舌の色はピンク
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2008年02月29日(金) 誰か何か言ってるぜ 聞き流す振りして真に受ける

職場で休憩中ウルトラマンの食玩?てきなものを
先輩が持ち出してきて円谷トークを交わした。

子供の頃の記憶で曖昧ながら
ウルトラマンといえばゼットン。です。僕は。
ゼットンってたしか、実際の大きさは
地球がサッカーボールに相対比されちゃうくらい
ばかでかい怪獣である設定があって、
そんなん子供のころ聞かされたらはばかりつつも
いふの念を持たざるをえないのだった。
ゼットンさまに比べてこんなにもちっぽけなオレ。っていう。
打ちのめされた原体験。

でちょっと思い出したので
ゼットンについて調べてみたら
ウィキペディアの説明がくそみそ面白かった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%B3
>ウルトラマンの放ったキャッチリングを寸断し、テレポートで翻弄。
>八つ裂き光輪をバリアで跳ね返し、肉弾戦でも組み伏せるなど、
>ウルトラマンの攻撃をことごとく退ける。
>その後スペシウム光線を吸収して撃ち返し、ウルトラマンを倒した。
>ウルトラマンに関する情報は全てゼットン星人によって収集されており、
>それゆえゼットンはウルトラマンの攻撃を全て無効化することができたが、
>最後はゼットン星人達の収集したデータには存在しなかった科学特捜隊の
>「昨日完成したばかりの新兵器」ペンシル爆弾(無重力弾とも)を受け、
>空中に持ち上げられて爆発四散した。

あぁもうなにもかもさいこうだ。
ていうか実際の大きさについての記述なんてないな。
勘違いだったんかな…じゃあオレが打ちのめされた原体験はなんだったんだ……

/

税金の督促状が届くも
納付書が先方の不手際からか今回もともとなかったため
区役所に納付書くれという督促電話をした。
税務課のおじさんの対応が
ヒジョーに柔和で礼儀正しかったので心あたたまった。
僕の税金おじさん好きなように使っちゃっていいよ!と思った。
使うのはおじさん関係ないけど。

兄が公務員なので役所の裏事情みたいなのまれに聞きます。
皆あんなおじさんだったらこの冷凍都市も温暖化するのにな。


2008年02月27日(水) 地を這うものに翼はいらぬと腹をくくったぜ

携帯の文章入力予測機能は何だってへんてこりんなのだろう、
こんな文章打つかよって予測もしてくれる。予測の方向性間違ってないか。
開発者がふざけてるとしか思えない。

昨日メールしてて「そのデータ」という文章を打とうとして、
「そので」まで打ったところで入力予測候補に
「園で〜す」なんてあるからショックのあまり愛で空が落ちてきた。

そんなメジャーな苗字でもないし…。
「で〜す」にしたってさしてポピュラーな自己紹介法でもないし…。
続いて候補を見てくと「園でんがな」まであった。
園でんがな!
この日本語の並びを実現させるために
果たしていくつの条件をクリアしなければならないことか。
……えーっと、まず人違いをされた上で訂正するシチュエーションだなこれは。「いやいや、」っつって。
あぁメールで人違いってこたー初めてメールやりとりする相手なのだな。
名前出したら相手が即認識するレベルの顔見知りで。
あと関西地方限定だろ。似非方言ぽいけど一応。
そして苗字が園。
ねぇよ。

いや全国の園氏諸君にとっては失礼かもしれないけれど。
使う機会ないもの。ユーザーの現実を見て欲しい。
もっと他に労力注いで機能充実させられるだろ……。


2008年02月26日(火) 我が顔を手で覆い泣く

ばかなCM見た くわー腹立つ イライラァ!
あまり売れてなさそうな女優?みたいな女の子が
「私みたいに可愛いと危険がいっぱいでぇ〜」とぼやいたら
市川由衣(アイドル?)が「それなら!」と件例を紹介する不動産のCM。

その女の子はあんまり顔が整っているほうではないのだけど
不細工を売りにできる芸人などとは一線を画していて、
見ようによってはメガネが似合うあどけない女子レベル…なのにも関わらず、
構図的としては明らかに逆説的なパターン、
つまり「いや可愛くないから(笑)」とゆー解を誘う方程式を前面に押し出していて
とほうもなく不愉快な心持ちになった、くわぁぁぁ腹立つ!

