逢いたい

君はそばにいる
凛とした碧の瞳で
見つめている


閉め切った部屋で
ふと
風が通る


ああ
君が また
通り過ぎた


いつものように
すました顔で


泣いているわたしを
見てみぬ振りしながら









2007年01月25日(木)

君のままで







どうか
君は君のままでいて
たとえそれが
つらく苦しい道だとしても


今はもう届かないこの声も
いずれは消えるこの想いも
君の心を動かすには
小さすぎるけれど


君の全てを受け入れ
愛したものが
この空の下 どこかに
いたという事実だけは


いつまでも
いつまでも
わすれないで










2007年01月21日(日)

幸福の条件

陽だまりの中で
君はまた
模型を組み立てている


うたた寝をするわたしの上で
ねこが伸びをする


インコがどこかで
自分の名前を呼んでいる


薄目を開けて眺める
うっとりとした午後


ずっと欲しかった
穏やかな時間






2007年01月18日(木)

星をつかむ

今日と昨日の痛みを食い尽くして
明日の勇気にかえよう
君の小さな足跡は
幾重にも重なり踏み固められて
天の星へと続く階段に
かわりはじめている

2007年01月17日(水)

忘れないこと








記憶はモノクロの静止画

切り取られたシーンは

絵葉書のように美しく

容赦なく移りゆく季節も

あの日の確かな笑顔は残して














2007年01月12日(金)

1018








今だけは

あなたの指も髪も

全部わたしのために

わたしの心も命も

全部あなたのために
















2007年01月11日(木)
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