Skipper Johnの航海日誌

2007年05月31日(木) いつもお世話になります、日経ビジネス!

今日は古くからのお友達である日経ビジネス誌の山崎良平記者が、取材のため上海にいらっしゃったので、夕食をいっしょにさせていただきました。

現在は、日本の多くの日経ビジネス読者が中国のITを中心とした会社の成功ストーリーに関心があるそうです。えへへ、昔からは考えられないような時代がきて嬉しいです(笑)

今日は記者さんだけあって、日本の政治から中国の経済、文化、ITまで、さまざまな楽しい話題でめっちゃ勉強になりました。ありがとうございます。

人間って、年齢じゃないんですね。山崎さんも、あるいは上海で起業している優秀な日本人も、若くてめちゃめちゃ本を読みつつ現代や歴史のありかたをたくさん勉強していらっしゃいます。

その英知の広さや深さに、本当に圧倒されます。私のようなオッサンもがんばって勉強しなおさなければと痛感しました!

また、日本人が中国でできる貢献やGreen fieldは沢山あります!自分の専門の中からできること、そして中国内の他業者と競合のない分野をうまく組み合わせれば生き筋は必ず見つかります。流通や小売なら「商人(あきんど)の心」って、かなり通用すると思います。

長い視点で、継続して行けば必ず成功、します!(ぇへ)



2007年05月30日(水) 素晴らしい出会いがありました。

今日はジャーナリストで大学の講師も兼任されている田中信彦さんとランチをしました。

田中さんは昨年末まで日経BPのウェブサイトで「上海時報」を連載しておられとても楽しみにして読ませていただいていました。

先週、銀行のセミナーで人事関連の講演会があり拝聴した折にランチのアポイントメントをいただいて今日ランチしてきました。

中国に関して造詣が深くていらっしゃり、とても参考になるお話をうかがうことができました。

特に、中国政府は今後50年をかけて農村で余剰となる4.5億人もの労働力を都市近郊の製造業を中心に吸収する計画があるそうです。これは人類がやったことのない壮大な実験だと直感で感じました。

そこで、日本の製造業にある長期的な経営視点や、人を大切にして長期雇用するといった伝統的ノウハウが生かせるのだそうです。製造業は日本のお家芸ですが、コスト競争といったネガティブコンペティションではなく、日本の製造業の良さを生かせば大切な競争力になる可能性があるわけです。

本当に元気の出るお話を伺えました。

私は製造業のことはよくわかりませんが、中国における流通やサービス業では「商人(あきんど)の心」が差別化の要因になると思っています。これも日本の伝統的な概念を実践することにより差別化が可能なのです。

競争の激しい中国でのビジネスですが、日本の良さや経験をうまく生かしていけば生き筋をつかむことが可能だと確信しています。



2007年05月29日(火) 今日は仲間が増えました!

欠員で困っていた空きポストに、今日は本社から後任者が着任してくれました!

本当に嬉しくて感激です。
仕事が少し楽になります(笑)

すばらしい人が着任してくれましたので、安心してお任せできます。ご縁に感謝!

そして自分もどんどん進化していかないと追いつかれてしまいますので、変化していこうと気持ちを新たにしています。

Give & Give!新しい未来を作っていく覚悟ができました。ありがとうございます。



2007年05月28日(月) うれしいお便りをいただきました

先月書き上げた本を、お世話になった方々に少しずつ贈っていましたら、今日うれしいお礼のお便りが届きました。

差出人は故・杉本信行前上海総領事の奥様からでした。

杉本さんには私が独身の頃、しょっちゅう夕食に誘っていただいてごちそうになりました。また、中曽根総理第一次訪中の大使館側受け入れロジスティックス長が杉本さんでしたので、私もコピー取りや通訳などでお手伝いさせていただきました。

2005年に私が上海へ赴任する直前に、杉本さんは病のため上海総領事の重責を下りざるを得ず、わが社の事務所開設のご挨拶をお願いすることができなかったのは残念でした。

昨年、杉本さんはベストセラー「大地の咆哮(ほうこう)」を末期がんと闘う病床で奥様と共に脱稿、そして帰らぬ人となられました。

奥様から心温まるお便りを頂戴したいへん感激しました。ご主人をなくされた悲しみを乗り越え前向きに過ごしていらっしゃること、息子さんが大学で中国を研究なさっていることを知り、涙が出ました。

今、現役で中国に関わっている私は、やはり多くの方々の代表としてがんばらなければという気持ちを新たにしました。一番働けるときにしっかり結果を残し、後生のしるべとならなければなりません。

ネジを巻きなおしてがんばります。



2007年05月27日(日) ジョ○ー・デッ○に会った!