いったいそれで誰が得するの!? 
何も面白くないし全然成立してないでしょ。
ま…………ったく不必要な演出。
あんなんを企業の広告放送にするデリカシーのなさが信じられない。
アー苛立たしい。
製作関係者一同どうか不幸になれ。
できるだけ早く老化しろ。せいいっぱい息災から遠ざかれ。


2008年02月24日(日) 頭はハピネス

強風のため電車に遅れが生じっぱな一日。
障害物が線路に飛来してきた とか。
飛来とflyは似ていると思った。
うん。似ている。


2008年02月23日(土) イマジネーション 名前を呼んでくれ

駅前の広場で子供たちが戯れていた。
小学校低学年くらいの男子が4人走り回ってて。
4人ともが一切言葉のやりとりはないものの
ひたすらキャッキャと騒いでる微笑ましい光景で
ちょっと見入っていたのだけど
ある瞬間から小石の投げ合いに遊びが転じた。
石のつぶてを当てたり当てられたり。
そんな遊びが成立してるのか、いったい何ごっこなんだ……。
しかも相変わらず4人の間に会話らしい会話はない。
ただ、キャッキャ笑いあって楽しそうだ。
彼らの共有する怡楽は、なるほど伝達媒介にとらわれず自由に躍動している。
これぞ正しいコミュニケーションなのかもしれない。
意思と石をかけているのかもしれない。

フン。


2008年02月22日(金) 神様 ほんとはあなたなんていない

リサイクルショップで
意味もなく品々を物色していると
念願成就、的な置物が売ってて
いわくありげな石に「繁栄」と彫ってあった。
値札には「800円 未使用」と書いてあった。
わけがわからなくて
正気と狂気のはざまをさまよった。

/

耳耳、耳耳耳、耳、耳をすませばたまんねえ…!
なんだいこの甘ズッぱさは!

むずがゆさに耐えながら鑑賞しているのだぜ。
ニヤニヤした溜息ばかり漏らしている。
なにこの映画。
正直言って泣いた。
ほら、せいじくんの家で彼のバイオリンにしずくが歌声あわせるシーンとかさぁ!
キヤアアアアア。たまんねぇのさ。


2008年02月20日(水) 僕は5分で愛の歌をつくって歌うよ

たとえば休日の朝、
のんびり起きて布団にくるまれ
まどろんでいるさなか
調子いいときに限るけど
自らの意志で脳内麻薬をブンピツできる瞬間がある。

眠りの快感、そうとも快感だ。
頭からサワサワサワサワーッと快感物質が巡る巡る。
この内分泌も昔は操れなかった。
22年間今の体を馴らしてきてようやく境地に近づいてきたとみえる。
とはいえ自由自在に代謝するには程遠く、
あくまで調子のいいときに限り
己の体の波に乗じるだけだ。
「あ、4〜5秒後に脳から、あ、あ、出せそう、あ、出せるぞあ、あ、あ」
そしてサワサワサワサワーッ ビクンビクン!

洗いざらい友達に話したら変態呼ばわりされた。
……いや、便利な体だろう。重宝しているよ。


2008年02月19日(火) この星の軸がずれてチャドは行き場を失った

のんびり電車に乗ってたら
ディズニーランドのキャスト募集の広告があった。
レイアウトが腹の皮をよるに足る逸品で、
くたびれたおっちゃんが
「将来の夢を探しています。
ディズニーランドとやらで見つかりますか?」
と質問しているつくり。

何もかもがおっかしくってたまらなくなって
顔面の筋肉がいちじるしく強張った。
なかなか思い切った広告に踏み切ったなあ。ディズニーとやらも。


2008年02月18日(月) 誰も知らない 知られちゃいけない

アホは高いところとでかいものが好き。とは持論だ。
まぁ僕も高いところは好きなんだけど。

個人的には低いところの方が好きだ。
高いところって希少と思われがちながら
スポットとしてはありふれていて皆それなりに体験してきてる反面、
低いところ、極端に低い目線って実はあまり験じてきてなかったりする。
這いつくばればいいだけなのに這いつくばらないから。いい大人は。

