舌の色はピンク
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2022年07月31日(日) 手形とり失敗、へその緒が取れた、祝金あれこれ

7時起床、晴れ。
昨夜も娘はよく寝てくれていたようで、
妻の授乳は一度で済んだようだった。
イイコでたすかる…寝すぎだけど。

朝は休日トースト、妻には焼きおにぎりもやって、
洗濯して書類見直して、
僕はOKストアへ買い物しに行って、
帰ってきたらたくあんとメロン用意してやった。
妻は妻で食べすぎだが、体重はもう出産前より減っているらしい。
授乳でかなりカロリーが消費されているようだ。

昼飯は茄子とひき肉の豆板醤炒め。
弁当でよく作っていたもの。
あとサラダも。茹で鶏も用意した。

義父から連絡。
祝金があるという。
妻は相変わらず父と会おうとしない。
いろいろ難しい…。


娘の手形をとるのに失敗。
起きているとじたばたするし、何より手を握り締めて開かない。
また後日にチャレンジすることにした。

妻は昼寝へ。
僕が一人で娘の面倒を見始めると
娘は早速ぐずりだした。
抱っこしてあやすが、あまりもたない。
ぐずっては抱っこしてあやしての繰り返しで、
それではとミルクを用意してみたら
準備が全部済んだところで寝始めた。
なるほどいかにも育児あるあるという感じ。
でちょっと待ってみたらまた置きだしたから
すかさずミルクをやった。
勢いはよくないが飲んでいる。
40分ほどかけて50mlを飲んでくれた。まあ上々か。
そっからちょっと寝てくれて、またぐずり、
妻が寝室からやってきた。
1時間半は寝れたようだからよかった。
ちょっとだけ間を空けて授乳してもらった。
娘、今は父より母の方が明らかに好きなようだ…。

あと娘、今日になってちょっと便秘気味だ。
調べてみたら新生児にはよくあるらしい。
運動不足による便秘、って、もうハメ技みたいなもんだな。


妻が娘の爪を切っていると、へその緒がとれた。
生後10日目。
順当だ。
きれいなへそが見れた。

夕方、沐浴チャレンジ。
やはり背中を返すのが上手くいかない。
思いきりが悪いようだ。
明日またやる。

妻は今日も夕方にシャワーを浴び、
その間に娘はぐずりだし、僕が代わりにあやし、
妻が髪までかわかし終えてから授乳。
大人しくなり、そのまま寝てくれた。

夕飯は寿司の出前。
妻は妊娠期間からずっと食べたがっていた。
とうとう念願かなってのお寿司をにこにこ頬張っていた。
僕は少な目にしたが久しぶりのお寿司であるのには
こちらも変わりないし存分美味しく食べた。

ダーウィンはすっぽん。
カメだと思って見てるとビックリする。
動きも早いし。
でも甲羅は柔らかいらしい。
案外防御力がなく、そのぶん警戒心が強かったり、
川底に埋まって隠れたりとするらしい。

食後も娘はよく寝ていた。
妻とはお義父さんについての打ち合わせをした。
義父はけっこうな祝金をくれるつもりでいるらしい。
しかし妻は依然として会いたがっていない。
妻の弟の結婚式で全部済ませられれば良かったのだが
一ヵ月検診も済まない母子は参加できないし
悪化してやまないコロナ禍の状況を鑑みて
僕一人の参加というのも諦めた。
となるとせっかくの祝金をもらえる機会というのがない。
コロナさえなければさっさか会いに行くし、
妻の方に確執がなければ呼んでしまってのいいのだが、
どちらもうまくない。
とりあえず10月ごろまでに僕一人ででも挨拶にうかがうことにした。

義祖父と電話。
義母から写真が送られていっているようで、
なんであんなに可愛いんじゃろねえ、
と笑っていた。

それから入浴。
あがってみると妻が娘のおむつを替えていた。
いっぱい出したらしい。
まだまだ便秘は先のことか。

23時過ぎに寝室へ。
民話を読み聞かせて寝た。


2022年07月30日(土) 事務手続き書類整理、沐浴チャレンジ、出前

7時半起床。
妻は夜中に二度授乳をしていたようだ。
僕もそのたびに目は覚まして、一応声掛けもしてみたが
寝ていて構わないというのでお言葉に甘えた。
こちらには夜に睡眠時間を確保してもらって、
そのぶん家事をよろしくねという分担だ。
8時過ぎに休日トーストとヨーグルトを食べ、
洗濯し、ぐずる娘を一度あやすとまた眠ってくれて、
しばらくは妻も仮眠をとっていた。

昼飯は妻が食べたがっていたナシゴレンにした。
ペーストはカルディで買ったもの。
なかなか美味しかった。辛かったけど。
でも僕はカレー。余ってたから。

午後、たまってた事務手続きの処理に乗り出した。
ちょっと出遅れた。
土日を挟んで月曜日に役所へ届け出を出しに行く予定に変わりはないが、
今日土曜日に役所に電話相談できないのはちょっと痛い。
というのも、妻の会社を通して新生児の健康保険手続きをするのだが、
その保険証が届くまでに2,3週間かかる。
だが子供の医療費が無料となる助成の手続きには保険証がいる。
来週水曜日には検査があるから、これでは間に合わない。
とすると実費になるのだろうか…それとも抜け道があるのか。
月曜日に聞いてみることにした。

その手続きは途中でほっぽりだしてとりあえず西荻の肉屋へ。
あと八百屋。
往復30分くらいか。
帰ってきてまた事務手続き。
明日の14時までに郵便ポストに投函。
そして月曜日には区役所の開庁直後に電話して、それから自転車で向かうこととなる。

沐浴チャレンジ。
昨日は妻がやったから今日は僕だったのだが、
ソープの泡が目元の方にいってしまったり、
背中を返すところでやや失敗して、娘を泣かせてしまった。
やむなく妻へ交代。
明日はもっとうまくやれるはず…。

久しぶりの庭の草むしり。大量にとれた。
で掃除機がけ。娘には一時的に寝室に避難してもらった。
メロンをカットして食べた。甘い。美味しい。
それから蕎麦屋へ出前を注文。
妻はシャワーを浴びて、それからぐずりだした娘をあやして、
授乳しながら出前の到着を待った。
指定した19時になっても来ない。
家の前へ出てみると空がピンクできれいだった。
10分待ったが来ず、部屋に戻ったところでピンポン。
2100円の支払いは一昨日頂戴したお金から出させてもらった。
妻は天せいろ、僕はたぬきうどん。
どちらもたまらなく美味しい。
蕎麦屋の出前っていいよな。
食器を返さなくちゃいけないっていう合理性のなさとかすごい好き。
広い視野に立てば断然合理的だと思うし。
往還のコミュニケーション。

今日もブリティッシュベイクオフ見てしまった。
ポールの課題が意地悪だ。あんなんそりゃ失敗するだろ…ていう。

食後、僕は入浴。
戻ってみると妻が娘をあやしていた。
絵本の読み聞かせもしている。
0歳児向けとは書いてあるがいくらなんでも早すぎるだろう、
と言ってみたが、
0歳児0カ月からと銘打たれているらしい。ほんとかよ。
しかしまあ娘も興味深そうに絵を眺めているから、
完全に無意味ではないのだろう。
少なくとも読んでいる側には作用しているし。

メロンに次いで桃をカットしてたべた。
めちゃめちゃ美味い。
ジューシー。濃蜜…。
良い桃って高いからなかなか自分じゃ買わないしな。
ごちそうさまでした。


ぐずり始めた娘を抱っこしてみたがなかなか止まず
ミルクをやった。
自分で入れて、飲ませる一連を通して行ったのは初めて。
ごっきゅごきゅ飲んでくれた。
50mlくらいか。
それでもげっぷを出してくれないから不安だったが
眠そうだったから横にしてやった。
そっからは眠りだした。
今日は授乳頻度も多く睡眠時間も長く
いいことではあるのだが
夜中に起きてしまいそうで不安だ。

23時前に寝室へ。
民話を読み聞かせて寝た。


2022年07月29日(金) 授乳おむつ授乳おむつ授乳オムツ、みてね、キリストとアダム

朝4時半ごろまた寝てくれて、7時過ぎにぐずり。
オムツを変えて、抱きかかえて様子を見た。
15分ほどしてまた妻を起こし、授乳へ。
げっぷ出しをして、見守りながらまた寝転ぶ。
結局そっからは妻も僕も起きていた。
8時半ごろちゃんと起床。晴れ。
洗濯してトースト。
授乳。
細かな家事をやっつけて、
洗濯もの干して、9時半ごろから娘が寝だしたのに合わせて
妻も寝た。

11時過ぎにまた授乳、それが終わるのを待って昼飯。
カレー。やはりたまらなく美味しい。
最近は今のテレビを不必要にはつけないようにし始めた。
が飯時だけはニュースを見た。
食後、娘のちゃんとした写真を撮った。
一通りの服を着せて、妻は
こちらのやめろという声も聴かずに
ステップに乗って真上からの写真を撮っていた。
ニューボーンフォトというものらしい。おかげでよく撮れている。
mixiが開発したらしい みてね というアプリを導入した。
主だってはお義母さんに送る写真のため…となる。
ここへポコポコアップするわけだ。
ビジネスとしては三下の下策アプリだが今回は諦めた。

それから昨日は誤っていたベビー用寝具の一切を改めた。
あとミルク瓶を消毒したり沐浴を学ぶ動画を見たりした。
沐浴は妻がチャレンジ。
入院中に産院で間近で見ていた経験もいかして、
どうにか10分程度でこなしていた。
明日からは僕の作業となる。

そういえば右腕がしびれている。
もう4日間くらいか。
漫画描いてたのが影響してる…だけならいいのだけど。
肘から指先にかけてしびれていて、
なにか作業をするとやや痛む。

夕方、妻に早めのシャワーを浴びさせて、
僕は僕でちょっと外を散歩してから入浴。

子どもの誕生 でちょっと面白かった言及。
中世ヨーロッパにおいて
子どもが下等な存在とみられていた時期に
ある研究所で
しかしキリストには子ども期があったと。
"屈辱の時期"を敢えて通過する存在であったと。
だからアダムより劣位の存在であるのだと。
これは面白い。
キリストとアダムの比較という視点すら
これまで盛り合わせていなかったし、
なるほど最初の男であるアダムには子ども時代がない。
はー おもろ。


夕飯は水餃子。
肉屋で買った冷凍もの。
タレは醤油と砂糖と生姜とニンニクと長ネギと辣油で。
美味かった。
録画してあったダーウィン見た。
猿が魚を食べていた。
生きた魚を捕まえて食べるのは珍しい、というか
世界初の映像とみられるらしい。


みてね は予定通りお義母さんに導入してもらった。
自分の母には…どうかな、写真現像して送ったほうが喜ばれるか。
義祖父にはフォトブックを作成したうえで
11月に広島へ行く際に渡せれば上々だ。

娘は夜よく寝ていて
妻もそれに合わせて眠った。
なるべく早いうちから娘を昼型にしてやりたく、
こちらも早寝することにした。


21時40分ごろからちょっとずつぐずり始めた。
が泣き続けたりはしない。
なんてイイコなんだ…。


授乳してオムツ替えて、22時半ごろには寝室へ。
民話を読み聞かせて寝た。


2022年07月28日(木) 妻退院、精算、娘はじめてのおうち

7時起床。晴れ。
洗濯して、部屋を一通りきれいに。
掃除機をかけて、布団を設置。
OKストアで買い物を済ませてシャワーを浴び、
西荻窪の駅前へ。
難なくタクシーは拾えた。
それもたまたま、タクシーチケットが使える会社だった。
産婦人科病院へ向かってもらい、
一旦止めてもらって入院費の支払い。
自費は255000円。
それから妻の個室へ行ってみると授乳中だった。
こうなると中断させるわけにもいかないからと、
荷物を整理しながら少々待った。
先に大荷物だけタクシーに運び入れた。
助産師さんに写真を撮ってもらい、個室を離れた。
妻がスニーカーを履くときだけ赤ちゃんを抱きかかえ、
それから三人でタクシーへ乗り込み3分で自宅へ。
代金は1460円だった。
オゥッ!
まぁけっこう待たせちゃったしな。


帰宅して荷物をまとめる。
母娘は用意していた布団へ。
サイズ比にびっくりした。
赤ちゃん、小さすぎる…。
妻はちょっとだけ休んだ後に動き出し、
そうこうしているうちに娘がぐずり始めた。
授乳。
僕は昼飯の下ごしらえをすすめておいた。
一度飲み終えて、さあお昼寝と大人しくしていたのも束の間、
20分ほどでまたぐずりだして再度授乳。
終わるのを待って昼飯。
てきとうヤンニョムチキン。美味かった。

食後にヌガーグラッセ食べさせて、昼寝。
二人ともぐうぐう眠っていた。
14時過ぎにお義母さんが来訪。
孫を可愛がるとともに、おなじくらい己が娘を称えて可愛がっていた。
そして祝金をもらってしまった。ありがたい。
写真、動画を撮り、抱っこしてもらったりもした。
一しきりかわいがってもらい、
お義母さんは16時ごろに帰っていった。
妻はそれからまた昼寝を試みたが、なかなか寝付けないようだった。
僕は5分だけ仮眠をとって夕飯のカレー作り。


カレーは美味しくできた。
ブリティッシュベイクオフを見ながら食べた。
ロブ、今回はなんとタルト生地が型にへばりついて剥がれず
ボロボロの状態のまま、
さらにごまかしのためのクレームパティシエールまでミスする始末…
でも落ちなかった。前回と前々回の好成績を認められたようだ。
海軍兵士が落ちた。毎回ぎりぎりだったもんな。

食後もまた授乳。
また、おむつ替えのさいに噴火と洪水がはっせいして
シーツが汚れてしまった。
正確には防水マット。
手洗いして、明日また洗濯することとなった。

ぐずっては抱っこして、抱っこするとちょっと落ち着く。いい子だ。
僕が入浴を済ませた後、妻がシャワーだけ。
かなり久しぶりにナメクジが発生。まじか…
しゃーねーから明日からの沐浴は浴室あきらめるかな。

妻がシャワーを浴びて髪を乾かしている間
娘はずっとぐずっていた。
ひたすら抱っこしてあやす、あやす、あやす。
ラトルがいい具合に活躍した。
鳴らすと一瞬だけ見る。ちょっと泣き止む。
すぐにまた戻るのだけど、これを数秒刻みで繰り返すと
数分はもってくれる。
今回は10分くらいやり続けた。
そっからの5分くらいは泣いてたけれど、
この子は泣き声をそんなに上げないから助かる。
妻の準備ができてからは渡して授乳へ。

それからミルクづくりを習った。
除菌装置についてはやや面倒だが
ミルク自体は単純なもので、そう苦労しなさそうだ。
2時間は置いておけるとのことで、
今日はこれを用意しておいた上で妻を寝かせて、
2時間以内に娘がぐずりだしたら与え、
それ以降だったら妻を起こして授乳してもらうということにした。
とくにかくにも今は妻の睡眠時間を優先的に確保させる計画だ。
彼女一人を寝室に向かわせた。
が睡眠前、悪露が出ているとのことで夜中ながら産院に電話していた。
どうやら問題ないらしかった。
居間に眠る娘を数分放って、エスキモー民話を読み聞かせてやった。
相変わらず死と殺りくに満ちている。
サスペンス劇場みたいなエンタメ扱いなのか。

