あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


言葉、途絶えがちに。
2006年08月31日(木)

気持ちを言葉しなくなったのは、あたしが逃げているだけなの。

気持ちを言葉にするようになったのは、あなたが不安なだけじゃない?





華が、確かめるように、何度も、好きだと囁いてくる。
あたしの名前を呼び続ける。

あたしは、以前よりもかなり、情熱的に呼びかけなくなっている。

それでも、胸の奥にいる、一番深くてあったかいところには、いつだって華がいる。
それを、言葉にしないだけ。





「いちごが好きだよ」
「知ってる」
「すごく好きなんだよ」
「分かってる」

そんな押し問答は楽しくないと思うけれど、あたしはどうしてか、真っ直ぐに応えられなくなった。
華を抱き締める手、抱き留める腕。
そんなものには変わりはないのだけれど、どうして、と自分に問う。






↑コメント変わります↑




全てはあなたから始まって、あなたが終わらせることができる。
そんな恋なのだと、思い知ったから。



あたしがこの場所から消えないのは、あなたがそれを止めるから。
あたしたちが続いているのは、あなたがそれを望むから。

もし、手を放されたその時には、あたしは少しだけ泣いて、
自分の足で歩き出すことを選ぶんだ。





そんなの、悲しいね。
ねぇ、華。




お久しぶりなのかな。
2006年08月30日(水)

全削除してから半月。
とりあえず、話はまとまったというか、落ち着いた。
結局はもとの状態に戻ったのだけれど。



今でも、ふとした瞬間に思い出す。
「お前らの関係が世間に認められると思うなよ」
そう、言われた言葉。
その瞬間、何も返せなかった。

あたし、認められたいと思ってるのかな。
違う、と言いたい自分がいるのに、声が出ないの。

苦しい。

仕事中、食事中、朝起きた時、眠る前。
ふと、それらを思い出す。

苦しいんだ。



地元に帰ると言いかけたあたしを引き止めたあなた。

男に急かされるようにして、母親に電話をして、全てを暴露したあたし。

もしもの時には、迷惑が掛かるかもしれないから。
全て、話してしまった。
勘当してもいいよ、と言ったあたしに、
そんなこと出来ないと言いながらも、認められないと呟かれた。



うっかり帰省した日には、二度と戻れなくなりそうな雰囲気。
勘当されたと思って、家に帰ることは諦めた。

こうしてあたしは、一つずつ、捨てていく。









華と、あたし。
女同士の恋愛と、不倫の恋という、悪夢。

昨日行った嵐山の景色のように、潔い色をしていられたらいいのに。

上手くいかない。







ねぇ、華。
あたしたちが出会って、もう一年が経ったね。
あの夏は、本当に正しかったのかな。

ときどき、悲しくなるんだよ。





↑コメント変わります↑


そうすれば、何も悲しくはないのだけれど。
歓びは一つもないのだと、考えてまた、悲しくなった。



あたしたちは、何処へ行けばいいんだろう。




ごめんなさい。
2006年08月14日(月)

華の家で問題が起こって、
裁判だの、慰謝料だのと、騒ぎになっているらしい。
調べてみたら、こーゆー日記も見つけられたら良くないとあるので、こっそりと全削除しました。



あたしたちはこれから、一体何処へ行けばいいんだろう。
足下が危ないままだよ。

それでもあたしは、一歩も後退るつもりはなく、
いっそ、全てを賭けたとしても、このまま進んでいくしかないと思っている。

ダメになったら、後ろに下がるより、
そのまま飛び降りてしまえばいいんだから。



あたしはあたしに未練なんてないんだ。




↑コメント変わります↑


その日まで、少し、お休み。



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