舌の色はピンク
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2007年01月31日(水) |
トカゲの気分を抱きしめて緑に紛れ込もう |
ごっつのDVD3巻を購入して これで総集編全て揃った。 ロングコント「トカゲのおっさん」のほぼ全シーンにただよう もの悲しさったらない。 キャストやスタッフの笑い声が混じっていることで 哀愁が緩和されていなければ、あるいはむせび泣けるかもしれない。 むせび泣きながらニヤニヤ。
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いつも服を買うときは代官山のところを 一歩足伸ばして渋谷までおもむいてきた。 一目惚れしてしまったシャツに2万。 シャツに2万! ブランド志向・思考・嗜好ゼロの自分としては 考えられない未曾有の大事件なのだった。
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……んなこんなで散財激しい月末、 トドメは家賃の支払だった。 大家さんは隣に一軒家を構えているので 振込みではなく手渡しなのだけれど。 その大家さんがけっこうに高齢なこともあり 数的処理が脳内革命しているのか 誤って5千円多くお釣りを差し出してきたのだ。
正直心が揺れた。
漫画でよくある天使と悪魔みたいなんが 頭上にてぐるぐる舞い争ってた。 3秒もの期間にわたる良心戦争の末 結局誤りを指摘して正規のお釣りをいただいた。 こんがらがってるインマイブレインな大家さんは この若者の正直さに感激し ダイエーの商品券5千円分をくれた。 嘘のような本当のお話。 しかしトカゲのおっさんを全編観ていなかったら いやはやハナからパクッていたかもわからない。 僕はトカゲにならずに済みそうだ。
「私の面接に時間を割くなんてよほどヒマなんですね」 「キミも私の面接に来るなんてヒマなんだな」 「私は就職活動の一環として企業への面接に時間を割くことに人生上の意義を見出しています。また、目下の行動指標でもありますからね。あなたは仕事があるんじゃないですか?」 「仕事なんてヒマつぶしだ」 「お前がヒマだ」 「ヒマをつぶす。お前を潰す」 「古代ギリシャの史例を挙げれば、奴隷制度が生じたことから一般市民に暇が与えられ、哲学が発生されたといわれています。閑暇を意味するギリシャ語スコレーはスクールの語源でもあります。暇を一概に害悪とみなすのはいかがなものかと思いますが?」 「ここは日本だ」 「すいません」 「しかし文明開化を契機に、西洋の慣習、様式を取り入れることによって日本が近代化したのは事実です」 「ヒマに日本も西洋もない」 「先ほどの発言と食い違っていませんか?」 「いや?」 「すいません」 「ここは日本だ、という言葉に、日本と諸外国を同様に見なすなという抗弁が含まれていると浅薄な認識をしてしまいました」 「そうか、気をつけろ」 「ここは日本だ。という言葉にはここは日本だという意味しか含まれていない」 「なるほど、情報の告知ですか。ありがとうございます。ここが日本だということがよくわかりました」 「私はれどれです」 「そうか」 「今は面接中です」 「そうか」
「人生を左右する就職に際しての面接を私は軽視してはいません。私は面接される身でありながら、また同時に御社を見定めている、面接しているとも言えます」 「面接するのは私だ」 「そのあなたを面接していると言っているのです」 「俺はおまえを潰す!」 「潰すとは具体的にどういうことでしょうか。 肉体的、精神的、はたまた社会的にも捉えられますが」 「潰すとは潰すの意味しかない」 「失礼しました」 「しかし、黙って潰せばいいものを、わざわざ『潰す!』と宣言するとは、これは私の反応を伺っている――面接の一環であるということでしょうか」 「私はお前を面接する」 「ところで先ほどからタメ口ですか?」 「私はお前を面接する」 「質問に答えていただきたく存じます」 「タメだ」 「口が抜けています。同い年と解釈してさしつかえありませんか?」 「私はお前を面接する」 「オマエは壊れたテープレコーダーでしょうか」 「申し訳ありません。つい平素の、気の置けない友人間での口調が入り混じってしまいました」 「しかたないな」 「恐れ入ります」 「ん?恐れているのか俺を」 「そういう意味の語句ではありませんが、たしかにある種の恐れを抱いているのは否めません」 「そうか、気をつけろ」 「いざというときの備えはありますので心配は無用です」 「お気持ちだけありがたく頂戴します」 「気持ちなどない」 「うわべだけで発言されていたのですか?」 「気をつけろ。には気をつけろ。の意味しかない。気持ちはない」 「しかし、あなたに気をつけろとは、あなたの危険性を踏まえた上で、私の保身を案じている含みを持たせていることが行間からは読み取れます」 「気をつけろ。には気をつけろ。の意味しかない」 「もしや、気をつけ!ということですか?」 「ろがない」 「頭の中が朝礼の風景でいっぱいでした」 「そうか、気をつけろ」 「前へならった方がいいですか?」 「俺はお前を潰す!」 「どうぞ?」 「俺はお前を面接する」 「どうぞ」 「そうか、気をつけろ」 「どうぞ」 「ここは日本だ」 「どうぞ」 「銅像」 「オー、ノー」 「俺はお前を潰す!」