居間に戻ってからは娘を見守り眺めながら就寝。
4時の目覚ましで起床。よく眠ってくれていた。
ミルクの出番はなかった。
最後の授乳から4時間経ったから妻を起こして授乳。
オムツも替えた。

翌日の日記へ。


2022年07月27日(水) 費用、綿とコットン、タクシー予約

8時起床。晴れ。
昨日の王将の流れを追いたくてめざまし8を見た。
3分くらいのかんたんな報道だった。
二次裏はきれていた。

布団洗濯して、退院した妻にやる予定のヌガーグラッセを用意。
その最中に妻から電話があった。
頼む甘いものをもってきてくれ…と懇願するものだから
ヌガーグラッセのあまりのキャラメルナッツを持っていくことにした。
今はたいへん眠いらしい。

入浴して掃除。
昼飯はペペロンチーノにした。
具は海老とブロッコリーとベーコン。
順当に美味い。

漫画描きなどして過ごし、13時半面会へ。
娘は半覚醒の状態で、とりあえずオムツ替えをした。
抱っこしてあやしていると泣き出し、妻がお乳を、
その後のミルクを与えるのは僕がやった。
ゴキュゴキュと勢いよく飲んでいるようだが、
けっこう見せかけで、飲んだのは80ml中の40ml。
それでも十分のようだ。
もう一度おむつを替えて、げっぷ出しはやはりうまくいかない。
昼間にやった退院診察の結果は上々だったようだ。
ただ、妻のお腹の傷口や、ややグジュッとなっている?とのことらしい。
退院後違和感があったら来てね、とのこと。
あと産院への費用が明らかになった。
75万円!
ドッヒャーだ。
それでも事故負担は255000円で済むそうだ。
もうすこし増えるかもしれないから
明日は30万円を持参していく。

14時半においとま。
銀行で30万少々をおろした。
一度帰宅。
今度は図書館へ。
返すもん返して、エスキモーの民話だけもっかい借りた。
OKストアへ。
バスタオル買った。三枚セット。
買ってから、あヤベーこれコットン100%って書いてある、
妻からは綿100%のものをと注文されていたのに…
と思って返品すべく一度店に戻りつつ
一応妻に連絡とってみたら
 コットンは綿のことだよ
と…
はい知りませんでした。でへへのへ。


帰宅後、ベビー用品の整理。
などしているうちに妻から連絡。
赤ん坊に不整脈のケがあるからと、
来週水曜日10時に検査へ行くこととなった。
不整脈自体は新生児にはよくあることだそう。
そんな心配しなくてもいいけど一応、とのことだ。


夕方、明日のためのタクシー予約。
自治体からもらってるタクシーチケットが使える会社を一通り検索。
一件目のとこが電話受付不可だったから
はぁ?と思いつつWeb予約。
しかしWeb予約は申し込み後に30分ほど待たされる。
で30分待って、「配車できませんでした」と。はあああ?
個人情報入力損。
それより痛いのは、この返事待ちの間に
他のタクシー会社の前日予約時間が終わったりしてしまっていたことだ。
はああ…。
他のどこは大体電話で申し込めたのだけど。
ちょっと待ってくださいねで1分ほど待って断られるというケースがほとんどだった。
一件目がよくなかったな。一件目がよくなかった。


夕飯は肉屋で買った中落ちカルビ。
これだよこれといううまみ。
焼肉屋で食べるよりも格段に安く充実感。
しかし脂身が強く、最後にはウェップとなってしまった。


漫画描き。
こっからは絵の資料調べたりで手間がかかっていく…


2022年07月26日(火) 告発劇、大カマキリ、初笑顔

8時起床。雨。
よく寝れた。
そのままごろごろ。
雨はドンドン強まって土砂降り。
妻に差し入れる麦茶を昨日のうちに多めに買っておいてよかった。
洗濯もせず、ちょっとだけ漫画描きに取り組んで、
だらだらとニュースを観たりした。
昨日日本にも上陸したというサル痘は
空気感染や飛沫感染もしないとの触れ込みだし
まぁそう警戒しないでもよさそうだ。直接的には。
間接的には多大な影響があるだろうが…まだ読めない。
コロナ感染は第七波がすっかり本格化してる。
でも弱毒化してもいる。
マスク不要論も高まってるが、
風邪をはじめとする他の病気にかからないだけでも
病院の負担率を下げることができるという論調に与したい。
そのためには街中の光景としてのマスク率が風潮を生み出しもするだろう。
なおもマスクは外さない。
ネットの一部では大阪王将の仙台のある店舗の告発が盛り上がってる。
告発内容は不衛生、パワハラ、ブラック気質などだが
何より告発者のキャラクターが生きているようだ。
法律的な助言や、金銭的損害あるいは身体的危害を危ぶむ声にも
「知らん。がんがんさらす」
という言葉で応じている。
どんな声にもこの一言で返せてしまうのはとても強い。


土砂降りは午後から弱まって、
産院に向かう頃にはなんとか小雨。
家を出る瞬間に、門に大きめのカマキリがいた。
片側を開けるとバタバタ上に登っていって、構えた。
目を合わせた。殺気に満ちた眼差しだった。

今日は娘、起きていた。可愛い。
いろいろかまってやってると笑顔を見せてくれた。
感情表現というか感情自体まだ未発達だろうから
正確には笑顔でないのかもしれないが
見た目笑顔ならそれでいいのだ。
うまいこと動画に撮れて嬉しい。
便はすっかりにおうようになっていた。
まだおむつ替えに慣れず、妻に指南してもらいながらやった。
げっぷ出しもなかなかうまくいかない。
荷物を受け取り14時半においとま。

帰宅後、義母に写真と動画を送る。
スマホは楽でいいな…。
そっからちょっとうたた寝した。
15時ごろ晴れ出したので洗濯。
更に乾燥機能もつかってみた。
乾燥機能全然だめだな。1時間じゃほとんど変わらない。
干して、高井戸のTSUTAYAへDVDを返却。
そっからOKストアで買い物して、西荻へ。
こちらのTSUTAYAにもDVDを返して帰宅。
夕焼けがたいへんきれいだった。

少々漫画描きに取り組んでから夕飯。
カツオの刺身。飽きない…。
鶏むね肉どっさり入りのサラダと味噌汁でおなかいっぱい。

でまた漫画描きに復帰。
ちょろちょろちょろちょろ休憩挟んでるから
進みは悪いけど…
でもなんとか最終ページまで辿り着けた。
めんどくさいコマすっとばしてるから
読める体裁になるまでの進行度合いでいったら
まだ三分の一にも達してないが…

明日やることを確認して、
1時半就寝。


2022年07月25日(月) よく寝る娘、不動産相談、漫画描きチャレンジ

8時起床。晴れ。
もうちょっと眠れるかなとまどろんで、
どうにか10時前まで寝れた。
シャワーを浴びて洗濯。
ブランチにはベーコンチーズトースト。美味い。

13時に家を出てOKストア寄ってから産院へ面会。
娘はよく眠っていた。
昨晩はずっと起きていたらしい。
必然的に妻も寝れなかったようで、疲れている様子だった。
寝ている娘を僕が抱っこして、妻は寝かせて休ませた。
ぽつぽつ雑談をしていたほかは
ほとんど無言の静かな時間だったが退屈しなかった。
娘の顔いつまでも見ていられる。
14時半においとま。

もう一度OKストアに寄って野菜買って帰宅。
義母に電話。
退院日である木曜日に来てもらうよう約束を取り付けた。
送ってる娘の写真は義祖父、義叔父にも送っているらしい。
お二方とも楽しみにしているようだ。

映画観た。
MONOS。
音楽と映像がものごっちい。
映画体験として極上。
ツボにハマりはしなかったけど…
でもこれだけの映画でも
日本版予告はあほみたいになっちゃうんだな。
つうか予告版て全部同じだ。構成が。
だせえっていうか恥ずかしい。そしてだせえ。


不動産屋に電話。
出生届を出したら家族三名分の名前が明記された住民票を取得して
郵送すればそれでいいらしい。
あとダメ元で、今賃貸で住んでる家って変えねえのって聞いてみた。
相場からすればこの辺りは坪単価200万円、
ここは土地代だけで1億2千万円ほどするらしい。
そ、そうですか…。
あと9月に入る庭の剪定は十年に一度の大剪定を予定しているとのこと。
新生児いるからできれば一日で終わってチョとお願いしておいた。

それから漫画描きの作業に入ってみた。
が絵がはかどらない。
頻繁に休みを挟んでしまう。
夕飯はチャーハンにした。
海老とキャベツとベーコンを加えた豪華版。
しかしベーコンの味が強すぎた。
いや美味しかったけども。
そっからまた漫画描き…をしているうちに妻から電話。
妻にとっては授乳中の暇をつぶすためのものだが、
こちらの作業は止まる。
だからといって邪魔なわけではない。
たまに聞こえる娘の声を楽しんだ。
電話を終えて22時20分。
なおも漫画描き。
全然進まない…けどちょっとは進んだ。
漫画家ってすげえな。
まあ漫画の絵描くのがつらすぎて
二度と描かないって10年ぐらい前に決めたくらいな僕だしな。
だから今回は完成させるつもりはなく
ネームで済ませるつもりだ。
それでもこの疲労。おそるべし。

1時前に体力尽きて
あとは息抜きにアイデアだしした。
ライトノベルくらいの感覚で
一度エンタメも書いてみたいのだ。
そのためのもの。
エンタメっていいよな。面白くしていいんだもんな。


2022年07月24日(日) アメリカにおもねるな、おむつ替え初挑戦、イストリアコンプ

8時起床。晴れ。
昨晩は結局3時過ぎまで起きていたから十分な睡眠時間ではない。
がいいのだ。
この疑似一人暮らしのあいだは不規則で自堕落な生活リズムでも。

朝飯はとらず。
うだうだと布団でまどろんでいた。

10時過ぎにシャワー。洗濯。

昼飯はかつ丼。
カツの揚げっぷりも煮込みダレも
なにもかも理想的にできてしまった…てきとうだったのに。
上手にできるとどんなお店で食べるカツ丼より美味い。
店のは結局食材の保存とか連続提供のための手順だとかの難で
ぞんぶんには味に専念できないのだと思う。

そーいやあ萩尾望都がアメリカのなんとかいう賞を受賞したんだとか。
何を上から賞を授けるとかぬかしとるんじゃいという感じ。
向こうの方が文化レベル低いのに、と見なしている人々からすれば
ヘンテコな印象がぬぐい切れないだろうよ。


OKストアに寄って麦茶と野菜を買い、産院へ面会。
ちょうどお乳を与えていた。
一連の動きには慣れた様子があった。
僕はおむつ替えの本番初挑戦。
妻にも隣から指南してもらい、そう苦戦もせずやりきった。
ただ、まだ水っぽい便だったから楽だっただけで、
湿り気がないと拭くのに手間取り大変らしい。
娘はよく寝ていた。
夫婦で雑談など交わし、14時半においとま。

帰宅後、眠れないか布団でまどろんでみた。
10分くらいは眠れたか。
夕方、映画を観た。
犯罪都市。面白かった。
面白さ特化でよけいなテーマとかないのがいい。
ドンソクさん強いのは嬉しいけど
今作は敵役の立ち姿もよかったな。
ゆったり歩いて登場って大物感あるよなあ。
でも作中でやってきた悪道に対して
報いがぬるすぎる。
もっとこう…いや残虐なシーンが見たいってんじゃないが
こう…生き地獄をこう…することで
見てる側の留飲も下がるってもんが、
あれではちょっとすっきりしない。
何も目ん玉くりぬけとかいわないから
もうちょっとこう…精神崩壊させるようなこう…


夕飯は辛ラーメン。
長ネギとキャベツを一緒に煮てくったりさせた。
美味しかったけど暑かった。


イストリアコンプ。
めっちゃよかった…
父親の悪役っぷりが群を抜いてたし…
でもやっぱもっと残虐な目に合わせてほしい…
こいつに関してはシンプルに
ああ残虐な目にあってむごたらしく死んでほしいなと思ってしまった。
トゥルーがほとんど紅葉さまルートであるのはよかった。
他のヒロインと比べて紅葉さま灯さんが魅力的すぎる。
ただ、長かった…
シナリオの長さというよりも途中途中のわかりきった心的描写が冗長でつらかった。
 でも! 私は! それでも! 僕は!
っつって。いいよもうわかってるから…。
他にも設定上の粗も多いし白ける場面も少なくない、
しかしそれらを差し引いてもすごく面白かったといえる作品だった。
アニメにできないもんなのか。


最後までいっちゃろうと決め込んだ挙句遅くなっちまった。
3時半に就寝。


2022年07月23日(土) バルサン、ミルクづくり指南、よふかし

7時起床。
しかしもうちょっと寝れるからと8時半ごろまでごろごろしていた。
朝飯は抜いた。
今日はバルサンを炊くからと朝から居間の物を
寝室や納戸に移していったり電化製品を包んだりした。
10時前、母と電話。
祖母が一人暮らししているマンションの部屋の
エアコン設備が壊れてしまったらしく立ち行かない、
ホテルに泊まらせたいがなかなか予約がとれない…という話だったので、
妻が退院してくるまではウチに泊まってくれてもいいと持ち掛けてみた。
このあと業者が来るからそれ次第となった。
また、母は来週が手術で、その後一ヵ月ほどはリハビリが必要となるらしい。
そんなタイミングで、とうとう次兄が家を出るんだとか。
でも9月まではいてくれるんだとか。
でも結婚の予定はないんだとか。

昼飯前に入浴して洗濯。
ソファのカバーを取り外して洗った。
昼飯は豚肉をゴマ油で炒めて
生姜ニンニク醤油みりん砂糖煮詰めて味付け。
小ねぎを振りかけてどんぶりに。
大味だけど美味い。

そっから本腰入れてバルサン準備を整えていったが、
たいへん…。
食器や調理器具だきゃあ完全に守り切らねばならない。
あとは寝室や書斎のドアの隙間をとじきったり、
ベビー用品は全部退けたり…。
最後の最後で脱衣所のサニタリーチェストの引き出しが壊れたり…
13時半にバルサン焚きだして、
面会時間にはちょっと遅れた。

妻は今日から病院食。たいへん美味しかったようだ。
娘は元気してる。
妻は初めてのおくるみを試していた。
今日はミルクづくりを助産師さんから教わり、
僕も飲ませた。
おどろくほどゴキュゴキュ飲み続ける。
たくさん飲んでたくさん寝るらしい。いいこだ。

本来の面会時間をわずかにオーバーして、
14時35分ごろにおいとま。
西荻を自転車で軽く回り、
肉屋で肉だけ買って帰宅。
一度帰宅して窓を開け切って換気。
そっから一時間以上は戻れないから
また自転車で今度は浜田山に向かってみた。
蝉がよく鳴いている。
その途中で高井戸図書館に寄り、子供服の本と
パウンドケーキのレシピ本を借りた。
浜田山の駅近辺ではどこにも寄らず。
大通りのTSUTAYAにだけ寄った。
何も借りたいものがないのが惜しく、
韓国映画の犯罪都市だけ借りた。
まあスカッとはするだろ…。
16時半ごろ帰宅して、掃除機がけ。
米粒より大きい虫の姿は見えなかった。
それでも徹底的に隅から隅までかけた。
物をもとの位置に戻していく。
ソファのカバーも元に戻して、汗だくのくたくたになった。
だがおかげで19時前にはかなりきれいな部屋が出来上がった。
義母と電話。キャッキャしている。
そのあと妻と電話。
20時過ぎからイストリア。
やはり個別ルートが…こういっちゃなんだがつまらない。
しょせんエロゲだからで済ませたくないのは、
エロゲで済ませておくにはあまりに惜しいほど脚本がいいからだ。
それだけに失望感が強い。
個別に入るまではあれだけの大立ち回りして、
感情の大戦争してたのに…
どうでもいい恋愛劇とかエロパートとかいらない…
あまりの退屈さに途中途中居眠りこいた。