今日も東京は朝から快晴、昼間は暑かったです。

銀座で少し買い物してこれから成田エクスプレスに乗るところです。東京は綺麗な街ですね。(笑)

昨日、セミナーが終わってからセミナー仲間と一緒にお茶をしようと渋谷エクセル東急のロビーラウンジに行ったら、なんと、あのジョ○ー・デッ○が数名で一緒にいました。写真をとっている人もいました。

聞くところによると、25日から新作映画(海賊ものです・笑)が封切りされたそうで、おそらくそのプロモーションのために来日していたのでしょう。さっきググッたら23日から来日しているそうです。

顔のメイクがやはり映画用の海賊船長だったのですぐわかりました(笑)いい感じのおじさんでした。(笑)





2007年05月26日(土) 阪本啓一さんのセミナーに参加しました。

今日も東京です。昨日と違って、朝からいい天気で気持ちよかったです。

午前中は銀座の伊東屋で文具を買って、午後は阪本啓一さんのセミナーに参加しました。

阪本さんのセミナーには昨年参加させていただいて、自分が成長できるきっかけを与えてもらいました。いろいろ実践する中で自分自身が去年より大きく成長できたという実感を得ました。

今日は、阪本さんが立ち上げたJOYWOW社の創立1周年記念の、なんと無料セミナー!阪本さん、太っ腹です(笑)

今日のセミナーもすばらしかったです。3時間があっという間でした。
エッセンスを少し。

−階段のような価格とブランドの階層は本当のサービスか?百円なら百円ないのコストで200%以上の最高のパフォーマンスをするのがプロである!
−生きる意味とは、自分に対する具体的な問いと答えの積み重ねである。Now & Here.目の前の問いに答えていく。
−明日(未来)も昨日(過去)も全て現在に収斂(しゅうれん)する。
−うれしいことも悲しいことも、「この出来事が自分に何を教えてくれているのだろう?」と考える。
−「魂を磨く」とは、厄介な問題とされることを回避せず真正面から取り組むことでレベルを上げていくこと。
−精神病の原因が憑依であることもある。
−病気は、何かを教えてくれている。病気の時は自問してみる。

本当にステキなセミナーでした。阪本さん、ありがとうございます!



2007年05月25日(金) 手がちぎれるくらい本を買いました(笑)

東京はあいにくの雨です。

午前中は仕事関連のミーティングをして、午後は雨の中江戸川区の本屋さん「読書のすすめ」へ行きました。

読書のすすめhttp://dokusume.com/modules/store/

店長の清水さんもいらっしゃったので親しくお話させていただきました。

人生や商売などに関するさまざまな本がおいてあり、清水さんの解説つきでたくさん買ってしまいました。

特に、アマゾンやbk1では手に入らないような小さな出版社や自主流通本にもいい本がたくさんあって、清水さんはそういう本も紹介してくださっています。自分の好みとかを伝えると相談に乗ってもらえます。

今日は「日本人のアイデンティティー」ということで、2冊の本を紹介していただき購入しました。また改めて紹介します。

それ以外にも楽しみにしていた本をかなり買いましたので、帰りの電車は手がちぎれそうでした。また夏休みに行こうと思います。本当にありがとうございます。




2007年05月24日(木) 福島正伸さんのセミナーを受講しました。

今日は東京に来ました。

待ちに待った福島正伸さんのセミナーを受講できました(笑)
福島さんはこの四半世紀、企業家支援一筋に歩んでこられたプロのメンターです。

セミナーは2時間たっぷり、笑いあり涙ありでとても感動しました。
最近プロ野球球団を買収したあの会社の社長も福島さんの受講者だそうです。

また、福島さんのあふれるような笑顔がとてもさわやかで印象的でした。
エッセンスを少し。

−支援は、相手を楽にすることではない。一歩踏み出すきっかけのみを与える。
−人の評価はしない。相手のことはわからない。無限の可能性がある。
−見本なければ信頼なし。信頼なければ支援なし。
−尊敬し信頼するヒトからでなければ話を聞くわけない。
−支援する側の本気の決意が一番大切。

今日もぐんぐん心に刺さってきました。福島さん、本当に有難うございます。

それと、一ヶ月前に発注しておいたペリカンの万年筆が完成しました。大井町のフルハルターという万年筆のプロにお願いしてペン先も調整してもらいました。

早速使用てみると、めちゃめちゃ書きやすくて気に入ってます。少し太めの線にして大正解!サインもめっちゃしやすいです。大切にします。



2007年05月23日(水) 第11回豫商会の勉強会でした

今日は上海の起業家を中心におこなっている「豫商会・よっしゃーかい」の月例勉強会でした。

今日はKinkosのようなコピープリンティングビジネスを経営しておられるCEOからお話を伺いました。

先日、自分の書いた本を印刷してもらって少し分かったのですが、書くことと、印刷することは、別モノです(笑)

誤字脱字書き間違いからレイアウトまで見てもらえます、まじで。

印刷が上がったあともいくつか誤字を見つけて至らない自分に恥じ入ります(反省!)

