月に舞う桜
前日|目次|翌日
2008年03月31日(月) |
★X復活ライヴ参戦記★ライヴ編(1) |
出発〜開場編
XJAPAN 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜 3月28日(金) 破壊の夜
今回、セットがかなりカッコ良かった。ステージの両脇には大型スクリーン、ドでかいXのロゴ・オブジェと、これまたドでかい薔薇のオブジェ。ステージの上にはスクリーンが3つ。花道は3本作られていた。 Xのロゴを見て「ついに来た!」という感激と、最後までいられないかもしれないという不安で早くも泣きそうになる。が、ライヴが始まるまでは絶対に泣くまいと思い、必死にこらえた。 開場は2時間押しだった。開演はどれくらい押すか分からない。時間を気にしながら、なかなか始まらないことへの苛立ちと、「ここまで来たら、1曲でも聴ければそれでいい」という気持ちが交差していた。
開演を待つ間、公演中の注意事項が何度かアナウンスされたが、その中で「飛び跳ねるなどの行為は近隣への迷惑になりますので、絶対におやめ下さい」という念押しがあった。 そんなこと言ったって、『X』が始まったら飛ばないわけにいかないでしょ? と、そのときは思っていたんだ……。
そして、開演予定の6時半から2時間以上遅れた8時45分過ぎ、ステージの端で準備するメンバーが見えたのか、客席の一部から歓声があがる。そのうち、会場中で手拍子が起こった。 しばらくして、暗転。 ついに攻撃再開。破壊の夜が幕を明けた。
セットリスト↓(ソロコーナーは、過去のライヴを参考に私が適当にタイトルをつけました) The Last Song(SE) Rusty Nail WEEK END SCARS featuring HIDE Silent Jealousy(guitar:SUGIZO) HIDEの部屋with PATA,HEATH Say Anything featuring TOSHI,PATA,HEATH YOSHIKI piano solo Without You(YOSIKI&TOSHI) I.V.(guitar:SUGIZO) 紅 ART OF LIFE(第2楽章まで) Longing〜跡切れたMelody(SE)
オープニングのSEはAmethystかPROLOGUE(〜WORLD ANTHEM)だと思っていたら、The Last Songとは! いや実は、初日だからそれも有り得なくないなぁとはちょっと思っていたんだけど。YOSHIKIのシンフォニックコンサートも、YOSHIKIのピアノはThe Last Songで始まったし。 でもまさか、本当にそれでくるとは! サビでTOSHIの歌が聞こえて、TOSHIのシルエットが大きく浮かび上がる。 ずっとずっと待っていた、TOSHIの声。 The Last Songが終わって、閃光のような照明がつく。ステージに、メンバーの姿。悲鳴と怒号に似た歓声。 Rusty Nailのイントロが流れ、ステージから花火が上がった。 スクリーンにはHIDEの姿が映し出され、確かRusty Nailのときは、ステージ上にもHIDEの立ち位置に画面が置かれていた気がするけれど……私の思い違いかな? ライヴ中、スクリーンに常にHIDEの姿があった。あぁ、やっぱり5人のライヴなんだ、と感無量。 初っ端から飛ばす5人と、5万5千人。そして、初っ端から泣きながら歌う私。ペンライトが大活躍。 「どれだけ涙を流せば、貴方を忘れられるだろう〜」……忘れないよ。どんなに泣いたって、忘れるわけねーじゃん。 サビでは、TOSHIがいつものように腕を広げて私たちを促す。いつものように。 Rusty Nailの「素顔のままで、生きていければきっと〜」という歌詞が、心に染みた。この10年間、TOSHIは素顔で生きてこられたかな。そして、今は。
Rusty Nailのあと、TOSHIの短いMC。 「会いたかったぜーーーーーっ!!」 「元気だったかーーーーーっ!?」 TOSHIが叫ぶ。なんだ、歌もMCも、何も変わってないよ。何も変わってない。 「だいぶ待たせて悪かったなぁ」 ん? それはこの10年間のこと? それとも、今日の2時間のこと? 「YOSHIKIがちょっと遅れたぜ」 あぁ、2時間のことね……って、YOSHIKIのせいかっ!(注:翌日、YOSHIKIの遅刻なんかではなく、機材トラブルによる遅延だったことが分かる) 苦笑するYOSHIKI。「10年ぶりの東京ドームで……」とか何とか言ったあと、YOSHIKIにマイクを向けるTOSHI。 YOSHIKI「てめぇら……てめぇら※◆△?○★*※……」 な、何言ってるか分からん。 TOSHI「今のを訳すと……今日は暴れん坊将軍で行けよーーーーーーーっ!!!!ということです」 頷くYOSHIKI。あぁ、これだ、これ。YOSHIKI語を訳せるのは、TOSHIしかいない。