23時過ぎに中野へ出発。
夜中の自転車こぎは楽しい。
のんびり50分弱かけて中野駅に着き、
レンタルコミックを返す。
そして近くのラーメン屋へ。
そのために夕飯は抜いていたのだ。
夜中であるから客席も空いている。
が、カウンターに横並びの席が
五席連続で空いているというのに、
僕の直前に入った客がその真ん中に座った。
こいつ…パッと見の印象でしか判断していない…
おかげで僕はどこに座ろうとしても必ず誰かの隣となる。
コロナも警戒して、お前だって隣に人がつくのは嫌だろうに…
お前が誰かとひとつだけ席を空けた隣についていれば
お前だって無事だったのに…
結局こののーたりんの隣についた。
店のBGMは優先なのか90年代後期のJPOP。
懐かしいし、90年代のダサさは嫌いじゃないからいいのだけど、
久しぶりに一曲通して聴いてみると
そういえばこの頃の曲ってしつこいんだった。
何回もサビを繰り返してなかなか終わらない。
懐メロってたいてい部分的にしか聴かないから忘れてた。
ラーメンは普通だった。

帰りは前回と同じように迷ってみてもよかったが
疲れ気味だったし
事故も警戒しなきゃだしで
結局ほとんどまっすぐ帰った。

1時近くに帰宅。
さすがに汗がべとつくのでシャワーを浴び、
今に布団を敷いて横になった。
妻が退院してきたら日中はこの布団を拠点とすることになる。
広げてみると三つ折りのクセがついていて、
ならしのためにも試してみてよかった。
間接照明をつけると旅館の部屋のようだ。
だらだらとアニメを見るともなく見た。
うたわれるもの二人の白皇。
ゲームでもあほみたいなシナリオだったけど
アニメで見るといっそう貧相だな。


2022年07月22日(金) 生後一日目、方々へ報告、面会

7時起床。良く晴れている。
LINEやTwitterの通知がちらほらきていた。
それらをいったん放置して妻と電話。
予後は順調なようだ。
昨日は赤子もよく眠っていたらしい。
僕が今夜どうなるかはまだ未定。
でも休んでおいたほうがいいということになった。

良く晴れていたから洗濯物は外に干した。
すると1時間もせず大雨。
慌てて取り込んで部屋干しに。

母へ電話。
よく喜んでくれていた。
祖母へも電話で報告した。
寅年の夜生まれは金運が強いのだと言っていた。
財閥になれるよと。
財閥ってそういうことじゃないだろうと笑ったけど
言いたいことはわかる。

10時過ぎ、廊下を通りがかりに
部屋干しのポールが倒れて障子の紙を突き破ってしまった。
これにはひどくへこんだ。

10時半過ぎ、晴れてきたので洗濯物をまた外へ。

眠れるかなと寝室にこもってみたが眠れず。
妻からのLINEで最新の娘の写真。可愛い。
昨日は濡れておったっていた髪がおろされている。
それだけでも大分印象が違った。

12時、ドラッグストアにゼリー飲料を買いに行き、
帰ってきて入浴。
昼飯は冷凍食品のパスタで済ませた。
スーパーに行く頻度も減らしたい。
コロナが大悪化している…。
昨日は東京都の新規感染者数が三万人を超えた。
ひとまず出産を経て安心しているが
今ここでかかると産後のサポートが不十分になってしまう。
気を付けるに越したことはない。

13時半に産院へ赴き面会。
部屋に入るなり赤子を渡されて
そっからは抱っこしっぱなしでほとんど動けなかった。
しかしカワイイ。
昨日は濡れて立っていた髪の毛も今日はおろされて、
全体的に顔のフォルムがふっくらとまとまり、
バランスがよくなっている。
僕がついた時点で眠っていたが
その後も起きることなくよく寝ていた。
妻はこれまで寝転がりっぱなしで、
僕が来た時点で初めて起き上がれないか試していた。
痛みにおびえながらも数分かけて
ようやく上半身を自力で起こしていた。
スタッフの方が部屋を去ってからは事務的な話と、
昨日の感想などを振り返った。
妻はだいたい落ち着いていて、
ここ数ヶ月顕著にみられた甘えるような調子はなかった。
しっかりしなきゃ、という自覚のためか、
あるいは非日常的な場面が継続していて緊張状態にあるのかもしれない。
妻は赤ちゃんを抱っこしたがっていた。
まだ腕にはチューブだらけで、到底抱っこできる調子ではない。
授乳はできるようで、今日は二時間ほどすでに吸われっぱなしだったらしい。
今夜僕がこの部屋にとどまるかどうか…については、
産院側との相談の上、無しとされた。
赤子と同じベッドにいては心配だし落ち着かず
結局寝れないようで、
僕がいれば代わりに抱きかかえていられるという算段だったのだが、
向こうで赤ちゃんを数時間預かってくれるから
その間に妻は寝ればいいという計画になり、僕は不要とされた。
面会時間は14時半までだったが
荷物の整理などがあるからと30分延ばしてもらった。
てきぱきやったら5分少々で整理は終わり、
10分ほどノンビリ二人で過ごした。

15時前に産院をおいとまして、
帰宅して部屋を片付けて、
そうして訪れる無限の眠気。
ちょっとだけ居眠りこいた。
夕方起きるがまだ眠い。だるい。
熱はないから安心してるけど。
緊急事態宣言出るんかな。
今回の流行は発熱が大きな特徴らしい。


夕飯は唐揚げをつくって食べた。
甘酢ダレも用意してかけた。おいっし…。


一日中あんまり意味もなくTwitterやLINEを眺めて
娘の写真を送ったりそれへのコメントを待ったりしている。
時間が溶けていく。
あんまりいい傾向じゃないな…
こんなのは今日までにしておこう。


イストリア、文句なく面白い。
いや文句ないわけじゃないな…
個別ルートがうっすい。
ルペルカリアでもそうだったけど、
あちらは物語上のギミックで、そういうもんだと割り切れた。
でもどうやらこちらにはトゥルーエンドが用意されてるようだし、
そっちに期待だな。
散りばめられた種に収穫は、このぶんなら格別だ。
紅葉さまの立ち位置がすごくいい。


夜、妻と電話。
娘はおとなしくしているようだ。
可愛さをたたえあった。
妻もリハビリ?をがんばっている。
今日はちょっとだけ歩けたらしい。


とにかくずっと眠く、0時を前に寝室へ。
タコピーの原罪を読む。
さんざん地獄だ地獄だという前評判だったが…
知ってる絶望。
もちろん実体験としてじゃなくフィクションとして。
まあ…青少年向けだもんな。
でも同じ青少年向けでもやっぱエロゲの方が
18禁なだけあって突き抜けてるんだよな。
そこまでやっちゃう、ってとこまでやっちゃう。
あれ性癖が絡んでるからってのもあると思うんだよな。
ライターの方か、またはユーザーの需要を見込んで。
性癖のために人は突き抜けられる。
登場人物をいくらでも苦しめてやれる…
でもタコピーは作画力、漫画力が高くて読んでて気持ちよかった。
同作者の読み切り作品の時点でも知れていたけれど。
あとハッピーエンドなのもよかった。
連載当時ラスト百合で盛り上がってたのはそういうことだったんかいと、
たしかに妙にくすぐるものがあった。


2022年07月21日(木) 出産、緊急帝王切開、娘とのはじめまして

6時起床。
晴れ。
妻、陣痛こず。

今も痛みにあえいでいる。
もう食事は摂れないようなので
麦茶と漫画だけ差し入れ。

昼飯にはステーキを焼いて食べた。
向こうに遠慮して飯内容を謹慎する必要もなく
むしろ体力つけておいたほうがいいのはいいのだが
さすがにステーキって能天気すぎたか…でも美味かった。


僕ヤバとか読んで気を紛らわしつつ、15時に連絡が入った。
破水したとのこと。
激痛にあえいでいるらしい。
助産師さんの力添えを得て耐えているようだ。
17時に診察。
…ということだったが、16時15分に本人から電話が入った。
17時に病院にきてくれと。
本人からだからそう心配はいらないはず…だが、不意の呼び出しではある。
予定では、夫の立ち合いはまさに産まれる間際とのことだったし、
出産は破水から十数時間かかるのが通常らしいから、
なにか不測の事態が起きているのかもしれない。
危ぶんでいた帝王切開となるのかと、気が気でない。
手を震わせながら時間を待ち家を出た。

16時55分産院へ着き、二階の分娩室へ。
助産師さんが一人で対応している。
何人もで見守っている光景を想像していたから意外だった。
だが緊急的な様子はなくまずはほっとした。
妻は痛みにあえいでいた。
二分おきに訪れる陣痛の強烈な痛みに耐えている。
ペットボトルをストローから飲む以外の動作はできていない。
あとは吐き気に参って袋を構えている程度で、それも辛そうだった。
嘔吐できるわけではなく、胃液がだらだらと流れるだけのようだ。
僕の役目は陣痛に合わせて背中の裏を押してやることだった。
腎臓の裏あたりを強く押す。
 もっと弱めて
かるく押す。
 もっと強くして
言われたとおりに押す。
 もっと下
位置を調節する。
 もっと上
加減がわかってくる。
 もっと下 あと強弱つけて
加減に戸惑う。
 もっと広く押して 痛い痛い痛い痛い!!
ずっと続けていると手首も痛んで大変だったが、
比べるまでもなく妻の方が何百倍も大変であるので、
せめて少しでも気分がまぎれるよう、声はかけ続けた。
大丈夫。えらい。すごいよ。かっこいい。よしよし。
がんばってる。がんばってね。いいこだ。いいぞ。
同じことを延々繰り返し述べているだけだったが、
それでも幾分かはましだと信じて続けた。
先生は17時に来る予定だったのが、外来の診療が長引いているらしく、
あと20分ほどかかるだろうと助産師さんが柔和に伝えた。
17時15分過ぎ、先生が一度様子を見て、
子宮口ちょっと開いてきてはいるがまだ様子見、
次は30分後にくると言って去っていった。
30分が途方もなく先に思える…のは妻の方だ。
それでも、今日は午前中から痛みと闘っていたらしい。
同じ励ましを繰り返し続けて、17時40分ごろ現れた先生は、
子宮口は7cmほどになっていると告げ、
まだかかる…いやまだまだかかる、とおっしゃられた。
「次は18時半ごろにきます」
うそだろ…。
しかし妻は頑張っている。
途中何度かは痛みに耐えかねて、
もう無理かもしれないと弱音を吐きつつも、
それでも涙をにじませながら耐え忍んでいた。
僕が事前に読んだ記事では、
陣痛の痛みはトンデモナイが、不快な痛みではなく、
感覚の中で痛みが引いてからは開放の気持ちよさも伴う…とあった。
それを信じていたのだけれども
どうにも見ているとずっと苦しそうだった。
とはいえ、2分おきのインターバルの最中、
おそらくは数秒単位だろうが、眠りを挟んでもいた。
その最中も声はかけ続けてほしいというから従った。
途中、気を紛らわせるために妻がしりとりを提案してきた。
…が、やはり続けられないようだった。
なにかにぼうっと意識を向けられた方が楽なようで、
目の前に麦茶のペットボトルを置いて、
ラベルの字を眺めたりもしていた。
また、尿意のために管を通す処置はこれまた痛いものだったようだが、
助産師さんが処理するのに5分以上かかり、
これはこれで時間が過ぎてくれるので助かるとはた目には思えた。
僕は背中を押すタイミングと強さの加減をつかめてからは、
椅子に座って応援していた。
妻は時おり、腰元の衣服がずり下がって痛いとうめいた。
そうしたときには注文に従い上げてやった。
僕がついてからは助産師さんもつきっきりでなく、
割と部屋を留守にして、二人きりの時間もそこそこあった。
放置していいのかよという不安もあったが
お隣の分娩が佳境を迎えてもいたし
問題ないから離れることができるのだろうと信じることにした。
18時を過ぎてから、いきみたいと助産師さんに訴えていた。
いきんだ方が楽そうか、という問いに、
たぶん、と答える妻。
それではと助産師さんは妻の股を広げ、いきみを実践させた。
陣痛の一番痛い瞬間にいきむといいらしい。
大きく息を吸って、口は開けず下腹部に力を込めて全力でいきんで、
という指示に妻は従って、その通りしていた。
上手だ上手だと助産師さんは褒めていた。
このまま赤子が出るのだろうか、まさかな、と淡い期待を込めて
自分用に持参してきたウーロン茶を飲みつつ見守った。
膣から赤子の一部を取り出そうとするかのような構えを助産師さんはとっていたが、
出てくる気配はない。
子宮口はようやく8cmに達して、ほんの少しずつ開いていってるようだった。
が産まれるとなれば10cmが目標値となる。
陣痛時のいきみを何度も繰り返して、
そのたびにいい調子だ、上手だと言ってもらってはいたが出産には至らない。
18時半にやってきた先生は、やはり子宮口が現段階で8cmであるし、
これ以上続けるのは大変だろうと判断を下した。
その間も僕は声をかけつづけていたが、
余裕のなくなった妻からうるさいと一蹴されて
もう長い間妊婦が耐え続けているので体力の心配もあり、
また血圧もやや上がっているようだからと総合的な判断を下して、
帝王切開を勧めてきた。
ためらいはあったが、向こうの判断を信じることにした。
妻自身も納得していた。
もうやれるだけのことはやったからといえる。
帝王切開のリスクについて書かれた同意書を前に二人で説明を受け、
ペンを渡された妻はどうにか名前をサインした。
僕のサインも加わって、いざ手術だとなると助産師さん方の手際は見事だった。
てきぱきと準備が整えられていく。
僕は室内を追い出され、
ドアは開け放たれているもののカーテンで遮られた廊下で準備を待った。
不安で仕方なかった。
妻が持参してきたお守りを握り強く祈った。
初めて会ったときの妻は高校二年生の女の子だったな、と
当時の姿がふいに思い出され、泣きそうになった。
ここまできた。
心をつよくもたねばならない。
だが無力感が強かった。できることが何もない。
先ほどまではまだ寄り添えていたつもりだったが
今となってはアホ面で待つしかできない。
19時を過ぎて当直医の先生が現れ、今日は助手を勤めますと挨拶してくれた。
19時半を前に手術が始まった。
漫画やドラマで見た通りの手術の光景。
直接見据えられる角度は与えられなかったが腹に鉗子があてられているのはわかる。
血が見える。
思っていたほどおどろおどろしくはないな、とのん気に思った。
帝王切開は始まってしまえば1時間程度で終わると聞いていた。
腹を開けて取り出すだけならあっという間なのかもしれない、
と思っていた矢先、おそらく手術開始十数分で、赤子が取り出された。
顔も見えた。
立ち上がり、やった、やったと叫んだ。
妻は泣き、僕も泣いた。
赤子も泣いている。だがすぐ隣の処置室へ連れていかれた。
これから縫合となる。
決して邪魔するわけにはいかず、したがって言葉をかけてやれないし、手も握れない。
産まれてきた感動をめいっぱい体感するにはちょっとの間が開く。
その間もずっと妻の様子を見守っていた。
腰一帯の麻酔が効いているから苦しそうなそぶりはない。
処置している先生二人の様子にも不安なところはなかった。
胎盤については、後で見たいですと妻が助産師さんに注文していた。
赤子が取り出されて10分ほどしてから、
まだ縫合中の妻を差し置いて、僕の方へ赤子が渡された。
抱き方も教えてもらえずに戸惑う…というより大変怖かった。
腕に抱えた赤子は小さく、ひくひくと小刻みに動いていかにももろそうだった。
鼻はひしゃげてる。目は驚くほど切れ長の一重で、なかなかまぶたが開かない。
唾液に濡れた唇がきれいだった。
濡れた髪は天パにも見えたがこれは今だけだろう。
おでこには大量の産毛、頬にも産毛が多かった。
眉毛は二段組になっているよう見えた。
これは眉毛の中央部がまだ生えきっていなかったためで、
おそらく数日も経てばそれなりに生えそろうと思われた。
顔の血色はいいが手は恐ろしいほど白く、灰色がかってさえいた。
よくきたね、はじめまして、よくがんばったぞと挨拶した。
見れば見るほどこれが美少女になるとは思えない。
だがじっと見つめていると可愛く見えてくる。
ぶ厚いまぶたからたまに見える黒目や
頬のぼってりがたまらなくキュートだった。
はやく妻にも抱かせてやりたいと思うが、縫合には時間がかかっている。
あたうかぎり丁重にゆっくり、長い時間をかけてやってくれと願った。
赤子の顔はずっと見つめていても飽きないが
抱き方ひとつとってもこれでいいのか不安になってくる。
途中で助産師さんをつかまえて姿勢を正してもらった。
すわってない首が背中側にだらりと垂れるのが怖かったが
どうやらある程度は垂れ気味でいいらしい。
顎と喉の間は開けておくべきなんだそうだ。
10分か、15分ほどは抱かせてもらっていた。
ふとした拍子に落っことしやしないか気が気でなかった。
助産師さんの手に戻したときには安心感がまさった。
おおよそ30分ほどかけて縫合は完了。
妻をねぎらい、しかしまだ赤子は抱かせてやれないようで、しばらく待った。
縫合を終えた先生は赤子に異常がないかを調べ出し、
さらに10分ほど待って、大丈夫そうですと言ってくれた。
心臓に雑音があるものの、これは珍しくないそうで、とりあえずは問題ない見込みとのことだ。
ようやく妻の腕もとに赤子が置かれた。
妻は感無量の調子で、かわいいねえと繰り返した。
僕はその姿を写真に収めた。
スマホとコンデジで何枚か撮ってから、私のでも撮ってと妻がせがんだ。
片手でも操作できるようで、自分で撮っていた。
数分経って、赤子は初めてのお乳を飲む体勢に入った。
一たび乳首に吸い付くと離れない。
ずっとジュビジュビ音を立てて飲んでいる。
新生児の胃は小さじ一杯分ほどらしいから実際にはほとんど飲めてはいないのだろうが、
口もとは泡立っていた。
赤子が便を出しているとのことで助産師さんがおむつを替えてくれた。
量と色にビックリした。
こんなに小さいからだからよくもこんなに、とおののいていると
そういえば出生から一日二日は体重減るんだっけ、と妻が言い、
たしかにそんな話があったなと合点した。
色は真っ黒。
漆黒といっていいくらいだった。
二人で見守りつつ、写真を撮ったり、ようやく余裕をもって感想を言い合ったりした。
まずは何より、無事に済んでよかったことを確認し合った。