さまざまな世界にさまざまな業界があって、さまざまなプロの方々がいらっしゃって、必要なときにそのプロのお力を借りられるようなシステムを築いていきたいですね〜。

力をつけたいなと、改めて思いました。



2007年05月22日(火) 今日は二つに感動!

午前中は、勉強会でもお世話になっている日本人起業家とのミーティングでした。

中国人と韓国人の3人のパートナーと会社を興して、広告関連の会社を切り盛りしておられます。三人のがっちりした絆が素晴らしいハーモニーでとても感動しました。

文化や価値観の違いを乗り越え、新たなビジネスモデル開拓を目指して日々努力している姿には本当に胸を打たれます。

私はサラリーマンなので独立というリスクをまだとっていませんが、このリスクを取ってアントレプレナーとしてやっていくには相当のプレッシャーとの闘いです。私が知っていることは共有しながら若い起業家たちに教えてもらっています。

午後は、人事管理関係のセミナーに出ました。以前から中国関係に関するコラムを執筆しておられる方で、セミナーは30分と短かったのですが、「経営者が明確なメッセージを発信するべき」というメッセージが胸に刺さりました。

お名刺を交換いただき、私たちの勉強会での講演を依頼したら笑顔でぜひとおっしゃってくださったので感動しました。さっそく勉強会の案内をメールで送付しました。

明日は定例の勉強会。明日も沢山の気づきと出会いがありますように。



2007年05月21日(月) 「心はゴムひも」立花大敬さん著・すごい本です。

最近、素晴らしい本に続けて出会っていて、雪崩れのような幸福感にひたっています(笑)

先週読み終わって感動したのが、「心はゴムひも?!大敬さん《しあわせ通信》第一集」(立花大敬著 本心庵発行)です。(ISBN4-939108-02-0 但し、一般書店では入手ができないそうです)

立花大敬さんは19歳から禅に打ち込んだ方ですが、40歳を過ぎて天啓があり、九州の私立中学の物理の先生となって指導するかたわら、しあわせ通信を月に一回書いて知人の方に配っている人です。この本はこのしあわせ通信をまとめて本にしたものだそうです。

禅に精通しておられる方なのですが、禅だけでなくいろいろな宗教のエッセンスもおりまぜて、人生に大切なものを教えてくださっている素敵な本です。

ページを開くごとに感動があり、ここ数年でもトップ5に入るほどの感動本です。

立花大敬さんがおっしゃるには、目的を達成するのは簡単なのだそうです。

イメージで、目標とする地点にしっかりと杭を打ち込み、自分の心をゴムひものように伸ばしてその杭にしっかり結び付けます。

あとはゴムが引っ張ってくれるのにまかせて目標を忘れて、今の執着をなくすと、自然と目標に行ってしまうそうです。

あ〜〜なるほど!自分自身に思い当たることがあります。

私は学生の時から中国に駐在したくてたまらなかったのですが、いろいろな事情があって駐在できませんでした。執着しすぎていたんですね。その後一旦あきらめて会社をやめてアメリカに行ったりしていたら、突然上海駐在になりました。自分でも信じられませんでした。

この本を読んでストンと心に落ちました。執着をなくすことが分からなかったのです。執着がなくなったら、昔の目標設定に結び付けられたゴムが縮んでいって、何の努力もせず目標が達成できていたのです。

どうも、人間の心にはものすごい力があって、上手に扱えるようになると目標達成は簡単になるようです。これは応用しなくちゃ!(笑)



2007年05月20日(日) 上海のバザーに行きました

今日は上海のルネッサンスホテルで開かれた、在上海の各国総領事館婦人会主催のバザーに行きました。

日本をはじめ、各国の商品や食べ物、飲み物がところ狭しと並び、とても楽しいバザーでした。

特に力が入っていたのはインド、トルコ、イタリア、韓国、カザフスタンでしょうか。めったに見られないカザフスタンやスロバキアなどの国のブースには多くの人が詰め掛けていました。