続いてWEEK END。 ちゃんと、HIDEのコーラスが入る。TOSHIと私たちの「WEEK END〜」のかけ合いも健在。
そして、アレンジしまくりのSCARSをスクリーンいっぱいにHIDEが歌う。
で、次の曲のイントロが……って、ええっ!? Silent Jealousy、きたーーーーーっ!!! Silent Jealousyは、一、二を争うくらい聴きたかった。でも、とても速い曲だからYOSHIKIのことを考えるとドラムが大変だし、最近(……とは言わないか。解散前の数年のこと)はライヴでやってなかったみたいだから、今回も半分諦めていたんだ。 さらにテンションが上がる私。歌う……が、この曲はかなり難しくて上手く歌えない上に、自分と周りの歌声でTOSHIの声が聞こえなくなった。歌うべきか聴くのに集中するべきか。いや、そりゃあ、聴くだろ! 間奏でTOSHIが「ギター、SUGIZO!」と紹介。 SUGIZOが、いい具合に溶け込んでいる。TOSHIも、昔はHIDEにしていたように、ときどきSUGIZOにぴったりくっついて歌う。 そっか、HIDEを含めた5人でやっているように見えても、やっぱりHIDEはここにいないんだ……そう思って、泣く。泣くような曲じゃないのに。せっかくのSilent Jealousyなのに。 でも、スクリーンにはちゃんとHIDEがいて、HIDEとPATAとSUGIZOのトリプルギターみたいだったな。
Silent Jealousyの終わり、YOSHIKIがドラムを破壊した。 本当はこのとき、嫌な予感がしたんだ。この段階でドラムを破壊するって、YOSHIKI、追い詰められているのかなと思った。
ドラムを破壊したYOSHIKIがステージを去って、一度暗転。 周りがメンバーの名前を叫ぶ中、私は時間が気になって携帯をチェックした。まだ、大丈夫。
ソロコーナーのトップはHIDEの部屋だった。演目は、私の知らないhideのソロの曲だった。ドームの天井に「POSE」と出ていたので、たぶんそれがタイトルなんだろう。 スクリーンで歌うHIDEに合わせて、PATAとHEATHが花道に出てギターとベースをかき鳴らす。それから、「HIDEの部屋」には欠かせない怪しげなパフォーマーたち。
HIDEの部屋は、飛び切りのエンターテイメントだ。Xのライヴというのはとてつもないエネルギーでガンガン突き進んでいくのだけど、その中にあって、HIDEの部屋はとても作り込まれている。 ちょっと一息ついて、純粋に楽しめる「遊びタイム」だ。
そして、また暗転。
(続いてしまいます)
2008年03月30日(日) |
★X復活ライヴ参戦記★出発〜開場編 |
mixiで日記を読んで下さっている皆さん、昨日はすみませんでした。 昨夜は落ち込みMAXでボロボロでしたが、今日になってライヴ・パンフレットを読んだりMy SpaceでYOSHIKIの記者会見を見たりしていたら、やっと立ち直ってきました。
どんなふうに生きていたって、私たちは一秒一秒「破滅に向かって」いる。だったら、「今」を濃密に生きなくちゃ、もったいない。それこそ「悔い残すなよ!」だ。 いつまでも泣き言ばかり言ってられないでしょ? 私は無敵。このままじゃ、終われねーんだよ! 終わったと思うなよ!?
なんか、今日になって首が痛くなってきた。ライヴのせいだとしたら、2日後に痛みが出るなんて、年!?
というわけで、ライヴレポです。 1日じゃ書き切れないので、「出発〜開場編」と「ライヴ編」に分けます。 「Xネタはそろそろ終わりにしろや!」とお思いの方々、すみません。もう少し続いてしまいます。
------------------------------------------------------------------------ XJAPAN 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜 3月28日(金) 破壊の夜
正午前、一緒に参戦してくれることになったtamaさんから、「もうグッズ販売に人が並び始めているらしい」との連絡が入る。 マジかい! (tamaさん、勝手に名前を出してますが大丈夫でしょうか。駄目だったら言って下さい……って、ここで訊くな!) 3時に待ち合わせの予定だったが、できるだけ早く出ることに。 着替え、髪型、メイクなどの準備を整え、腹ごしらえもして、いざ出発!
