おうち鑑賞

2006年10月31日(火) 『少林サッカー』 『2046』


『少林サッカー』


愛すべきおバカ映画。

ラストまで「んなアホな」の連続だったけど、泣かされちゃった。

キダタローが「なにわのモーツァルト」なら

チャウ・シンチーは香港のハリー・ポッターだね。







『2046』

ウォン・カーウァイの映画は、どんなに好きって言っても言い足りないくらい

好きだったから『ブエノスアイレス』でクラクラにいってしまった以後の作品は

どうしても残り香をかぐような気分で見てしまう。




脳味噌が疲れる映画を続けてみたから(『少林サッカー』でほぐれたとはいえ)

スルーな見方をしてしまったかもしれないと思い、もう一度見返すことにする。

トニー・レオンってうまい。ホントに魅力的。隠微でさわやか。

チャン・ツィイーの青臭い色気も魅力的。








2006年10月30日(月) 『インテリア』 『マンハッタン』

ウディ・アレンの映画を2本見た。


『インテリア』

家族崩壊のドラマだった。

細やかな機微の表現に気持ちが同化してしまい不安定になる。

現代アートのような映像が美しい。







『マンハッタン』


大爆笑したところが2、3ヶ所ばかし。映画を見ておかしいと思っても

声に出して笑うことってほとんどないから余程ツボのはまったらしい。



恋人の元旦那がブ男だったり、元妻(メリル・ストリープ)が

同性愛に走ったり、小理屈男のウディ・アレンがもてるには

それなりの背景があるのだと納得せられて小腹がおかしかった。










2006年10月29日(日) 『アニー・ホール』

きのうの『わらの犬』のダスティン・ホフマンにしろ

今日の『アニー・ホール』のウディ・アレンにしろ

連続してややこしい男を見て気持ちがぐったりだ。

(もちろん役柄上の男に対してだけど)



ウディ・アレンに関して予備知識がないんだけど

(『カイロの紫のバラ』は見てる。この映画だけ毛色が違うのかな?)

リアルで深い。向田邦子のドラマを見た時に感じるような生っぽいリアル。







2006年10月28日(土) 『わらの犬』

冒頭から、不安感や嫌悪感に満ちているだろう映画の世界を予感させられる。

不均衡な構図や下からあおるような構図もそれを物語っている。

この映画はよい映画だ、と思う。

だけど気持ちの部分では、ものすごい嫌悪感。


ラストの暴力シーンの連続は圧巻だった。

狩猟民族の人たちの映画だねぇと、ちょっと茶化して言ってみたくなる。






2006年10月26日(木) 『アメリカン・グラフティ』


FMラジオでオールディーズを聴いて見てみたくなった。


ジョン・カサヴェテスの映画を初めて見た時と同じ感覚に襲われた。

何十年(30年)以上も前に作られた映画なのに、そしてそのことを知って

見ているのに「これって最近の映画だよね」みたいな思いが頭をよぎる。

超僭越ながら、感覚が今より先を行ってるようなかんじ。

(使い方をよく知らずに言ってしまうのだけど)あぁクール。








2006年10月22日(日) 『古井戸』

チャン・イーモウが役者として出演している映画を見る。

ずいぶん前にBSで録画してあったビデオで

色味はともかく画像は乱れもなくちゃんと映る、よかった。



最初、古くさい映像に見る気が削がれたけど

20分くらいあたりから引き込まれていった。

「村で井戸を掘る」ことを背景にそれぞれの人生が語られている。

飾り気のない無骨なところがいいと思った反面

もう少し恋人や夫婦の関係を見てみたかったかな。








2006年10月20日(金) 『初恋のきた道』

劇場公開当時に見た映画だったけど

一応『LOVERS』『HERO』の流れでDVDを借りることにした。


村に新任の若い先生がやって来た日、チャン・ツィーが

はずむように転がるように山道を駆けていく後ろ姿に思わず胸が詰まる。

なんて可愛らしい、なんて美しい映画なの。




映画館で見た時は確か「別に」っていう印象だった。

自分でも信じられない。その頃、心が固まっちゃてたのかな。






2006年10月19日(木) TVドラマ『きらきらひかる』6〜10(最終話)


