暑くなく寒くもない時計は止まり午後でもなく午前中でもない薄灰色のもやのような光の粒のかかる遠いようで近いような春近い3月17日なのか秋がゆく9月20日のような いま見慣れたこの道をただただ歩くわたしはあの通りの向こうまでゆき誰でもない何にもならないで空気の流れとなりじかんのはざまにさらさらと見えなくなって消えてゆく のではないかそう思いつつふわふわふわふわと歩いています