さまざまな国の人々がそれぞれの民族衣装で着飾ってとても素敵でした。

こういうバザーは世界各国の人々がバザーの成功のために協力していくのでとても多彩で楽しいですね。世界平和って、こういう普通のイベントが基本になるなあ、日々でできることをやっていくことだなぁと、改めてかんじることができました。感謝、感謝です。



2007年05月19日(土) ファッション

上海ではなかなかオシャレするのはたいへんです(笑)特にオヤジは、、(汗)

私は学生の頃からどちらかというと服を買うのが好きで、上海に来てからも日本からファッション雑誌を送ってもらって見ています。

でも、ファッション雑誌に載っているブランド物は高いし、上海ではほとんど手に入らないので高嶺の花です。(笑)

ですから、ファッション雑誌で気に入った写真を切り抜いておいて頭に記憶し、上海で買えそうなコーディネートを探して買うようにはしています。コピー商品は買いません。意地がありますので。

それでもたまに東京に行くと、「な〜んか、アカ抜けない感じ!」と友人にはからかわれますが、まあ上海でここまで探してコーディネートしてるからあきらめついてます(笑)完全に振り切って涼しい顔をしてます(ちょい汗)

いきつけのお店があって、たまに行くと私の好みに合いそうなやつを次々見せてくれますから、つい買ってしまいます(笑)お店も喜んでくれているのでこれでいいかと思っています。

それでも、日本のブランドの流れものとかはさすがに上海でも高いです。それでもファッション好きのオヤジには、ささやかな楽しみです。




2007年05月18日(金) 本との出合い

私はよく本を読むほうだと思います。

ほとんどが日本語の本です。英語や中国語の本はあまり読みません。

上海に住んでいますので、インターネットの本屋さんにいつも国際宅配便でデリバリーしてもらいます。在庫がある本は4−5日で手元に到着しますのでとても便利です。

出張で日本に行くと、半日は本屋で過ごすのが楽しみです。手に取って本を選べるのは本当に幸せです。目次をじっくり見て買うべきかどうか決めます。他の欲しい本とも頭の中で比較して優先順位をつけます。とても幸せな時間です。

最近は毎日一冊のブックレビューをメルマガで送ってくださる評価者や、感動した本を定期的に紹介してくれる本屋さんのサイトが充実しています。インターネット注文であるために本を手にとって確認できない私にはとても助かっています。

現在、一ヶ月に3万〜5万円以上の本をインターネット経由で購入して読んでいます。(送料も込みです)

気に入った箇所はページの上を折って目印にします。気に入った本は次に読むときにマーカーで印をつけます。三回目に読むときは本の余白に気に入ったフレーズや気づきを書き込みます。四回目は書き込みを自分のノートに書き付けます。そうするとかなり自分の心に理解できるようになった気がします。

ここ数年でいくつかの素晴らしい本との出会いがありました。また、自分の気づきが深まるともっと素晴らしい本が目の前に現れてくれるようになってきました。有難いことです。

日本の出版はやはり自由でいい本が多くていいですね。感謝感謝です。

おすすめ本はまた改めて紹介させてください。



2007年05月17日(木) 二日酔い、、、、

昨日のお酒が利きすぎて、今日はちょっと二日酔いです。久しぶりの二日酔いです。

重慶から上海へのフライトは順調でした。飛行機の中ではほとんど寝てました(笑)

明日はスタッフが休暇で海南島に行ってしまうのでオフィスはばたばたしそうです。乗りきっていきます。



2007年05月16日(水) 重慶へ出張(2)

今日も重慶です。

午前中に式典に参加し、久しぶりに大きな舞台での通訳でした。

スピーカーがとても経験豊富な方だったので、通訳の顔色にも配慮して短い文章で簡潔に話してくれ、スムーズで成果のある通訳ができて嬉しかったです。

やはり、どんな仕事でも相手に対する配慮が必要ですね。経験からくる余裕が大切だと痛感しました。

夜は日本人の友人に重慶料理をごちそうになりました。嘉陵江を見下ろす素敵なレストランでとてもおいしかったです。日本人だけだったのですが、「白酒(baijiu)」で何杯も乾杯しました(笑)

二次会からどうやって帰ってきたか、あまり記憶にありません(滝汗)



2007年05月15日(火) 重慶へ出張(1)

