ここ最近、何故か、毎日のようにメールをしてる。

けれど、其れは甘い甘いメールではなく
仕事上の冗談話だったり、ネタのような会話だったり。


だから、淡い期待は抱かずに済んでる。


期待は抱いてはいけない。
相手がある人なんだから、たとえ、あたしを求めたとしても
それは、オルタナティブとしての「彼女」。
オリジナルには、勝てないのが、セオリー。


そんなの、昔の経験から分かってるんだ。


それで悔しい思いも、人を傷つけることのおろかさも
嫌というほど味わって、２年は立ち直ることができなかったから。


淡々と、感情を表さないように
気を使っていると、なんだか、疲れちゃう。


甘えたくなる気持ちを押さえ込んでたら、胸が苦しくなった。


駄目だよ、本気になっちゃあ。
好きだって、思っちゃあ駄目。


何度も言い聞かせて、余計に欝になる。
ソラナックスが、気を静めて、あたしを眠りへといざなってくれるだろう。

今日からしばらく、彼とは会わない。
仕事の関係で、他社に出向になっちゃんたんです。

「これでうまく距離がとれる・・・
　たったの2週間だけれど、距離をとるには十分」

と思ってたら、携帯からオルゴール調のメロディ。
着信音はaikoの「シアワセ」。
この着信音は、彼からのメールにのみ設定してるわけで
彼からのメールでした。

そして、今週末飲みに行くことに。
ここ最近、週末、彼に会わなかったことはないんだけど
本当にいいのかな？と、少し遠慮気味だったり。
向こうは何も気にしていないみたいだから、考えすぎなのかもだけれど。


けれども、あたしは、絶対に期待はしない。

相手には彼女がいるし、彼女にぞっこんって分かってるから。
そういうところに首を突っ込みたくない。
傷つくのは、目に見えてるから。

とりあえず、今は「好き」って気持ちを忘れるように
ひそやかな努力をしようと思っています。


せっかく好きになれたけれど、一緒にいてはいけない人。
ちょっぴり、どころか、すごく切ない。

イロイロとありました。
一緒にいてやっぱり楽しかった。
あんなに一緒にふざけられる人は、そういない。

今まで誰にも話さなかった
嫌なこと、思い出したくないこと・・・
ちゃんと話聞いてくれた。

距離は適度にとろうとは相変わらず思ってるし
別に今の彼女から奪おうとかそういうことも考えてない。

あまり思いつめずに、もっと気楽に考えて
今を思いっきり楽しもうって思う、思ってる。


日曜日は、一生懸命お掃除した。
明日は、心療内科にはじめて検診に行ってきます。
心を休ませるキッカケになるといいな。


今日は、思いっきり笑うことを心がけた。
笑ってると、心が明るくなるね。

昨日あれから…何を思ったのか
「土or日出かけませんか？」
とメールで、誘ってしまった。

自分の大胆な行動に、凄く驚く。
まるで、数年前のような感覚、ドキドキしてる。

前回、「また行こうね」って話になってたからどうなのかな？と思った。
そしたら、土or日で出かけるつもりではいたみたいでアッサリとOK。
一緒に出かけることになっちゃった！
ここまでアッサリだから、きっと、意識はしてないんだろうケド。


今日は一日
「何てことしちゃったんだろう」
ってそればっかり考えてた。


こんなパワー、どこにあったんだろう。
気分はちょっぴり楽しくて、ドキドキしてる。
こういう日は、仕事も凄くうまく進んだりもする。


気持ち、完全に知られちゃってるよね…。
でも、もっと一緒にいたい、そう思い始めたら止まらなくなって。


どうしよう、あたし、自分で自分のことコントロールできない。


明日は、一日ドキドキしっぱなしだ。
どうしよう、本当にどうしよう。
あたし一人が、やっぱり、ドキドキしてて、なんだか悔しい。


片思いってこんなもんだったんだ。

今日はあまり接点がなくほっとできました。

気になるのに、接点が欲しくないって卑怯なのかな。
寂しいようでほっとするようで。
こうする機会を増やせば、自然と気持ちは落ち着くだろうし
少しずつ薄れていけると思ってる。
あたしにも、

まだまだ、幸せはやってくるってってね。


でも、やっぱり、気になるときは気になるんですよね。
気になるけれど、話しかけるとまた微妙な気持ちになるから
無駄に一生懸命になっちゃって、あたしってば、何やってるんだろう。
違うことに労力使うべきなんだと思うんだけれど。


恋をするのって疲れます。


いっそのこと、とっとと自滅して、痛い目みたほうがいいのな。
女性から告白をするときって、だいたい、成功しないんだよね。
なんでだろう。


いい歳なのに、気持ちが、抑えられない。

避けようと思っても、仕事でかかわってしまう。
冗談言いながらも、手伝ってくれた。


あなたの横顔をみて、少し香るタバコのにおいが
二人で歩いたときのことを思い出させる。

借りたものを返すときに、触れた指の感触が
手を繋いで歩いたときのことを思い出させる。

隣にいたけれど、隣にいるべき人じゃない。
帰る場所は、あたしの隣じゃない人だ。
あたしは、そう、思うことにした。

手を繋ぐことも、二人で歩くことも
これから先ないんだし、幸せな体験だったのかもしれない。
あれは、神様がくれたささやかなプレゼントなのかも。
実らない恋愛をするあたしへの、ささやかな。