…こっからも長々と2時間近くかけて書いたが
Windowsメモ帳のバグで消失…
簡易に書き残す。

妻は喉が渇いたと訴えていたが
術後二時間は飲んではならないらしい。
腹も減っていたようだがこちらはさらに厳しく、
含んでいいのは流動食のみで、
それも翌朝からとのことだった。
ここでも助産師さんが場を去る時間が多く、
ちょくちょく三人きりになったりした。
のんびりただ赤子を眺める時間もあった。
僕は撮った写真を選定して、取り急ぎ親類には無事済んだという一報をした。
次いで、Twitterでも報告を入れた。
帝王切開となったから妻は今日はもう何もできず、
したがって僕がこのまま産院に寝泊まりする…という見通しも立っていたが、
スタッフで面倒を見れるかどうか相談してくると助産師さんは言い、
果たして今夜のところは僕は去ることとなった。
それでも23時くらいまではいていいらしい。

22時半ごろ、個室へ。
思っていたより広い。そしてきれいだ。新しい。
ベッドに横たわる妻からは手の届かない位置にソファがあり、
上に荷物の一切が置かれていた。
コンセントに延長ケーブルを挿し、LANケーブルも挿して延ばしてやる。
そのほか細々した物品をベッド横のテーブル台にまとめるなど、
指示に従ってまとめていった。
助産師さんはまた場を離れ、僕は衣類など持ち帰る荷物をまとめ、
明日の予定を確認するなどした。
赤子は妻の腕もとに置かれていた。
23時過ぎ、なかなか戻ってこない助産師さんを見つけるために
廊下に出てみたところで鉢合い、再び部屋へ。
赤子のおむつをまた変えてくれた。
その間に妻は喘息の薬を吸引し、
手元の水でうがいして専用の桶へ吐く。
僕がそれを始末すると、もう役目は済んでしまった。
助産師さんと赤子に挨拶し、
私のこともねぎらってという妻に、
もう応援の言葉は出尽くしてしまったとおどけてみると、
寂しそうな、わけがわからないというような無表情を向けた。
疲労困憊で精神の不安定なときに軽率だったか…と反省して
すぐにフォローを入れた。
ありがとう、よくがんばってくれたと再三伝え、23時15分ごろ産院を去った。

帰宅して、閉じきっていた窓を開けたときに感慨が訪れた。
夕方にここを出るときにはいくつもの覚悟をして出て行った。
それがよくもまあ無事に済んでくれたと、大きく安堵した。
義母と電話。
第一報に触れて号泣してしまったそうだ。
時間も遅かったから自分の母への電話は明日にすることにした。
それから方々へ、LINEとTwitterで報告。
たくさんの人が祝いの言葉をくれた。
人一人産まれたらこんなに祝福が発生するのだな、と感動した。
僕が産まれたときにも、と月並みな感想を得たりもした。
妻へは改めて長文のメッセージを送った。
この世界を一つ素晴らしいものにしてくれてありがとう、
そういう意味の文をやった。


0時を過ぎてから飯を食べた。
昼間に買っていたカツオを刺身に、味噌汁もいれて、
サラダはさぼった。


2時半ごろまで連絡やコメントを返したりこの記録を書いたりした。

夕方前に入浴したからとシャワーもサボって、
何も読まずに寝た。


2022年07月20日(水) くたばれマクドナルドウーバーイーツ、夜中の中野、イストリア

7時起床。
晴れ。
晴れ模様が嬉しい。
朝飯は食わず、洗濯して、草むしって、
エアコンのフィルター掃除して、
さらに洗濯して…と一通りの家事を済ませてから妻と連絡。
以前、変わりないらしい。
そうか…

原神やった。
この夏のイベントは大体終わった。

差し入れのため11時にOKストアへ。
めちゃ混んでる。
野菜天弁当と麦茶を買い病院へ届けて、
僕は西荻の駅前まで繰り出してマクドナルドへ。
こんな機会でもなければ食べないし久しぶりに、と
意を決してみたのだが後悔した。
大きらいだぜマクドナルド。
ここの店舗がどうとかじゃなく、
あの
「注文待ちの客」と
「できあがり待ちの客」が混在して
レジの前にたむろするスタイル、どうにかならんのか。
ものすごいストレスだ。
さらには、店員がいずれもハッキリとした誘導ができない。
ご注文まだお済みでないお客様、と呼びかけられてないし、
あとできあがり客に向けての発声も聞き取れない。
声が小さいだけでなく、
せめて注文番号を繰り返し呼びかければいいのに、
商品名をゴニョゴニョ言ってから、
お待ちのお客さまー お待ちのお客さまー
と言うだけで、多数の客がポカンとしている。
あとウーバーイーツが多い。
だいたい大量注文だし、
店の外に自転車と例のばかでかいバッグを置いて
狭い道を圧迫しているから不愉快極まりない。
マクドナルド倒産すればいいのに。

そしてせめて美味しければよかったのだが
久しぶりに食べたハンバーガーは大したもんでもなかった。
マクドナルドとウーバーイーツ倒産すればいいのに。


帰宅後、本を読みつつ妻と電話。
バルーンは痛んでるようだ。
このまま夕方まで様子見、
それまで寝れたら寝るとのこと。
僕も寝てみることにした。
今日はかなり暑いが冷房はつけていない。
がさすがに体調崩すかもわからないので、
寝室で除湿をかけて
窓を開け放したまま寝ることにした。
よく寝れた。
1時間タイマーがきれたあとは熱気にさらされて
汗かきまくり。
これが東南アジアっぽい、
気怠い熱のまやかしみたいな状態に陥れてすごい良かった。

夕方前、また妻へ差し入れ。
結局陣痛は来ないようだ。
麦茶と焼きそばと、翌朝のためのキンパを買って届けた。
そしたら一瞬だけ会えた。
水曜は午後休診だからと、無人の受付に妻が現れたのだ。
昨日の朝ぶりとはいえ感慨深い。
自分の背より高い点滴装置を引っ提げて現れた妻は
病院の水玉パジャマを来ていた。
面白い立ち姿だと思って写真に収めた。
当人はダブルピースをしていた。

それから帰宅後、お義母さんにLINEを返している間、
また妻から電話が。
バルーンが自然に抜けたらしい。
つまり子宮口が開いたこととなる。
ただ、それでも5cmとのことで、
実際に生まれるとなったら10cmくらいにはなるそうだ。
それでも希望が拓けたからと、
帝王切開はまだ見送って、明日も点滴となった。
どうか無事に、無事に…


正直不動産のレンタルはもうあきらめて、
妻はスマホで買って読むことにしたようだ。
その前に、無料公開されていたスパイファミリーを読んだらしい。
ぼろくそに叩いてて笑った。


夕飯はアジのたたき。
二尾をさばき、ひたすら包丁でたたきまくる。
その最中また妻から電話。
食べながら会話をした。
ただひたすら痛むらしい。
促進剤投与を終えてからは間隔があいていってるそうだから
本物の陣痛とはまた違うようだ。
気晴らしにマンガを読みたがっていた。
正直不動産をやはりどうにかして読ませてやりたい。


食後、映画。
霧の中の風景。
すごい映像がいい。
きれいだし面白い。
構図が考え抜かれていて絵画的。
ビタビタッと、
風景と人物とが計算的に配置されてるショットが多かった。
かつフレーム構成は演劇的でもあるというか…
人物の出入りの呼吸が気持ちよかった。
でも女の子を痛めつけないでほしい…


鑑賞後一息入れて、中野へ自転車で繰り出した。
のろのろと30分ほど夏の夜を味わいつつ漕いでいき、
TSUTAYAで無事正直不動産を借りられた。
ついでに10冊レンタルを満たすため、
僕ヤバとタコビーを借りた。

帰り道はちょっと迷いつつ帰ってみた。
真夜中に迷子を楽しめるのは久しぶりだし、
もうこれからはそんな機会もないだろうからと堪能。
敢えて迷子になってるものの、
途中何度かは アー早く帰りたいのに と本気で思えて、
良い具合にちょうどよく楽しめた。

1時近くに帰宅。入浴。
イストリアをちょっとやった。
面白い…
過去の誘拐事件、涙を流せない人魚姫伝説、
カジノにおけるギャンブル勝負、
というネタの一つ一つが噛み合っている。
どっちが先なんだろうなと勘繰りたくなる。
でもこういうのきっと、ほとんど同時のアイデアなんだ。
同時つうか合体的というか。


僕ヤバ読んで寝た。


2022年07月19日(火) 妻入院二度目、バルーン、疑似一人暮らし2回目、

7時起床。曇り。
妻陣痛、来ず。

40分で整えるだけ支度を整えて、
先週同様妻を産院まで送り届けた。
今日こそはと祈らずにはいられない。


図書館で取り寄せをお願いしていた二冊を受け取り、
そっから荻窪に繰り出して昼飯はインドカレーを食べた。
思い切ってチーズナンを。
血糖値上げて昼寝をするつもりだったが帰宅しても眠れず。
妻から、陣痛らしきものがきているとの連絡が入り嬉しくなる。
ただし自覚はないらしい。
助産師さんが、このお腹の張りは陣痛みたいなものといってくれたようだ。
電話がためらわれるほどには
お腹の張りが痛みはするらしい。


道すがら、小学生が道具箱とか持ち帰ってた。
あー夏休みか。
今日か明日からかなんかな。


映画見た。
ジプシーのとき。
クストリッツァ。
うおおおおお面白い。
クストリッツァの風味よく出てる。
なんて熱狂や祝祭を描くのが上手いんだこの人は。
そしてその裏側にて演じられる喜悲劇。
あと長らく別れていた兄妹の再会のシーン、
ドアップで汗とか肌の汚れを精細に写し取る技法に感動した。
見たことない映像だった。
なま の人間なんだよなあどこまでも。すっごい。好き好き。


16時半、妻のリクエストでパン屋で総菜パンを買い差し入れとして送り届ける。
その後診療の連絡を待っていたが、
どうにも外来診療の方が長引いているらしい。
火曜にしては珍しいとのこと。連休明けだからか。
その間に長電話した。
院長先生はいつ寝てるんだかわからないほどの忙しさだそうだ。
個室内での退屈さは先週に比べればマシとのこと。
勝手が知ってる分だけ楽らしい。

しかし18時半に連絡が入り、
診察の結果としては、子宮口が開いてないらしい。
で結局バルーン入れて膨らますとのこと。
調べてみると、これが大分痛いそうだ…。
何もできることがなく、ただただいたわしい。


ルペルカリアが面白かったから
同じライターさんの
水葬銀貨のイストリアに手を出した。
序盤はきついな…
しかし面白くなることは知れているようなもんだ。


20時前、妻から電話。
バルーンは意外と痛くなかったらしい。
助産師さんから許可を得て、サッとならシャワーも許されたとのこと。
しかしお腹は痛んでいるようだ。
陣痛だと思ってください、という難しいコメントをかけられたそうな。
今夜のところはおそらくこのままで、
なにかあるとしたら明日だろうということ。
明日朝からまた陣痛促進剤を投与するらしい。タイヘンだな…
どうしてもヒトゴトのようになってしまうが…

そっから、お義母さんからかかってきた電話に応対。
妻の現状をつまびらかに話す。
直接声をかけたいようでもあったが、自制されていらっしゃった。
明日また詳細を連絡すると伝えた。