地面に寝転がって見上げる日常空間はまるで別世界だ。
人が立っていようものなら巨人。
それがたとえ気の知れた友達だって
得体の知れない東洋人にしか見えず、恐怖果てしない。
満員電車で這いつくばれたらどれだけ新鮮だろう。
踏む踏まれないは関係ない。
ただ、見知った世界が見知らぬ世界に容易く変貌する不確かさに酔いたいだけなのだ。
地面は空なのだ。
さぁ坊主、ほふく前進の時間だぜ。


2008年02月16日(土) 稲穂も揺れる 恋揺れる

スポーツ鑑賞全般に興味がもてなくて
ことさらに競泳に関してはそもそも意味がわからない。
海ならわかる。
しかし彼らが泳ぐのはプールだ。
プールにはプールサイドがある。
プールという施設にはその構造上必ずプールサイドがある。
絶対プールサイド走ったほうが速いのに……。と思ってしまう。
わざわざ目標地点まで時間のかかる方途で向かってその時間を競うなんて!
まったくクレイジーなできごとだぜ!

なんだったら観客席で
「がんばってー!」
「すげー! 速ぇー!」
など歓声あげてる人間のほうがゴールに早く辿り着けるのに。
プールサイドを走れば。応援してる選手より早く。

こういった欠陥を孕んだ競技に
熱を込めて感奮できようはずもなく
どうにも慨嘆してまう。

あ、泳ぐのは好きです。
きたじまこうすけは嫌いです。


2008年02月15日(金) だからってそれは最新のコンディショナーじゃないぞなんてね

読売新聞の印字が大きくなるらしい。

記事に目を通したらちょっとおどろいた。
「新しい文字は、"メガ文字"と呼びます。」
メガ文字て。
メ メガ文字てェー!

…続いてこうも書いてある。
「"メガ"は100万倍を表す言葉です。
現在の文字に比べて横に約7%、縦に約16%それぞれ大きくなり、
面積で約23%広くなります。」
な、なにが100万倍だっていうんだ!?
…………。
な……なにが100万倍だっていうんだ!?


2008年02月13日(水) ハロー いま君に素晴らしい世界がみえますか

職場で休憩中に
小枝(森永製菓)のつくし味ってのを
先輩が持ち出してきた。
いやいや……。
いや、オーケー、落ち着け。落ち着くんだヒューマン。
落ち着いて森永製菓をこきおろすんだ……。

チョコレートにつくし味の時点ですでにアウトだけど
よりにもよって小枝につくし。て。
あんな枝もないような植物を採用しちゃいかんくないか。
無枝。あるいは小茎と名乗って欲しい。
ていうかつくし味を堪能したければつくし食べるし。

小枝の包装には「花言葉:向上心」なんて書いてあったりして。
花でもなければ向上心ちゅーのもハテナだ。
「花言葉:衰弱」のほうがソレっぽくないか。
あぁ第一つくしの存在理由ってなんだ。
どこが最終目標なんだ…何を目指して生育してるんだ…。
おぉ、つくしよ……。


以上のようなことを同僚らに語ったら
「つくしに対して厳しすぎる」との批判を一身に浴びた。
僕は先日ちょうど同じ面子に対し
空気清浄機や灰皿の存在意義みたいなのを唱えてて
(灰皿は灰を落とされる使命を抱いて製造されたのだから
煙草の汚い灰をなすりつけられればなすりつけられるほど使命感が満たされ
灰皿は充実した日々を過ごすことができる、皆でさぁ灰皿を汚そう!)
それを引き合いに
「無機物にはあんなに愛護精神あったのに」
と。

ひどく機械的、冷徹な目線で物事を見やる人間、
無機物に頓着しきる朴念仁、どころか
「君はサイボーグなんじゃないか」とまで言われた。
無機物にもほどがある!
22年人間界で振舞ってきたがサイボーグ呼ばわりは初めてだ!
ウィィィィィィン!


