舌の色はピンク
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あああああああ
悪役、かつザコ的なキャラクターになって ヒーローと戦う前夜なんかに 部下にぼそり 実はな、来週娘の誕生日なんだよ…… とかゆってみたりして 翌日の涙を誘いてえー!
それをヒーロー側に知られることなく 勧善懲悪の大義名分のもと ボコボコに撃滅されて あえなく死んで その後父からのプレゼント一つと 父にまつわるウソ幾つかを 娘に届ける部下の心の中で生きていてえー!
あああああああー!
2008年07月27日(日) |
つまるところ、のろけ |
浴衣着て隅田川花火大会行ったり 美味しい紅茶や洋食に幸福感満たされたり 勢いで東京タワー向かって夜景にうっとりしたり デートづくしな週末だったんでありますが
最終的には "カッコいい外人の名前"の話に 主役の座をもってかれたのだった。 とりわけ学者の名前には味がある人が多い。 ざっと有名どころを並べても 心理学者ならジークムント・フロイトやエーリッヒ・フロム、 数学者ならユークリッド(エウクレイデス)やエヴァリスト・ガロア、 ほか動物比較行動学者のローレンツや物理学者のキルヒホッフなど 魅力的なネーミングに事欠かないが なんといっても哲学者はツワモノぞろいだ。 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン、ルネ・デカルト、 ジャック=デリダ、イマヌエル・カント、ピコ=デラ=ミランドラ、 ライプニッツ、ヴァイユ、フィヒテ、ミシェル・フーコー、 フリードリヒ・ニーチェ、セーレン・キルケゴール…… 枚挙にいとまがあろうはずもない。 あと文豪も魅力的だったりする。トルストイ、ゲーテ、ヘミングウェイ、ユーゴー…… なんというか、どれもとりあえず口に出したい語感が溢れていて、 言ったモン勝ちみたいなところある。 逆に誰か他人に使われた場合には 「ピコデラミランドラって言いたいだけじゃねーか!」 とゆー愉快なツッコミもできる。
こんな話を数時間も語り合える恋人をもって本当によかったと思った。
・「吼えろペン」が面白すぎてどうしよう。 炎尾先生かっこいいな。人間味あって。
・オレンジジュースはおいしい。
・夫って字は人の字を二重線で打ち消したみたいで 見てるとブルーな心持ちになることに気づいた。 人に非ず。 作字者は夫をなんだと思ってんだ。
・流れるプールに流されたい。 脱力感堪能しまくって胎児に戻りたい。
・夏は暑い。 炎尾先生も熱い。
・最近の口癖 「あっはっは。はっは」
・なんだかんだいって平和。
遊んだ……。 激動の2日間だった。 青春が疲れるタイプです。 ジェットコースターのスリルやテンションよりも 帰りの電車の侘しさや自失感が好き。 自己生産されるエネルギーをあまり外部に発散していると 栄養失調になって海馬が不機嫌になる。 でももっと器用にならないと。 あたまくるっちゃう。
さいきん部屋でひとり無意識的に奇声をあげることが度々あって、 これはよくない、 少なくとも己が意識する限りの統制下に置こうと 意識して奇声をあげるようにした。 研究の余地があって面白い。 インフルエンザウイルスの断末魔みたいな声がマイフェイバリットなのだけど 周囲からは不気味だ気持ち悪いと大不評。 ……ィー…ィイィィャャャャィィァァァ…
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奇声といえば うちの近所で深夜1時ごろよく気の狂った男が 奇声なのか怒号なのか よくわからない声を夜の街に響かせております。 「ダン! じゃけろっけいろう! ずぼどてかー!!! …っじゃねーヨーウブオル! ヴァー!」 こんな調子で3分くらい。 あぁはなりたくないと思った。
中学二年生の時分、 オーストラリアの中学生に英語で手紙を出すとゆう まさに異文化交流学習なイベントを教師が企てた。 男子が送った手紙の返事は女子から、 女子が送った手紙の返事は男子から来るらしい触れ込みに 我々思春期も満更ではなかった。
手紙を送って3週間もしたころ 心なしか浮き足立ってるクラスにはたして返事は来た。 あるクラスメイトは返事してくれた顔見えぬ女子に想いを馳せ、 あるクラスメイトは英語がわからないと笑っていた。 みんな楽しそうだった。 しかし僕に返事してくれた女の子の名前はアームストロングだった。
見聞浅い中学生にとってはアームストロングなんて言葉 腕力、剛腕と即イコールだった。 そこには青い瞳もブロンドの髪も繊細な肌もなかった。 ただただ腕太い14歳の女の子が僕の脳内にえがかれるばかりだった。 懸命に辞書を引いて書き記した英文も 教師から返事受け取った瞬間の高揚も 未来の文通を妄想していた自分自身も すべて星空の彼方へ消えていった。