写真左:当日の服装。ワインレッドのキャミに黒いセーター、黒いジップアップジャケット。クロス・ネックレス。 ちなみに下はジーパンです。光が当たりまくって顔がいい具合に飛んでますが、気にしないで……。 写真右:髪型。付け毛つけてるようにも見えますが、自毛です。ポニーテースにしてコームで逆毛立ててます。 しかし、ドームに着いたときにはすでに普通のポニーテールになっていた……ああーん、ケープが足りなかったぽい。
東京ドームはやはり遠い……やっぱり自宅からドームまで2時間かかった。電車で向かっている途中、tamaさんから「着いたよ」とのメールが来る。先にグッズに並んでもらい、ずうずうしくも自分が欲しい物までお願いしておいた。 地下鉄丸の内線の後楽園駅に到着。背中に大きくXのロゴが入った白い特攻服を羽織ったお姉さまがいた。Xじゃー、Xじゃー!! 駅の外に出る階段の脇にスロープがあるのだけど、スロープを下り切ったところに自転車が数台止めてある! 何のためにそこにスロープがあると思ってるんじゃ〜〜!! どこのどいつじゃ、ボケがぁ!! 慎重に行けば通れなくもなさそうだったけれど、無理して突き進んで自転車を倒しても困るので躊躇していたら、ベビーカー連れの親切なお母さんが通りかかって自転車をずらしてくれた。 元々は自転車を止めている人が悪い。が、もし人が通りかからなくて私が無理やり突き進んで自転車を倒していたら、それはやっぱり私が悪いってことになるのかしら。なるんだろうねぇ。 なんてことを思いつつ、先を急ぐ。東京ドームはすぐ目の前に見えるし、車椅子で行くルートも事前に確認してあったのに、なかなか辿り着かず、焦る。 で、結局、ドームの敷地内に入れたのは3時くらいだった。パラパラと雨が降ってくる。
グッズ販売はすでに長蛇の列。こ、これは……。最後尾の人はいったい何時になったら買えるんだろうか。tamaさんに並んでおいてもらってよかったなぁ。本当、感謝感謝です。 ドーム敷地内は、人で溢れていた。コスプレの人もたくさん。HIDEコスさんが多かった気がする。 FILM GIGには行ったことがあるものの、Xの本物のライヴは初めての私、会場の雰囲気に飲まれてビビるのではないかと思っていたけれど、そんなことは全くなかった。むしろ、「あー、これこれ! この雰囲気よ!」と懐かしい感じ。 テレビ局の取材カメラも来ていたし、海外のレポーターらしき人もいた。それから、『紅』用の赤ポンポンを配布している人たち。 正面ゲートの方まで行きたかったけれど、あまり動くと訳分からなくなりそうだったので、比較的空いている21番ゲートの前で待機することにした。
3時半頃、グッズを買い終えたtamaさんと合流。頼んでいたパンフレットとペンライトをもらう。 tamaさんがいなかったら、私、絶対グッズを手に入れられなかったと思う。後日、落ち込んだ私をパンフが立ち直らせることになる。本当に、ありがとうございました。
写真:左上…メンバーへのサプライズとしてmixi内で企画が持ち上がった赤ポンポン。『紅』のときに皆で振りました。 左中…「破壊の夜」チケット 左下…ライヴ・グッズのペンライト。色は「破壊の夜」モチーフの赤。先だけではなく、全体が光ります。 右…ライヴ・グッズのパンフレット。豪華仕様です。
Xのライヴ前恒例の「気合いれ」を見学したのち、開場まで時間があるので、ライヴ前の腹ごしらえとして食料を調達しに行くことに。 いったんドームを出て、近くのコンビニでお茶やサンドイッチなどを買う。通り道の桜はほぼ満開。図らずも、お花見までできてしまった。HIDEちゃん、ありがと。 ドームに戻ると、ちょうど開場の4時半になっていた。 近くにいた係員に車椅子用スペースで観たい旨を告げ、誘導してもらう。風が強くなってきて、寒い。 車椅子参戦者は関係者入り口から入ることになるらしく、通路の端にずらっと車椅子が並んでいた。
で、ここからですよ! 開場は4時半。が、しかし、待てど暮らせど開場の案内がない。 冷たい風が吹き込んできて、とにかく寒い。3月末なのに、手がかじかんで、凍えましたがな。 でも、私がいた場所は屋根があったので、雨からは守られていた。外で並んでいた人たちは本当に大変だったと思う。 寒さに耐えられなくなり、サンドイッチを食べて少しでもエネルギーを補給することにした。本当は、席に着いてからゆっくり食べるつもりだったのだけど。
待つ。ひたすら待つ。寒い。喋る気力もなくなって、無言になる。 警備員が、「まだ開場ができません。ご理解とご協力を……」と決まり文句を繰り返す。分かってるよ、分かってるけどさぁ。寒いんじゃー! 結局、開場は6時半でしたよ。Xのことだから予定通りに行くわけがないとは思っていたけど、それにしても2時間遅れって、どんだけ! 6時半って言ったら、開演時間だし!