重慶に出張です。

重慶の空港からヒルトンホテルにチェックインしてすぐ取引先と夕食でした。

東京からの出張者と一緒だったので先方がものすごく歓迎してくれました。茅台酒が次から次へと開けられて乾杯の嵐、、、、通訳があるのでカンベンしてくださいと断ったのですが全く相手にされず、久しぶりにかなり飲まされました。(笑)

辛い重慶料理がとてもおいしかったです。




2007年05月14日(月) 国民投票法(憲法改正手続き法)が成立

国民投票法(憲法改正手続き法)が成立しました。
↓↓↓
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070514NTE2INK0414052007.html

憲法改正については戦後長年にわたってさまざまな議論がありました。

世界でも稀な戦争放棄を明記した「平和憲法」を守ろうとする動きもいまだに大きいようです。

また、「新しい時代には新しい憲法を」と改憲によって時代に合った憲法を作ろうとする動きも出てきているようです。

私は護憲でも改憲でもありません。憲法の位置づけの議論が進むといいなと思っています。

どのような国を目指し、どのようにそのビジョンに近づいていくかのルールを宣言して実践する規範となるのが憲法であってほしいと願っています。

ビジョンが変わらないのなら宣言と規範(つまり憲法)を変えてもあまり効果がないかも知れません。逆に、ビジョンが変わってきているのなら宣言と規範を改めて明示し共に歩んで行くのも一つの方法かも知れません。

企業では、ビジョンがしっかりしていれば従業員をまとめやすいと言われています。しかし、ビジョンだけ美しくて実践が伴わない企業も多くあります。(ソフトブレインの元会長・宋文洲さんはこのあたりを喝破しています)
↓↓↓
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nbonline.cfm?i=2007051400008cs&p=1

やはり、ビジョン以上に実践が大切で、その実践に重きを置かなければならないと感じます。憲法の内容より、日本国民がよりよい国づくりのための実践を積み重ねたいと希望します。



2007年05月13日(日) がんばれ・中年の星!三浦選手と工藤選手

横浜FCの三浦カズ選手が日本人選手最年長ゴールを決めました。

40歳を過ぎてトップリーグで得点をあげるというのは相当の節制と訓練が必要なのではないかと、素人ながら思います。それを毎日積み重ねてゴールをゲットする三浦選手の姿勢に感動しました。

それと、今年から横浜ベイスターズに移籍した工藤公康投手も怪我から復帰して活躍しています。もう44歳だそうですが、とても年齢を感じさせません。彼は18歳からプロ野球で活躍していますので、今年で何と26年目ですね。恐るべしです。

この二人の共通点があるとすれば、スポーツに対しての情熱と謙虚な態度だと思います。

カズ選手は日経新聞のスポーツ欄に時々コラムを書いています。工藤選手はブログを公開しています。
↓↓↓
http://www.kudoh47.com/blog/blog47/

二人ともファンや家族、関係者にいつも「感謝の心」を伝えています。おそらくですが、スポーツを尊敬しできる限りの節制と準備をしているトップアスリートは、運命や周りのサポートで現在の自分があると、謙虚な気持ちになるのかも知れません。

私はトップアスリートではありませんが、ビジネスでは皆がスターであるわけで、周りへの感謝と謙虚な気持ちを忘れないようにしなければと改めて思いました。



2007年05月12日(土) 上海の豫園は少しずつ整備されてきました

お客様がいらっしゃったので久しぶりに豫園までアテンドしました。

以前は古い感じの建物だったのがすこしずつ改装されて、今ではかなりきれいになってきました。入園料も40元となり、2年ほどまえよりは10元値上げされています。

土曜日ということもあり今日は多くの観光客でにぎわっていました。

もう少し足を伸ばして、陸家浜路の布市場へ。地元のお客様以上に、西洋人のお客様が目立ちます。3階建てのビルは全て仕立て屋さんです。お店の多さは何度きても圧倒されます。まるで迷宮のようです。(笑)

ファッション雑誌の切抜きを持っていって仕立てたら楽しい服ができそうです。



2007年05月11日(金) 北京出張

今日は日帰りで北京に出張してきました。

北京は涼しいかと思っていたら上海とあまりかわらない気温でした。でも空気が乾燥しているのでカラッとしていていい感じでした。

夕方5時半のフライトで上海に帰ろうと思って、ミーティングをぎりぎりまでやってタクシーに飛び乗ったのですが、北京の渋滞はなかなか厳しく、北京の首都空港に着いたらチェックインぎりぎりで冷や汗でした。