いっそクラスメイトにも 見てくれよオレに返事くれた女の子アームストロングだぜっつって 笑いにできたらよかった、が僕にはできなかった。 (アームストロングはシャレにならない) (いじめられっ子になる) と思った。手紙は教室のゴミ箱に捨てた。
ことを思い出した。 思い出さなくてよかった。
2008年07月16日(水) |
そしてナイフを持って立ってた |
ザ・ブルーハーツのコピバンを恋人が期間限定で組んでて それのライブへ行った。 ボーカルが男性、ギターベースドラムが女性とゆう珍しい構成で ザ・ブルーハーレムというバンドなのだった。 うまいこといいやがる。紅一点の逆の意と思われる。
恋人のベース演奏姿はサマになっておりました。 しかしボーカルの九州男児よろしく汗似合う熱唱の前には ただただ全てが呑み込まれてしまうのだった。 かっちょよろしかった。
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ブランキージェットシティのプラネタリウムって曲、 とても好きで幾度となく聴いてるのだけど 演奏の合間にベンジーが ジェームス・ブラウン レツゴー! カモン とか叫んでるのに初めて気づいて とても意味不明でステキだと思った。
2008年07月14日(月) |
ライターの気持ちも考えろ |
蚊取り線香に裏切られた。 僕は蚊によく喰われるし線香の匂いも好きだ。 まさに百利あって一害なし、 そう思って揚々買ってきた蚊取り線香だった、なのに、Oh…
この蚊取り線香は火がすぐ消えてしまうのだ。 なにそれ! きみらは燃やされることを生きがいとしてるんじゃないの! しらけ世代。そうだ、しらけ世代だ。 熱くなって燃えることをしらん。 「自分そんなんじゃないんで」「干渉されず一人の時間大切にしたいんで」だ。 この蚊取り線香は。 ウーム 憎い。 何とか火あぶり灰ざらしの刑に処したい。
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人の顔についてほとんど盲の恋人と イケメンについて談義した。イケメンってなんだ。 イケメンって言葉はジャニーズには使われない。 ここに妙があるはずだ。 一考掘り下げてみようか知らん。
2008年07月13日(日) |
そんなに話題がないならアンタが作ればいいのさ |
「絡みづらい」だとか「扱いづらい」「めんどくさい」だとか、 話相手を敢えて敬遠する言葉によって 一つの着地点とする一種のツッコミみたいな手法あるけど、 あれってつくづく卑怯だ。 とりあえずそれ言っとけば60点とれるもの。何も頭使わなくても。 だいいち、自分に相手をうまく扱う、転がせるだけの手腕がないから 矮小なキャパシティがいっぱいいっぱいになってるだけなのに、 その情けなさにも気づかず責任転嫁をしてるように思えてしまう。 すぐ「絡みづらい」なんて言っちゃう人が まさに一番絡みづらいのだとも言いたくなる。
「気持ち悪い(きもい)」も似たところあって、 この一言でツッコミしておけばとりあえず及第点だし 言い放った側が絶対優位に立つから多分使いやすいのだろうけど そんなん完全に思考停止だし あたかも言葉を何も知らないみたいで ハッキリいってとことん軽蔑する。
あああ 止まらない 「なんかつまんないなー」とか いやさ「最近面白いことないなー」も侮蔑対象だ、 そりゃあなたが面白くしていこうとしてないからでしょ! なに、一切合財サービスの享受側っていうか! ああああ 「この後どうする?」も不快だ ああああああ 自分がどうしたいんだよ! それ全然ロックじゃねえから嫌いだよ!
…フー。 こんなんだからめんどくさい呼ばわりされるんだって、 そりゃ、わかってる、わかってるのだが……しかし……
いったいどうゆう経緯のもと運命の歯車が狂ったのか 我々の机上において新世紀のニュー・ヒーロー、 アンタンマンが誕生した。 なにしろボクの舌を食べなよとけしかけてくるから困る。 戸惑う相手には自慢のよくまわる舌で舌先三寸の二枚舌を披露、翻弄、 その見事な弁舌には誰も彼もが舌を巻く。 あまりに拒否すると必殺技であるところのアンタンチがさくれつする。 すなわち食べ物であるところのアンの舌を無理やりねじ込まれ しゃぶられ絡ませられねぶられる禁断のチッスだ。 最終回では舌癌で死ぬ。 さよならアンタンマン。
2008年07月11日(金) |
誰かにラブソング唄う気なんかさらさらないぜ |
なんか暑さにやられたのかボーッとしまくってて、 路傍に一時駐輪した自転車にさぁ乗ろうとして 財布から定期券を取り出してしまった。 それを錠に差し込もうとすらした。 10秒くらい あれ、あれー…うーん… なんて心の中で唸ってから ハゥア! って思った。 頭働かせてないと怖いなあ。だいぶギリギリだ。
谷崎潤一郎の「痴人の愛」がたいへん面白かった!