そんでまぁ、何とか無事に車椅子スペースには着いたんです、が。 ステージが遠いのはみんな同じだから仕方ないとして。東京ドームの車椅子スペースというのは1階スタンド席のうしろにあるのだけど、高さ1メートルくらいの台が置いてあって、そこに乗せられた。 スタンド席の最後列と車椅子用スペースに、あまり高低差がない。野球は座って見るからいいけれど、ライヴで総立ちになると車椅子利用者はステージが見えなくなる。それで、台を置いて対応しているらしい。 男性スタッフに持ち上げてもらったはいいが、一度台に乗ると容易には身動きが取れないのよね。 これは東京ドームの造りの問題だから、スタッフに文句を言うわけにもいかず。ま、Xのライヴじゃない限り、もう東京ドームには行かないねぇ。
この時点で、私は終電が気になって仕方なかった。開場が2時間押しているということは、開演もそれくらい押すに違いない。そうしたら、おそらく最後までは居られない……どうしよう。 やきもきしながら、お茶を飲んだり、ポンポンやオペラグラスの準備をして、ひたすら開演を待った。
2008年03月29日(土) |
とりあえずmixiをコピペ |
昨日のライヴですが、3days全公演が終了して、また、私の気持ちが落ち着いてから、詳細を書こうと思います。 今日の一部報道で昨日の様子……と言うか、「予想外に大変な3daysの幕開け」について触れらていたので、ファンでなくとも何となく「うわ〜大変なことになったのねぇ」くらいにご存知の方もいらっしゃるでしょう。 私自身、昨日のライヴについてまだしっかり受け止め切れていません。昨日の夜(いや、今日の早朝!?)帰宅してから今までの間も、気持ちが目まぐるしく変わっているのが事実です。
そんなわけで、ライヴ自体を振り返るのは少し伸ばすことにして、昨日mixiでは日記を何度か更新したので、それをここにもまとめて載せてみます。
◆10:38 出発前 興奮して眠れないのでは? と思っていたけど、ベッドに入ってそんなに時間の経たないうちに、意外とあっさり寝付くことができた。朝までぐっすり。 心配だった天気も、どうやら持ちこたえそう。帰りは雨が降るかもしれないけれど、横浜より東京の方が天気が良いようなので、とりあえず現地では安心かな。
LUNA SEAのSUGIZOを始め、数名のギタリストが出演するらしい。ネットを徘徊していて、たった今、知った。 ライヴ前に知ることができたのは、よかった……と思う。 SUGIZOならHIDEも喜んでくれるんじゃないか、と、自分を納得させた。
でも、やっぱり泣きそうなのは、何ででしょう。
……って、そんな湿っぽくなってんじゃねーよ!!
行ってきます、東京ドーム!!!
◆15:16 到着! 東京ドームに着いたー! 寒いよ〜。雨もぱらぱら……。 hideちゃんがいっぱいいる!
◆18:06 寒い…… 開場4時半のはずが、いまだ開場されず……。 寒いです。手がかじかみます(;_;)
◆19:45 始まんねぇ〜! 席には着けたものの、いつ始まることやら……。 終電の関係で、最後までいられない可能性がマジで出てきた(>_<) ステージを見ただけで泣きそうになったけど、長い時間のおかげで落ち着いてきましたがな。
◆00:00 帰り中 帰り中です。 うまく言葉が出てきません。 とりあえず、無事、帰り中です。
……とまぁ、こんな感じで無駄に5回も更新しておりました。 ちなみに、タイトル「到着!」にある「hideちゃんがいっぱい」とは、hideコスさんおよびhide人形のことです。
詳細は置いておいて、結論から言うと、ライヴの最後までいられました。 あ、石塚サンは神宮へは行かず、ちゃんと東京ドームに来てました(当たり前だ!)。
2008年03月27日(木) |
★いよいよ明日、XJAPAN攻撃再開!★腹から声出せ!! |
東京ドームで『X』が演奏されて5万人がXジャンプをすると、文京区一帯で地震が起こるらしい。 文京区にお住まいの皆様、ごめんなさい。メンバーおよび参戦者を代表して……と言うとおこがましいですが、先に謝っておきます。明日から3日間、夜の間の数分、揺れます。ごめんなさい。 だって、『X』は外せないでしょ!?