今日は金曜日なので週末北京からそれぞれの地元に帰るビジネスマンが多いらしく、空港もごった返していました。間に合ってよかったです。

飛行機は定時に登場できたのですが、今度は滑走路手前で1時間近く離陸待ちでした。滑走路も混んでるんですね(笑)

北京の首都空港は国内線も国際線も同じターミナルで使い勝手が悪いので、北京オリンピックのために新しいターミナルを建築中のようです。それと空港への道路が空港手前で数キロにわたって渋滞していますので、道路の拡幅やターミナルのタクシー降車を効率的に行うスペースが必要だと思います。

もっと快適な首都空港になるといいですね。



2007年05月10日(木) 上海のプラタナスは若葉でいっぱい

上海は初夏まっさかりです。

昼間は28度くらいになって、汗ばむくらいです。旧フランス租界に多くあるプラタナスの並木はどんどん若葉をつけて新緑が目にまぶしくなってきました。

プラタナスは冬場は葉を散らして日当たりをよくしてくれるのですが、これからの季節は涼しい緑のトンネルを作ってくれます。街路樹にはもってこいの木なんですね。

プラタナスの枝によく洗濯物が干してあります。旧租界は古い住居もまだ多く、洗濯物を干すスペースも限られているのでしょうか。暖かい日差しの中で風に揺られて、洗濯物も気持ちよさそうです。

本格的に暑くなる前のこの時期、本当に気持ちいいです。



2007年05月09日(水) C-tripのすごさ

上海で駐在していると、中国内の出張や旅行で航空券を購入やホテルの予約をする必要が出てきます。

そこで欠かせないのが「C-trip」のウェブサイト予約です。中国全土の航空券やホテルの予約が瞬時にできて、チケットは即日納品で同時に代金も回収されます。とても便利なのでよく利用させていただいています。

特に、この即日納品がすごい!日本では人件費などの理由でE-ticketが多くなりましたが、中国の国内線はまだまだ紙チケットが主流です。クーリエ便もコストが低いのでとても中国の実情に合ったサービスとなっています。

若干弱いのが国際線予約でしょうか。ウェブでは国際便のフライトがあまり表示されないように感じます。

ウェブだけでなく、電話の応対も非常に丁寧で、「上海のサービスレベルもここまで向上したかぁ!」と、拍手を送りたいほどです。

一度、フライトが台風でキャンセルになったときも、郊外の窓口まで行ったら快く返金してくれました。

「C-trip」はすでに米国NASDAQ市場に上場していて成長中の会社です。中国ではこれからが国内の旅行ブーム到来ということで、更なる市場の拡大が見込まれています。一度ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。



2007年05月08日(火) 経営の国際化ってなんだろう??

1980年代以降でしょうか、日本では国際化が叫ばれ、バブルの頃には「バイリンギャル」といった言葉ももてはやされていました(話が古くてすみません)。当時は商社や銀行が海外各地に支店を持っていたり、一部の大企業が海外生産拠点を持っていたようです。

90年代になると円高も進んで、特に生産拠点の海外移転が加速し、メーカーや一部サービス業が海外に進出していきました。また、海外の大学や大学院、あるいは語学研修などで海外に滞在する人が爆発的に増えていったのもこの時期だと思います。

21世紀になると米国の凋落が始まり、中国やインド、ロシアなどの発展が加速し、企業の国際化も多様性が重要になってきたようです。

一口に、経営の国際化って、なんだろうなぁ?と考えてみました。

生産拠点や販売拠点を海外に置いてがんばることなのでしょうか??
外国語を話せるのが国際化なのでしょうか??

私はどちらも違うと思います。経営の国際化は日本で日本語だけでもできると思っています。

私が考える経営の国際化の定義は以下のとおりです。

1)相手の国、国民、文化、習慣を尊重し思いやってあげられること。
2)相手を信頼して責任を明確に定義して、相手のやり方でやってもらうこと。

言い換えますと「相手への信頼を基礎としたガバナンスの構築」が経営の国際化ではないかと考えます。

もう少しわかりやすく言いますと、「相手を尊重して信頼して、全て任せる」という感じですね。

現在、中国における日本企業のプレゼンスが低下しつつあることを危惧しています。90年代くらいまではたいていの業種において、外資と内資による合弁企業の設立が義務でしたが、外資合弁法の規定が変わって外資独資でも法人を設立できるようになりました。

独資で企業を100%コントロールするメリットはとても大きく、特に製造業では日本のやり方をそのまま持ち込んで生産できるという点では大きな進歩があったと思います。

しかし、独資になったために、「合弁企業」の煩雑な経営からでも学ぶことの多かったさまざまなレッスンが無くなってしまい、独資企業内の従業員をただの低コストな使い捨てのように考える企業も出てきてしまっているのではないでしょうか。

