ESCAPE
DiaryINDEXpast


2007年10月11日(木) 彼も人間だということ


たくさんのことをしてもらっている。
物理的な、
家事やら何やらをするのは私だけど
つまんないことで苛々していつも彼にあたるのも私。

それをいつも彼は引き受けてくれている。
彼から「別れよう」なんて言葉、
一度も聞いたことないのだけれど
私は同じ言葉を感情にまかせて100回以上言った気がする。

彼と付き合って、自分がいかに精神的に子供かということを知った。

それと同時に、彼はどうして子供じゃないんだろうと思った。

それは生まれつきの性格ってのも関係するのかもしれないけど、
私の結論では
私にとっては彼が、きちんと長い間付き合ったはじめての人で
彼にとってはそうではない
その差なのだと、そういうことになった。

きっと彼は、前の彼女と付き合っていたとき
私と同じように
馬鹿みたいに小さいことで怒ったり苛々したり
そういういやな経験をたくさんしたのだろう。

どうして彼が子供のように
ある意味で純粋に
付き合ったはじめての相手は私じゃなかったんだろう。

そういう風に、
見えない昔の彼女に嫉妬していた時期があった。







今は別に何も思わない。

それは自分に自信が持てたとか、
長く付き合ってきて絆が築けたとか
そういうことじゃない。

彼のすべてがほしくて
現在だけじゃ物足りなくて
だけどそんなこと言ってもどうにもならなくて
そんな馬鹿みたいなこと言ってる自分が嫌で泣いて

そういう時期は確かに辛かったけれど
それだけ彼のことが好きだったんだ。

その頃の自分に、
もう戻りたくないような
少し戻りたいような

今の生活は穏やか過ぎて
これが私が欲しかった安心というものなのか
まだよくわからない。


2007年10月01日(月) 父親というひと


珍しく、今日は父親と2度ほど電話で話した。
実家に帰っても、自分からは絶対話しかけることはない。
向こうも私に話しかけることはない。
そういう関係。

だから電話なんてめったにかかってこない。
今日の電話も、なんてことはない、
iPodの使い方を教えてくれという内容だった。

事務的に質問に答えていくだけの会話。
それでも私は終始機嫌が悪かった。

目の前でご飯を食べていた彼に言わせれば、
よくそんなに一瞬で機嫌悪くなれるね、というくらい
一気に私の顔は険しくなり、口調は厳しくなったらしい。

私の父親は、私の彼と10歳も違わない。
私とも、10歳とちょっと違うだけ。
勿論生物学上の父親ではない。
でも別に、私が父親を嫌いな理由は歳の差ではない。

嫌いな理由・・・
書くと余計にイライラするのでやめておく。
うまく言葉にできない気がするし。









その2回の電話ですっかり機嫌が悪くなってしまった私。
それを彼になだめてもらおうと思ったのが間違いだったのかもしれない。

彼はもうすやすやと眠ってしまった。

そんなもんで私は、平日には飲まないお酒を飲みながら
こうやってキーボードを打っている。

彼は眠る前、一人になりたくないから眠らないでという私を
なんだかよくわからない言葉で(たぶんもう既に半分寝ていたのだと思う)怒った。
私にとって彼に怒られるのが一番こわいことなのだ。

自分の問題なのだから自分でなんとかしないと
そう思うのと同時に、
満たされない
そういう思いも生じてしまう。

私ももう眠ろう。
朝になれば、昨日の夜の晴れない気持ちなんて
きっと忘れているはずなのだから。


いむの |MAIL

My追加