きのうから昼夜見続ける。中毒症状みたい。

刺激的、おもしろい、飽きさせない。

だけど心に残るのは空しさ、てのは『24』を見た時もそうだったけ。



漫画が原作らしいから仕方ないのかもしれないけど

漫画的に見える登場人物が多い中、篠原涼子はうまいなぁと思った。



2006年10月18日(水) 『HERO』 TVドラマ『きらきらひかる』1〜5

『HERO』

きのう見た『LOVERS』よりはマシだった、なんて言うのもなんだけど

あんまり乗り切れなかった。撮影クリストファー・ドイル、トニー・レオン

マギー・チャン、そしてあの衣装のたたずまいからして

ウォン・カーウァイの『楽園の瑕』の強烈だった印象が先行してしまう。



ひょっとしたらスルーな見方(?)をしてしまったかもしれないと思い

もう一度見てみようかと思ったが、レンタル返却期限日がきて返してしまった。








『きらきらひかる』1〜5


8〜9年前のテレビドラマ。

テレビドラマは見る気がしないなぁなんて思っていたのに

一旦見始めると止まらなくなった。

眠いのに瞼が閉じてくれない。






2006年10月17日(火) 『LOVERS』

チャン・イーモウってこんなつまらない映画を撮る監督だっけ?

『紅いコーリャン』の人だよね?? と、混乱する。





2006年10月16日(月) 『異人たちとの夏』


テレビドラマ的な映画だった。

子供の頃に亡くなった父母と風間杜夫が会話するシーンにジンとして

油断してたら、意表を付く展開が待っていた。



かき氷の中から肉じゃがが出てきたような類の意外性。

しばし狐につままれたような気分に浸る。

見終わってタイトルに大きなひねりはなかったんだなと思い納得。







2006年10月15日(日) 『さらば箱舟』


この映画はどう見ればいいの? 

などと言ってること自体が違うのか。

前衛芸術を目の前に呆然となる。

心は動かされているんだけど。


ああ、また野川由美子だ。

この女優さん、突出して印象に残る。(浮いてる)

と、感じるのは好みの問題なんだろうか。




2006年10月14日(土) 『さらば箱舟』(途中)

寺山修司監督の製作年順に作品を見ていきたかったのだが

『草迷宮』『ボクサー』(その他)はレンタルビデオ屋で見つからなかった。


眼前の前衛芸術に置いてきぼりをくらった気分になる。

途中うつらうつらなってしまい、明日見直すことにした。



2006年10月13日(金) 『ラストダンス −離婚式ー』 『天上の剣』


『ラストダンス −離婚式ー』


きのうの『セカンドチャンス』に引き続き

どうしてこんな日本映画が存在するの?くらいに思う。

つっぷして泣き出したい気分。嫌過ぎて。








『天上の剣』

猫ズにごはんをあげたり細々した用事を済ませて

テレビの前に座ったら、丁度この映画の解説を

(関西ではおなじみ)浜村淳がしているところだった。

見る気満々になる。



久しぶりの香港映画。久しぶりのイーキン・チェン。

全編通してコンピューターグラフィックの迫力ある映像に目が離せない。

悪VS一門の攻防戦という単純なストーリーの超エンターテイメント。

これだから香港映画はたまらない。全部帳消しになった。

おもしろかった!






2006年10月12日(木) 『ホワイトオランダー』 『セカンドチャンス』


『ホワイトオランダー』


BSで冒頭10分間見逃した『ホワイトオランダー』のDVDを

TSUTAYAで借りきた。探せばあるもんなんだな。



「物事は複雑に見えているだけで複雑じゃないんだ。簡単なんだ。

複雑に見えているのは複雑に思っているだけなんだ」

きのう見た『ヤンヤン 夏の思い出』の中の台詞が頭をよぎった。


BSで見た時は密度の濃い複雑な映画に思えたんだけど

もう一回見てみたら意外とシンプルな印象だった。








『セカンドチャンス』


嫌な日本映画。

俳優さんたちの魅力にのみ意識をフォーカスして見る。


3話オムニバスの1話め、2人の気持ちを確かめるために

みんなが芝居をしてたっていうオチなの? そんなバカな。







2006年10月11日(水) 『ヤンヤン 夏の思い出』


20分くらい見たあたりで睡魔に襲われ再度見直した。

見直したことによって、何でもないように見える場面が

そのあとの場面につながっていることに気がついた。

パズルみたい、おもしろい。

もう一度見落としたパズルを確かめたい。

3時間ある映画だから気力が充実した時に。



2006年10月09日(月) 『三毛猫ホームズの推理』 『ぼくは歩いてゆく』


『三毛猫ホームズの推理』


足掛け3日かけてやっと見終わる。

葉月里緒菜ってかわいいなぁ。

今どうしてるんだろう?