低コストは悪いことではないのですが、日本でのやり方を持ち込んでずっとそういうガバナンスで独資を経営していると、次第に現地従業員の気持ちがわからなくなります。

他の日系企業との「従業員の給与比較」をしてそれなりの給与を払っているだけで従業員は満足しません。経営者の熱いハートと、任されることによって植えつけられる責任感がなければ、従業員は伸びて行かないのではないでしょうか。

やはりそこには、異文化の相手を思いやる心、信頼して任せる心が必要で、それがすなわち「企業の国際化」につながっていくのではないかと、感じています。




2007年05月07日(月) オフィス街はガラガラ

日系の会社は今日から仕事のところが多いようですが、中国系の会社は明日からなのでオフィス街はガラガラでした。

ひっそりとしたフロア、すいているランチタイムのレストラン、すいすい走る高速道路、まるで夢のようです(笑)

普段込みすぎるから、これから土日を交代で出勤するというのはいいアイデアだと思います。

あ、それと定期停電にして、夏場のウィークデーを強制的に休ませるのもいいかもしれませんね。

普段の混雑を解消するためのアイデアはまだまだありそうです。



2007年05月06日(日) 列車内の網棚の荷物が少なくなった

中国の連休は明日の7日までですが、明日は東京の本社が出勤日でテレビ会議があるので明日から出勤です。

中国の5月の連休は気候がいいのでかなりの人が国内や海外へ旅行に出かけます。一日の列車や飛行機の便数は当然限りがありますから、社内や機内は満杯すし詰め状態です。空港や駅には人があふれ、騒然としています。

昨日も汽車に乗って思ったのですが、20年以上前に比べて乗客が持つ荷物の量はずいぶんと少なくなりました。以前は生きた鶏やアヒル、サルなどの動物、そして冷蔵庫や洗濯機まで列車内に持ち込んでくるのに驚きました。現在は流通が発達したのか、列車内の棚にはあまり荷物が載っていません。

これも大きな時代の変化だなぁと、一人関心していました。



2007年05月05日(土) 紹興に行ってきました

22年ぶりに紹興(しょうこう)にいってきました。

紹興はすっかり変わっていましたが、観光資源は豊富で、魯迅故里や魯鎮、東湖に禹陵(うりょう)、蘭亭と、一気に回って堪能してきました。

魯迅博物館は上海のがやはりすごいんですが、魯迅の故郷である紹興の魯迅博物館も味わいがありました。魯迅が育った環境を直接見れますのでやはり感動ものです。

また、紹興酒も堪能してきました。魯迅の小説「孔乙己」に出てくる「咸亨酒店」で、本場の紹興酒をどんぶりで、ウイキョウ豆(そら豆)の煮付けと「臭豆腐」のつまみでめっちゃ美味しかったです。

咸亨酒店は雰囲気は同じでしたが中はだいぶ近代化されていました。電子マネーで精算です。びっくりです。

22年前に咸亨酒店で飲んでたら食べるものがなくなってしまい腹へった〜〜と困っていたら、咸亨酒店の裏に住んでる人が食事を食べさせてくれました。今もいるかな〜とのぞいてみたら駐車場になっていて、引っ越してしまったようです。残念でした。

今回は紹興酒博物館を見ることができなかったので、次回の楽しみにしておきます。



2007年05月04日(金) メソッドの智恵の棚卸し (田坂広志)

田坂広志さんの「プロフェッショナル進化論」(PHPビジネス新書)にとても感動しました。

少しだけ紹介させてください。田坂さんは、これからは個人がシンクタンクとして情報発信していく時代だと喝破しておられます。全く同感です。

個人が自分のプロフェッショナルなフィールドを深めていく方法として、「メソッドの智恵の棚卸し」が有効だとおっしゃっています。

智恵には二つあるそうです。

テーマの智恵(主題:つまりフィールドや分野)とメソッドの智恵(方法:つまりスタイルや企画力とか)があって、テーマよりはメソッドのほうがフィールドを広げやすいのだそうです。

なぜなら、メソッド(方法)のほうが応用がききやすく実践的であるからです。

この自分が持っている「メソッドの智恵」を棚卸しして眺めていると、もっと応用がきく方法が見つかるということだそうです。

ほほぉ、、、なるほどなぁと感動しました。

私の場合はフィールドは「中国、中国語、中国ビジネス」です。メソッドは「マーケティング、企画、事業投資、M&A、人事、会計、リーダーシップ」といったとことでしょうか。

