はぐれ雲日記
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ミスマッチといわれる食べ物は大体トライしている。 好奇心が強い>気も悪う〜
で、もってあったかごはんにマヨネーズは常識。ちっと醤油をたらすんだよね。 お刺身にマヨネーズ。 パンに焼いた秋刀魚を包んで焼き上げたらこれがおいしかった。 柿を拍子木に切ったものを〆サバで巻いたものも良く作った記憶が・・・。 カレーにチョコレート。TVで放映していたので早速真似たら案外おいしかった! いくらなんでも毎日はやってないよー。
お菓子類では、柿の種にチョコレートをコーテイングしたものね・・・。 東北で食べた鮭のソフトクリーム。おいしかったよ。 そうそう静岡のわさびアイスもうまかった。 それと大根のうすぎりにピーナッツクリームね。 以上はおいしかったものばかり。本当に例外無くおいしいんだって・・・。
今、食べたくて食べたくていてもたってもいられなくなるお菓子がある。 それは・・・国技堂のあんこあられだ。 縦長のせんべいをたてに二つ割りした中に 乾いたあんこがぎっしり詰まっているんだって。 両国駅から歩いて3分ほどらしいが。 しばらく行けない・・・。ああ食べたい。なんか偏頭痛がしてきた。
来る日も来る日もくもり空。 曇天。曇天。曇天。てんどんは好きだけど・・・。 今朝もやれやれ・・・。今にも泣き出しそうな小江戸のお空。 子ども達が寺子屋に行ったあとはゴミ出し。 ビン缶は一月2回しか収集してくれないので、一回忘れると1ヶ月分貯まってしまう。すごい量。 あいにく家から5秒ほどのところがバス停。出勤前とあってずらりと人だかり。 バッチリメイクや舞台化粧のような顔やあか抜けたファッションの行列の前を 上から下までユニクロに身を固め、いっぱいいっぱいの私はガラガラとゴミを引きずって通り過ぎる。 ゴミ捨て場まで100メートルちょい。ふうぅ。 いろんな意味で遠すぎ。 ふと、まだ顔を洗っていないことになんとなし気付く。 バスはまだ来ない。人は増えている。やっぱり朝いちで捨てとけば良かったー・・・。 気鬱だ。気鬱だ。下にいぃ〜。下にいぃ〜。顔を伏せて小走りに通りぬける。 いっそ雨でも降ってくれればと、うらめしい今日の空。
2000年11月15日(水) |
玄関開けたら5、6歩でお墓 |
テレビのニュース特集で、住宅地に墓地が建設されることになり、住民がメチャメチャ反対しているという。 現在、玄関の前の景色は広い空き地が広がっているが、このままで行くと 玄関を開けたら一面のお墓。 五歩歩いただけで墓場になってしまう。 雨の降る日はいやだろうな・・・。晴れててもいやだろうな・・・。 しかし墓地の無いのも困るよな・・・。高くて、遠くて、不便。
とにかく、必要なことはわかるが住んでる場所の近くにあっては困ると、必ず反対されるものがある。 精神科病院、心身障害者施設、葬儀場、墓場、原子炉、ゴミ焼却場・・・。 これらはラブホやパチンコ屋などより強い不安感をもって反対されるようだ。
うちも、航空自衛隊の滑走路の延長線上にありものすごく迷惑している。 物干し台からパイロットの顔が見えるのでは?と思うほど低空で飛ぶ。 窓を開け放した夏など、騒音でノイローゼになりそうだ。 「バカやロー!もう、日本を守ってなんかくれなくてもいいよ〜!」 と声を大にして叫びたいほどうるさい。テレビの音も聞こえない。 電話の話しも中断する。 夜勤明けで眠っているとすごい爆音で目がさめる。瞬間、カミナリに地震がお供か!とバラバラの 頭で外へ出る。 いまだに馴れない。
沖縄県竹富町波照間島のニシハマビーチでひとり旅の女性が殺されるという痛ましい事件があった。 離島とはいえ、沖縄八重山好きな私たちにとっては、リピーターであれ、そうでない人にとっても 波照間という島ははるかなホームグラウンドだと言えると思う。 事件のショックとともに、犯罪によって美しい島と海を汚されたという無念さ、悲しみは沖縄好き人間でなくては わかり得ないことかも知れない。 あるTV局のレポーターは暗に、一人旅は物騒だというようなことで、殺された側にも責任がある という風な報道をしていたが、事実を正確に伝えることが仕事であり、私情や感想を述べる立場ではないだろう。
