I Love All People !!
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 Written by 蒼
◆フタリニッキ。◆
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2007年10月31日(水)
不安。
不安があたしを襲う。
いつもそう、うまくいったためしがない。
だから、今度もそうじゃないのかって勝手に考えて不安になる。

そんなあたしに、彼はいう。


「先のことは、起こってないからさ、わからないから。」


でも、だからこそ不安で仕方ない。

多分、考えの方向性が違うんだと思う。
それに、恋愛で失敗したことがない彼にしてみれば
私の言い知れぬ不安は、理解できなくて当然だとも思うし。


でも、そんな厳しい言葉をくれても、涙するあたしの頭を抱き寄せて
「お願いだから、そんなに不安にならないで?大丈夫だから。」
最終的にはそんな、優しい声をかけてくれる。


今晩は、わざわざ車で家まで送ってくれた。
そういう彼の行動をみて
「この人なら大丈夫。」
あたしは、さらに確信した。


もちろん、お説教はあったけれど・・・、


そうそう、前にアクセサリ買ってくれるとかいってたの
覚えてくれてたみたい。
すっかり忘れてたのかと思ったけれど、やっぱり、約束は守ってくれるのね。


同棲するとうまくいかなくなるカップルが多いって言う。
統計的にもそうらしい。理想と現実なんだろうけれど。


でも、やってみなくちゃわからないよね、そうだよね?


はじめから諦めてちゃ、何もうまくいかないよね。
同じ言葉を、全く違うことだけれど、もらったことがあるな。


ここから、また、はじめよう。



2007年10月30日(火)
騒動とか覚悟とか。
彼は、前々から職場にちょっと不満をもっていたのだけれど
ついにそれを告げる日がやってきました。


部長に呼ばれて、外の喫茶店へ。


彼がどうしたいのかどう考えてるのか
十分知ってたし大丈夫だろうと思ってたけれど、やっぱり心配。
彼はいつもはいてるジーパンに車のキーとかぶらさげてるわけだけれど
その音がしないか、耳をすませてました。


そして、1時間くらいたって帰ってきたら、いつも通りの天真爛漫な笑顔。
もう、私の心配は何だったのかと思って、思わず給湯室で


「心配したでしょ。分かってたけど。アホ!」


と言ってしまいました。

後ほど話をきけば、まぁ、二人は大人というか…
お互いの考えを話して、それで、終了というか、終始和やかだったそうです。


そんな彼だから、安心して一緒に住もうとか思うんだけれど
どこか危なっかしくて、本当に心配です。
最低限のことはきちんと押さえてるのは、分かってるんだけれど。


仕事関連はここまで――


うん、覚悟のハナシ。
この間、同棲って責任ある程度伴うよ?と最終確認をとったとき・・・


「一緒に住むってことは、「できちゃった!」の可能性が高まる。
だから、当然、それなりの覚悟を決めてるからね。」

「じゃあ、どのぐらい考えた?」

「一日かなぁ」

「短ッ」

「オレにしちゃあ考えてるほうだって」

「なのかなぁ。まぁ、いいや。Nさんらしいね。」

「だから、あんまり心配しないでさ。オレも考えた上だから。
 もう親にも家を出るとかいっちゃうつもりだし。」


そんなわけで、はじめは半同棲だったのに、同棲に。
彼なりに考えた上の結論(職場ではパラサイターで有名な彼が、家を出るのだからある意味凄い。)なので、信じようと思います。

こんなにハナシがスムーズに進むのも、私からするとありえないぐらい積極的な彼のおかげなのかもしれない。

とにもかくにも、お仕事での不満もすっきりしたようで、良かった良かった。
働く伝があるとはいえ、やっぱり、そういうのはあんまり良くないからね。


土曜日は、一緒に家電を探しにいったりする予定。


彼女になったってことは凄く大きい。
今までと特に大きく変わったことといえば、そんなに無いけれど
私も彼も前よりもずっと堂々としてるかな?