『ぼくは歩いてゆく』


TSUTAYAで『ホワイトオランダー』の並びにあったので

何となく気になって借りてみた。イランの映画だって。

受け止めきれない自分に凹む。

その後暫らくもやもや状態が続く。




2006年10月08日(日) 『三毛猫ホームズの推理』(途中)


きのうに引き続き睡魔に負けた。



2006年10月07日(土) 『田園に死す』 『三毛猫ホームズの推理』(途中)


『田園に死す』


こういう言い方は相応しくないのかもしれないけど

最初に見た『書を捨てよ 町へ出よう』よりは断然

エンターテイメント性があっておもしろく見れた。







『三毛猫ホームズの推理』(途中)


30〜40分見たあたりで睡魔に襲われる。

女性恐怖症の刑事、陣内孝則が事件解決のため函館に赴く。

出迎えにやって来た山本未来には女性恐怖症の兆候は現れず

事件現場へ向かい云々・・・テンションあがらず眠。

続きは明日見る。





2006年10月06日(金) 『耳をすませば』 『12人の優しい日本人』


『耳をすませば』


はじめの一歩を踏み出すことに怯えてちゃダメなんだね。

なんてことを考えさせられて、胸にじーんときた。

ビデオじゃなくてDVDでもう一回見たいのだがいつも貸し出し中だ。







『12人の優しい日本人』

 
『櫻の園』を見た流れでまた見てみた。

サンシャインボーイズの芝居は好きだったから

かなり気持ち入れ込んで見た記憶があったけど

今見てみると妙な臭さが鼻につく。

消化して過去になってしまったようなかんじ。

『櫻の園』とは全く逆の印象を持ってすごく意外だった。





2006年10月05日(木) 『櫻の園』 『勝手にしやがれ 成金計画』

『櫻の園』


『DokiDokiヴァージン もういちどILOVEYOU』を見て

『櫻の園』をまた見てみようと思った。


心が震えて涙がこぼれる。言葉にならないよ。

初めて見た時は、こんなに好きだとかんじてなかった。

見てよかった。







『勝手にしやがれ 成金計画』


タレントさんってそれなりに小器用なイメージが

あったんだけど、前田耕陽と(ウインクの)鈴木早智子の

演技のヘタクソぶりには腰がくだけた。






2006年10月04日(水) 『ハーヴェイ』 『完全なる飼育 女理髪師の恋』


『ハーヴェイ』


巨大うさぎの妖精と中年男の話ってどんなだろう?

ずっと見てみたかった映画だ。

やっとディスクステーションでDVDを購入。1000円、安い。


期待が大き過ぎたせいもあるのか、巨大うさぎの妖精の存在を

もっと映像で感じたかった、なんて思うのは野暮なのかな。








『完全なる飼育 女理髪師の恋』


たぶん良い映画の部類に入るのだと思う。

しかし登場人物が・・・というか

俳優さんたちが魅力的に見えないのは好みの問題?







2006年10月02日(月) 『野ゆき山ゆき海べゆき』 『遥かなる甲子園』

『野ゆき山ゆき海べゆき』


見終わって、無目的にビデオを巻き戻し

ふと再生した箇所が、炎に包まれる鷲尾いさ子の

シーンだった。途端「この映画見たことある」と記憶がよぎった。

確か当時は大林信彦監督のこういう感覚の映画を

おもしろがれなかったように思う。

そういう自分に焦って、わかったふりをしようとしていた

ような気もする。

細胞が入れ替わってるんだなぁ。なんだかんだ言って。








『遥かなる甲子園』


道徳モードな映画だった。

耳の聞こえない高校生たちの話を盾に・・・って言うと

語弊があるけど、踏み絵の感覚を持たされてしまう。

もっと色彩豊かに情感豊かに描けばいいように思うんだけどな。

そういう健全な雰囲気(?)の中、野川由美子が

情念メラメラ系のお母ちゃんを演じていて妙に印象に残った。




2006年10月01日(日) 『怪談新耳袋 劇場版』


恐怖映画ってほとんど見たことなかったから

ドキドキ身構えていたんだけど想像していたよりは

柔らかな雰囲気で正直ほっとした。


恐怖話のコギレイな映画だった。

これはこれでよいんだろう。(イヤミ)



恐怖話以上でも以下でもなく、可でもなく不可でもない

映画を見てフラストレーション状態。




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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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