夕飯は妻の差し入れ用に買ったパン。
直前になって別のパン屋で買い替えたから
余ってしまった安めのウインナーロール。
美味しくも不味くもない…。


借りてきた本ちょっと読んだ。
子どもの誕生。
50ページくらい読んだわけだけど
分厚いので全然進んだ感じしない。
中身もお堅い。
ヨーロッパにおいて、
どのように 子ども という概念が発達してきたかを追う歴史書。
人口、宗教、学問の取り扱いの変遷…と
かなりまわりくどい形で主題に接近していく格好だが、面白い。


1時ごろ消灯。


2022年07月18日(月) 新宿中野放浪、オッサン悶着ロード、80年代の狂い

6時起床。
晴れ。
気分は上々。
妻の陣痛はこない…。


妻が起きてくる前に庭の草むしりや
ゴミの整理を済ませた。
あと風呂場のドアを外側からテープで留めなおした。


トーストを食べ、食べさせ、
洗濯して一休みしてから自転車で新宿へ。
家を出てからグングン気温が上がっていった。
西新宿あたりで迷いつつも、
10時半過ぎに高島屋に到着。
地下一階の食品売り場で目当ての和菓子を買う、くろ玉。

そっから中野へ。
中野のTSUTAYAには正直不動産の取り扱いがあり、
返却予定日が昨日までであることは確認がとれている。
正確には今日の12時までが返却期限であるらしい。
僕は11時10分ごろ到着したが、まだ返却されてないようだったから
一度店舗を出て周辺を散策した。
11時半、まだ返却されない。
店舗を徘徊して11時45分までねばった。
店員さんにも聞いてみたが結局返ってこず。
延滞か…? うらめないけどよお。
悔しいので映画二本借りた。

帰り道、大通りの自転車領域を走ってたら
向かいから走ってきた人相のわるいオッサンが
まったく片側に寄る素振りをみせないから
スピードを緩めてやって僕が端に寄った。
そしたらすれ違いざまオッサンがこちらをにらみつけ、
…聞こえるはずもないのだが…舌打ちされた気もして、
こちらもにらみつけてやった。
それから振り返ってみると、
オッサンはUターンしていて
 オイ!!! 待てァコラァァ!!!!!
という絶叫とともに追いかけてきた。
うぉおおなんだこのアホはやってらんねぇと思って
速力を上げ引き離した。
おかげで相当ばてた。
ただでさえ炎天下で体力もってかれてるところに、
不意のダッシュはきつい。
精神的にもだ。
ストレスの負荷がかかって倍も体力が減る。

が、

このおかげでちょっとしたアイデアが浮かんだ。
漫画…いや映画がいいな。
ひとつネタが生まれるとあとはもうどうでもよくなる。
オッサンはつい今の今まで憎むべき敵だったが
あのアホのおかげで一つネタができたと思えば感謝したくもなる。
ありがとう、アホオッサンありがとう…。

ネタというのはこうだ。
導入はまさに同じように、
自転車こいでるところでオッサンとトラブルになる。
オッサンがこちらを追いかけてくる。
こちらは逃げる。
途中、ちょっと追いつかれそうになるも、
どうにか引き離すことに成功する。
そこで一度止まり、オッサンを見やり、挑発する。
オッサンはまた頑張る。こちらもまた頑張る。
あともうちょっとで追いつかれる、という演出を何度もする。
オッサンの体力が尽きたらまたこちらも止まり、挑発。
これを延々繰り返し、二人はヘトヘトになりながら、気づけば遠くまで来ている。
日も暮れかけた。ここは山梨だ。
オッサンは途中でその辺にあった電動自転車に乗り替えたりもする。
こちらも、たまたま通りがかった友人の車の助けを得たりする。
互いに精魂尽き果てて路上にくたばってるところに、
通りがかりのおばあちゃんが飲み物をくれる。
それをオッサンにも投げ渡してやる。
オッサンはこちらに隙を見出して、捕まえようとする。
そこんとこは上手く薙ぎ払う。
つかまらないまま、ちょっとずつまた前進する。

短編映画になるんかな。低予算でできる。
最終的に海に辿り着いてもいいし、
なんか悲劇が起こってもいい、
一緒に飯食うでもいいしどうとでもなる。


とりあえず帰宅してからはくたばった。
が飯は作らないといけない…のでぶっかけを用意して、
食べて食べさせて、一時間ほどはゲームした。
ようやく動けるようになってから、黒玉を食べた。
思った以上に黒かった。美しい。
美味い。
美味い…が、知らない味わいがガツンと衝撃!ていうんじゃなく、
順当に美味しい。
見た目の面白さ以外は贈答向けでもないかな。
いや無難な味わいなのがいいのかしらん。まだ悩む。

カスタードタルト作った。
カスタードを焼いたのは初めて…なのだけど
膜が張ったふうになって、いいのかこれ状態。


夕方、妻は今日は一人で散歩へ繰り出した。
車にさえ気を付けてくれれば構わないからと、
念入りに気を付けてを繰り返した。
その間に掃除機をかけた。

夕飯は炊き込みご飯。
買った製品が二合炊き用で、
通常の分量よりも水を60ml減らして炊くよう指示されてる…
のだけど僕は二合半炊きたい。
しかも味をちょっと濃いめにしたいから、
みりんと醤油を足すつもりでいる。
そうするとどのくらいの水分量に調節したらいいんだ…?
というのが直感的にわからなくって
ええいままよと結局カンでやってみたけど
完全にうまくいった。美味しかった。
副菜には、余っていたさつまいもをニンニクとともに
ゴマ油で炒めてみりんと醤油で味付けしたもの。
これも美味しかった。

食後、3秒で誰でもわかる名曲ベスト100というくだらない番組を
見るともなく妻と一緒に見た。
80年代の曲って面白い。
この時代、音楽に限らないけどいい感じに狂ってる。
一番ガラパゴス化していた時代なんじゃないかと思う。
いろんな真似事がつきぬけて、独自の進化を遂げてった感じがする。
そのせいあって、日本のポップカルチャーは世界に通用しない、
みたいな反省が21世紀に嘆かれるわけだけど、
そんなん通用する必要とかないし。
ハンパに迎合しようとしてださくなってるもんな。
80年代の浮かれポンチな中身ゼロの上っ面な文化の方がましまである。


カスタードタルトやたら美味しかった。

入浴、マッサージ、読み聞かせ。
今夜こそは二人で過ごす最後の夜になるからと、
エスキモー民話をたくさん読んでやった。
いずれの話にもバンバン殺害が出てくる。
すごい面白い。


2022年07月17日(日) 晴れ間、漫画空振り、自堕落が止まらない

6時起床。
目が覚めた時間帯には雨が降っていて絶望したが
7時ごろから太陽光。
久しぶりの! 晴れ間!
すっごい気分良かった。
休日トースト焼いてヨーグルトと一緒に食べて
意気揚々寝具一切を洗濯機にかけだしたとたんに曇天。
いつ降り出しておおかしくないような。
すげー落胆した。

OKストア、さらに図書館へ。
先日に続きさらに取り寄せをお願いした。
一度帰宅してからTSUTAYAへ。
正直不動産借りられず。
諦められず千歳烏山の店舗へ向かう。
途中何度も店舗へ電話をかけてみたが出てくれない。
にわかに晴れてきた。夏日。気持ちいい。
しかし結局漫画はからぶり。
そもそも置いてなかった。電話に出てくれれば…。

帰宅後即飯。
牛肉チャーハン。ちょっと花椒をきかせた。美味い。

食後、近隣のレンタルコミック店舗を調べて問い合わせ。
TSUTAYAどこも元気ないな…吉祥寺は7月いっぱいで閉店するそうだ。
GEOもかなりきつそう。新高円寺の店舗も野方の店舗もつぶれてた。
結局どこも借りられなかった。

原神やったり本読んだり昼寝したりで自堕落。
ドンドンだめになってく…。

17時半過ぎ、妻と散歩へ。
浜田山まで歩いてみるつもりが道を逸れて、和田堀公園へ。
西日がたいへんきれいだった。

19時前に帰宅。
夕飯は酢豚。
うまし。
がダーウィン見忘れてしまった。
日曜日って感覚がなかった。


そっからまた自堕落に過ごした。
どんどんだめになってくな…曜日感覚も薄れてきてるし。
でもキッチン掃除はやった。日曜日の定例。


会陰マッサージして、今日借りてきたエスキモーの民話読み聞かせた。


2022年07月16日(土) ルーチンな日々

どんどん日付と曜日の感覚がなくなりそうになってく。
ルーチン的に怠惰な日々だが記録のため一応書く。

雨。

土曜日につき西荻へ。
TSUTAYA、八百屋、肉屋。
帰宅後、昼飯。
防災用に買っといた缶詰がもうじき賞味期限だからと、
豚の角煮の缶詰。美味かった。
僕はお茶漬け。

原神をプレイしてから、
勝手にしやがれを観た。10年ぶりくらいに。
お、おもしろ…。
ゴダールの、勝手気ままな不合理な逃亡たまらん。


夕飯はハンバーグ。
粗挽きのをよく捏ねて作ってみた。
でもそんなにだったな。美味しかったけど。


夜、義母から妻に電話。ちょっと話した。

漫画の絵をいろいろ描いた。

夜は民話なし。
今日も即興の話を聞かせた。馬雪姫。


2022年07月15日(金) 堕落、雨雨雨、チューペット、漫画プロット

7時起床。
チーズとソースだけ塗ったピザトースト食べて
ペットボトル捨てて、ちょっと休んでから
たまたま雨が降ってなかったから今のうちにと妻と散歩へ。
家の近辺をぐるりと10分ちょっと歩いたところでまた降り出してきたから帰宅。
僕だけもう一回出てスーパーで食材を買い、
あとはもう漫画読んでゲームして…。
ちょっと早めに11時過ぎ昼飯。
つけめん。
白髪ねぎとメンマ足したもの。美味い。
ブリティッシュベイクオフ見てまたダラダラ。
漫画。うたた寝。
堕落していく…。

そっからまた雨が止んだからスギ薬局にまで二人で散歩しに行って
マスクなどを買い、今度は30分近く歩いた。
そっからはまた雨。
ずっと雨が続いている。
明日も雨だし、来週も曇りや雨が続くようだ。

正直不動産は5巻まで読んだ。
読むのに時間がかかる…


夕飯はカツオ。
いつも通り酒と塩で新鮮さを取り戻させていただく。
美味い。


妻に押されて買ったチューペットを食べた。
凍らせておいたのをパキッと…は割れなかったので
ハサミで真ん中を切って二人で分ける。
吸い口から中のシャーベットを吸い出す。
その瞬間、懐かしさがばくはつした。
味だけでなく、吸い口を噛んだあの感じとか、
ちょっとずつ口に入るシャーベット感とか、
もろもろ一切が懐かしすぎて泣きそうになった。


漫画プロットづくりに向き合い、
長時間かけた甲斐あってほとんどできた。
ネームとして完成させるのが目標。
育休間に形にしてみたい。


夜は民話なし。
即興のお話を聞かせた。


2022年07月14日(木) 漫画三昧、映画、ゲーム

7時起床。
休日トーストを食べ、妻のスクワットを見届け、二人で散歩。
午後に雨が降る予定だからと今のうちに歩いた。
できれば毎日50分くらいは歩くべきらしい。
通りを避けて路地裏を歩いているうちに30分が過ぎ、
ちょうどOKストアが開くからと入店して、買うもん買って帰宅。
9時。
僕はそのまま今度は自転車でTSUTAYAに出向くことにした。
浜田山の店舗までは10分かからない。
雨も降っていなかったし労力でもないのだが、
借りたいものはとくになく空ぶった。
西荻の店舗より安いかと思われたのも勘違いだったし。
安いと思っていたのはプレミアム会員の価格だった。
表のどこにもそうは書いてないのだけど、
それっぽいマークがあったからそういうことなんだろう。
空ぶった結果、結局は西荻の店舗へ出向いた。
映画を一本と、正直不動産を5巻まで借りた。

帰宅後、昼飯。
まぐろとアボカドのどんぶり。味噌汁。さつまあげ。
文句なく美味しい。
食後、だらだらと漫画を読んで、
まだ12時半であることに驚がくした。
時間がありあまってる…。
そっからもさらに漫画を読んだ…り、うたた寝したりした。
結局NANAを手持ち分いっぱいまで読み切ってしまった。
名作だこれ。未完だけど。
主要キャラクターの全員が動くパズルをなしている。
静止した平面パズルであるだけでも複雑なのに、
絶えず連関的に作動する立体パズル。
しかも細工の一つ一つが織りなす模様まで美しい。
いやはやすごいね。


借りてきた映画見た。
母なる証明。
ポンジュノ監督の。
すごくよくできた胸糞ストーリー。
が僕は胸糞に耐性がだいぶあるようで、
世間並みにはえぐられない。
ただラストシーンよかったな。
怖くて美しくて不気味に澄んでて、
ラストシーンてこうあるべきよね、という。


夕方に掃除機がけ。
会社からは厚意的な返信があり安心した。

夕飯はペペロンチーノ。
ペペロンチーノに具は要らないという妻のリクエストに応え、
今回はマジモンのペペロンチーノを全力で作った。
僕の方にだけはキャベツを足したけど。
もんくなしのうまさ。
副菜をねだる妻にはホタルイカをやった。


食後、ルペルカリアを最後までプレイした。
名作。
正直なところ終盤はこれまで積み重ねてきたドラマを終結させるには
こうなるよねという調和が第一にきて
穴はないけれどもやや物足りなさを感じてしまった…が、
それを差し引いてもあまりあるほど全体の構成力がうまく、
キャラクターが強く、場面場面が面白かった。
なんでこんな良い作品が、ライターが無名なんだ…?
エロゲだからか…。
めちゃ面白いのに…。


0時に寝室へ。
正直不動産読んで寝た。


2022年07月13日(水) 度重なる差し入れ、妻一時退院、すかされ

6時起床。雨。
天気予報では日曜まで雨っつってる。悪化しまくっとる。
連絡は入らない。
妻には焦らないようにと言い聞かせているが、
僕自身落ち着かなくもある。

青虫は鉄柵で縮こまったままで、
妻にLINEしてみたところ蛹になる兆しらしい。
縮こまった隙間から糸を出すそうだ。

午前中にスーパーへ。
買うもん買って帰宅。あまり買うものもなかったけども。

差し入れは11時半ごろに願いたいとのことで、
その際に本も持っていくことにした。
本棚から見繕うが好みと気分に合致するものとなると難しい。
あんまり小難しいのはページを開く気になれないだろう。
さっと読めるものがいい。
が軽すぎても好まれない。
かつ暗い筋書きはNGだ。
かといって能天気な話も遠慮される。
…ということで、シラノドベルジュラックと
ガダラの豚と太宰の御伽草子を持参していくことにした。
どれかは読むだろう。

雨の中自転車こいで、受付に荷物を渡して一度帰宅。
ニラとキャベツのチャーハンを作って食べた。
たらふく食ってひと眠りしようとしてみたが寝れない。
原神がアップデートされたからちょっと手を付けた。
しかしイベントは明日かららしい。

人心地ついた14時ごろ妻から連絡。
以前として陣痛始まらないから
夕飯はちゃんと食べておきたいとのことで
ナシゴレンをリクエストされた。
そのために本日二度目のOKストアへ。
ナシゴレンについては調味食品ないとできないから。
買って帰って、チャッと作って、
TSUTAYA行ってレンタルコミック返して
本日二度目の産院行って手渡して帰宅。
そしてちょっとしたら妻から連絡が。
なんでも、子宮口が開かないからまだしばらく産まれそうにないらしく、
医師からは一旦退院を命じられたらしい。
まじか…。
ショッキング、という意味ではほとんどない。
健康上の問題はないみたいだし。
だからただ単に、予定だとか費用だとかの面で痛いなとうなだれた。
というのはおくびにも出さず、仕方ないねという旨のメッセージを伝えていく。