だけど注解が最悪だった。 平気でネタバレする注解ってなんなの。 ページめくるたびに米印はあって 計300を越える注解の中には 物語の理解の精度を高めるために 微に入り細を穿つ情報があるのだから 当然読者は一々チェックする、 そのなかに物語のネタバレ書いてあるってなんなの。
これはちょっと許せないと思った。 「痴人の愛」を読もうとする方は 新潮文庫で買うのだけは止めといた方がいいです。 こういう営業妨害みたいなの嫌なんですけど あまりにひどい。新潮文庫だけは絶対ダメです。
僕自身もソレらしい傾向はあるゆえ 男性ホルモン少なめな友達と 俺らって貧毛だよな。って話で握手を交わした。
アゴ鬚をたくわえてみたいのだけど 10日放置でもいかんせんベイビッシュ。 脇も胸もないし、あと将来的には頭…? あぁ貧毛だ。 かと思えば世を見渡す限り 富毛である優越を誇ったにんげんもぬくぬく街を闊歩している。 くっ…富毛どもめっ…! いけすかないぜ! 我々から言わせれば、ゆくゆくは老いさらばえるに従い 毛なんぞ抜け落ちてゆくものなんだ、 貧毛はそれの先取りだ、時代の最先端だ、新人類だ…!
が、富毛なれんちゅうはこれをきっと詭弁風情に見なし嘲笑するんだ。 まさに思想の衝突だ。 戦争だ、戦争……! まずは毛を弄ぶ美容師! 彼奴らからひったてろ! 一般人でも剛毛有する輩! 一人残らず片端からしょっぴけ! そして育毛師! ……いや、育毛師…は……とても微妙だな……この戦争においては… …非常に繊細な立ち位置……だな……ひとまず保留しておいてやる。 敵を定めたら今度は武器を開発したいな。 標的を弾丸ひとつで全身脱毛させるライフルとか 飲んだ瞬間全身脱毛させる即効毒薬とかそんなん。 まあ見て! さっき笑ってた富毛がもう無毛! さめざめ泣いてるわよアーッハッハ! 我々以下の畜生だぜ! 家に帰ってママのアンダーヘアでも植毛するんだなアーッハッハ!
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ていうか七夕に何を語ってるんだろうな俺…… はあ…… 世界が平和でありますように……
僕ってやつは結婚とかいう例の不可解な事象の正体を ややもすると酷なほどまざまざ暴いてしまったかもしれない。
いや、全然知りませんよ。結婚についてなんて。 だからイチ独り身の勝手な戯言です。くれぐれも。 結婚を経験してる方には失礼な物言いになるかもわからない。 というのは、結婚とは女性に強く利が機能する契約であって、 比べると男性にはデメリットの方が多大に思われる。 もちろん、子供や世間体や社会参画者としての意識、愛…などの力もはたらき 結婚に及ぶ因子は数多くあるのだろうけど、 一般的に「結婚願望」は女性の為の言葉であって、 男性にとって「結婚願望」を見受けられるケースは顕著とは言えない傾向にある。
じゃあ何故男は結婚に対する衝動が沸きあがるのか? それについての答えはズバリ、 男には「結婚願望」はなくても「プロポーズ願望」がある。 これだ! おおお 暴いてしまった! どうしよう!