2008年02月12日(火) 理屈をつけたがるモンキーファイアー

僕は生涯で三度だけ
盗みをはたらいたことがある。

処女窃盗は5歳の折、
コンビニで10円のガムを盗んだ。
持ち帰ることはせず現場で咀嚼したのだけど、
ガム本体は店を出た後に味を堪能して飲みこめば後腐れなくとも
ガムの包みは持ち帰ったら親にバレる可能性、
を危ぶむ事後処理の意識が芽生え
包装は別のコンビニのゴミ箱に捨てた。

小学校4年生くらいの頃には
学校からチョークを一本いただいた。
当時の感覚ではチョークといえば先生の占有物であって、
いち児童に過ぎない僕ごときが
この特権的な物品を所有することによって
立身出世の実現を果たした感覚を得られ、
無敵感が覚醒し、
社会を悉皆掌握した気分にすらなった。

最後に盗みをはたらいたのは中学生だ。
技術室からノコギリを学ランに入れて持ち帰った。
これにはとくに意味はなかった。
ちょっと持ち帰ってみようか。
その程度の気分でぱくった。

今では盗みはよくないことだとおもう。
あまり自分なりの理論はないけどよくないことだとおもう。


2008年02月10日(日) そこから何も聞けなくなるの星屑ロンリネス

一都六県大回り乗車をしてきた。
「大都市近郊区間内相互発着の普通乗車券及び普通回数乗車券(併用となるものを含む。)を
所持する旅客は、その区間内においては、その乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、
同区間内の他の経路を選択して乗車することができる」
この旅客営業規則を利用して、
合法的に130円で関東を巡るっていう。
ローカル線面白いなあ。
広告全然ないんだもの。全然。
ようやく大きい広告見つけたと思ったら
「広告主募集」とか。
それもありきたりな意匠で広告じゃもう得られないとあきらめたのか、
切ない目をした犬の写真に
「飼い主募集」のコピーがでかでか添えられてて
広告主という名の飼い主になって。みたいな。あぁ切ないよ。

/

頻尿やばい。
尿意を常時保ち続けてるあまり
我慢してる感覚すらもはやない。
なんだろうこれ、尿キャラ?
尿キャラは嫌だな。


2008年02月09日(土) 大人は見えない しゃかりきコロンブス

小中学生向けの少女漫画で涙しそうになった。
30Pくらいの読み切りで。
…もう、主人公の女の子がなんと良い子なことか!
その健気さに5P目くらいで肩震わせてしまった。
年のせいなんか。


2008年02月08日(金) シーツは何ともう7週間ろくすっぽ替えてないのに

空気清浄機の稼動中
表示が「きれい」になっていると
空気清浄機に対して申し訳ない気持ちになってくる。
存在意義失っちゃうよな。満たされないよな。スマン。と思う。
かといって「きたない」の表示になっても
中空に霧散する敵々に発奮、憤激しそうな機が恐ろしい。
常日頃、機のご機嫌を伺って生きているのであります。

/

金曜ロードショーで放映してた
デスノート映画版後編のラストら辺が噴飯ものだった。
以下ネタバレ



Lが死ぬって確定した状況で、
最期の時が数十秒後に迫ったシーン。
Lと二人きりになった局長が向けるはなむけの言葉。

「なんといっていいかわからんが……スマン!」

スマン! じゃねえよ。
とめどない笑いが僕の体内で暴発した。
その軽さといい……思い切りの良さといい……
なんちゅーオチだ。
長い前フリだったな。と思わせる。

「(これまでにいろいろなことがあった。
世界中の犯罪者がキラに裁かれ死に追いやられていった。
事件関係者、同僚の中にも死んでいった人間は少なくない。
彼らの家族もまた人生を狂わされている。
世界の情況も一変したとは決して過言ではない。
果ては私の息子も死に、
そして今、L、あなたも死ぬわけだが)……スマン!」

もうこれほとんどコントだものな。


2008年02月05日(火) 君がこの先大人になっても悪い大人の手本でいたいんだ

なんだって片方なくなった手袋ってのは
1年隔てて見つかるんだい! なぁマーフィー!
こっちゃ残ってた片方なんて夏あたりに処分してるのに。

実際、手袋も片方だけだって使えないことはない。
片手だけは確実に冷気を防げる。
それを許さないのは世間だ。
冬よりも冷たい世間の目。

両手で別々の手袋はめてるってゆうの
木村拓哉が月9あたりで実現してくれたら
市井に溢れた行き場のない手袋たちもきっと救われてゆくのに。
「手にも、個性を。」
つって。
「右手と左手って、違くない?」
っつって。

