月に舞う桜
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長年登録している支援機関がまったく役に立たないことは、以前の日記にも書いた。 (例えば2024年10月10日の日記や2025年10月9日の日記参照)
障害者の支援機関のくせに、身体障害者(というか車椅子ユーザー)が直面している社会の様々な問題をほとんど知らない。 何を話しても、「そういう問題があるんですね」とか「いろいろお話しいただいて、こちらも勉強になります」と言われるばかりだった。 私も就労移行支援事業所で働いていたから、支援者が利用者さんから学ぶことがたくさんあることは知っているが、それにしても、あまりにも「勉強になります」としか言われないので腹が立って仕方かなかった。 被支援者は、支援者を啓蒙するために存在するわけではない。 相談したことに関して、何ヶ月経っても一年経っても、有意義な情報ひとつよこさない。その相談事に先方から触れるでもない。こちらの話は真剣に受け止められていないのだ。
地域に住んでいる人を日常生活の見守り要員として選定する件も、蓋を開けてみれば以前から知っている団地内の人で、しかも両親と同年代か年上だった。 親亡き後も安心して地域で生活するために……というコンセプトでやっている支援制度なのに、親とどちらが先に死ぬか分からないような人を見守り要因としてあてがってくる(だいたい、「見守り」って何?)。 もう本当に呆れ果ててしまった。
今は役に立たなくても繋がっておけばいつか何かいいことがあるかもしれない、と利用を続けてきたが、やはり意味を見出せないし腹が立つばかりなので、利用をやめることにした。 新年早々、先方の営業初日に、利用をやめたい旨とその理由をメールした。 登録終了の届け出用紙が郵送され、今日返送した。
これで一つすっきりした。 断捨離した気分だ。
この2,3年、友人から誘われることが皆無というわけではないが、食事に誘うのも新年の挨拶をLINEするのも、私のほうからだ。 改めでそのことに気づいてしまい、今年はこちらからあめおめLINEをしないでみた。 すると、見事に誰からも新年のLINEが来なかった。ただの一人も。 私は、節目に思い出してもらえるような存在ではないんだろうなあ。
| 2026年01月02日(金) |
うんざりしながら、それでも |
相変わらず人生にやる気がなくて「あと何十年、生きなきゃいけないんだクソ!」とうんざりしながら生きてるけれど、それでもまあ、振り返ってみれば去年はKindle本を4冊出したし、noteで小説を連載したりもしたので、それなりにやることはやったかなという感じである。
| 2026年01月01日(木) |
2025年に読んだ中で特に良かった本 |
◆2025年に読んだ中で特に良かった本
・小説 モートン・ルー『ザ・ウェーブ』新版 呉勝浩『爆弾』 中村文則『R帝国』 村田沙耶香『信仰』文庫版
・ノンフィクション アマルティア・セン『正義のアイデア』 高橋哲哉『反・哲学入門』 スティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット『民主主義の死に方 二極化する政治が招く独裁への道』 ジーン・マーモレオ、ジョハンナ・シュネラー『安楽死の医師 自ら「死」を選んだ患者と家族に起きたこと』 雁屋優『マイノリティの「つながらない権利」 ひとりでも生存できる社会のために』 米本和広『カルトの子 心を盗まれた家族』 朱喜哲『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす 正義の反対は別の正義か』 横道誠編著『みんなの宗教2世問題』 安達正勝『物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで』 村上春樹『約束された場所で underground2』 稲葉剛ほか編『ハウジングファースト 住まいからはじまる支援の可能性』 江川紹子『「カルト」はすぐ隣に オウムに引き寄せられた若者たち』 松岡宗嗣『あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?』 ロビン・ディアンジェロ『ホワイト・フラジリティ 私たちはなぜレイシズムに向き合えないのか?』
読んだ冊数は小説とノンフィクションで同じくらいだけれど、こうして選び出してみると、あとあとまで心に残る本はノンフィクションのほうが多いようだ。読むのは断然、小説のほうが好きなのに。 ただ、一人の作家を何冊も選ばないようにしたのでこういう結果になったが、中村文則の『遮光』『私の消滅』『列』も良かった。 あと、上に入れなかったものの櫛木理宇の『骨と肉』も結構良かったように記憶している。
2026年も、面白い本をたくさん読めますように。
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