです。

今回の椅子は、私の「嫌い」を押し付けたのかもしれません。

そして決意。
わが子には私の「好き」は教えても「嫌い」は押し付けない。
私が嫌いでもわが子にはとてもとても楽しいものになるかもしれない。

豊かな感性をもってほしい。

そんなふうに思いながら、買ったばかりの新しい椅子に喜んで座るわが子に「ありがと」とつぶやいていました。

おやすみ。

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