なんていうかプロポーズって、 己の男としてのあらゆる度量が試される 生涯最大の手合わせだ。 あとは「結婚してくれ」に類する、愛を具現化した言葉を どうしようもなく発したい瞬間があると思う。 僕だって結婚願望はないがプロポーズはしてみたい。 タイミング、シチュエーション、言い回し、背景、姿勢、 間、表情、手の位置、顔に当たる光源、温度、湿度、風向き、 それら一切を演出して踏み切るのだ。
この話を男性方数人に話してみたところ概ね同意の肯きをいただいた。 女性からは羨ましい、男のみの特権だと嫉視された。 男子ってばかだよね、というお話2。
2008年07月04日(金) |
「クラスで三番目に可愛い女の子」 |
って、いる。 それは実際のランク云々はともかく、象徴的に。 以下、三子と呼ぶ。
三子は、実は一番可愛い子(一子)よりもてたりする。 たぶん親しみやすさ、接近性の難易に加え、 「この子ならオレでもいけるんじゃないか?」 という男側のわけわからない理屈が発生するからだ。
ここで興味深いのは、 例えばクラスなる環境のなかでの男子集団としては 誰も出し抜いて三子にアプローチはしにくい 見えない力が働きがちなこと。 一子の可愛さはクセもある造形美、 しかし三子の可愛いさはクセがなく無難な好まれ方だったりして、 広く浅く人気があるから男子連中としては出し抜きにくい。
が、三子はある日男に容易くかっさられたりする。 そのとき、他の男はまたわけのわからない喪失感、 決して失恋ではないのに大いなる失望感に勝手に見舞われたりする。 お父さんの感情に似ている。 「オ、オレの! オレの手塩にかけて育てた、 可愛い可愛い愛娘を奪いおってェー…!」的な。そんなん。 知り合って1ヶ月でも。
だから男子は、三子にはスイス的立場を保っていただきたいと願う。 誰の元にも身を委ねない永世中立を誓って欲しい。 そして意外と一子はどうでもよかったりする。
男子ってばかだよね、というお話。
2008年07月03日(木) |
昨日覚えたばかりの歌をくちずさんでうちに帰る |
初めてビリヤードやった、超楽しいですこれは本当に。 国民が僕だらけの国があったとして この遊戯がある日伝来してきたら 全国民がうつつ抜かして国家滅亡する。
打ち始めはすんげーヘタで焦燥心に駆られるも 2時間の間にめきめき上達。 スタート地点がアレだったので めきめき上達したところで その到達点はようやく普通の初心者レベルだったけれど。 練習しまくって上達したいなあ。 でも基本的に読書とか好きなので 今度の休みも本読んで漫画読んでくたばりたいなあ。 球撞きに夢中にならずとも100%インドアで結局国家滅亡。
二、三十年 とか 五、六十年 とか こういう日本語って誰もが使うし 当然おおっぴらに認められてる。
が、 一、二十年 とは言わない。
これは日本語の闇に隠された いたたまれない事件だと思う。 なまじっか、十だけは一十とは称さず スマートに略される特権を得ているばかりに 日本語発話者はどんな場面でも 一、二十年 の用法が使えないのだ。 もちろん、単位は分でもkgでもラジアンでも同様に。 限られた範囲を端的に言い表すにあたっては口頭でも頻出の 「x、x+1 (単位)」 この用法が、こんな利便性の高い用法が10〜20に限っては使えない、 おぉ、なんたる実害甚だしい差別現象なのか!
被害者は話者でもなければ聞き役でもなく、 十だ。 十は一人だけ仲間に入れてもらえない哀れをその運命にやどわせている。 しかし我々にはもはやどうすることもできない。 悲劇を食い止めるには何もかもが遅すぎたのだ。
世界を旅してた友達と2年ぶりに会った。 いわゆるバックパッカーというやつ。 刺激的な話がたくさん聞けて満足。 話題に出た中ではボリビア(南米)が印象的だった。 通貨の名称がボリビアーノって時点でなめてる。 また、国家が定めてる「国の標語」はなんと 「奴隷として生きる前に死ぬこと」。 国がこんなこと言っちゃうのは熱すぎときめくハァハァ。 そしてこのボリビアのコチャバンバなる都市では ことあるごとに住人が コチャバンババンババンバ〜! コチャバンババンババンババンバ… と己らの都市名を叫ぶように連呼しているらしい。 行きたいような行きたくないような。
僕がいつか旅したいと目論んでいる計画にも 彼はよき相談相手になってくれた。 「もし行かれるとしたらどのくらいの期間を考えてるんですか」 「見込みとしては、おおよそ半年程度かな。 ただ、やるにしてもしばらく後になるとは思うんですがね」 「後?」 「いや……。いかんせん、今は恋人がいますからね。 なかなか置いていけないでしょう?」 「ほう。でも、半年ですよね。 私も各国を回っているうちにたくさんのバックパッカーと知り合ってきました。 その中には恋人を国に長く置いてきた人たちもいましたがね、 なんです、半年でしょう? 半年くらいなんだっていうんですか。 多くの例を見てきた私から言わせれば、全く問題に値する期間とは思えませんね。 まぁ、私の場合は2ヶ月もたずに別れを告げられましたが……」 説得力ゼロ……!
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