持ち物、準備OK。 心配していた雨も、今見た天気予報によれば午前中の短い間だけらしい。思っていたよりも寒そうなのが、ちょっと不安要素ではあるけれど。 でも、そこは気合で何とかなる!
明日のライヴはWOWOWで生中継される。 果たしてTOSHIは、また「お茶の間にぃ〜〜〜!」と叫んでくれるのか!? 明日は神宮球場で巨人対ヤクルトの開幕戦が行われる。 果たしてPATAは、神宮へ行かずにちゃんとドームへ来るのか!?
YOSHIKIはいったいいくつドラムセットを破壊するのか!? HEATHは相変わらず細いのか!? あの目で私の心を打ち抜くつもりなのか!?
そしてそして、HIDEはどんだけ暴れる気か!? 頼むから、どしゃ降りはやめてくれ!
そんなこんなで、XJAPANライヴ初参戦まで24時間を切った。 腹から声出せ! 悔い残すなよ!! やるときゃ、やるときゃ、やるときゃやれよーーーーーーっ!!!!
……今夜は眠れないかも。それは困る。
2008年03月26日(水) |
★X復活ライヴまであと2日★運命共同体でも、そうじゃなくても |
XファンがXとファン、あるいはファン同士を「私たち、運命共同体だから」と言うのが嫌いだった。 あなたはそうかもしれないけど、私は違うよ、と思っていた。 「運命共同体」なんて言葉は、心中覚悟で一生添い遂げることを誓った伴侶くらいにしか、使えない。もちろん、みんな軽い気持ちでないことは分かっている。でも私には、どんなに彼らを愛していても、アーティストとファンの関係にその言葉を持ち出すのは違和感があった。ましてや、ファン同士なら尚更。 この先何十年の人生で、私がXを切り捨てることが「ありえない」とは言い切れない。「ありえない」と思っていても、言い切れないもの。
だけど、TOSHIが「Xとお前たちは運命共同体だからな!」と叫ぶとき、それは私の中で「本当」になる。 言葉って、そういうものだと思う。いつ誰が、どんな想いで発するか、だ。それで意味も重みも変わる。
X解散の原因を作ったのは、TOSHIだった。 そのあと、いろいろな騒動があって、嘘も真実も、嘘か真実か分からないことも、たくさん溢れていた。 受け入れられることと、受け入れられないこと、両方あった。 そして、私は時間をかけて、自分の気持ちの上でのスタンスを決めていった。 メジャーを降りて以降のTOSHIのソロ楽曲は、私の心にうまく響かなかった。だから聞かなくなったし、TOSHIの活動を無理に追いかけるのはやめた。やっぱり、「運命共同体」じゃなかった。 ファンというのは、そのアーティストの楽曲を愛していることが第一条件だろう。それならば、わたしは「ソロミュージシャンTOSHI」のファンではなくなったかもしれない。 でも、これからもTOSHIという人間を陰ながら応援したい、と思った。彼が、自分の歌いたい歌を表現したい方法で歌っていけますように、と。 道は違えても、ファンとは言えなくても、TOSHIはやはり大切な人だし幸せを祈りたい。
それから、どうか誰かの加害者になりませんように、と祈った。 自分の道を探りながら傷を癒して回復していく過程では、人を傷つけることもよくあるから。 傷ついた自分を自覚して、そこを乗り越えて自分を取り戻すには、人によっていろいろなやり方がある。私とTOSHIではその方法が違っていたのだろうな、と、事あるごとに思う。 でも、自分を解き放して、できるだけ自分が苦しくないように、自分が本当に幸せな生き方を選びたいのは、みんな同じだ。 だから、ただただ「幸せであれ」と願う。
中学2年のとき、『紅』で衝撃を受けた。自分の中の言いようのない怒りや絶望や悲しみや情熱が、弾けた。 私にとってXの曲は、大きなカタルシスだった。それは、広い意味での「癒し」だと思う。 私には、ヒーリング・ミュージックなんかより、Xの曲の方がはるかに強烈な、癒し以上の「癒し」だった。そしてそれは、TOSHIの声でなければ成立しない。 その歌が私に攻撃的な「癒し」をもたらしてくれていることを、TOSHIに伝わればいい、と思う。うん。 ちゃんと、そうだったよ、って。
もし今また、TOSHIが「10年経っても俺たちは運命共同体だからな!」と叫ぶなら、その瞬間にそれは「本当」になる。 私はいつだって、「運命共同体」なんて胡散臭い言葉に喜んで飛び込む準備はできているよ。
