月のしずく・星の欠片
春妃。



 同情で繋がる関係


(多分)突発性難聴になっているわたし。


1週間以内にステロイドの点滴を始めなければ、
予後は悪い。
ところが入院先の医師は、精神的なものでなっていると
思っているらしく、耳鼻科への兼科の話を進めてくれない。

怒ったのは彼だ。


わたしは気持ちがどこかに行ってしまっていて、
耳が不自由になっても構わないとさえ、思っている。

不快な音を聞かなくて済む。
知りたくない事を知らずに済む。

聾唖の方達にはとても失礼な話だけど、耳などなくて良いとすら
思っている。
早く寿命を迎えたいくらいだから。



「 (あなたの)耳がよくなってもならなくても、
完全に消えたりしないよ 」


彼はメールでそう言って来た。


彼とわたしの関係はどうなるのだろう。


いや、きっと変わらない。

彼には結婚を考えている恋人が居て、
わたしは次の恋愛が出来ずに居て、
彼は彼女が1番だけど、わたしの事も
救いたいと思っている。

同情・・・?

それでも繋がっていられるのなら構わない。


彼が永遠にわたしの前から消えてしまわなければ
どんな状況でも構わない。




2012年01月16日(月)



 立ち直り


別れて半年もしないで

彼には

新しい 恋人 が出来た。



相当結婚に焦っているんだな。


苦笑。




2012年01月13日(金)



 興信所


彼は歯科医だったから、自由になるお金が
少しはあった。

とは言え、大学は奨学金を受けたりして
それなりに苦労している。
だから世間一般で言う

「 ぼんぼん 」

とはちょっと違う。



彼はわたしと結婚したかった。
切望していた。
でもわたしはそうでもなかった。
一緒に暮らし始めて、共働きのわたし達は
いくつかのルールを決めたのに
彼はそのルールを守らなかった。


帰宅するとまずパソコンを開く。
テレビをつける。
ゲームを始める。
携帯も始める。


わたしはその横で料理をし、洗濯機を
まわし始める。

正直うんざりだった。


盆と正月には、彼のおばあちゃんの家に
帰省しなければならないルールまであった。


わたしの休みは?


断ると


「 結婚したら、毎年帰るんだよ。 」


これが彼の口癖だった。

冗談じゃない。
彼のママのお宅なら解るけれど、おばあちゃんちには
自分が行きたいだけでしょう。
わたしだって毎回お盆の時期に、
まとまって休みが取れるわけではないんだ。


段々彼との結婚が苦痛になってきた。







↑クリックするとコメントが変わる投票ボタン


4年も付き合ってきて、何故家族にも
合わせてもらえないのか。

この理由から携帯も盗み見された。


家族に合わせなかったのは、単にわたしと
母の折り合いが悪くて
話し合いが進まなかっただけ。
へそを曲げ、絶対に彼には合わないと言う母。
「 雇われ院長なんて、みっともない。 」
と失礼なことを言う母を彼に合わせたく
なかっただけ。

こんな親

と言いたくなる位、母は支配的で自分勝手な人だから
大事に育てられた彼とは大違い。
恥ずかしくて合わせられなかった。

加えてわたしが結婚に乗り気でなかったこと。

これが1番大きかった。


でも彼は違った。

30万もの大金を注いで、見当違いなことをした。


もうおしまいだと思った。




2012年01月01日(日)
はじめての日 おにゅう もくじ めーる


My追加