18時半、本日三回目の産院へ。
トランクケースは預かってもらえたようで、
それでもそこそこの手荷物を持って帰路へ。
妻は疲れ切ってはいたが
普段であればもっと落ち込んでいそうなところを
まだ笑って過ごせていた。
陣痛促進剤というのが幸福感を促すホルモンの投与?であるらしく
それが効いているのかもしれない。
今回の入退院は仕方ないことだけれどもとわきまえた上で、
医師側はもうちっと事前に判断しきれんかったんかいと問題提起してみた。
結論からいえば難しかったろうという話に。
まあ、そりゃそうだ。


帰宅して妻は、僕が届けたナシゴレンを出して食べていた。
そして各方面へ連絡。
僕は会社の方にも伝えなければならない。まだかかりそうですと。


僕の方には予定が急展開したことで心労がある。
どういう出産を迎えようと対応できるような心構えはしていたつもりなのに、
準備が整っていたからこそ
この すかされた 事態には参ってしまった。
ただその顔を妻に見せるわけにもいかない。
いたわってやるだけの立場。


ちょっと寝室で休んでから入浴。
異常に眠く、0時ごろ就寝した。


2022年07月12日(火) 妻入院、疑似一人暮らし、受け皿

曇り。
天気予報では今日から土曜まで雨となっている。
悪化しとる。

僕も妻も7時前に起床。
妻は最後の準備を整えていた。
今日は平日だが特別に休日トーストを用意してやり、
荷物を玄関先に運んだり
細々したチェックを済ませて、
それでもちょっと時間に余裕があった。
青虫がいなくなったと妻が言うから鉢を見てみたら
たしかにいない…と見せかけて、ミントの枝の先に
擬態するように溶け込んでいた。
僕が指摘してやっても妻はなかなか見つけられず、
すこし妻は悔しがっていた。

家の前で写真を撮り、
大荷物を二人で分けて参院へ、
8時を前にして車が異様に多い。
絶対に何も起こしちゃならない最後の緊張があった。
無事産院に着き安堵した。

帰宅してすぐ妻からLINEが入っていた。
暇らしい。
僕は洗濯物を干した後は図書館へ。
出産に関する本を借りた。
あとは何冊かの予約をした。
それからはNANAを読んだり原神をやったり遊んでた。

10時前、点滴が始まったと連絡が入った。
陣痛はいつ始まってもおかしくない。
とはいっても、始まったところですぐには呼び出されない。
夫の立ち合いは産まれる直前のみらしい。


午前中はダラダラと原神をプレイした。
久しぶりにストーリー部分進めたけど
このゲームのゲーム性面倒なんだよな。
やたらと無駄に時間をくう作りになってるというか。
時間食わせることをゲーム性と見なしてるフシすらある。
まったく楽しくない知的でもないどうでもいい面倒くささに見舞われると
ストレスたまって仕方ない。
だから離れたわけだけど。


僕は荻窪駅まで出て、
以前からずっと気になっていた中華屋に入った。
メニューが多く複雑なのに
注文は券売機。
じっくり店内で迷いたかったが…
そこまで熟考もできないままに
店名を冠にした丼と半ラーメンとのセットを注文。
どちらも地に足の着いた味。
家庭料理っぽさがある。悪くない。
店内のテレビはなぜか宮崎のニュースばかりを流していて不思議だった。


妻とLINEしたり電話したりしつつ
漫画読んでちょっとだけ寝て15時半。
差し入れのため玉子サンドをつくる。
食パンが足りない。
コンビニでチャチャッと買ってきて、
多めにこしらえて
おにぎりと借りてきた本、
麦茶ペットボトル三本とともに16時半、産院へ。
出産するまでは面会はできない。
受付に荷物を預けて退散。


今日はもう待つだけ待って
あとはゆっくり過ごすつもりで過ごしているが
かなり怠惰だ。
出生届は退院時にもらえるらしく、
それだけに妻の入院中にしなければならないことも極端に少ない。
ここはもう割り切って、一人暮らし時代を思い出す自由さで数日を過ごす。
そこそこ数年頑張ってきたしな…。
でも雨なんだよな。


先日の事件を受けて
統一教会についての話題が盛り上がってる。
新興宗教、とりわけカルトについては
ほんとは一言では何もいえないのだけど
ちょっと思ったことだけ。
不幸な人ほど騙されるというだけじゃなく、
不幸な人の受け皿になってはいるってわかってんのかな。
新興宗教があるから見せかけでも救われている、
居場所を与えられている…と思いこめる人は少なくないんじゃないのか。
極端に言えば、新興宗教という受け皿がないと、
もっと無秩序的な犯罪が増えたりはするんじゃないのか。
まぁ主要な宗教に吸われてくれればいいわけだけども…それは理想に過ぎないので。
そんなこといったらそもそも宗教なしでとかいう話になって
結局やっぱ長い話になる。


夕飯はアジのなめろう。
ちゃんと二尾買ってきてさばいた。
味噌汁とサラダも用意した。
一人でも栄養バランス考えないとな。
それよりなにより食虫毒には気を付けねば…
ということで念入りに叩いた。
執拗に全角度から叩きまくれば死なせるだろうという精神。
醤油、生姜、小葱で味付けしただけでとても美味しい。


夜、ルペルカリアを進めた。
スゲー面白い…なんだこれ。
序盤からずっと面白いのが、
座長のキャラが爆発する中盤にまできて圧倒的になる。
気持ちいいー。キャラが話動かしてる。
絵だけ惜しい。
ゴリゴリの萌え絵だから。
作品の質を下げてはないんだけれど、
このお話、もっと広い層に通用するよなあって惜しくなる。

なかなか辞めどきがなく、
2時近くまでプレイしていた。
大雨の中就寝。


2022年07月11日(月) 入院の決定、西友の冗長、パラレル暮らし

7時起床。
結局陣痛はなかった。
普段通りに起きてトーストをほおばり、
妻は寝室に戻っていった。
僕は家事を済ませた。
ゴミ箱を洗って天日干し。
そっからはちょっとゆっくりした。

9時半ごろ妻は産婦人科へ。
今回は僕もついていくことにした。
何しろよーやっと平日のお休み。
院内に入ることはできないが、
初めて送ってやることがかなうのだった。


ちょっと長くなりそうだからと
僕はうたた寝するするつもりで漫画を読んだ。
NANAを。
もう何度目になるかわからないが
何度読んでも面白いな…ほんとに。

11時過ぎに一度妻は帰宅。
待ち時間が長く、
かつ院内に人が多いから逃げてきたらしい。
ブルーピリオド読んで、11時半過ぎにまた家を出た。

12時過ぎ、妻帰宅。
明日の入院が決まったそうだ。朝8時から。
いよいよ事態が煮詰まってきた。

青虫さんは昨日手配してやったみかんの葉っぱを
ちょっとだけだけども食べていた。

昼飯は肉屋で見かけたレシピを拝借。
台湾風まぜそば。
豚ひき肉をニンニク生姜とともに炒め、
豆板醤と砂糖醤油で味付け。
通常通り茹でたそうめんに乗せて、
ニラと小葱と卵黄をのせてできあがり。
まあ…順当に美味しくはあったけど、
これならそうめんじゃなくていい。
中華めんの方が味もよく絡むし美味しかったろう。


昼過ぎ、西友へ買い物。
ゴミ箱用の消臭シートを買いがてら、
今日は食材もこっちで一通り買った。
やっぱストレスフル。
この店舗での買い物は全然楽しくない。
やたら歩きまわされるというか…
その歩きが充実したものならいいのだけど
どうにも冗長。
入口から買い物開始してレジ会計して出口へ、が
ぐるっと一回りで完結ってわけにはいかないんだよな。
スーパーは必ずそうあってほしいし
こちとらあまりにその型に慣れすぎてる。


帰宅して細々した用事やっつけて
草むしりもして、
夕方にタウンセブンへ。
妻は一人で写真屋に向かうという予定を立てていたが、
ここまできて事故かなにかあってはかなわない。
僕と一緒にいくのとどちらがいいか、
と一応聞いてみたところ一緒がいいとの答え。
徒歩40分くらいの軽運動もしておくべきだし、悪くない。

が荻窪駅に着く直前、僕の腹が痛んできた。
まさかこちらの方が足手まといになるとは…。
駅のエリアに着いてすぐいったん分かれた。
向こうの用事はものの5分で済み、
合流してからは三菱UFJにだけ付き合って、
そっからまた歩いて帰った。
西日がきれいだった。


夕飯はオムライス。
リクエストに沿って。
ちょっと濃くなってしまった。


二人暮らしが終わる。
二人で遊んで暮らせる最後の夜だからと、
望むとおりの遊びに付き合うことにした。
筆記具を用意してお絵かきしりとりをした。
意外と続いた。


「楽しかったね、二人暮らし」
「え、やだ、終わらないで欲しい。
でも三人暮らしもしたい、どっちも捨てたくない」
「自由にパラレルワールドを行き来できたらいいのにね」
「今日は二人暮らし、今日は三人暮らし…」
「そうそう」
「…」
「…」
「…」
「いや全然よくないな。絶対頭狂っちゃうな」
「ほんとだよ」


入浴後も妻は入院準備の支度に追われていた。
いつ入院してもいいようにと準備してきたが、案外やることがある。
まぁ計画出産によって入院生活が長引くこととなっただけでも仕方ない。

入院怖いよ寂しいよ、と繰り返す妻をなだめて、
マッサージして民話読んで寝た。


2022年07月10日(日) 出産予定日、浜田山住宅公園、枝泥棒

7時半起床。
起きる理由もないからと、8時半くらいまではだらだらと過ごした。
休日トーストをヨーグルトとともに食べて、
そっからはまただらだら。ハンターハンター読んだ。
9時半間近、OKストア行って
そのまま高井戸のTSUTAYAへ。
正直不動産を借りたかったけどそもそも置いてない。
マジか。あんな明らかなドル箱を。
だがここ、映画レンタルはなかなか充実している。
多分妻の入院中にお世話になるだろう。
一二本しか見れないだろうけれども。
一度家に帰って荷物おいて、今度は西荻へ。
こっちのTSUTAYAでも空振り。
正直不動産借りられてた。
代わりにブルーピリオドを全巻借りた。
最新刊は僕もまだ読んでないし。

昼飯はナシゴレン。
具はなし。
ニンニクとネギだけ加えて、あとは卵焼き乗っけた。
申し訳ばかりにリーフレタスとトマトを添えて。
美味かった。

またしばらく読書とか漫画。
ゆったりした時間。
ほんのわずか昼寝もした。
15時ごろ、出産に向けて体を動かすことが推奨されるために
妻が和田堀公園への散歩を誘ってきた。
僕はそれと似た距離感の、浜田山住宅公園を薦めた。
その誘いに妻は大変乗り気だった。
もともと彼女は住宅展示場のたぐいを好む傾向があり、
反して僕はさほどでもない。
こうして僕の方から提案してきたのが嬉しかったらしい。

猛暑というほどでないにせよ
夏の暑気にあてられながら25分ほど歩くこととなるから
かなり心配していたが
なんでもない会話をしているだけでスンナリ着いてしまった。
といっても16時近い。
17時に閉まる予定のはずだから、あまりのんびりもせず住友林業へ。
妻の友人の兄が勤めている縁で、好感もっているらしい。
物件自体はさす木材に気を遣っている、
のみならず石材にもこだわりが見て取れて面白かった。
担当してくれた営業はなかなかもてそうな、
オセオセではないのに受け答えのシッカリしている男性だった。
通り一遍の質疑応答から、個別的な予算計画にまで話は及ぶ。
一応聞いておきたいんですけど、と前置きしたうえで、
妻がこのあたりで建物100平米くらいで…と条件を提示しておく。
するとやっぱ一億とか。そういう数字が出てくる。
 フ、フーンンンン
 知 知ってたしよおべつに きょどってねえし
ただもうちっとましな服着ていくべきだったな。と思った。

続けてダイワハウスへ。
こちらはイマイチあか抜けない展示っぽいのが気に入った。
周りがキメようとしすぎのダサさが著しかったから。
しかし17時間際ということもあり、物件探索は妻に任せて、
僕は営業とずっと話していた。
途中からは妻が合流。
僕は今住んでいる賃貸物件のどこが良いかなどの話をしてみた。
…住宅展示場に配置されている営業職は、あまり成績がよくないと聞く。
というか成績のいい人間はこんなところにいる暇がないんだとか。
そんな話を前にネットで読んだ。
今自分の目の前にいる男性は、まぁ成績まではわからないけれども
あんまりもてそうではない。
営業職でもてそうかどうかって大事だと思う。
女性はわからない。すくなくとも男性は。
で、まぁこの人もこの先仕事を続けていくわけだから、
すると顧客といえないまでもちょっと話した相手が
家のどこに関心をもっているかとか
どんな家づくりをどんなこだわりで達成しているだとかいう話は
聞いておけば聞いておくだけいずれ力になるだろう。
そう見込んで、伝えるだけ伝えておいた。
彼が今後の他のお客さんとのトークのなかで、
前にこんなお客様がいたんですけれどね、
という引き合いに出せればいいなと思う。
展示場を出てから、物件は最悪だったと妻が言って笑った。

帰路も25分。西日がきびしい。
かなりくたびれて帰宅。
僕はほとんど間を入れず夕飯を用意。
余っていた鶏もも肉をヤンニョムチキンぽくした。
あと、冬用に買っておいたらしい西友のレトルトのユッケジャンと、
鶏白湯みたいなスープがあったから温めて出した。
いずれも大変美味しかった。


食後僕は寝室でまたノンビリしていたが、
妻は、枝泥棒してくると述べた。
すべては青虫のためだ。
近所にある集合住宅の敷地内に植えられた柑橘の枝を
一本だけ失敬してくるという。
妻はこの手の罪悪にかなり敏感で、
どれだけ軽度でも普段なら決して是としない。
ただ今回に限っては、たまたま鉢植えに現れたこの青虫を、
自分と重ね合わせているといっては少々違うが、
生命の育みという点では、無事にいてくれないと縁起が悪い…
という見方をしているふしがある。
つまりは死んでほしくないのだ。
とても人間らしい、感情らしい感情だと思う。

15分ほどで妻は帰ってきて、鉢植えに
葉っぱのついている小枝を一本差した。
青虫が食べてくれるといいのだけれど。


ブルーピリオド12巻読んだ。おもろ。
アート集団の共同生活。
そのてがあったかという感じ。


22時過ぎ、選挙の結果が出た。
自民の圧勝。
妻が嘆く。

僕は、そうした反応は子どもの前ではしてくれるなと諭した。
政治に限らないが、ある特定の論調を植え付けたくはない。
あらゆる問題、命題に対して、
良い点も悪い点も、両面をたくさん述べられるようなってほしい。
教育もそういう方向性でやっていきたい。


入浴後、会陰マッサージ。
寝る前には民話読み聞かせ。
イディッシュ民話の最後のに収録されている話を読んだ。
集大成みたいだった。
固有名詞満載で…
基礎知識のないやつはおいていくみたいな。
面白かった。
話自体も集大成というか。
最後はワケワカランかった。