2008年03月25日(火) |
★X復活ライヴまであと3日★日替わりメニュー |
私の日記を読んでくれているのは、Xファンじゃない人の方が多いと思います。毎度毎度Xネタでごめんなさい。この騒ぎも今週いっぱい、長くても来週には終わりますので、ご勘弁を。
私は携帯を目覚まし代わりに使っている。 しばらく絢香×コブクロの『WINDING ROAD』をアラーム音にしていたのだけど、先週からXの着メロで起きている。しかも、曲は日替わり(ハードな曲限定)。 今朝は『X』、明日は『WEEK END』。 しかし、私は鳴ったアラームをすぐ止めてしまうので、長く聞けないのが残念。朝は忙しいので、Xの曲と言えども、じっくり聞いていられない。聞いていたら、二度寝してしまう。 ライヴ当日の朝は、やっぱり『紅』がいいかしら。
週間天気を見ると、金曜日に小さな傘マークがついていた。ヤフーも新聞も、NHKも。 それでギャーギャー騒いでいたら、母が私を黙らせるためにティッシュでてるてる坊主を作った。 私、まるで遠足前の幼稚園児のようだわ……かたじけない。
2008年03月23日(日) |
★X復活ライヴまであと5日★待たせたな、おい!…って言ってくれるんだろうか。 |
ライヴ前になると、そのアーティストの曲ばかり聴くようになる。BON JOVIやミスチルのときですらそうだったのだから、Xとなれば尚更だ。 休日にライヴDVDを観ていることは、先日の日記にも書いた。その他にも、髪形や洋服を決めたり赤ポンポンを裂いたり、東京ドームへの車椅子ルートを確認したり、「丸ごと1冊X」な別冊宝島を読み耽ったり、とにかく頭の中がXとライヴのことで埋め尽くされている。 ライヴは、非日常だ。ライヴのことを考えるのも、私にとっては非日常。非日常の感覚が続き過ぎて、正直なところ、ちょっと疲れてきた。
ライヴ前からこんなのでは、いかん! 「そんなもんで、いいのかよ、おいっ! やるときゃ、やれよーーーーっ!!」ってな具合に怒られちまうぜ、まったく!
というわけで、明日からの4日間で仕事を通じて良い具合に日常に戻り、心身ともにコンディションを整えて、金曜日には再び非日常にぶっ飛びます!
何度も書いている通り、私はXのライヴに行ったことがない。行ったのは、YOSHIKIのコンサートとXのFILM GIGだけだ。 2002年12月、国際フォーラムで行われたYOSHIKIのシンフォニックコンサートに行った。そこで、客席からのリクエストでYOSHIKIが『WITHOUT YOU』(HIDEが亡くなったあと、レクイエムとして書かれた曲)を少しだけ弾いてくれた。そしてYOSHIKIは、「この曲はTOSHIがいないとできない。TOSHIが戻ってくるまで、ずっと皆で待っていよう」と言った。 あのとき、私はその言葉と気持ちがものすごく嬉しかったけれど、一方では「TOSHIがXに戻ってくることはないだろうな」と思っていた。戻って来てくれたらどんなにいいかという願いがありながら、安易に戻って来てほしくないという気持ちもあった。 TOSHIが歌わなければ私にはXの意味がない。あの頃の私は「TOSHIが戻ってX再結成」なんて未来が想像もつかなかったから、自分のこれから先の人生の中でXのライヴに行くなんてことが考えられなかった。自分が死ぬときには、心残りの一つとして「Xのライヴに行けなかったこと」をまず挙げるのだろうなと思っていた。
2003年9月、日本武道館で行われたFILM GIGに行った。会場の熱気は生でも、観ているのはやっぱり「映像」だった。 生のライヴ(って言い方は変か)みたいに興奮したし行って良かったけれど、「もう映像でしか観られないんだなぁ」という気持ちは付きまとった。
そんな私が、5日後にXのライヴへの参戦を控えている。 人生、何が起こるか分かんねぇもんだな、おい!
YOSHIKIコンサートの日は確か雨がしとしと降っていた。武道館の日はそんな生易しいものじゃなく、どしゃ降りだった。 3度目の正直で、金曜日は雨じゃないといい。晴天じゃなくてもいいから、雨は降らないでほしい。っつーか、HIDE、そこんとこ頼むよ!!