「恋愛運なんて気にするの?オレたち十分ラブラブじゃね?」


なんて恥ずかしいこと、あなたが言い切るぐらい、堂々としてるよね(笑)


2007年10月28日(日)
同棲。
お部屋、決めてしまいました。
金曜日に彼と見ていたお部屋を見に行ったんだけれど、凄くよかったの。

不動産屋さんでネットで見た物件の空きをみてもらって、すぐに見学。
彼とは現地合流して、二人でお部屋を見ました。
なんだか新婚さんみたいです。

後はあたしの親の説得だけだったんだけれど
ひとりだちすることは前から話をしていたし、すんなり通って・・・
12月1日より入居(家賃発生)で、契約します。


はじめは半同棲予定だったんだけれど、結局「同棲」することになりました。
なんだかんだ話すと、結局、もう一緒に住んじゃえみたいな。
テレビ、ソファーなどの娯楽ものを彼が購入、家電を私が購入。
お茶してもお酒飲んでも、お部屋のコーディネイトの話で花が咲きます。


今日分かったことなんだけれど、彼ってば
「いつまでも浮気相手は嫌だ」
の前に、既に彼女さんに別れ話をしてくれていたのです。


「そういえば、12月入居だけれど、別れ話とかぶっちゃけしてるの?ややこしくなるよ?」
「んー?大丈夫だっていってるじゃん。もう随分前にしてたよ。」
「いつ?」
「10月上旬かな〜」
「えっ… それってあたしがごねる前じゃん。なんで早く言ってくれないの!?それが分かってれば、くだらないこと言わずに済んだじゃない。」
「オレから一方的に言っただけで、向こうが忙しくてなかなかちゃんと会って話できないからさ、まだ決まっても無いこと言えなくね?」
「大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないと、こういうことは言わないって。ね?」

というわけで、つまり、彼はちゃんとケジメはつけようとしてくれたのです。
未だに、何故、私を選んでくれたのか分からないけれど…(汗)
彼の行動や心意気を目の当たりにして、やっぱりこの人を好きになって正解だったな、と思いました。

にしても、もっと早く言ってくれれば、くだらないこと言わなくて済んだのに。前に、ちょっとしたことで怒らせたことがあって。会社でもぜーぜん、なんだか凄くそっけないの。よく考えてみたら、そういう行動とってるのに、あんなこと言ったら怒るよね?って。でも、あたし、知らなかったんだもん。


もちろん、あたしの幸せの上に、彼女さんの悲しみがあるわけで
そこは絶対に忘れちゃいけないわけだけれど。

年末に弟夫婦がきたらお部屋にご招待とかしよっかーとか、、楽しい話が出ています。この人が私の本当の彼氏なら、この人が将来一緒にいてくれたら…思ったことが、凄く早く実現してびっくり。友人も全員びっくり。Aちゃんも話には聞いていたけれど、なんだか凄いねーって。


この日記、ここ最近「セツナニッキ」にふさわしくない内容な気がする。
だからね、タイトルは変えます。


彼の言うとおり、これからの楽しいことを考えようと思う。



2007年10月27日(土)
セツナニッキ50日目・合図
一緒に住む家探しを肴に、お酒をいただく。
其処は、私と彼の行き着けのお店。

お酒を飲みながら、これを置こう!とか、こういう部屋はどうだとか。
幸せすぎて、やっぱり、信じられない。

お店を出て、いつも可愛がっているノラちゃんのところへ。
結局、ノラちゃんお出かけだったけれど、近くの椅子に座って
ゆっくりとお話をした。


珍しくゆっくりとお話をした。
これからのことじゃなくて、今までのこととか、揺れた気持ちとか。

「いつまでも浮気相手じゃ嫌だ」

を言う本当のキッカケになった出来事とかね。
これはまた、いつか、書こうと思うんだけれど。

繋いだ手があったかくて、どんな話をしても、どんな問いかけをしても
自然と怖くなかった。あなたは時折目を細めて笑いかけてくれる。

「大丈夫だよ。」

仕事場では聞けないようなトーンの低い落ち着いた優しい声。
思わずしがみつきたくなる。


時間も23時になってたし、彼は金曜日はちょっとした用事があるので
見送ろうと駅の改札口前に移動して話をしていたら


「それじゃ、これから続き。まったり飲もうか!」


肩をぐっと抱かれて、手を握られた。


「あれ、今日はいつもの・・・」

「今日は合わせの日じゃないからね。適当に集合してるの。」


彼は思い切りがいい。
今月は自分設定のお小遣いが少ないからとか言ってたのに
ちゃっかり誘ってるところは、可愛いなって思うのだけれど。


「じゃあ、そうしますか。ワインを飲もう」


それが、お泊りのやりとり。
いつからか、それが、お決まりの言葉になってた。


「でも、一緒に住んだら、そういうのもなくなるんだね。」
「ま〜 いつでもいちゃつけるってことかな。」


笑いあって潜る改札。
そのまま彼の車が待つ駅まで。


もう、不安は無い。
これからは、前のような辛い不安を感じなくてもいい。
後ろめたさも無い。


日曜日は、お部屋を見に行く予定。



2007年10月25日(木)
セツナニッキ49日目・会社
これから会社。
昨日のことがまだ頭に残ってて、リフレインしてる。

彼とは毎日のように会社で顔をあわすんだけれど
会話はほとんど交わさないのね。

けれど、あの声、あの顔を見ていられるだけで
あたしはやっぱり安心しちゃう。


今の会社は、辛いときもはぁ?ってときもあるけど
楽しかったりすることもあって、辞めようって悩むこともあるけれど
しばらくここで踏ん張りたいってケツロンで落ち着いてる。