2022年07月09日(土) 休み開始、プロの仕事、男女雇用差

6時起床。寝れなかった。良く晴れている。
午前中に洗濯を2ラウンド済ませ、
OKストアで買い物し、草むしりし、掃除して、
あとはゆったりした時間を過ごした。

昼飯はアラビアータ。
見た目に凝った。

その後妻に付き合いゲームちょっとやった。
やったっていうか僕は後ろで見てただけだけど。
九龍学園なんとかいう。
アトラスのゲームで、もとはPS2のゲームらしい。古い。
キャラが痛々しくて面白かった。
20年前のノリでよお。

しかし途中で二人とも極端に眠くなって、
じゅうぶん日に当てて乾いたといえるシーツ類を取り込んでセットして、
揚々昼寝をした。
とても気持ちがよく…15時くらいまで寝た。
起きた後もハンターハンター読んだり。
自由すぎる…


夕方、西荻へ妻と散歩。
この町はガードレールさえあればいい町なんだけれど。
車通りの具合が悪すぎる。
TSUTAYAでは何を借りようかよく吟味したかったが
店内が暑くあまり長居できなかった。
黒澤を観たいという妻の意向を優先し、醜聞を借りた。

あとは八百屋寄って肉屋寄って、
最後にケーキ買った。


夕飯は天ぷら。
かき揚げ丼。
玉ねぎニンジンのかき揚げと、
あとサツマイモと大葉で。
味噌汁も合わさって、美味かった…。


食後一呼吸入れて、映画。
醜聞はめちゃ面白かった。
いかにもエンタメっぽく始めておいて、
人間関係できあがってからは抜群のドラマ。
クリスマスのシーンが最高に良かった。
これだよこれっていう。
人間の幸福とか善意とか…の描き方が素晴らしかった。
全体の仕上がりもすごくよくって、
それだけに終盤の悲劇がつらすぎた…。
観終えた後もしばらくひきずった。
いやあの悲劇がないと主題が引き立たないからな…
しかたないんだけどでも。へこんだ。

へこみすぎてケーキを食べ損ねた。
22時を過ぎていただく。
ヘーゼルナッツとミルクチョコレートのムースケーキ。
絶品だった。
全体にキャラメルがほどこされてもいるから
ヘンに甘ったるすぎないか不安だったのが
食べてみたら見事見事、くどさが全くない。
そしてムースの食感が舌にとろける。
極上。プロの逸品でした。
コンビニスイーツや素人製菓の水準が上がっても
 美味しい
の達成はできようと
 感動
をもたらすかといえばかなり難しい。
プロの仕事には感動がある。


さいきん読んでる現場女子という本からの流れで
妻と男女のお話をした。
人の心とか人格とか人権をすべて無視できるのだったら
男9女1の割合で
女性の方にはお茶くみとかさせてるだけの会社というのは
デメリットと比較にならないほど効率性が高まるだろうという話をした。
もちろん実際には人格人権を無視しては立ち行かないわけだけど。
無視できることにしている会社や
無視してしまいたいであろう経営者というのは存在する。


会陰マッサージして
民話読んで寝た。


2022年07月08日(金) 言論の無化、しごとおさめ、約束された悲劇

晴れ。夜は雨だとか。
6時前に起きたっきり眠れず。
でも体調は良好。
気分も悪くない。

弁当は昨日の残りの焼き肉ともやし。
焼いて詰めて終わり。らくちんよ。


妻はぜん息の傾向を心配して、
僕より早く家を出てった。
中野の呼吸器内科へ。
比較的乗客の少ない東西線を勧めておいた。


安倍元首相が撃たれた。
速報の時点で様々な声が飛び交っていたが、
Twitter上ではkizzさんの反応が印象的だった。
「言葉がない」と。
あれだけ言論、言説をもって
世界を認識したり解体したりしている人だからこそ、
反言論の極致ともいえるテロ行為を受けて
「言葉がない」と表するのにはなみなみならぬ重みがある。


今日で仕事終わり。
来週月曜から育休となる。
正確には、出生日が遅れただけ有給で補填されることとなるわけだが、
とにかくまあ今日限りで3ヶ月間は会社に来ないこととなる。
昔に比べたら全くといっていいほど
会社内での人間関係は薄くなってしまったものの
それでも何人かには挨拶した。
みなさん好意的。
優しい言葉をそこそこかけていただいた。
「3ヵ月で大丈夫なんですか?」
と何人かに言われたけど
わからんからな。
初めてだし…それが長いのか短いのかもわからないんだよ…。
最後に上司に挨拶。
最後にまわすんじゃなかった。
気分悪い。
クソッタレなのだぜー。
イッキに復帰したくなくなったな。

おかげでというか
退勤時も全然解放感とかの心地よさがない。
ほとんどいつも通りに帰った。


夕飯は春巻き。
肉屋で買ったもの。美味しい。
テレビは録画しておいたブリティッシュベイクオフ。
予告編で調子山ノリ之介がケーキ落とすことわかってたから
それが約束された不幸として前提されておきながら
話が進んでいくのはつらかった。
意気揚々と今回のケーキの意気込み語っててさ…この後落とすのに。
上手くできたとか笑っててさ…この後落とすのに。
本当につらかった。
つらすぎる。
実際落とした後は、全員が同情的で、
審査員も手伝って無事な部分をすくって体裁を取り繕ってた。
落第したのも別の人だったからまあまだよかったか…。


割拠、投稿まで完了。
あとは全編をまとめたら
これで完全に終了となる。
フーお疲れお疲れ。

妻が全編通して読み直してくれた。
最後はよくわからなかったとのこと。
ウーンそうか…


夜、時間がゆったりしてる。
まだ実感ないとはいえ、これでもう仕事はないわ
書きものには追われないわで、
まぁすぐに子どもがやってくるのだけれども、
今だけは悠々自適。

マッサージして民話読み聞かせて寝た。


2022年07月07日(木) 高校水族館部、答えを出す安易さ、割拠脱稿

5時半に一度起き、
眠れない妻に付き合い、
そのあと7時くらいまで寝直した。
外はよく晴れている。

弁当は豚肉と人参とキャベツと長ネギを炒めて
黒酢あんかけにした。
余りものを処分しただけではある。


朝番組で、愛媛かどっかの高校にある
水族館部みたいな部活動を特集していた。
学校内に施設があり、
年に一回公開するんだそうだ。
部員は本物の水族館さながらに、
一通りの管理や接客などを学んでいく。
これが人気で、公開日には行列ができるし、
新入生は前年度の二倍になったという。
こういう学校に子どもが行きたがったらどう思うか
妻に訊いてみたら、
やはりちょっとは尻込みするようなところがあるという。
「そこの偏差値が高かったら?」
「あー……ありだなって思っちゃうな。
偏差値なんてどうでもいいのにな」
「いや、わかるよ」
「でもそう思う自分がやだ」
全体的によくわかる。


一通りの家事を済ませ
家を出ようとしたところで、
青虫が見れるよ、と妻が促す。
廊下の出窓においてある鉢植えにはたしかに、
青虫が茎に寝そべっている。
チョット見つけにくく擬態しているかのようだった。
青虫なんぞキモチワルイばかりかと思われきや、
こうしてみると可愛らしさも感じられて不思議。


北欧神話にフーコーとレヴィナスを絡めた本読んでる。
テーマは歓待。
おもしろすぎてビックリ。
フーコーによればエピステーメーにより
具体的には名付けによって
人は全的なる対象から
個々の症例へと眼差されるようなった、
もうこれだけでも今の問題意識に直結するしよお。
レヴィナスの
何いってんだかわからんようなまわりくどい言説も、
自分の書きものを媒体に解体してみるとスンナリ理解できる。
あー いい時期にいい本にあった。嬉しい。


答えを出す安易さについて。
ある問題、命題に対してイエスかノーかの立場を表明し、
筋道だった主張を言語化することが
大人の嗜みといった勘違いが横行してる。
彼らにとっては、立場を表明しない人たちの
「考えなしによる曖昧さ」
「考えようとしない無関心さ」
「答えを出せない未熟さ」
がとても愚かに見えるのだろうが、
答えを出せているつもりの彼らは彼らで、
答えを出さないストレスに耐えられない未熟さがある。
世界の複雑系に立ち向かえず、
理解できる一部を切り取って定式化し、
自分なりの答えを示す。
それが考えることだと思いこんでいる。
あほめ。


西荻から帰って肉屋で牛肉を買う。
夕飯は妻のリクエストで焼肉のサンチュ包み。
なんでも陣痛来たれのジンクスで、
焼肉を食べるというのがあるらしい。
その焼肉の代替というわけだ。
コチュジャンも買いたかったけど
大型のしかなかった。
使い切れないから買わず。
代わりに、甘辛のタレを作った。
ネギと鷹の爪刻んで醤油に
砂糖ニンニクと一緒に入れて
ごま油をたらしただけ。
いや実に美味かった。

妻はお腹に産まれろ産まれろと促している。
本人がお腹にマタハラしてるみたいで面白い。


そして

割拠、脱稿……。
書ききれた…。
いや、正確にはまだ投稿し終えてないから、
明日には細かい修正を施すかもしれないが、
それでも全文書けた。
虚脱感?
なんか不思議な感じ。
1年3ヵ月。書こうと決めてからはたぶん1年半くらい。
ずっと頭の片隅にあったんだもんな。
お疲れさまでした。
これで出産と向き合える。


マッサージをして、民話を読み聞かせ。
イディッシュ民話、ちゃんとした
ユダヤ関連の知識がないと読み解けないと思われる話が多い。
解説付きだったら面白いんだろうなっていう。


2022年07月06日(水) 正しい視力検査、万事無事、現実世界とのジレンマ

6時起床、しばらく一人で起きていたらしい妻に
朝だよ―の歌を歌われ、
その後寝付いたのを見届けてから僕も7時までまた寝た。
雨は降っていない。
曇っているだけで、風もあり、やや涼しい。


弁当はガパオライス。
いつも通りに仕上げて、これぜってえうめえやつじゃん。
昼が楽しみになるな。


朝イチで健康診断特集みたいなんやってた。
視力検査で良い結果を得るにはっつって、
検査前に遠くを見るようにして目を慣らしておけとかなんとか。
 エーッ 日常生活だって
 近いもの見た次の瞬間に遠く見たりすんだから
 検査時も日常に合わせとけよ
 それってアベコベなんじゃねえのー
とギモンわいたけど
よくよく話を追ってみたら
どうやら「良い結果を目指す」こと自体が
視力検査においては望まれるらしい。
そのくらいの努力をしたところで
問題のある人だったらやはり悪い結果にはなるし、
そのあぶり出しをするためにも
全員が良い結果を目指すだけ目指したほうが
検査の意義があるんだそうだ。
フーン そういうもんか。


先輩のお子さんの検査結果、陰性だった。
フー よかった。全面的によかった…。

妻は今日は皮膚科に行ってきたそうで、
頭にできた傷から雑菌が入り込み、
一週間は薬の服用が必要らしい。
それでも大事に至らないでよかった。
薬の方も産科医からは問題ないと承知されてるようだし。


夕飯はぶっかけ。
三玉を二人で分ける。ぺろり。


食後はすぐ書きものに向き合う姿勢に意向。
入浴済ませた後も同様に。
妻はかまってくれないと嘆いている。
早くこの、構ってやれない時間を切り上げたいのだと伝えた。
そのためにこそあらゆる誘惑を断ち切って、
書きものに向き合わねばならない。
ここまできて妥協した仕上がりを完成とおきたくないし。

なにより現実を優位に起きたくない。
そこまでは言わなかったけど。
芸術や作品にくらべたら、
人間なんてどうでもいいじゃんって気持ちがもともとある。
それは妻にもあったはずだが、
少なくとも言われたくはないだろう。
僕としてはそれでも、現実世界でやるべきことはやった上で
作品に向き合ってるから相当ましだと思えるのだけども。
いやでもたしかに、もう今にも産まれるんだよな…。

そんなジレンマにはさまれつつ
もうすこし頑張りたいところを抑えて
マッサージして民話読み聞かせして寝た。


2022年07月05日(火) 職場土壇場、最後の検診、タンコロ

5時起床。
目が覚めてうだうだしていたら
妻も目を覚ましていて
ようやく起きたかとおどける。
6時過ぎまでうだうだして、
そっから40分くらいは寝れた。

弁当は鶏もも肉キャベツポン酢。
楽だし好き。

外は晴れている。
でも午後は雨降り。
台風が接近している。
九州はタイヘンなようだ。


昨日思いついた漫画、
到底育休中は描いたりなんかはできないとしても、
ネームぐらいには仕上げてみたい気がする。
なんといっても形にしていくのは楽しいから。


職場で読んだ少女漫画ひさびさにヤバかった。
少女漫画のイケメンて
世間でいうほどにはオカシクないっすよ
って立場とってるつもりだけど
今日読んだ漫画のやつはヤバかった。
押せ押せ系のちょっとちゃらそうな長身イケメン。
主人公が生い立ちの不幸などを弱音として吐露したのを受けて、
気にしたってしかたねえよ、といった意味の言葉を連ねて励ます。
そして決めゴマで。
「なるようになる。これ、俺の座右の銘。オマエも使っていいぞ」
あーヤベエ。きつヤベエな。
久々にきたな。
大型新人きたなー。と思った。


退勤時、先輩が暗い顔で報告してきたことには、
お子さんの保育所で新型コロナ発症が発見され、
一斉PCR検査となったらしい。
その結果しだいでは先輩も疑われるとのこと。
おいたわしい。
責任ないし。
職場的にはこの土壇場で…
後輩の忌引と僕の育休が重なった時期で、かなりの痛手だ。
そして僕の方は、
先輩が陽性者または濃厚接触者となった場合、
産院での立ち会いや面会ができなくなる。
明日の検査結果の無事を祈るばかりだ。


退勤後妻に電話をかけてみたら
買い物で荻窪にきているという。
待ち合わせて一緒に帰った。

妻の検診、おそらく最後の。
今時点で問題があるわけではないものの、
赤子がもう腹の中で大分大きいこと、
また母体の体重増加やむくみがかなりあることから、
予定日翌日である来週月曜日まで産まれなかったなら、
陣痛誘発剤を使っての計画分娩を勧められたそうだ。
しかし妻はなんとなく、今夜か明日にでも産まれると予感しているらしい。
僕の見立てでは今週末に産まれる、そう思っている。


夕飯は揚げ出し豆腐。
それに肉屋で買った冷凍シュウマイ。
浅漬けにしておいたきゅうり。
いずれも美味しい。
揚げ出し豆腐は濃くなりすぎちゃったけど。


録画しておいた捕鯨のドキュメンタリーつけてみたら
面白かったからつい45分見きってしまった。
目当てとなるクジラを発見し接近できたら、
砲手と呼ばれる打ち手が銛を発射する。
クジラが身体を海上に出すのは1.5秒ほど、
急所を狙う発射のタイミングは0.5秒ほどしかないらしい。
しかし砲手は、一撃で仕留めることを目指す。
かわいそうだから…という情感を超えた、
畏敬とか感謝といった精神性に根ざしているようだ。
タンコロというそうな。
単発で殺す、かな。
銛の発射は思っていたよりずっと攻撃的で
壮絶な映像だった。