フィールドからのアプローチだとすでに多くの人がいてなかなか特徴を出せません。メソッドからのアプローチだと分野も多いし一つくらい自信のあるものがみつかります。

この自信のある分野と中国を掛けると、そこに独自の世界が見出せそうな、そんな希望を感じます。

私も改めてメソッドの智恵を棚卸しして、自分の強みを再発見し実践したいと思います。

(この日記は3日に書きましたが、今夜から紹興に遊びに行くので先にアップロードしました)



2007年05月03日(木) QOL(Quality of Life)について

QOL(Quality of Life)って、とてもいい言葉だと思います。

QOLという言葉は、マーケティング関連のコンサルタントとして有名な阪本啓一さんの著書、「スロー・ビジネス宣言!」(日経ビジネス人文庫)で知りました。

阪本さんは「そもそもビジネスは何のためにあるのか。 (中略) 生活者・顧客の生活の質=QOL(Quality of Life)を上げること」と言っています。

私はこの言葉を見たときに、体が震えるほどの感動を受けました。今でも思い出すたびに勇気が出てくる言葉です。

先日、「ビジョナリービジネス」(マーク・アレン著・総合法令)を読んでいたら「人生の質」という表現がありました。おそらくですが、この原文は「Quality of Life」つまりQOLではないかと思います。今後原著を取り寄せて確認してみます。

またこの「人生の質」に関する表現に感動しました。以下抜粋します。

(抜粋ここから)

人の価値を計るモノサシ
 −他人とのつき合い方
 −環境とのつきあい方
 −他人に対するサービス
 −他人に対する愛と思いやりの心
 −私たちの人生の目的
 −周りの人や地球への公的な貢献
 −そしてそれらをどれだけやりきるか
→ 「人生の質」が重要なのだ!!

(抜粋ここまで)

なるほど、ただ漠然と生きるのではなく、自分の価値を高めて貢献していくには人生の質が大切なんですね。

そのためには人や環境とのつきあいかた、提供できるサービスや思いやりの心、愛、貢献、、またそれらを通じて到達する目的、そしてそれらをどれだけやりきっていくかの実践。。。。

「人生の質」を少しでも高めていけるよう、身の回りでできる実践をしていきます。





2007年05月02日(水) 羽田−上海虹橋のシャトル便に期待

4月に温家宝総理が訪日した際に再度話題になった羽田−上海虹橋のシャトル便ですが、どうも実現に向けて協議中だそうです。早ければ2007年末には飛ぶらしいとのこと。これが飛び始めると東京−上海間は便利になりますね。

羽田は24時間空港なので、朝7時に羽田と飛び立つと虹橋には中国時間の9時に到着。朝10時には上海市内で会議できますね。

そうすると、東京から上海は日帰り出張圏になってしまいますね(笑)新幹線で東京から大阪に出張する感じでしょうか。

逆に、羽田−虹橋のフライトが人気になると、浦東空港は関西空港からのオッサンでごった返すという笑えない状況ができるのでしょうか?(汗)ちょっとコテコテですねぇ。。。

いずれにせよ、羽田−虹橋のフライト就航に期待しています。



2007年05月01日(火) 「プロ意識」と「感謝の心」

出身大学の広報室から、中国語学科卒業OBの現状を記事にしてパンフレットとウェブに載せるので原稿を書いて欲しいとの依頼がありました。

オーディエンスは高校2・3年生なんでしょうね、どこの大学に行くか探すためにパンフやウェブを見るのでしょうから。自分にもそういう時期があったな〜と、遠くを見る目になってしまいました、、、(汗)

いろいろ考えたんですが、高校生へのメッセージは「プロ意識」と「感謝の心」にしまた(笑)

中国語を専攻した学生はそこそこ話せるようになっていますが、言葉の勉強はツールの獲得と同じです。そのツールで何をするかについてはあまりはっきりしていない学生が多いようです。

「中国語を使って何(What)をどう(How)したいのか?」を学生のときから考えていると必ず見つかります。業界研究でもいいし、職種(例えば、会計や人事など)でもいいし、好きなことを調べると必ず分かってきます。

就職したら中国語を生かしながらぜひ「プロ意識」で専門分野をつくってほしいと思います。

もうひとつの「感謝の心」も大切です。選ばれて就職した陰には、多くの挫折者もいることを忘れないで、感謝の気持ちで仕事することですね。そうするといい事がいっぱい起こってきます。ほんとうです(笑)


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Skipper John