そう考えると、このセツナイ気持ちも
甘んじで喜んで受け入れるべきなのかもね。


なんでこうなったんだろう。
こうなっちゃった理由が、分からない。

優しくて楽しい先輩から、いつの間にか。
気が合う仲間として、仲良くしていただけなのに。


あなたの手の感触が忘れられない。
あなたの横顔が忘れられない。


きっと、あなたはあたしの気持ち、知ってるはずなのに。
あわせる顔なんて、本当はどこにもない。
どこにも。
割り切れる大人なあなたが、少し、憎らしい。

できる限り、視線をはずす。
見ないように、見ないようにって。

できる限り、声をかけないようにする。
声はかけるまい、かけるまいって。


それなのに、すれ違ったとき、笑って、声をかけてくれるあなた。
あたし一人、もやもやしてて、哀しくなる。


握った手の感触が、忘れられない。
大きくてあったかい手が、確かに、あたしの手にあったんだ。

ひょんなことで、握ってしまって、そのままだった。
あなたは、握った手のことは、触れず、そのままにしてくれた。
怖がるあたしにかけてくれた声は、いつもとは違う声だった。
優しくて、なだめるような柔らかいトーンの声。


一日過ごしたけれど、歩くときは、手を握った。
あたしが、その手を求めて、握ってしまったんだ。
優しいあなたは拒否せずに握ってくれた。
其の理由を触れずに、黙ってくれていた。


あたしの気持ち、気がついてるんだろうな。
気がつかないはず、ないよね。


優しいから、ただ、触れずにいてくれてるだけだよね。
そこに触れれば、二度と、今のようにいられなくなるから。


なんで、好きになっちゃったんだろう。
なんでだろう・・・。


実らない恋なんて、したくなかったのに。

彼女がいる人のことは、絶対に好きにならない。
そう、決めたのに。


優しくて、楽しくて、そんな空気に励まされてる。
心地よすぎて、いつの間にか、気がついたら好きになってた。


これ以上、好きになったら、コントロールできなくなる。
いつまでも、妹扱いでもいい、傍にいたい。仲良くしていたい。


優しさが嬉しいようで、哀しい。
あたしのセツナニッキ。

セツナニッキは、彼女ある人を好きになった蒼のヒビを綴っています。

あたしと彼が付き合うことになったので、ニッキの方向性を
もっと広げて書きたいと思います。

今までは、二人だけしか出てこない日記でしたが
これからは沢山の人のことも交えてかければと思います。


＝登場人物＝

蒼（27）＝ あたし

ITベンチャー企業入社2年目直前。
企画・営業、運営管理、事務まで幅広い仕事をしてます。
6月にうつ病一歩手前と診断され、ソラナックスを飲んでいました。
今でも、時々飲んでいます；

恋愛ではうまくいったためしなし。
今度好きになった人も、10年以上付き合っている彼女がいる会社の先輩。
「絶対に適わない」
そんな片思いが、思わぬ展開をみせて、正式な彼女となる予定。

Ｎさんと同棲予定。現在、お部屋探し中。


Ｎさん（32) ＝　あの人→彼

同じ会社のPGリーダーで、会社の先輩。
子供のような大人のような、ある人には「奇才」に映るよう。
典型的なB型男性かな。

幅広い趣味を持っている多才な人。
他人のことはどうでもいいという割には、意外と面倒見がよかったり。

高校時代から付き合っている彼女がいたけれども、別れ話を進め中。
あたしの彼になるようです。


Ｓさん（30)

同じ会社の先輩。お兄ちゃんのような人。
あたしの友人を紹介して、今はその恋？の後押し中。

Ｎさんとあたしの関係を知って、「ちゃんとしなきゃ」と言ってくれた人。
その割、彼自身は恋愛にたいして消極的だという。

お互い、貸し借りのある仲。


Ａちゃん（24）

前の会社の同僚、本当は先輩にあたる可愛い子。
今は転職先で忙しく働いているようで、なかなか会えない。
妹みたいで、とっても可愛い。


Ｌちゃん（30)

前の会社の先輩。
幅広い趣味と、確固とした考えがある人。

精神的にちょっと脆くて、一途で生真面目すぎるところが仇となって
モラルハラスメントな元彼氏に酷い扱いを受けてた。

今はまだココロの傷を癒し中の様子。
ＡちゃんとＬちゃんとは、時々、３人で会ってお食事する仲。


Ｇちゃん（28)

大学時代の友人。
ずっと付き合っていた彼と、今年の１１月にようやくゴールイン。
べったりの付き合いはないけれど、ある意味戦友。
イロイロとあると、彼女にすぐに報告しちゃったり。


Ｙくん（27)

Ｇちゃんの友人。もとは、チャット友達。
Ｇちゃん、Ｙくんとは、カラオケ仲間でもあり。

パティシエで喫茶店の跡取り息子。
今は実家で修行中だけれど、Ｇちゃんと晴れてゴールイン。

あたしの友人でもり。


Ｆ（27) =　あいつ

大学時代、片思いだったヤツ。
これで最後だと思い、身体を重ねるも、何を勘違いしたのか
未だに身体の関係を迫ってくる。

仕事はできるようだけれど、人間としての評価は下がる一方。


Ｔさん（35？）

会社の元先輩。
さばさばとした、明るくて、ある意味お姉さんのような存在。

彼とあたしの仲を早くから勘付いてた鋭い人。
きつい一言の割には、沢山心配もしてくれる優しい人。


Ｍさん（35?)

Ｔさん繋がりで知り合った人。
お酒は強いし、車の知識も凄いし、ある意味尊敬に値する人。