割拠、明日か明後日で終わり。
もう本当、最後の最後。
ラストの一文は書き終えてる。
その直前の文章を
あたう限りきれいに書いてやりたいので
ぎりぎりまであがく。


マッサージして、
民話を読み聞かせて寝た。


2022年07月04日(月) 公平性の欠如への敏感、デジタル障害、育休開始日の前後

雨。
暑くはないが蒸す。

フジテレビの朝番組、
見るともなく見ることがあるのだけど
交通事故を始めとした車関係の事故、
トラブルの特集が多い。
たぶん公益のためとかじゃなくて、
番組構成上「つくりやすい」からなんだろうけど…
もっと車社会の悪さを喧伝してやれ、という心と、
いや公平性は保とう、という心がせめぎ合う。


土曜から続くauの大規模通信障害、
まだ完全には復旧しておらずめちゃおおごとに。
あるのにね、デジタルだのネットワークだので
こうした「ありえないような」不祥事は、ある。
今後もいくらでもある。
で、その対処法として
デジタルによる事故防止を徹底するみたいな思考法が、
僕が敵対視するソリューション型の力学。
あほかと思うのだけど。


弁当はドライカレー。
キーマカレーをご飯と炒め合わせて出来上がり。


後輩が忌引で今週3日間休みとなっちまった。
僕は妻の出産が予定日より遅れた場合、
遅れても予定日から休みをとる権利はあるのだが
はばかられる立場でもあり悩んでいた…のだが、
これはもう、とらないコースだな。
といってもほんの数日の差だし、全然いいのだけど。


夕飯はペペロンチーノ。
なんか麺が美味しくなかった。
茹でも乳化もよくできてたはずなのに…なんでだろ。わからん。
わからなさが面白い。


漫画案思いついた。
三角関係?もの。
主人公の女の子は校内で人気のイケメンに片思いしてる。
友達の女の子がそれを応援してくれている。
でも二人とも現実の恋には不慣れで、
大げさな作戦を立てては失敗しているような感じ。
ただ二人で無茶な作戦立てあって、
失敗してる時間そのものが楽しいみたいな。
で、ある日別のクラスに転入生が訪れる。
それが、友達ちゃんの中学時代の友達。
この転入生がまた、イケメンを好きになってしまう。
友達ちゃんは主人公の親友ではあるけれど、
この転入生の方の恋も応援し始める…
というか転入生の方をこそ応援し始める。
主人公にはばれないように。
転入生は恋愛経験もあって、友達ちゃんにメイク教えたりもする。
でも友達チャンは絶対に主人公にその姿は見せない…。

妻に話してみたら、なんて意地の悪い話を思いつくやつなんだ、
さいあくだと罵られた。
その感想をもらえた時点で手応えある。

物語としては、その後転入生とのふれあいの中で、
友達ちゃんは自分の中の恋心を自覚していく。
ああ私もあのイケメンのことが好きだったんだ…
と気づいて咽び泣く。
でも転入生との間で、そこんとこは解決する。
泣き合って抱きしめあう。

主人公はそんな二人から距離を置いて、
うなだれて寝そべって…いるところに一人の男と出会う。
この男と気があって、これからの恋を予感する。
彼はロマンチックな出会いが好きだという。
あんまり荒唐無稽で笑ってしまうが、
そんな幼さが魅力的なひとではある。
物語が始まる気がする…
というところで、たまたま橋の上にいた友達ちゃんが
えいやっと自分の思いの込められた
初期作戦のときのアクセサリーをぶん投げる、
そのアクセサリーが、主人公の前を歩く男の子の頭に今にも当たる…
というところで終わり。

かなり意地悪くていいんじゃないでしょうか。

いや僕はとりたてて女の子の不幸を描きたいわけでもない…
ただ十代の女の子って放っておいても
不幸を実現していくでしょう、
その有様をチョロッとすくいとりたいだけなのだ。


割拠、あと三夜分でおわり。

民話読み聞かせて寝た。


2022年07月03日(日) 曇り雨晴れ雨晴れ曇り雨、産前最後の客、ダラダラテレビ


8時半起床。
休日トーストを食べ、洗濯機をまわし、
一日が始まる。

掃除して洗濯物を干したとたんに雨が降り出した。
ウッソー
一度全部取り込んで部屋干しに切り替え。
エアコンの前に干してさらにサーキュレーターをあてた。
これで万全。
という状態まで持ってったところでまた晴れだした。
なめとんのか。
今日はおそらく降ったり晴れたりするんだろうと、
いったんそのままにして、
カスタードクリームつくって買い物へ。


OKストアから帰りそのまま風呂に入った。
そして掃除。
タイルも磨き上げたしガスの口も器具を外してきれいにした。
気分がいい。


外がピーカンになったから
また洗濯物を庭に出した。
ピーカンにさえなれば1時間でも相当乾くから。


昼飯はそうめん。
目当ての高級めんつゆ手に入らなかったけど
いつものめんつゆでも氷でキンキンに冷やしたら
かなり美味かった。


12時過ぎからシュー生地つくって
焼成している間に掃除機がけ。
2ラウンドに分けて焼くわけだけど
それぞれ45分ずつかかる。
しかもインターバルも必要ということで
実際2時間近くかかる。

その間、掃除もわりと進んだので
ちょっとノンビリした。

14時過ぎからシュークリームの仕上げに入った。
ラム酒を加えた生クリームを8分立てに泡立て、
カスタードクリームと混ぜ込んで絞り袋へ。
シュー生地にクリームを絞り入れていく。
クッキーシュー以外はキャラメルがけに。
クリーム入れたら一度冷やしたいから
どちらも冷蔵庫へ。


お客さん、妻の友人は
15時に来る予定だったところを
15分ほど早めてやってきた。
今日は小雨まじりの曇天で、
そう暑くもなかったようだ。

彼女は産前最後の客となる。
もう今後、
こんなにノンビリ家にお客さんを迎えられる機会は
何年も訪れない。
だから本当はもっと歓待したかったのだが
なにぶん妻の友人であるから距離感が難しい。
僕はほとんど寝室に引っ込んでいた。すこしだけ寝た。


彼女が帰ってから妻が言うには、
夫婦関係がうまくいってないそうだ。
話が通じない、話し合いができないのだという。
しかしまあ、本人から聞いたわけじゃなし、
又聞きの情報は信じない。言及もなし。


10分少々歩いて荻窪地域活動センターへ。
家からほとんどまっすぐ歩くだけなのだが、悪路。
車通りが危ない。
バンバン車通るのにガードレールがない。
ろくな道じゃない…。

センターに到着して、期日前投票。
入ってすぐ、荻窪の地域ロゴデザインが決まりました、
というポスターが目立ってあった。
見ると、デザイン自体はまぁ今時だねおしゃれだねで済むのだが、
テーマカラーがまるっきり、数年前に僕が自分用に定めた色合いと同じだった。
薄蘇芳と鬱金。
まじかよ…
もう数の論理でこっちがパクリみたいなもんだし。
あの人荻窪好きねえとかゆって。
しかし今更変えたりはしない。
変えたらテーマカラーたる芯を失ってしまうし。

投票はすんなり済んだ。
狭い空間に多くの選挙管理人員がひしめいていて
ちょっと独特だった。


10分歩い帰宅。
突貫でキーマカレー。
玉ねぎはみじん切りにしたら皿に水を少々入れて
ラップして2分レンチン。
そっからフライパン中火でニンニクと炒めて、
人参みじん切りとエリンギみじん切り、
ひき肉と炒めて水注いでルーを混ぜて水分飛ばしてできあがり。
20分でできた。

ダーウィンは西之島。
2013年に噴火した後も火山活動は継続していて
2020年に過去最大の噴火があって
生態系がブッ壊れたらしい。
でも蟹がいるんだとか。
蟹が鳥の死骸を食べ、有機体の分解の役割をにない、
死骸が土となれば緑が芽を吹き、やがて生態系がまたできあがっていく…
という物語にグッときた。こないやついんのか。

池の水全部抜くをダラダラと見た。
本当は書きものに専念したかったが、
妻は強くねだった。
どうでもいいテレビ番組には
どうでもいいなりの吸引力がある。
ダラダラと時間を過ごすこと自体が価値あったりするので。

21時前からは集中して1時間取り組んだ。
途中でシュークリームを食べた。
これも…あしたには上がけのキャラメルが
クリームの水分に負けて溶けて生地に染み込んじゃうからな。
僕はそれでもいいけれど、妻はずいぶん惜しんで、
今日中に食べたがっていた。


入浴してからも1時間取り組んだ。
木曜日に終わる。
一年半続けてきたこの話がとうとう、
もう数日で終わる。
感慨深い。
絶対終わらせる。

妻にマッサージして細々した家事片付けて、
1時近く、民話を読み聞かせて寝た。


2022年07月02日(土) 郷愁AVコーナー、出産準備完了、ブレードランナー駄作

7時起床。
朝から掃除して、
トースト食べた後は草むしりに勤しんだ。

できれば今日のうちに期日前投票に行きたかったが諦めた。
今日までは区役所に赴かなければならないらしい。
妻の体力と僕にとっての時間のロスを鑑みて、
明日区民活動センターで投票することにした。


OKストアで食材を買い込む。
やはり10時間近となると混んでいる。
ていうか客の一人ひとりの買い物量が多いんだよな。

TSUTAYAで映画を借りるついでに、
AVコーナーに入ってみた。
15年前のアルバイト時代の記憶が根強いから、
そのギャップに驚いてしまう。
一番の違いは、もはやジャンルは存在せず、
女優ランキングが目立つところにあって、
あとはメーカーごとに並べられているという商品配置。
そもそも商品数が極めて少ない。
いやまぁうなずける。
今やオンラインが主戦場だよな。

そそくさと売り場を出て、
そういえば子どもが保育園とか通いだしたら
うかつにこんな真似もできないのかとぞっとした。
売り場縮小するわけだ。

八百屋で野菜を、肉屋で肉を。
いつもの土曜の西荻ルーチン。

帰宅してから、先週借りた気狂いピエロのDVDを
持参していったのに返却し忘れていることに気づいた。
おお…。夜にまた行くか。
売り場縮小するわけだよなあっ。


昼食は冷やし中華。
ちゃんとタレは直前に冷凍庫に入れておいた。
美味しくできた。
失敗しようがないからな。


エアコン掃除した。
とりあえず居間の。
フィルターほこりまみれ。まあそうか…。
庭に出て小枝でガリガリほこり落として、
流水で洗い落とす。
とてもきれいになった。

自家製のジンジャーエールの仕込み。
さらにクッキーシューのための
クッキー生地の仕込み。
どちらもつつがなく終えた。

うまいことやるべきことが済んでいって時間できたから
寝室でハンターハンター読んだ。読んでしまった。
面白すぎる…。
しかもそのまま昼寝をして16時。
妻も一緒に寝ていたがホドホドで起きて、
僕は出産を迎えたらする手続きなどの確認をし始めた。
ほか、いざ赤子を迎えるとなったら
最終的にどのアイテムをどこへ配置するかなど。
準備はもうほとんど済んでいる。
もうまじでいつ産まれてもいい…。

夕方ピザトースト食べた。
この前の専用ソースつかって。
チーズのっけて焼いて。
別で焼いたベーコンのっけて。
美味しくないわけがないんだなあ。


19時ごろ、義母と義祖父とのテレビ電話。
もう準備が整いすぎてこれ以上準備することがないと報告した。
いつ産まれてもいい状態であると。
次は無事出産できましたの報告になるといい。


夕飯はまぐろアボカド丼。
完熟アボカドに、海苔も小ねぎの力も借りて抜群に美味い。


夕食後、20時頃からブレードランナーを鑑賞。
敢えて避けてきたわけでもないが、
別段観る気が湧くわけでもなくこれまで放置してきた。
妻は原作を読んだことがあるらしい。
それなりに期待して見始めたのだが
ものすごい長く感じた。
しょうもない映画だったな。しょうもない。
全然面白くない。
体調を崩すほど面白くない。
登場人物がバカばかりでできてる話で辟易する。
世界観設定とか原作ではしっかりしてるのだと信じたいけど
映画作中では示唆すらされてないし
危険性あるから寿命4年でリスク回避ってバカじゃねーの。
ブレードランナーなんて大層な冠つけた特命授けるんだったら
もっと法整備させとけよ。バカ未来。
みどころ全然ない。
あぁでも敵役にあたるアンドロイド、レプリカントが
ちょっと強い人間、てくらいなのは良かった。
主人公も別に有能じゃないってのも。
そこくらいか。

それからDVDを二本分まとめて返しに。
映画の内容を思い返してむかむかしながら
自転車を漕ぐ。
めちゃ気持ちよかった。


妻にマッサージして、割拠書いて、民話読み聞かせて寝た。


2022年07月01日(金) 告発の憂慮、天気予報の憂鬱、祖母の溌剌

7時起床。晴れ。あっつい。

弁当は鶏もも肉を炒めて
出来合いのタレを絡ませたもの。
タレはいただきものの黒酢あん。


朝は部活動の顧問だかコーチだかの男性が体罰したとのニュース。
女子バレー部の部員の顔めがけて
何度もボールを投げて全治一週間の怪我を負わせたという。
正直男子相手なら
そのくらいはあるだろうで済ませたいのだが
女の子相手だと聞くとこの馬鹿野郎って怒りたくなる。

このテの告発、大ごととなるほど、
本来槍玉に挙げられるべきはずの男性のみならず、
他の部員たちに迷惑がふりかかるのが厄介だ。
告発することで活動停止になってしまったら、
という配慮がブレーキになってしまう。
それでなくともやりにくくなるし。
生徒たちに頼れる強い味方がいればいいのだろうなとのん気に思う。
でも今回は体罰って話だけど
これが性的な加害をともなってきたりするとまたな…
ウーン難しい。
それっぽい解決案を出せばいいって話でもないし。


天気予報では来週は火水木金と雨降りらしい。
マジ…。
単純に出産というハレの日が雨っていうのもヤだし
お迎えにあたって毎日洗濯したかったのにできないし
一日二日ならまだしも連続してて
当該期間にまんまもろかぶりの可能性あるってのが信じられない。
だいぶへこんだ。
というか未熟だからイライラする。
こっから変転しますように。
連続さえしなければ一日くらい台風でもいいからよ。


帰り際、祖母に電話してみた。
めちゃ元気。
ほとんど若返ってる…声なんかもう溌剌としてて
異様に聞き取りやすいし。
その祖母からのリークで、従妹が妊娠してると聞いた。
10月に産まれるそうだ。
0歳から知ってるあの子がねえ…感慨深い。


夕飯はニンニクチャーハン。妻のリクエストで。
ベースをニンニクにしたチャーハンに、
さらにお好みのニンニクダレを用意した。
花椒、辣油、醤油、砂糖を混ぜたタレ。
ばっちし美味い。

ブリティッシュベイクオフの
シリーズ2作目第1話を見た。
しょっぱな、ケーキ作り。
みなさん思い思いの素敵なケーキを作っていらっしゃる。
1作目の卵入れ忘れ野郎デイビットみたいな、
理論は完璧ですタイプのチャレンジ精神豊富な男がいて不安。
しかも次回予告の映像でたぶんこの男が
できあがったケーキを地面に落としちゃっていた…あああ…


民話読み聞かせて寝た。


れどれ |MAIL