My life as a cat DiaryINDEX|past|will
”Tori et Lokita”というベルギー映画を観た。正月から憂鬱なの観ちゃったなぁという感じだけど、これってすごく現実に起きてるということが想像つく話。フランスに来て、なんか世間の風潮を見てると、すごく慈悲の気持ちというものが強いような気がする。そして、そういう気持ちから派生することが受け取りたい人に届けられればいいけど、本当に受け取りたいと思ってる人に届いてるの?という疑問もある。Lokitaみたいな子はそういう物事の典型のような気がする。アフリカの貧困で多産みたいな家庭で、他国の援助だとか支援だのなんだのでなんとか食べて、成長したと思ったら、今度は家族の面倒を見なきゃいけない。ヨーロッパ目指して国を後にしたものの、ブローカーに借金して、なんとかその国に入ったものの、教養も経験もヨーロッパ的な一般常識もない13か14歳かそこらの女の子にまともな仕事などあるわけがない。性的にも搾取されて、奴隷状態で。幼い子が空腹で死んでいくというのももちろんすごく辛いことだけど、なんとか食べて成長したところでこうなるの?という過酷な現実。でも、誰がどんな権利を持って、食べさせられないのに子供を作る風習を持った人たちに物申すことができるのか?そういう風習(または宗教)の人々にはその人達のやりかたがあるのだろうし。
Michelina
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