最近思うのだけれど、逃げることを覚えると、なんでも逃げる。
そんな感じでもって、だから、踏ん張ることも必要だと。
駄目なら駄目なりの何か、があるはずで、そこまで踏ん張ってみてはじめて駄目だって思うのなら仕方ないのかなって。


「やっぱり無理」


そう思うことなんてこれからも沢山あるんだろうけれど
それを乗り越えてというか、明るく元気にトライしていけたらな。


そんな風にできるのならば、仕事もプライベートも、きっと楽しいハズ。
楽しいことを考えよう。


それじゃ、準備しまーす。



2007年10月24日(水)
セツナニッキ48日目・温もり
話が急展開しすぎて、あたし自身が追いついていない。


なんと…
同棲することになりました。
(とはいっても、半同棲だけれど、ほぼ同棲。)


つい、ここ2,3日前に彼女さんとはっきりさせると言ったばかりなのに
今日はもうこんなところまで話が進んでる。


どうしよう、シアワセすぎて、信じられない。
あたし、死んじゃうのかもしれないと思うぐらい、シアワセで――


これまで哀しくて流した涙の分だとしても
そんなの飛び越えちゃうぐらいの、大きなシアワセとぬくもりを
あの人は、あたしにくれるんだね。


遠出したとき、ちょっとした買出しのとき、あなたと一緒にいるとき
こんな人が、生涯一緒にいてくれる人ならばって、何度も思ったけれど
ねぇ、それが叶う日ももしかしたら、そんなに遠くないかもしれない。


セツナニッキの書き始め、当初の予定では
振られてエンディング、捨てられてエンディングのつもりで
書いてたのね、諦めというか、適うはずがないって。


なのに、ものすごい話の流れに、あたし自身が驚いてる。
そんなあたしをみて、あなたは目を細めて頭を撫でてくれる。


「大丈夫、心配しない。ね?」


駅前だったけれど、抱きついて、キスでもしたいぐらいあなたのことが愛しい。


どうしよう、あたし、本当に幸せだ。



2007年10月23日(火)
セツナニッキ47日目・シアワセ
「彼女と行けるのなら、彼女と行きたいよ。でも、彼女は忙しいから…」

あなたがそんな言葉をあたしにくれたのはいつだろう。
この日記にも記録が残ってる、そう、あれは、夏の旅行の最後の日。
そんなに前のお話じゃない。


涙が止まらなくて、もう一緒にいるのは止めようかと思った。


あれから2ヶ月たった。


「ちょっとまってね。はっきりさせるから。」


あなたのその言葉が信じられなくて


「はっきりさせるって、あたしと別れるとかそゆこと?」
「そういう人にはそういう言い方はしない。空気読め!(笑)」


あたしの頭をぐしゃりとして、あなたは笑う。
今でも信じられなくて、ぼんやりとしてる。


堂々とね、誰も分からないことだけれど、胸を張って一緒にいたかった。
夏に尾瀬に出かけたとき出会った人達に「夫婦?」とか「カップル」とか言われても、


「会社の同僚です」


そんな返答しかできない関係なんて、嫌だった。
笑っていたけれど、ちょっと哀しかった。
あなたと手を繋いでいたかった、堂々と。


あたしは、今、とてもシアワセです。
今までに無いシアワセです。
これからは、あたしも、あなたにシアワセをあげたいな。


2007年10月20日(土)
セツナニッキ46日目・希望
イロイロとあってちょっと不安定だった昨日。
あの人の態度が何となく、冷たい。
その日は、会う約束してるから大丈夫って思ってたけれど
本当に何だかよそよそしい態度をみて、夕方には不安で一杯に。


