HOSHI・HARU
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↑この図鑑内です
先日、東京・広尾の、蒼庵という日本茶を丁寧に飲ませてくれるお店に行った。 ガイドブックにも載っていて、ネットの中でもある人が目から鱗がとれたというコメントをしていたので、私も楽しみにして行った。 お店に入っていくと、まず清潔感を感じた。そしてカウンターに座ると、奥行きのあるそのカウンターの上に大きな鉄の立派なやかんが置かれていた。 お店の人にお薦めを聞いて、田辺玉露と知覧をたのんだ(2人で)。 お店の人は、丁寧に本当に丁寧にいれてくれた。湯のみと湯注ぎわんで交互に湯を行き来させながら湯を冷ましていく。なんと棒状の温度計をつかって正確に行っている。 私は、まず田辺玉露をのんだ。最初の一口が衝撃的であった。通常、日本茶を口にふくむ際、予測するあのいわゆる日本茶の味とは全く別の味がしたのだ。一瞬何の味か分からない瞬間がありその次の瞬間には、だし汁のようなスープのような味を感じた。今のは 何だ!!!−−−。 それを確かめるために、もう一口、口にふくんだ。今度はやっと味を確認することができた。これは苦味だ。たぶん一口目で感じただし汁のような味は、苦味であったと思う。その苦味は今だかつて感じたことがない苦味であったのだ。だから最初の瞬間、味の判別がつかなかったのだと思う。 三口目を口に含むと、これがきっと玉露の苦味なのだろうと思ってきた。 この苦味をゆっくり味わう余裕がでてくると、この苦味はなかな心地よいものに感じてきた。これが玉露なのか。 私は、とても嬉しかった。これで自分の視野が広まったな! 自分は、視野が広まったなと感じる瞬間が一番好きである。
<追記> 蒼庵は、2004年5月5日に閉店したそうです。すごく残念でなりません・・
富良野のファーム富田からとうもろこしが届いた。 早速、ゆでてみた。色がとてもきれいだ。黄色が鮮やかで、光沢がすごい。 食べてみると、これまたすごい味だ。表面はプリプリで、中が非常に柔らかい。甘エビともまた違う。プリプリジューシーだ。 これを食べてしまうと、なかなか他のは食べれなくなってしまう。 こんなのを食べていると、北海道に行きたくなってきた。
明日は焼いて食べてみよう
北の国からの最終回「遺言」を見た。 もう終わってしまったかと思うと寂しい。 最も印象に残っているのは、岸谷五朗の父親役(唐十郎)が、流氷の海で行方不明になっていたのに、帰ってきたところだ。何と強くたくましい男なのか。黒板五郎もものすごくたくましい男だが。 昔はこういう人達が、日本に沢山いたのだろう。それによって、日本は外国から植民地化されず、戦後の奇跡的発展も成し遂げることができたのだろう。
そして、今我々世代はどうしたらいいのだろう。上記のようなスーパーマンになれる人はわずかだ。 しかし、気概だけは見習いたい。特に、自分が弱気のときは、彼らのことを思い出してモチベーションを上げたいと思う。
2002年09月01日(日) |
日本での海外ニュース |
ご無沙汰しておりましてすみませんでした。久しぶりに書きます。 大前研一の本を久しぶりに読んだ。その中で印象に残った点があった。
「日本では、NHKのニュースが一番信頼性が高い、一番権威があると思っている人が多いであろう。そのNHKのニュースをじっくり見てみると、ほとんどが日本内のニュースであり、海外のことをやるとしても、海外にいる日本人のだれだれが何をした。というようなニュースしかない。客観的な目で世界を見たニュースがほとんどない。 こんなニュースしか見ていない国民が、めまぐるしく変化する世界情勢の中で、世界とどう向き合ってやっていったらいいのか的確な判断ができるはずがない。」
とのことだった。確かにそうだ。自分はひょっとして世界情勢を実はほとんど分かっていないのかもしれないと思った。 BBCを見たり、日経新聞をよく読もう。と思った。
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