月のしずく・星の欠片
春妃。



 わたしの勝手な言い分


2年前から猫を飼い始めた。

わたしがペットショップで一目惚れして

勝手に連れて帰ったアメショの男の子。



彼は驚いたけれど、元々猫好きな人。

それは喜んで、「 小太郎 」と名付けた。


二人、とても可愛がった。

「 この子は二人の子どもだね。 」

と彼が言う位、彼も溺愛していた。


小太郎の誕生日やクリスマスにはプレゼントを

用意する徹底振りだった。


昨年の小太郎のクリスマスには自動給餌器。

わたしにはヴィトンのバッグ。


金銭感覚のしっかりしている人だから

わたしのプレゼントは、クリスマスと誕生日を兼ねてだったけれど。








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別れる時、小太郎はあなたが連れて行きなさいと

涙ながらに語った彼。

「 小太郎、お別れだよ。」

と小太郎を抱きしめていた彼。




でもそんな事は過去の事。



今年は新しい彼女の為に

都内の高級ホテルを取り、プレゼントを渡したのだろう。



せめて、わたしが退院するまで彼女を作るのは

我慢していて欲しかった。


でもそれって、わたし側の勝手な言い分だよね。






2011年12月30日(金)



 別れ

あの 彼 との恋が終った。


彼と別れて7ヶ月。

結婚まで考えて4年付き合ったけれど、

一緒に生活しているうちに

疲れてしまった。


彼はわたしを吹っ切るために車を購入し

引越しをし、髪型を変えた。







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わたしは


と言えば



体調を崩して入院している。

勿論恋人なんて居ないし作る気にもなれない。



結婚を意識して4年付き合って、

その結果、別れた彼は神業的速さで立ち直っていく。

別れて半年で新しい恋人を作るだなんて

わたしには考えられなかった。




ここには幸せだった頃の二人の軌跡がある。

しばらく眺めていようと思う。



きっと後数ヶ月もすれば

彼から

「 結婚することにしたんだ 」

と言うメールが入るでしょう。



疲れ果てたわたし。

それでも彼が好きだった。

永くは付き合えないと解っていたけれど

それでも彼が好きだった。



自分が崩れ落ちていく姿をここに記そう。





2011年12月29日(木)
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