あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


みらいのはなし
2010年10月23日(土)

ここに来る時は、いつも、何かに行き詰まっていたり。
逃げ出したい時とか。
投げ出したい時に。

力を抜くような気持ちで、文字を残す。



仕事が忙しくて、身体が追いつかなくて、
心が疲れ始めてる。
愛しいと思う気持ちは枯れて、触れる手も落ちて、
両脚は逃げ出したいとむずがる。
背中を這い回る、悪い虫。

ああ、逃げ出したい。
遠くまで行ってしまいたい。
大事なものをぜんぶ、ぜんぶ投げ捨てて。

でも、それをしないのは、あなたがいるからじゃない。
あたしがいないと生きていけない、二匹のけものの為。


あたしを繋ぐのはいつだって、無力ないきものだけ。
あなたは無力なんかじゃない、でしょう?

白い真綿のような毛皮を抱いて、あたしは途方に暮れている。

連れて行ける場所じゃ、逃げきれるはずがない。



愛しいと、思う時は、いつだってあなたはいなくて。
枯れ果てて、力尽きた時に、あなたは愛を強請る。

噛み合わないね。上手くいかないね。




30歳までに、と約束したのに。
あと半年で、その時はくるよ。
あなたは、自分の為に、戦えるの?
戦って、きたの?

こんなにボロボロに弱った身体が、あなたを責めるの。



半年後、あたしは、どんな決断を下すんだろう。




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