被害者の女性はわざわざひとりで旅立った。 それは仲間や友達と語り合うためではなく、自分自身と対話したかったのだと思う。 都会では毎日毎日うんざりするほどの人・人・人の中で働いていた。 リフレッシュして、また患者さんや家族と笑顔で過ごすための休暇であったことは容易に想像できる。 荒れた海だったそうだが、それでも南の果ての海を見たかったので出かけた。 なんの不思議があろう。
しかし、これからはあのレポーターに象徴されるような、まったく人の立場を理解できない 想像力に欠けた報道関係者やお役人、企業のエリートなどの人々に私たちは遭遇することが多くなるだろう。
それと共に、どんな美しい海を眺めていても心まで美しくなるということは無い。 どんなきれいな場所にも、どんなに人情にあふれた土地でも。 キチガイとドロボーはいるという事実を受け入れなくてはなるまい。 それを踏まえて沖縄、八重山を目指したいし、いままで以上に守って行きたいとも思う。
誰もいない海、 雨の波照間島。 沖縄を愛してやまないひとりの若者が心無い人間によって、その命を絶たれた。
平成12年10月30日寂。 被害者のご冥福を心よりお祈りいたします。
何十年ぶりに聞いたようね名前。遠い名前。 重信房子。 赤軍派。 よど号ハイジャック。 テルアビブ空港乱射事件。 思い出すのも忌まわしい文字。 自分たちの思想の実現のためには手段を選ばない非情さと 隠然と、あるいは顕然と組織を指揮する重信房子に当時、暗たんたる思いを抱いた。 狡猾で、非情で、男を手玉にとれる女。わたしなんかと圧倒的にスケールの違う人間。 彼女の自信に満ちた笑顔は怖過ぎた。
階級闘争。プロレタリア革命を唱えた果ての無差別テロ。彼らはどんなユートピアを目指していたのだろう。
誇らしく連行される重信房子をTVで観て、あの行動と笑顔に奇異なものを感じた人はおおぜいいたはずだ。 今わかった。 重信房子はただの自己顕示欲の強い人殺しである。 思想という魔物に憑依された、新興宗教の教祖である。・・・夢 かんちがいめさるな。
さきほど、にあんちゃんの誕生日にと駆けつけてくれた長男が帰った。 夕方の4時に到着して夜中の12時半に帰って行った。 仕事は朝といっても2時半のセリに出るわけだから、ほとんど寝ないで仕事に直行。 交通事故に気をつけるんだよぉ。 飲みすぎるなよ〜。 ちゃんとメシ食うんだよー。 もう、祈るような気持ちだ。指圧の心、母心。
青菜と油揚げの煮びたしと、大根の味噌汁をトン、と置いて顔を見ると キタナイ無精髭! 「なんやコラ。ミットモナイ!貧乏神みたいな髭生やして。 上野忍ばず公園のホームレスやんか! 魚売れないわな。 清潔感無いと!」 ポンポンいうわたしに「これがみんな同情して魚買ってくれるんだよなー。」 とヘラヘラしている。 ちょうど今日剃ろうと思ってたんだよねー。とかなんとか。 それからかーちゃん、築地で一番上等の鯵のヒラキも焼いてくれよな〜。ヘラヘラヘラヘラ・・・。 「鯵のヒラキに極上も下等もないだろーに・・・。」と思いつつじゅうじゅう焼く。
味噌汁の大根は千切りやいちょう切りやサイコロなどいろいろに切った。 それをがばりがばりと口へ放り込みながら、ちょっとぎこちなく言ったこのことば。 「俺、小番頭になったんだ!。」 それから中番さん、大番頭さんとくる。 「あーじゃあ、店もすぐつぶれるかもね♪」ちょっとからかったつもりだったが 「ウー。そうかもしんない・・・」 誉めてくれなかったのが心外とばかりに感情を押さえて受け流した。 よし。少し大人になった。ここでやさしく 「なーんでまた、おまえみたいな若造が。番頭は10年、20年選手でないとなれないんよ。」
「だってオレ、仕事できるもん。」 「休んだことは一日も無いし・・・。」 ああ、駄目駄目。そういうのは態度や顔にでちゃうんだよね。 人様は顔で笑っていても腹で馬鹿にするからね。 まだまだ素直に下出に・・・。だまって先輩の仕事ぶりを盗んでね。 入ってまだ2年目なのだから、電信柱でも誰にでも挨拶するんだよ。 頭を低くして。 イヤな仕事はおまえが先に立ってやるんだよ・・・。 魚河岸というところは以外に因習の世界。 長男は居住まいを正して、はい、はいと聴いている。
帰り際、後姿を見てがく然とした。 異様に右肩が下がっている。 来る日も来る日も相当重いものを担いでいるのだろう。 手取りは15万円ほどだが、入社時より毎月9万円の仕送りをしてくれている。
ハタチの小番頭。 お江戸日本橋七つ立ち・・・よりまだ早い。 七つ立ちは4時半だからね。
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