ところで、TOSHIの歌のうまさが一番際立ち、尚且つ観客に癒しを提供できるのは、YOSHIKIが書いた曲をアコギで歌っているときじゃなかろうか。DVDを観ていてつくづくそう思った。TOSHIのソロの曲じゃ、そこまで癒されない。癒しを追求したいなら、YOSHIKIの曲を歌ったほうがいいよ。……まぁ、これは個人の感性の問題だから何とも言えないか。 何はともあれ、YOSHIKIに対する「無理するな」とは別の意味で、TOSHIにも今度のライヴで無理はしてほしくないんです。「XのTOSHI」を見せてほしいのは言うまでもないけれどね。
それにしても、石塚サンだけは昔からあんまり変わらないなー、と思うのは私だけでしょうか。も、もしや、昔ちょっと老けてた!?
2008年03月21日(金) |
★X復活ライヴまであと7日★一週間後 |
攻撃再開まであと一週間。Are You Ready?
昨日、チケットが届いた。当初の予定より配送が遅れて、やきもきしたりもしたけれど、これで安心だ。 3月に入ってから、休みの日はいつも、歴代の東京ドームライヴのDVDを順を追って見ている。 私がファンになったのはXJAPANに改名してあとだけど、どちらかと言えばX時代のほうが好きだ。曲も、メンバーやライヴの雰囲気も。 オープニングのSEだって、『Amethyst』より『PROLOGUE(〜WORLD ANTHEM)』の方が好きだし。『Amethyst』という曲自体は大好きなのだけど、ライヴの幕開けに流れるには切なすぎる。
で、XJAPANよりXが好きな私としては、ライヴで『STANDING SEX』や『Silent Jealousy』が聴きたい。 でも、今のTOSHIの風貌で『STANDING SEX』を歌われても、ちょっとどうかと思わなくもないけどねぇ。
DVDを観ていると、「私はとうとう、HIDEの生ギターを聴くことができなかったな……」と、いつも結局はそれを思う。 生ギターだけじゃない。天に突き上げるピースサインも、パンチの効いたコーラスも、変な声の煽りも、もう見ることも聞くこともできなくなってしまった。 それはやはり、悲しいし寂しい。 どうしていないんだろう、と思う。
HIDEがいないのは、穴が大きすぎる。それをどうやって埋めるのか、私は分からない。 でも、DVDを観て寂しさを痛感するからこそ、誓ったことがある。 例えば別のギタリストがゲストやサポートメンバーで出たとしても、そしてその人がHIDEの位置に立つとしても、Xのメンバーが快くそう決めたのなら、できる限り温かく迎えよう、と。 できる、限り。 どうしたって埋めることのできない穴は、埋めようとする努力すら、生きている人にしかできない。そういうことだって、あるから。
泣いても笑っても、あと一週間。 Are You Ready? I'm Ready!!
夢の中で、お風呂に入っていた。 最初は普段入っているのと変わらない温度だったお湯が、気がつくと水風呂に近いぬるま湯になっていた。夏のものごく暑い日の午後、汗を流すために入るときと同じくらいの温度だ。 あれー、なんだかお湯が冷たくなってきたなぁ……と思ったところで、目が覚めた。 現実に戻っても、やっぱり寒かった。腕が布団から出ていて、体が冷えたらしい。 何て見事に現実とリンクした夢だったんだ! と、部屋で一人、布団を引っ張りながら大ウケする私。トイレに行って用を足し終わった夢じゃなくて良かった。
ところで、お風呂に入る前は確かTOSHIと大喧嘩していた。彼のことをすごく傷つけてしまったようで、それで私もずいぶん傷ついていた。そんな夢。 大喧嘩って、一体どんな関係だったんだ!?
お菓子。 明日はホワイトデー。お店にはおいしそうなお菓子が並んでいる。自分でもついつい買ってしまうし、仕事の休憩時間に同僚からおすそ分けで貰うこともしばしば。貰ったけれど職場で食べ切れなかったお菓子は、持って帰る。 そんなこんなで、家には食べなきゃいけないお菓子がたくさんある。 あー、どうしよう。嬉しい悲鳴。短い間に食べ尽くしたら、肌がえらいことになりそう。それは困る。
春眠。 眠い。朝から夜まで眠い。春のせいということにしている。 春って、どうして眠いのかしら。暖かくなってきて、寒さに縮こまっていた体が緩むから?
