月に舞う桜

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2018年06月27日(水) 【注意喚起】屋久島のリゾート施設計画について

6月1日付の業界紙「旬刊旅行新聞」に、ヒーリング機器などを販売する株式会社ヒーリングのオーナー・倉渕雅也氏の話が写真とともに掲載されました。ヒーリンググループは、屋久島にリゾート施設「ラストリゾート 最後の楽園in屋久島」のオープンを企画しているとのことです。

この倉渕雅也氏は、自己啓発セミナー系のカルト団体「ホームオブハート」を主宰していたMASAYA氏(本名・倉渕透)です。このことは、旬刊旅行新聞の記事では一切触れられておりません。

当該記事の前半部分は6月上旬まで旬刊旅行新聞のサイトにも掲載されていましたが、現在は削除されています。また、紙面の購読を申し込んだところ、この号はすでに完売したとの連絡がありました。
そのため、屋久島のリゾート施設計画の情報ソースとして提示できるのは、下の記事画像のみとなります(記事の存在をネットで教えてくださった方がアップされていた画像です)。





現在も存在するMASAYA名義のサイトには「MASAYA 倉渕 雅也 オフィシャルサイト」と明記されています。
株式会社ヒーリングのサイトに「倉渕雅也」という名前はなく、代表者は別の人物となっていますが、同サイトで販売している「癒しのCD」はMARTH名義です。このMARTHがMASAYA氏と同一人物であることは、ホームオブハートの被害者の方々が開設しておられるサイト「MASAYA・MARTH こと倉渕透グループ問題を考える会」や、被害者の著書でも言及されています。

倉渕雅也(倉渕透)氏は、ホームオブハート主催者として、セミナー参加者に対しマインドコントロール、暴力、恫喝をおこなって多額の金銭を支払わせたり強制的に働かせたりしたとして、平成19年に損害賠償を命じられました。

●東京地方裁判所の判決文
http://masakikito.com/hohcace20070226.html

私は、この情報を拡散することをもって、株式会社ヒーリングの事業やリゾート施設の計画を妨害するつもりは全くありませんし、屋久島に作られようとしているリゾート施設が何か問題のある施設だと断言するつもりもありません。
ただ、現在に至るまでMASAYA(倉渕雅也)氏が反省や謝罪を公におこなっていない状況で、カルト団体を主宰していた過去に一切触れられないまま業界紙の記事に掲載されたこと、今後、多くの人が氏の主宰していた団体について知らないままリゾート施設を利用するようになることには、強い危惧を覚えます。
記事によれば、今後はホテルや旅館とも連携しようとしているようですが、そのことも非常に気掛かりです。

屋久島はパワースポットとしても人気の場所ですから、精神的な癒しを求めて旅行される方も多いでしょう。癒しや寛ぎを求めて訪れた場所が、万が一にも、何らかの新たな被害の入口となることがないよう、注意喚起したほうが良いのではないかと考え、この情報を発信しています。

なお、この情報(ヒーリンググループのオーナーである倉渕雅也氏の過去について)を拡散される際は、くれぐれも名誉棄損や業務妨害等にならないよう、お気を付け下さい。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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