/

思い出したかのように聴きなおした
ブラッドサースティブッチャーズがかっこよすぎるんだぜ!
テンションあがるんだぜ!
聴けば聴くほど惚れこんでいくアルバムっていいよなあ、
何年もかけて真価見出していく感覚好きだ。


2008年02月03日(日) ハヴェルカいつものメランジェを飲み干せるなら

こじんまりした穴場のフレンチレストランで隣り合った席の
男(40代後半)と女(20代後半)の会話に耳を傾けてたら
激しくブルーんなった。
どうやら男は美食家らしく、かつ知識人ぶって
女をエスコートしている……のだけど
完全に女の方が料理に詳しく、
話が膨らむにつれ世界各国の諸事情について語るにしても
男の経験値が女に及んでなさすぎてつらかった。

あまりにつらかったので
重荷の負担を軽減させるべく
思い出せる限り会話をここに残してしまう。

男「ボク今度ねぇ、パリに行くんだよ。パリは久しぶりだなぁ」
女「ホントですかぁ〜 いいなぁ〜 どのくらい行くんですか?」
男「いや、そんなに長くいるわけじゃないんだけどねアハハハ」
女「私パリには半年住んでただけでしたけど、大好きなんですよ。
 とくに絵を見たときなんかに歴史を感じます。
 美術館に飾られたパリの風景画なんか見るじゃないですか、
 それで美術館から出るとそこには同じ風景があって。
 けど私まだまだパリの魅力なんて追求しきれてないなぁ。
 ……今回はどんなご予定なんですか?」
男「……。あぁ、ツアー……なんだけどね」
女「あ、そうなんですかぁ」
男「はっはは…。10日間……なんだよね。
 のんびりワインでも飲みたいなと思ってるよ」
女「へえー。いいですねえ」
男「あ、リヨン、って知ってる?」
女「はい」
男「あそこに行きたいんだよねえ、
 そうしたら骨董品でも見つけてくるかな。
 ボクはなかなか目は利くんだよ」
店のソムリエール「リヨンには無いですよ、そんなお店」
女「……」
男「…いや、ないからこそある、みたいなところもね」
女「……。そういえばワイン以外も飲まれるんですよね?」
男「お酒ならなんでも(笑)」
女「フランスだったらペリノ、クセになっちゃいません?」
男「……ペリノ?」
女「あ…。リキュールです、水と混ぜると白濁するんですよ。
 はじめは美味しくないんですけど飲み続けるとやめられないですね」
男「へー……。ねぇ、ペリノってわかる?」
ソムリエール「はい」
男「さすがだねぇ、アッハハハさすがだねぇ」

他にも男が自ら切り出した話題に対し
そのいずれにも女が自分の経験や知識から話を屈託なく上乗せしていきながら、
なのにだのに表面上は「男が女に広い世界の話を聞かせてる」構図が守られていて
どうにも不思議な空間ができあがってた。やるせない。


2008年02月01日(金) 漫画を読んでKAPPAは飛んだ

ちゅうとはんぱにハゲている中年なんかに対して
いっそ全部剃ればいいのに。と人は言う。

すでにハゲている結果だけを見て
経過を脳内でトレースできてないのだと思う。
当人にとっちゃハゲ始めてきた当初は
脱毛が一時的な症状に過ぎないのか
あるいは終末に至り始めているのか判別つかず、
希望的観測もあいまって
既存の髪が伸びてきたり
新規の髪が生えてきたりしたら
愛しがるに決まってる。
自ら剃るなんてそんな殺生な。
バーコード頭だって再開発途上なのだから
あれはきっとハゲを隠すために生き残った髪で頭を覆っているのではなく
自ら断ち切れない髪の行き場をやむ得ず己の頭部に配置しているだけなのだ。きっと。

畑耕す小作人だってその年作物が不出来だったとしても
畑の寿命だって切り捨てるよりは
まず今年は不作だったで信じたいでしょう。
いや人の頭を畑に例えるとはけしからん話だけど。

あ、僕はハゲてないすよ。マジで。いやマジで。


れどれ |MAIL