珍しく大胆に、あの人の住む町の駅で待ち合わせして
自分から「今日は一緒にいたい」と誘った。


今日の朝、ちょっとした話から浮気の話になった。
昨日お食事に誘ってくださったセンパイに、あの人のことを打ち明けたんだけど

「はっきりね、させといたほうが、俺はいいと思うんだよね?
 けれど、蒼ちゃんが静観するっていうのなら止めないけれどさ。」

と言われたのに触発されたんだと思う。


「あのね、あたし、いつまでも浮気相手は嫌。
 本当の彼女になりたい。」


顔を見ることはできない。
ぎゅっと抱きしめて肩に顔を埋めて、でも、ちゃんといえた。
ずっとずっと言いたかったこと。


「もうちょっと待っててね。」


あの人はそう言って、あたしの頭を優しく撫でてくれた。


「蒼ちゃんが一人暮らしする頃には、そうなってるんじゃないかな。
 だから、俺がいりびたれるぐらいの広いお部屋を選んでね(笑)」


思い切って言った甲斐があったな。
ケジメはつけようとしてくれてるんだよね。
この言葉を100%、まだ信じられない。信じられない。
もっとはぐらかされるのかと思ってた。


これからはもうちょっと落ち着いて関係を楽しめたらな。


でも、結局、言わなきゃ言ってくれなかったもだし
考えてもくれなかったかもだし
だから、言う勇気と必要性を教えてくれた先輩に感謝したい。


――ありがとう。



2007年10月14日(日)
セツナニッキ45日目・反対
あの人の先々に関する価値観に、ちょっと不安を覚えて帰宅。
せっかく楽しかったのに、またしても、ほろりと泣いちゃって情けない。

そんな中、久しぶりに大学時代の親友とメッセで会話する機会がありました。

男友達なんだけれど、そいつもあの人と同じような価値観を呟いていて
でも、親友のほうは悩んでたんだけれね、そういう価値観に。
けれど、決して珍しい考えじゃないんだって、そしたら、一気に気楽になりました。

男性は背負う責任が多いものね。
その責任の重さが分かるから、できることならばって思うのは、仕方ない。


ならば、その反対を行くしかない。


その考えに理解を示して、それでもと思ってもらうこと。
それが、今できる、あたしの最善策じゃないのかな?って思った。

それには、多分、時間も沢山かかる。
その間にも、結婚したいっていう強い考えの人を探す手もあるんだと思う。
けれど、それをしたくないのであれば―― やることは一つ。


受身じゃ駄目。
受身のように振舞って、実は攻めてるぐらいの勢いがあたしには欲しい。
そうでもしないと、やっぱり、大切なものは守れないと思うから。


ありがとう、親友。
いい機会だった!


2007年10月13日(土)
セツナニッキ44日目・ソラナックス
失うのが怖い。
だから、時々、不安定になって薬を飲む。

気がつかないうちに、よくもちある手いるポシェットに
ソラナックスが4錠も入ってた。


本気になんて、なりたくない。
なってるんだろうけれど、これ以上はあたしが壊れる。


ねぇ、あなたは、あたしを壊したいのかな。
明日あったら、離したくなくなっちゃうよ。


気持ちが膨らみすぎて、自分でも怖い。
今日もソラナックスを飲もう。


イケナイって分かってるけれど、こころが壊れそう。



2007年10月08日(月)
セツナニッキ43日目・かわってく
少しずつ、形を変えていく。
距離がぐっと近くなっていく。
一緒にいすぎたんだと思う。

衝突するときがあっても、手を繋いで笑いあうのだと思う。
金曜日なんかは、言い合いになって、衝突して。
もう何度もあるんだけれど、お互いの理解のためには大切なことだと思う。


私をはじめて連れ出してくれたあの日から
きっと、はじまってるんだろうね。


別れ間際、いつもはさらっと「バイバイ」するのに。
「またね」といおうと顔を運転席に向けると、笑顔で手招きして
ぐっと抱き寄せ、少し長めの甘いキス。

想いが加速して、けれど、あたしの拒絶の度合いも高まって。
それでも追いかけてきてくれたあの人の手を、振り払ったりできずに
拒絶ではなく、一緒に笑いあうことを、あたしは選んだんだ。


先々のことなんて、分からない。
だからこそ、夢も希望もあるのだと思う。


ひょんなことから、クリスマス、一緒に過ごすことになりました。


「あたし、クリスマスとか、やっぱ、好きな人と一緒にいたいよ。」
「じゃ、どこ行く?」


沢山のシアワセをくれるあなたが、あたしは、やっぱり、大好きです。


2007年10月04日(木)
セツナニッキ42日目・めぐり合い
こんな関係だから、落ち込んだり、そうじゃなかったり。
感情の起伏が激しくなるときがある。


特に昨日とか。


こんな人が、本当のカレだったら。
やっぱり思う。


見上げた空は、すっかり秋の夜空。
少し冷たい風が、余計に空しくて、これからのことを考えると凄く憂鬱。
なんで、あたしばっかり、って。
本当の幸せって、本当の恋愛って、何なんだろう。
考えはじめると止まらない。