オペラグラス。 ライヴに一緒に行く方が「オペラグラスあったら、持って行った方が良いよ」と教えてくれたので、早速、ヨドバシ・ドットコムで買った。使う機会は滅多にないと思うので、とりあえず一番安いやつを。 とにかく安いので、どれくらい大きく見えて役立つか分からないけれど、ライヴの準備を進めるのってワクワクする。 問題は、せっかく鞄に入れて行っても、ライヴ中は興奮してオペラグラスの存在をすっかり忘れたり、使う余裕がないかもしれないってことだ。
V6。 職場の一部には、私が岡田くんを好きだということが結構知られている。 で、岡田くんが好きならV6も好きなんだろうと思われていることが判明した。 私が好きなのは「俳優・岡田准一」であって、実を言うとV6にはあまり興味がない。V6の話題に食いつかなくて、ごめんなさい。
2008年03月09日(日) |
★X復活ライヴまであと19日★同士 |
mixiで知り合って、一緒にライヴに参戦してくれることになった方と会ってきた。 メール交換しているときの印象通り、気持ちが優しくていろいろと心配りをして下さる方だった。落ち着いていて見た目はふんわりしているけれど、実は行動力がある、そんな感じにお見受けする。私が人見知りしてしまうほうなので、親しみやすい雰囲気に安心した。 私自身、Xファンを名乗ると驚かれることが多いのだけど、きっとこの方も同じなのではないかと、勝手に想像してみたりする。
今は他県にお住まいだけれど、以前うちの近くに住んでいたことがあると聞いて、かなり驚いた。町名こそ違えど、地元の駅ですれ違ったこともあるんじゃないかというくらいの距離なのだ。 横浜に住んだことのある人限定で同行者を募集したわけでもないのに、こんなに近くでかつて生活していた人と出会えるなんて! ネットの世界広しと言えど、世間って狭いものだ。 ほかにも、Xファンであること以外では、「花粉症の疑いがあるのに頑なに認めようとしない」という共通点があるようだ。そういう、どうでもいい下らないことで共通点があるのは、何だか楽しいし嬉しい。
カフェで1時間くらいお話をした。 二人とも、YOSHIKIの体とTOSHIの喉を心配し、「HIDEのギターパートはどうなるんだろう。音源に合わせるのも大変そうだけど、代わりの人がHIDEの位置に立つのは嫌」という想い。 それから、お互いに「ライヴ中はたぶん隣で泣いていると思うけれど、気にしないで下さい」と言い合った。
きっと、Xファンには共通言語みたいなものがあるのだと思う。 誰のファンの間にも共通言語はあるのかもしれないけれど、Xファンは特に濃厚な言語を持っているような気がする。 それはもちろん日本語や英語と言った類の言語ではないし、例えば「破滅に向かって」とか「血の涙」とか「青い血」などと言ってしまうと、その言葉の鮮烈さだけが際立ってしまうけれど、もっと感覚の深いところに根ざした強い気持ちが、共通言語を作り上げている。 Thank you.と言われたら、それをいちいち頭の中で「ありがとう」と訳しはしない。Thank you.はThank you.のまま、受け取る。 それと同じだ。説明も翻訳も要らない。Xを語る言葉が発せられれば、それが他の人には理解しがたい言葉でも、一瞬ですうっと感覚に染み込んでくる。
東京ドームへ行くのもXのライヴに参戦するのも初めての私にとって、経験者がいてくれることは心強い限りだ。 あと3週間、体調管理に気をつけつつ楽しみにしていましょう。 そう言って、別れた。
私の両親は花粉症である。 花粉症は遺伝的要素もあると聞くので、子供の頃から「私もいつか花粉症になるのかなぁ」と漠然と思っていた。 そして歳月が経ち、ここ4、5年ほどは、この時期になると毎年のように「ついに私も花粉症か!?」と疑念を抱いてみる。 しかし、はっきり花粉症と言えるほどの症状が出ないので、毎年うやむやのまま花粉症シーズンが終わる。 今年の症状としては、まず、朝トイレに入ると決まってくしゃみが出る。それから、風邪でもないのに、明らかに他の季節より鼻水が出やすい。が、苦しくはないし、生活に支障があるわけでもない。 春の空気は何かと刺激が強いから、花粉症でなくても体調に多少の変化はあるものだ。だから、これはまだ花粉症ではないのかもしれない。
そんなわけで、今年も疑惑は疑惑のまま、花粉症シーズンは過ぎていくと思われる。
以前の日記で、Xのライヴ用に作るポンポンの材料を「リリアンテープ」と書きました。 間違いです。 正しくは「スズランテープ」でした。
小学生のときに間違って覚えて以来、新聞を縛ったりポンポンを作ったりするあのテープのことを、ずっと「リリアンテープ」だと信じ込んでいました。「スズランテープ」という名称も知ってはいたのですが、同じものを指すのだと思っていました。
子供の頃の覚え間違いって、恐ろしいなぁ。
|