「ちゃんと面接をしてください」 「俺はお前を面接する」 「先ほどから宣言ばかりで内実が伴っていません」 「そうか」 「そんなようなら、私はあなたに面接されません」 「どうぞ?」 「私はあなたに潰されません」 「どうぞ」 「私はあなたに気をつけません」 「どうぞ」 「ここは日本じゃありません」 「どうぞ」 「日本ですよ」 「どうぞ」 「ドジョウ」 「すくい」 「あぁ、救われました」 「そうですか」 「やはりここの会社に決めてよかったと思います」 「はい、僕も」 「えっ?」 「えっ?」 「 (暗転) 」
(20060127/れどれ×タケシン/即興チャットコント)
いろいろ書いた日記が サーバーエラーによって 消去されてしまったことへの悲嘆を長々つづった文章を これまた長々日記にしてみて コピーもせずうっかり日記作成をした結果 同じ過ちを二度繰り返してしまった。 異常事態に陥ると平素が愛しくなる。 何でもないようなことが幸せだったと思う。
チャリーン! ジャーンケンポ ズコー。
…ちょっと言ってみたかった。
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うちの職場のオフィス構造信じられない。頭おかしいです。 リフレッシュルームには 昼時ともなれば20〜30人の同僚が憩いを求めて 楽しく集ってるのだけど その部屋に入るためのドアについている鍵が。
鍵って普通は、中への出入りを制するために 外に錠があるじゃないスか。 ここのドアは逆だ。 半年勤めてて今日初めて気付いた、というか 同僚の誰も気付いていなかった。 他のドアは全て正規の仕様なのに リフレッシュルームのそれだけが逆。 憩ってる人間たちを監禁するためだけの構造。 頭くるってる。
19年前に水牛を追ったきり行方不明となっていた少女が 腕の傷をきっかけに父親に発見されたらしい。
これビビッた、ビビッときた。 パパが傷見て確認て熱いなあ。ベタで。泣ける。
水牛を追いかけて行方不明になるなんて これだから世の中あなどれない。 うかつにいきものを追いかけられないじゃないの。底知れぬ恐怖を感じる。 お魚くわえたドラ猫追っかけて 裸足で駆けてくユカイなサザエさん その後彼女の姿を見たものは居ない
ちっともユカイではない。
2007年01月10日(水) |
いわゆる一つのコペルニクス的転回 |
今日もしかし寒かった。
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「また飽きもせず寒いとか言って!」 なんて叱らないでください。 飽きもせず寒さを提供してくる冬の方を叱ればいいんだ。 寒さしつこい。いいかげん虫唾的なものが走ります。 あと3ヶ月はこんな寒さがずーっと続くんでしょうね。うわあ嫌な発想。 3ヶ月、およそ90日。四捨五入して100日。 100連続でこの寒さ。あぁいやだいやだ。発想の転換をしないと……。 ……。 100日を四捨五入すれば0日。 こ、これだ! 見つけた プラス思考……!
今日も寒かった。
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……日記って、1日過ごした上で 印象深かった出来事を叙述する記録なわけじゃないですか。 ならもう寒かったとしか言いようがない。 他の出来事が寒さの印象に比肩しうるほどの ポテンシャルを秘めていない。
というかなんで世間では この寒さについて述懐しないでいられるのか!! 僕なんてもう今冬は毎日寒さについて触れていきたいですけどね!? あ、なんか語ってて熱くなってきた! 熱弁してる! 1億総勢で分かち合おうぜこの寒さ! 歌にしようぜ。 1億総勢で分かち合おうぜ ベベンベン この寒さ ドンチュノー
六本木ヒルズに遊びに行った。 寒波いちじるしい突風すさまじく 精神に異常をきたしかねないと思われた。 この冷凍都市にぬくもりだけを求めた一日だった。 二度と行きたくない。
2007年01月02日(火) |
「えっもうかえっちゃうの……?」 |
正月恒例、親戚一同の集いへ。 小学生従姉妹のツンデレぷりがピークに達してる。 教科書どおりのツンとデレ。 ませまくってて延々と恋バナをさせられましたどころか、 SかMか? まで尋問されてたじろぎ。
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家で休んでいるより ボーリョクテキヤンチャイトコどもの相手をしている方が 精神衛生的に健康なのか、 体調が良好の兆しを示し始めてきたので安心。 彼らにいじめられた左腕がまだ痛いけど……。
初夢やら初日の出やらみんな浮かれているけど 初恋のあの気持ちを忘れてやしないかい……?
あけましておめでとうございます。 ことしもよろしくおねがいします。
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