カゼノトオリミチ
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灰色の夕暮れに
どこからかやってきて
なみだの袋を
ぽとんと落とした
あれは秋の子ども
さやさや ぴあのの音
よぎったら、急になみだが
ぽとん ぽとん
ぶどういろの 秋の子ども
風に
湿った雨の香りを
塗ってみたり
うつむき加減な
ココロの音符を
集めるのが
じょうずだね
![](http://usrimg.enpitu.ne.jp/usr10/106608/2013/114.jpg)
生きてることに感謝している
草や 雲や 年寄りの犬と共に
生きている けれど
存在意義とはなんだろう
鏡は 毎日をありのままに 映し出してくれる けれど
茶色い温もり
殆ど見えない灰色の瞳
息をしている
ただそれだけでいい
心からそう思う
私の場合はどうだろ
私もそれで良いのだろうか
息をしているだけで
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![](http://usrimg.enpitu.ne.jp/usr10/106608/2013/400.jpg)
暮れ行く空に 入道雲が伸び上がり
遠くを眺めるかのよう 何かを 見送るかのよう
茜に頬を染めた その横顔は
いつか見た 大きな観音様のようで
灰色の夕暮れ雲の上に 頭を出して
そこから 遠くが見えますか 西の国が見えますか
どうぞワタシの気持ちも 一緒に 届けてくれませんか
ありがとう ありがとう
そして ごめんねと
入道雲は ただ黙って遠くを見ている
茜の向こうを きっと見ている
![](http://usrimg.enpitu.ne.jp/usr10/106608/2013/IMG_3868.jpg)
明けゆく空はすみれ色
高く小さく
飛ぶ 黒いシルエット
深く沈める 夜
内なる世界をさまよって
時の流れの底から
いま
解き放たれたかのように
みず色のほうへ
消えてゆく
見上げるワタシの
身体の血はまた
流れ始める
ココロに
ほんの少しの
光明がさす 清らな朝
2013年08月06日(火) |
すぴーちばるーん その後 |
コトバがチクチク
ムネを刺す
だから言ったじゃないの
口から出た コトバは
キモチを渡す 封筒と同じ
だから言ったでしょう
よくよく噛むこと
100回噛んで 後悔しないで
ああ
その すぴーちばるーん
返して下さい
それは無理
帰ってきても
そのすぴーちばるーん
後悔で真っ白
リセットは できないの
頭の中の
コトバノトビラ
なんで上手に 使えないの
![](http://usrimg.enpitu.ne.jp/usr10/106608/2013/IMG_3997.jpg)
natu
![](http://img.enpitu.ne.jp/enpitu.gif)
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