あったかくて、いいにおいがして、ほっとして。
そんなあの人が、本当に、本当に―― 神様は意地悪だな。
なんで、めぐり合わせたんだろう。ただのセンパイなら、って。
何度だって、何度でも思うんだよ?


でもね、そういうのを覗いても
やっぱり、この人と出会えて、この人と一緒にいられて良かったって思う。


今週末も、お出かけします。
あの人から誘ってくれたんだよ、行く先は私が考えるんだけれど。
行くところはもう、決まったんだ。


本当の彼氏だったらな。
その気持ちは、今は、しまっておこうと思う。


2007年10月03日(水)
セツナニッキ41日目・お迎え
今日は会わないだろうなと思って、過ごす仕事後の時間。
家に帰るのが惜しくて、ゲームセンターで定番のゲーム。

携帯もカバンに入れたまま、数十分プレイしていたら・・・
プレイの最中にあたしの両肩を叩く大きな手。


「やーっぱり、ここにいた!」
「えぇえええ!?」


メールを送ったのに返信がないからと、わざわざ足を運んだとのこと。
行き着けのお店へのお誘いメールを送ってくれてたみたい。
すっかりゲームに夢中なんだろうと、あの人がお迎えに来てくれた。
前も一度そういうことがあったけれど、そういうのは滅多に無いと思いきや。


そういう展開が、ちょっとドラマっぽくて嬉しかったり。


あの人の気持ちは、いつだって、見えない。
そうやって傍にあたしを置きたがるのは、何故?
このままずっと、こんな日が続けばいいだなんて、あたし、思ってるよ。


それでも、本当に、いいの?
うぬぼれちゃうよ、勘違いしちゃうよ。
暖かすぎて、幸せすぎて、失うのが怖くなる。


ポジティブシンキング。
今は今あることをプラスに受け止めて、損得関係なく、あなたと一緒にいたいよ。


2007年10月01日(月)
セツナニッキ40日目・探りあい
ホンネの探りあい。


夜のゲームセンター。
オンラインクイズゲームを二人で楽しむ、あたしとあの人。

ゲーム台には、メモとペンが用意されてる。
クイズの答えをメモするためのあんちょこなんだろうけれど
それを、あたしとあの人は筆談に使ってる。

ホンネが聞きたくて、けれど、照れくさくて。
そういうとき、ペンを持って、ゲームの合間にサラサラと。
あの人はそれをみて、答えをサラサラと返してくれる。


まさに、それは、ホンネの探りあい。


普段はずけずけ言うのに、肝心な言葉が無い割と古風なあの人。
しつこく聞かないと、教えてくれない感情を沢山持ってる。
言えばあたしの機嫌が凄くよくなることも分かっているはずなのにね。
照れ屋さんなのかな??


来週の週末も一緒に過ごすことになってる。
誘ってくれたのは、あの人のほう。


「来週はどうしようか」


行きつけの飲み屋で、ごくごく自然にさらり、とあの人は言った。
何気ないさらりとした一言が、嬉しいこともあるもんだね。

あたしは、一緒にいたいって思ってるけれど、口にもしているけれど
望んでいる相手から、そういう「欲しい言葉」を口にされると
とてつもなく幸せを感じてしまう。


単純なのかな。


会社のお昼休みから、アフター5、週末。
こんなに一緒にいていいの?と思わず聞き返してしまいそうになる。


優しく微笑むあの人の顔を見ていると、とても安らぐ。
一緒にいることが、とっても自然に感じる。
なんでだろう、分からないけれど・・・。
時折みせる子供っぽさの中に、父性を感じるのかもしれない。
おにーちゃんのような、お父さんのような。不思議な感じ。
単に、男性として、ってよりも、そういうイメージが強く残る。


夢を見てしまう。
こんな人と、一生、一緒に過ごしていられたらって。
きっといい夫で、いい父親でいてくれるだろうって。


けれども、それは、適わぬ夢。
時間とあの人が許す限り、今は、傍にいさせて欲しい。
少しの間でいい、言い尽くせない幸福を味わっていたい。


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